千曲市の屋代駅と須坂市の須坂駅を千曲川に沿って走る屋代線は、大正11年6月に当時の河東鉄道(屋代〜須坂)として開業以来、多くの人々や物資を輸送してきました。路線名は、河東鉄道と長野電気鉄道株式会社が合併し河東線(屋代〜須坂〜木島)の一部して長く親しましてましたが、平成14年に屋代線に変更されました。
昭和30年代から昭和50年代までは、国鉄から直通の急行列車が運転されたり貨物輸送でに賑わいを見せましたが、国鉄の特急列車増発による急行列車の廃止や車社会の浸透で、国鉄直通急行や貨物列車は姿を消し同時に乗客も減少しました。平成5年からは、ワンマン運転で合理化等を図りましたが、2001年4月1日に廃止となった河東線の信州中野〜木島間(木島線)の後を追うように、10年後の2011年3月31日に屋代線の屋代〜須坂間も運転を終了し、翌4月1日に廃止となりました。 |