かちどきの風  
快速:藍よしのがわトロッコ号 阿波池田−徳島  
2025年11月 9日(日)乗車_ 


吉野川に沿ってトロッコ列車の旅

  阿波池田駅から徳島線を吉野川に沿って走る観光列車「藍よしのがわトロッコ」に乗車しました。四国まんなか千年ものがたり号を大歩危で降りて普通列車で阿波池田に移動するとこちらのトロッコ列車にも乗車できます。
 11月となると四国とはやはり夕暮れ時は寒くなるので、吉野川に沿って走る景色を楽しみつつ石井駅(トロッコ乗車区間)までは寒さとの戦いでした。それでも乗れてよかったです。
  
 
特急形車両とトロッコどちらも乗れるお得な列車

 阿波池田駅から快速藍よしのがわトロッコ号に乗車します。列車は早めに入線してきたのでいろいろ撮影ができました。まだ車内にも乗客は乗っていませんのでキハ185とキクハ32両方の車内を撮影しておきました。全体的に吉野川をイメージしたい落ち着いた塗装が私好みで好感が持てます。時間があるのでいろいろ撮影はしましたが、2両編成で隣には特急剣山号が停車しているので撮影も早々に終り控車のキハ185系の指定された席番に荷物を置いてトロッコ車両に移動して発車まで待ちます。

阿波池田駅発車案内
 

始発の阿波池田駅
 

阿波池田駅ホームのかずら橋
 

2号車が先頭
 

キハ185ヘッドマーク
 

阿波池田駅停車中
 

後部はキクハ32
 

キクハ32ヘッドマーク
 

トロッコ車両は1号車

藍よしのかわトロッコ方向幕

 ただ、駅構内に入場したのが早くまだ車内にも乗客は乗っていませんのでキハ185とキクハ32両方の車内を撮影しておきました。キハ185の方は今では懐かしさを感じる昭和末期から平成初期のリクライニングシートが並んでいます。枕カバーには「指定席」の文字が入っています。トロッコの方は何処の地方でも見られる一般的なトロッコ列車変わらないスタイルです。ただ、編成端のボックス席には人形が乗っているため指定席としての発売は行なわれていません。

2号車:キハ185車内
 

1号車:キクハ32車内
 

車端部には人形が乗ってます
 

トロッコから剣山号アンパンマンカーが見えます
 
 
吉野川に沿って進むトロッコ列車は寒さとの戦い

 阿波池田駅から徳島へ先行する特急剣山6号に続いて阿波池田駅を発車した快速藍よしのがわトロッコ号は徳島駅を目指して進みます。ただ季節は11月でこの時間帯でも結構寒いです。いきなり寒さとの戦いの洗礼を受けます。車内では観光協会の方が観光案内放送をしてくれています。列車は土讃線を進み佃駅から徳島線に入ります。この時点で早々に控車に移動する人(家族)が何組か・・・。子供連れでは仕方ないですね。列車は、辻駅を過ぎると吉野川が見えてきます。ここで痛恨のミスが・・・。私はトロッコの進行方向窓側とキハ185系の窓割の良い席選びに考えが傾き車窓の調査をしなかった・・・。つまり私の席は山側で通路を挟んだ反対が吉野川が見える方でした。この原則は最後まで変わりません。ただ、幸いなことに今日は空いているので川が見える区間は空いている席に席を替わっても大丈夫とのことで有り難く川が見える区間だけ席を移りました。吉野川沿いに進んだ列車は阿波加茂手前で吉野川と別れて田園地帯を走行します。天候も少しは回復してきましたがまだまだ寒いです。その後、列車は江口付近で再び吉野川に沿って進みます。トロッコ車内限定で観光ガイドの方が詳しく車窓の解説をしてくれるので飽きることはありません。

阿波池田駅を発車
 

佃を通過して徳島線へ
 

この時期のトロッコはやはり寒い・・・
   

辻駅を過ぎて井内谷川を渡ります
 

吉野川が見えてきます
 

私の席は山側
 

天候が回復してきます
 

阿波加茂駅に停車
 

半田川を通過

半田川を通過中

 藍よしのがわトロッコ号は順調に進み貞光駅に停車します。貞光駅で少々停車したのでホームへ降りて休憩します。後部のトロッコ車両の運転台横にはマスコットの「れっちゃくん」がくっついていて面白かったです。これは停車時間のみの演出で発車時刻前にはキハ185系に戻されています。こんな遊び心も嬉しいです。

貞光駅に停車
 

貞光駅に停車中
 

国立公園剣山の石碑
 

この駅はしばらく停車します
 

藍よしのかわトロッコ号後部

「れっちゃくん」が車体にくっついていた

 貞光駅を出て貞光川を渡ると徐々に夕暮れとなり寒くなってきます。沿線では地元の方々が手を振って見送ってくれます。列車は再び吉野川に沿って進みます。さすがに寒くなってきたので車内販売でコーヒーを購入します。寒い車内でホットコーヒーは本当に温まります。列車は、穴吹川を渡り徳島線唯一の「鼓山トンネル」を過ぎると川田駅を通過して吉野川ともお別れです。ガイドの方が、この列車は吉野川の支流の川は渡りますが、吉野川は1度も渡りませんと解説してくれてなるほどと。そう言われればそうでした。
 

貞光川を渡ります
 

沿線でのお見送り
 

吉野川に沿って進みます
 

寒いのでコーヒーを購入
 

穴吹橋モニュメント
 

穴吹橋を渡ります
 

再び吉野川と平行
 

徳島線唯一の「鼓山トンネル」
 

鼓山トンネル通過中

河田駅で交換
 
トロッコ乗車区間を完乗し特急形車両へ

 列車は田園地帯と住宅地を進むうちに徐々に暗くなりいよいよ寒さも限界と言うところで石井駅に到着します。トロッコ車両の乗車は石井駅までです。よく寒さに耐え抜いた。
 石井駅からは控え車のキハ185系に移動します。こちらも指定券に記載された席番と同じ席を利用します。トロッコとキハ185系の2種類の乗車を楽しめるおいしい列車です。キハ185系のリクライニングシートは懐かしいですね。昔は各地に同じような座席を取り付けた列車が走っていましたが最近はあまり見かけなくなりました。石井からはトロッコ車は閉鎖されているので列車は快調に進み佐古駅から高徳線に入り夕暮れの徳島に到着します。
 徳島線のトロッコ列車は楽しめましたが、次回はもう少し暖かい時期に乗車しようかと思います。

日もだんだん暮れて寒くなってきました
 

石井駅に到着
 

石井駅で少々停車
 

石井駅停車中
 

トロッコから一般車へ
 

この座席も懐かしい・・・
 

徳島に到着
 

徳島駅にて
 

最後部

基地へ入換で戻ります

 
指定席券・記念品

 指定席券はe5489で予約しました。座席表で座席が選べるのでトロッコ列車は進行方向側でキハ185系に移ったときは窓割の良い席を選びました。が、こればかりに気を取られていて肝心な吉野川の車窓とは反対側の席を選択してしまいました。これは私の失態で痛い経験となりました。救いだったのは、この日は空いていて吉野川が見える方の空いている座席に移っても良いとのことで吉野川の車窓は何とか楽しめました。
 記念品は、徳島運転所からの乗車証とJR四国からの乗車証とスタンプ台紙と沿線マップが兼用された冊子を貰いました。

藍よしのがわトロッコ号指定券
 

ペーパースリーブ(コーヒーカップ用)
 

乗車証(表)
 

乗車証(裏)
 

記念証・沿線マップ(外側)
  

記念証・沿線マップ(内側)