
今年も春の磐越西線へ
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今年も毎年恒例のSLばんえつ物語号に乗車しました。今年は、2025年運転開始の翌日と早いタイミングでの乗車となりました。本当は、次の週あたりが桜の花も楽しめそうな感じでしたが、4月12日と13日は仕事の都合で休める確率が低いので車窓は諦めて確実に乗れる日を選択しました。
これにて、SLばんえつ物語号は1999年の運転開始以来1年に1回ですが26年連続乗車となりました。この列車は、特に理由がなくとも春になると毎年乗りたくなる不思議な魅力を感じる列車です。 |
26年目のSLばんえつ物語号は新ヘッドマークに
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SLばんえつ物語号の始発駅の新津駅には発車の1時間前に到着します。ただ、SLばんえつ物語号の入線は早いので暇な時間は余りまりません。SLばんえつ物語号はだいたい9時20分には入線します。ただ、入線後もすぐ乗れると言うことはなく車内点検が終了する9時30分頃まで待つ必要があります。この間にC57の前では写真撮影大会が始まります。とは言え、もう26年走っているので大した混雑もなく撮影もすぐに終ります。
SLばんえつ物語号は、今年からヘッドマークが変わりました。2種類あるようでどちらを付けるかは特に決まっていないようです。今日は昨日と同じデザインのヘッドマークでした。 |

新津駅発車案内
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新津駅停車中
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ヘッドマークが変わりました
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今年も無事に運転開始
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方向幕は変わりません |

新津駅にて |
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SLばんえつ物語号車内の楽しみ
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SLばんえつ物語には、走行中の時間も退屈することなく過ごせるように1号車はオコジョルームとなっていて子供の遊び場になっています。その先は展望室になっていて会津若松行で運転される際にはC57の姿を見ることができます。その反対側には記念撮影スペースになっていて顔を出して記念写真が撮れます。
この車両は人気が高く新津発車前から子供たちが遊びはじめるので車内撮影はドアが開いた直後が勝負になります。 |

オコジョルーム
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展望室
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記念撮影スペース |

展望室からC57を見る事ができます |

開放的な4号車展望室
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続いて4号車の展望車は、磐越西線の車窓を楽しめるように天井付近まで大きな窓が付いています。
この車両には郵便ポストが付いていてこのポストから投函すると「SLばんえつ物語」特製の消印が押されて配達されます。まぁ、デザインは長く変わりありませんが、旅の記念に良いかもしれません。私が、自宅から葉書を持参して裏面に記念スタンプを押印して投函します。 |

車内郵便ポスト |

記念スタンプ |

車内ポスト投函用消印 |
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今年もゆったりグリーン車に乗車
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今回乗車するのは7号車のグリーン車です。またかよと思われるでしょうが、グリーン車だとボックス席とは違い3列シートになっているので1人用座席を確保できれば気兼ねなく酒を飲みながら過ごせると言うのは半分冗談で・・・。会津若松行でグリーン車を利用すると展望室から流れゆく景色を堪能できます。グリーン車は定員が少ないのでゆったりと展望を楽しめます。
ただ、最近はグリーン車専用の通行証(グリーン車乗車記念証)の配布もなくなり、乗務員によるチェックも手薄になりがちで要領の良い人は停車中にホーム伝いに乗ってきて写真撮影する要領の良い人もいるようです。グリーン料金を支払っている身からすればあまり気分の良い事ではありませんが・・・。 |

7号車グリーン車
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今年もグリーン車に乗ります
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6号車側の貫通戸にあるグリーン車の案内
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グリーン席専用展望室
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7号車車内 |

1列席に乗車 |
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SLばんえつ物語号で26回目の磐越西線へ
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C57汽笛が新津駅に響き渡りSLばんえつ物語号は定刻に新津を後にします。グリーン車はほぼ満席の盛況ぶりですが、普通車指定席は通路側を中心に結構空席が目立ちます。信越本線と別れて列車は磐越西線を進みます。住宅地を進み東新津駅を通過すると能代川を渡ります。もうすでに新緑になっている木もあり驚きです。列車は田園地帯を進み車窓が市街地に変わると五泉に到着します。五泉を出て早出川を渡ると再び田園地帯を走行します。来週あたりだともう少し緑が増えてくるかと思いますが、今はまだ早春といった感じです。馬下を過ぎると反対側の車窓には阿賀野川が見えてきます。阿賀野川に沿って進むと咲花駅に停車します。桜の名所ですが、今年はまだか開花していません。来週か再来週が見頃になりそうです。列車は三川駅の手前で阿賀野川を渡りようやくこちら側の車窓に阿賀野川を見ることができます。ここらからしばらく阿賀野川に沿った車窓を楽しむ事ができます。しばらく阿賀野川の車窓を楽しむと津川に到着します。 |

間もなく新津を発車
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新津を出て会津若津へ
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すでに新緑の能代川を渡ります
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五泉を過ぎて早出川を渡ります
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車窓は田園風景に
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咲花の桜は開花前
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トンネル通過中 |

阿賀野川に沿って津川へ |
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津川では停車時間があるので撮影タイムとなります。桜の花はまだのようでC57のバックに桜の花を入れて撮影することはできません。もう2週間ぐらい遅ければ良い感じに撮影できたかも解りません。
津川では、復活した「とりめし」が昨年は購入できたのですが、今年は諸般の事情でしばらく発売はしないそうです。おそらく米価格の高騰かと思われます。往年の味かどうかは別にして、復活した「とりめし」が再度発売休止というのは残念です。米価格が落ち着いたら復活して欲しいですね。
新津方面の普通列車が到着すると、津川での小休止を終えたSLばんえつ物語号も津川を出発します。 |

津川駅に到着
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キツネがいつも通り見守っています
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津川駅反対側から |

津川駅にて |
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残雪を見ながら「えび千両ちらし」を堪能
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津川を出たSLばんえつ物語号は、阿賀野川に沿って進みます。鹿瀬駅を通過すると長いトンネルに入りトンネルを抜けると日出谷駅に停車します。昔は「とりめし」争奪戦のため3分停車していましたが今でもその名残で3分停車します。日出谷を出ると再び阿賀野川沿いに列車は進みます。その最中に「じゃんけん大会」が行なわれます。景品は缶バッチ1個を1名様勝ち抜きです。今年は車掌氏が相手とだんだん規模が縮小している感じです。まぁ負けましたが・・。車窓には残雪が所々見られます。このあたりはまだまだ春の初めです。
じゃんけん大会も終り昼食にします。新津駅で購入した「えび千両ちらし」です。ホームでの臨時売店で売られている駅弁に「えび千両ちらし」はありません。ただ、他の弁当もSL撮影の間に売り切れてしまったので、改札脇の売店を覗くと数種類の駅弁の中に「えび千両ちらし」がありました。しかも1個だけ。店舗の方曰く「えび千両ちらし」が一番人気があるとのこと。改札の脇の売店を覗いて良かった。「えび千両ちらし」は卵焼きの下にうなぎ・こはだ・いか・えびが隠れています。この盛り付け方も良いですよね。新潟の地ビール「風味爽快ニシテ」を飲みながらSL列車車内でのんびりと昼食を楽しんでいると列車は県境を越えて新潟県から福島県に入り山都に到着します。 |

阿賀野川を渡ります
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沿線には残雪もあります
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昼食は「えび千両」ちらし
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新潟に来たらビールは風味爽快ニシテ
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中身の卵焼きを退かすと・・・ |

萩野漕艇場付近を通過 |
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山都駅ではC57の点検のためしばらく停車します。山都駅を出ると列車は一ノ戸橋梁を通過します。この橋梁を通過する景色を後部から見ることができるのがグリーン席の特権です。きょうも大勢の方々が撮影に訪れています。一ノ戸橋梁を過ぎると山間部を進み視界が開けると会津盆地と磐梯山が見えてきます。この車窓が見えると旅も終盤です。列車は山を下りて田園地帯を進み濁川を渡ると喜多方に到着します。喜多方では何名か下車しました。
喜多方を出ると田園風景に磐梯山を見ながら進みます。後部展望から見るとすでに喜多方から会津若松まで架線が撤去されているのが解ります。この区間は電化区間から非電化区間になりました。塩川駅を過ぎてしばらくは田園地帯を進み郡山方面からの線路が見えてくると会津若松に到着します。 |

山都駅に停車
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山都駅停車中
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一ノ戸橋梁を通過
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会津盆地が見えてきました
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濁川を渡ると喜多方
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あいづSATONOに見送られ喜多方を発車
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架線が撤去されています
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磐梯山が間近に見えると旅も終盤
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日橋川を渡り会津若松へ |

会津若松に到着 |
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赤べこが「あかべぇ音頭」を唄う会津若松に到着
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終点の会津若松駅に到着したSLばんえつ物語号は、乗客の降車が終了するとすぐに帰りの準備のために移動します。短い汽笛を鳴らしてホームを後にするSLばんえつ物語号を見送り改札を出ると駅外で「あかべぇ」が「あかべこ音頭」を唄いながら出迎えくれました。 |

会津若松に到着
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到着後はすぐに引き上げます
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会津若松駅 |

あかべぇ音頭が出迎えてくれます |
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指定席(グリーン)券
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SLばんえつ物語号グリーン券 |
今年もSLばんえつ物語号はグリーン車を選択しました。展望室から後部の展望を楽しめるのも大きいな理由ですが、1人用席を確保できればボックス席とは違い気兼ねなく飲食ができます。
今年も「えきねっと」で1ヶ月7日前の14時に事前予約しました。昨年は2人用席の窓側利用でしたが、今年は見事に1人用席が確保できました。これで一仕事終えたようなもので、あとは指折り数えて乗車する日を待ちました。 |
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