| 大糸線 南小谷−中土開業90周年記念 |
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| 快速:南小谷駅開業90周年号 |
長野−南小谷 |
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| 2025年11月29日(土)乗車_ |

「リゾートビューふるさと」を使用した記念列車
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大糸線南小谷から中土間が開業して今日(2025年11月29日)でちょうど90周年になるのを記念して、大糸線で記念列車が運転されました。JR西日本区間(糸魚川−南小谷)では団体専用「雪月花」が、JR東日本区間(長野(松本)−南小谷)では快速南小谷駅開業90周年号がそれぞれ運転されました。
快速南小谷駅開業90周年号は、ほとんどが団体枠ながら一般の多客臨で設定されましたので何とか指定席券を確保して晩秋の大糸線を旅してきました。
なお、列車名は「南小谷駅開業90周年」ですが、車両と運転時刻は「リゾートビューふるさと」と同一でした。 |
いつもと違う「リゾートビューふるさと」で松本へ
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長野駅から快速南小谷駅開業90周年号に乗車します。、列車入線時の自動放送は「快速・南小谷行」のみで特に列車名の案内はありません。本日使用されるのは、HB-E300系です。簡単に言うと快速リゾートビューふるさと号と特に変わりはありません。列車名が「南小谷駅開業90周年」となっているだけです。それでも昨今の情勢を考えると快速リゾートビューふるさと号(南小谷駅開業90周年)でも十分記念と列車として成り立つかと思いましたが、しっかりと「南小谷駅開業90周年」と列車名が付けられたのは良かったです。
長野駅では長野駅社員の方々による横断幕による見送りがありました。列車自体は発車の10分ぐらい前に入線してきますが、横断幕での見送りがあると撮影に時間が掛かり発車直前にようやく乗車した感じになります。ちなみに行先表示は「リゾートビューふるさと」になっています。個人的には「臨時」表示も期待してみましたが・・・。
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長野駅発車案内
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長野駅停車中
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長野駅停車中
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長野駅では見送りもありました
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行先表示は「リゾートビューふるさと」 |

1号車は長野からほぼ満席 |
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長野駅社員の方々に見送られて快速南小谷駅開業90周年号は長野駅を後にします。リゾートビューふるさと号の場合は長野−松本は結構空いているイメージがありますが、今日は列車名が変われば何とやらで長野駅からほぼ満席の状態になっています。特に今日は団体枠が多く乗車した1号車も半分近くが団体枠です。2号車は多分、車椅子席を除いた全ての席が団体枠かと思われます。
発車して早々ですが、さっそくビール片手に列車の旅を楽しみます。ちなみに本日は、快速リゾートビューふるさと号ではありませんので、車掌が乗務するツーマン運転で車内放送もあります。ただ、車内販売がないのが残念です。今日みたいな列車名の違う「リゾートビューふるさと」だと結構儲かるかと思いますが・・・。
列車は、犀川を渡り篠ノ井を出ると篠ノ井線を進みます。沿線で撮影する人は殆ど居ません。列車は、稲荷山を過ぎると徐々に山間部に入り高度を上げてゆき善光寺平の絶景が見えてくるとスイッチバックを行ない姨捨に到着します。
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長野出てすぐに朝食代わりに・・・
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姨捨に到着
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姨捨駅からの眺め
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2237Mと交換
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姨捨では、普通列車と特急しなの3号と交換するためしばらく停車します。今日は、多少雲があるものの晩秋に相応しい秋晴れで秋の善光寺平の景色を楽しむことができます。
姨捨を出ると列車は冠着を経て聖高原を通過します。反対側の車窓には北アルプスが僅かに見えます。列車は坂北を経て西条を過ぎると長いトンネル(白坂トンネル)3本を立て続けに通過します。長いトンネルを抜けると反対側の車窓には北アルプスの山々が見えてきます。今日は反対側の座席ですのでよく見えないのが残念ですが・・・。 しばらく反対側の車窓では北アルプスの山々と梓川と奈良井川が合流して犀川となる合流地点など見所が続きます。私の席は山ばかりですが・・・。列車は、田沢駅を通過してこれから走る大糸線が平行すると松本に到着します。
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姨捨駅停車中 |

松本に到着 |
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晩秋の大糸線を90周年を迎えた南小谷へ
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快速南小谷駅開業90周年号は、放送が一新された松本駅に到着します。「まつもとー」の語尾の伸びがが継続されたのは何よりです。松本では、大糸線へ入るため列車の進行方向が変わります。このため座席転換を行ないます。座席の転換を行なうと昼食を買いに2階のコンコースへ向かいます。幸い空いていたのですぐに昼食弁当を購入してホームへ戻り撮影。長野駅に続いて松本駅も手の込んだ発車案内が表示されています。「臨時快速」だけの味気ない表示からかなり長野支社も進歩しました。
撮影が終ると特急あずさ9号が到着しボチボチ発車時刻になるので車内に戻ります。
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松本駅停車中
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駅名表示と合わせて
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発車案内と合わせて |

進行方向が変わります |
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松本から進行方向を変えて元来た道を戻るかのように列車は進みます。松本で乗務員が交代となりましたが、本日は引き続き車掌が乗務して車内販売はありません。列車は棒線化された北松本駅を通過して先ほど走行した篠ノ井線と別れます。奈良井川を渡り島高松を過ぎると梓川を渡ります。今日は秋晴れでアルプスの山々も見えます。梓川を渡ると松本から列車は安曇野に入ります。今年の役目を終えて越冬の準備が整った田園地帯を列車は快調に進み市街地が見えてくると豊科を通過します。豊科を過ぎて私の乗っている側の車窓は田園地帯が続き住宅地が増えてくると穂高に停車します。穂高では31分ほど停車するので小休止です。
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篠ノ井線と別れて大糸線を進みます
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梓川を渡り安曇野へ
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北アルプスもよく見えます
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穂高に到着
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旅の途中に穂高神社へ
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穂高駅での停車時間を利用して穂高神社へ参拝します。リゾートビューふるさと号だと巫女さんが駅まで出迎え案内してくれるのですが、本日は列車名が違うので巫女さんの出迎えはなく参拝したい人は各自で移動して参拝となります。
本日は七五三参りの参拝者で結構賑わっていました。ちゃんと七五三の記念撮影ボードも準備されています。参拝後は御朱印を貰います。通常版は以前に頂いたので今回は月詣用を頂きました。
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旅を再開して北アルプスを見ながら北上
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穂高から再び南小谷駅開業90周年号の旅を再開します。時間はお昼時から30分ほど過ぎましたが、穂高駅発車後に昼食となります。昼食は、松本駅停車時間中に購入した「山賊焼」弁当です。松本・塩尻へ来るとこの弁当ばかり購入しているような気がします。ビールか片手に山賊焼きを楽しみながら列車は進みます。反対側の車窓には美しい北アルプスの山々が見えます。列車は高瀬川を渡ると信濃大町に到着します。
信濃大町を出ると安曇野に別れを告げて住宅地を進みます。住宅地が途切れて山間部に入ると仁科三湖っが見えてきます。とは言え私の座席とは反対側の車窓ですのであまり良くは見えませんが・・・。まずは、木崎湖斑を通過します。この湖畔を通過中に稲尾駅と海ノ口駅を通過します。私が座っている側の車窓は国道と山のみです。それでも海ノ口駅舎が見えたのは良かった・・・。しばらく山間部を進み中綱湖が見えてきて続いて青木湖が見えてきます。青木湖を過ぎると山間部を進みます。神城駅を過ぎると開けた車窓に変わり住宅地が増えて平良川を渡りオリンピック施設が見えてくると白馬に到着します。
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穂高駅から旅を再開
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北アルプスがよく見えます
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今日の昼食(山賊焼弁当)
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山賊焼弁当中身
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高瀬川を渡り信濃大町へ
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海ノ口駅を通過
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1号車の一部モニターは故障
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オリンピック施設が見えると白馬に到着
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リゾートビューふるさと号だと白馬駅でほとんどの方が降りてしまうようですが本日は数名下車しただけです。 白馬駅からは小谷村観光協会の方々が乗ってきて記念品配布と観光案内をしてくれます。こちらのサービスは本日限定です。白馬駅をほぼ満席で発車した南小谷駅開業90周年は南小谷を目指してラストスパートです。松川を渡りしばらくすると信濃森上に少々運転停車します。信濃森上の有名撮影地は誰も居ませんでした。姫川第2ダムを渡るとしばらく姫川に沿って進みます。白馬大池を過ぎてしばらくすると姫川を渡りようやく私が座っている側の車窓に姫川が見え始めました。千国駅を過ぎて姫川を再度渡ると新しくできたバイパス道路が見えてきて終点の南小谷に到着します。
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白馬駅停車中
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松川を渡り北上
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姫川を渡り南小谷へ |

南小谷に到着 |
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90周年を迎えた南小谷駅
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南小谷駅開業90周年が南小谷駅に到着してからすぐに糸魚川から雪月花が到着しました。この列車も南小谷駅開業90周年を記念した団体列車です。南小谷駅では停車位置こそ違いましたが、「雪月花」と「リゾートビューふるさと」の並びを見ることができました。ここまでやるなら運転手続きを行なって停止位置を調整するかと思いましたが、そこまで熱心ではなかったようです。(出発式の時に両方の先頭車の位置が合っていた方が絵になるかと思いましたが・・・。)
駅構内での撮影を終えて駅前に出ると出店もあり大勢の方で賑わっていました。出店など見て南小谷での一時を過ごし再び駅構内に入ります。快速南小谷駅開業90周年号の折り返し時間は48分ですので思ったより忙しいです。
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糸魚川から雪月花が到着
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南小谷にて
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リゾートビューふるさとと雪月花並び
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マスコットもお出迎え
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本日開業90周年の南小谷駅 |

駅前も賑やかでした |
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短い滞在で再び長野へ
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南小谷から快速南小谷駅開業90周年号で長野へ戻ります。先頭部では出発式が行なわれてはいますが、ホーム上も凄い人出で撮影どころか近寄るのも困難な様子ですのでおとなしく車内に入ります。
地元小学生に見送られて快速南小谷駅開業90周年号は南小谷駅を発車します。帰りとなるこの列車は、アルプス側の席が確保できました。こちらの列車も1号車はほぼ満席となっています。南小谷を出ると小谷村観光協会の方々が記念品配りつつ白馬まで観光案内をしてくれます。なお、長野行も南小谷行と同じく車掌が乗務します。自動放送も行なわれず行先表示は非表示でした。列車の方は姫川に沿って進み何回か渡ります。最後に姫川第2ダムを渡ると姫川とはお別れです。車窓には北アルプスの山々が見えてはきますが、晩秋の夕暮れは早く結構西日となっています。要するに逆光でよく見えません。列車は信濃森上を出て松川を渡り白馬に到着します。
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南小谷駅発車案内
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南小谷駅停車中
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南小谷を発車
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姫川に沿って南下
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松川を渡り白馬へ
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白馬で少々停車
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白馬では特急はくば1号(終着列車)と交換のため4分停車します。一応、E353系との並びを狙ってみるも停止位置が合わずに撃沈・・・。特急はくば1号到着後はすぐに発車となるので無理な冒険はできません。白馬駅を出ると住宅地を進み平川を渡り神城駅・南神城駅を過ぎると山間部を進みます。山間部を進み景色が開けてくると仁科三湖を通過します。ますは青木湖の湖畔を進みます。続いて中綱湖をみながら進み山間部を抜けて田園地帯が広がると木崎湖の湖畔を進みます。この湖畔を走行中に海ノ口駅と稲尾駅を通過します。仁科三湖を過ぎると田園地帯を走行し市街地に入ると信濃大町駅に到着します。
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青木湖付近を通過
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中綱湖付近を通過
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木崎湖付近を通過
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信濃大町に到着
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信濃大町で5分ほど停車した列車は再び松本を目指して進みます。高瀬川を渡り列車は安曇野へ入ります。今日は終日天気に恵まれ北アルプスの山々もはっきりと見ることができます。西日がかなり厳しいのですが・・・。列車は、西日射す北アルプスの山々をみながら田園地帯を進みます。しばらく進むと穂高駅に停車します。穂高駅での停車時間は僅かで往路のような長時間停車はありません。列車は豊科を過ぎて田園地帯を進み梓橋駅を通過すると梓川を渡ります。梓川を渡ると安曇野を離れて列車は松本市に入ります。島内を過ぎて奈良井川を渡るとこれから走行する篠ノ井線と平行して棒線化され北松本を過ぎると松本に到着します。
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信濃大町を発車
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高瀬川を渡ります
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西日射す安曇野を進み
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梓川を渡り松本松本へ
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松本駅では列車の進行方向が変わります。そのため6分ほど停車します。その間に特急しなの15号長野行が先に発車します。南小谷駅開業90周年号は特急しなの15号に続く形で発車となります。予め座席転換を終えてからホームに出て撮影をして車内に戻ると・・・。指定席はほぼ完売にも関わらず車内はガラガラになりました。ほとんどの方が松本で降りて各方面へ乗り換えるようです。
特急しなの15号に続いて松本を発車した列車は先ほどとは打って変わって回送列車のような寂しい乗車率で長野へのラストスパートになります。松本からも引き続き車掌が乗務しているので自動放送は使われません。北松本を通過して先ほど走行した大糸線と別れて篠ノ井線を進みます。奈良井川と梓川が合流して犀川になる合流点を夕暮れのアルプスをバックに見ることができたのは収穫でした。列車は明科を過ぎて白坂トンネル3本を立て続けに通過して西条まで来るともう車窓はほとんど見えません。西条と聖高原で列車交換のため運転停車を行い列車は冠着を過ぎてトンネルを抜けると徐々に善光寺平の夜景が見てきて姨捨に停車します。
姨捨は僅かな停車時間でしたが姨捨から乗ってくる人も結構いて驚きました。善光寺平の夜景を見ながら列車は徐々に高度を下げて進み稲荷山を過ぎて北陸新幹線としなの鉄道が見えてくると篠ノ井に到着します。驚くべき事に篠ノ井から指定席券を持って乗ってくる一般の方々(乗り鉄ではない)がいて大変驚きました。篠ノ井−長野でも指定席料金は840円も掛かるのに・・・。篠ノ井を出た列車は川中島を過ぎて犀川を渡ると終点の長野に到着しました。
90周年を迎えた南小谷駅滞在よりも、乗車時間が圧倒的に長かった南小谷駅開業90周年号の旅が終りました。
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松本に到着
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進行方向が変わります
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松本で一気に空席だらけに
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梓川と犀川の合流点
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長野に到着 |

長総へ引き上げます |
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指定席券
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| 指定席券は、「えきねっと」で1ヶ月7日前の14時に事前予約しました。列車名は違えど「リゾートビューふるさと」大差ないので大丈夫かと思いきや、結果は往復共に確保できませんでした。その後、乗車11日前の夕刻に知人の方にまとまった数の返席があるとの情報を頂き往復とも確保はできました。ただ、場所を指定する余裕もなく「駅ねっと」予約した20分後に再び空席照会したとこすでに満席でした。 |

往路(南小谷行)指定券
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復路(長野行)指定券
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乗車記念品
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乗車記念品は、JR東日本長野支社からは特に何も無く小谷村から記念品として往復とも白馬〜南小谷間で配布されました。記念バッチとポストカード5枚が入ったセットで往復ともポストカードは共通で、記念バッチのみ往復でデザインが異なりました。
また南小谷駅前で開業90周年記念きっぷ(カード)も配布されていました。 |

イベント用の記念きっぷ(カード)
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缶バッチ(右:往路・左復路)
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往路(南小谷行)記念
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復路(長野行)記念品
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| ・ポストカードの中身 |
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90周年記念品の紙 |

ポストカード1枚目 |

ポストカード2枚目 |

ポストカード3枚目 |

ポストカード4枚目 |

ポストカード5枚目 |
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