北しなの線臨時快速(横須賀色)  長野−妙高高原 
2025年 1月 1日(水)乗車_ 


この臨時快速は観光客向き?乗り鉄向き?

 しなの鉄道のホームページに「臨時快速列車運転」の記事が掲載されました。115系S9編成「横須賀色」を使用した臨時快速列車が長野から妙高高原まで2往復運転されます。停車駅は、牟礼・黒姫・妙高高原のみで観光客用に設定された列車のようです。特別快速の記述はありませんが、「列車整理券」200円が必要のとのこと。ここまでなら観光客用の列車だなと思ったのですが、115系横須賀色の文字が至る所に見ることができて、わざわざ人気の高い「横須賀色」を限定使用とか乗り鉄用なのかな。それとも、観光客も乗り鉄も奮って乗ってくれと言うことなのか。
 よく解りませんが、2025年元旦にこの列車に乗ろうかと思います。久しぶりに1月1日に乗り鉄をします。
  
 
元旦に115系横須賀色に乗り信越国境へ

 元旦に長野駅に来るのはかなり久しぶりです。まだ朝8時と言うことで、新幹線側の賑わいとは対照的に在来線側の改札周辺は閑散としています。しなの鉄道の「きっぷ売り場」は8時から営業開始と言うことで、さっそく「きっぷ売り場」へ。今日は、妙高高原までの短い往復ですが「北しなの線フリーきっぷ」を購入します。このきっぷも近距離券用の自動券売機で購入できると便利なのですがね・・・。
 北しなの線フリーきっぷも購入して2番線ホームへ。発車案内には、115系横須賀色をイメージしたデザインの発車案内が表示されています。
 2番ホームへ行くと、すでに数名の乗客が待っています。スキー客などでは無く乗り鉄ばかりです。まぁ、この手の列車は乗り鉄が多いです。発車10分前に戸倉から回送で115系S9編成横須賀色が入線してきました。座席に荷物を置いて撮影をします。とは言え、普段見ている115系S9編成ですので撮影はすぐに終了して車内へ。
 

長野駅発車案内(改札上)
 

長野駅発車案内(階段上通路)
 

長野駅2番線に回送で到着
 

予定通り115系S9編成
 

種別表示は「臨時」
 

方向幕は「妙高高原」
 

車端部に貼られたサボもどきの紙

車内(3号車)
 
 発車5分ぐらい前になるとスキー客や外国人と旅行客が乗り込み全てのボックスが埋まる程度の乗車率となって長野を出発します。雪は全くない正月となりました。長野を出ると次は牟礼まで客扱いはありません。車内放送が終ると車掌が最後部から列車指定券を発売します。この列車に乗車するには200円(子供100円)の列車指定券が必要になります。この点からもこの列車は通常の臨時快速とは違うようです。
 列車は、私がいつも撮影する北条踏切を通過して長野総合車両センターを通過します。さすがに元旦ですので動きは無いようです。車両基地側の脇を通過して北長野を通過します。列車は、長野電鉄線の下を潜り住宅街を進み三才に到着します。三才では飯山線126Dと交換のため運転停車します。(ドアは開きません)
 三才を出ると薄らと雪が残っている場所が見えます。遠くに新幹線の車両基地を見ながら田園地帯とリンゴ畑の中を走行して豊野の町が見えてきます。列車は、豊野駅でも運転停車するのかと思わせるぐらい減速しましたが、無事に通過してこの列車一番の見せ場は無事に終りました。
 

長野駅を発車
 

長野総合車両センター付近を通過
 

三才で126Dと交換

豊野駅を通過
 
 豊野を通過した列車は、飯山線としばらく平行して進みます。豊野駅を出た途端に薄らと積雪している場所が増えてきます。飯山線と別れて鳥居川に沿って北上し山登りを始めると積雪が徐々に増えてきます。列車は、ゆっくりとした速度で右に左にカーブしながら進みます。山登りを始めてしばらくすると牟礼に到着します。長野を出て初めての客扱い駅が牟礼です。牟礼では少々停車してすぐに発車します。牟礼を出ると黒姫山がチラリと見えますが今日は雲の中ようです。列車は再び鳥居川に沿って山間部に入ります。このあたりからは車窓の木々が樹氷になっていて冬らしい美しい車窓が続きます。この辺で車掌がやってきて列車指定券の購入をします。最後部車両から発売をはじめてこの時点で先頭車両の私が購入となると後ろ側の2両も結構乗っているようです。列車は、山間部を抜けトンネルを抜けると戸草集落に入ります。この場所は撮影ポイントなのですが、元旦から大勢の方が撮影に訪れていました。この列車目当てなのか、後続の「正月マーク」付き列車が目当てなのかは解りませんが・・・。再びトンネルを通過して列車が古間を通過します。古間を出ると列車は集落の中を進み車窓には雄大な黒姫山が車窓に見えるはず・・・。でしたが、今日は雲の中のようです。列車は速度を落とし黒姫に到着。ここで下車する人が結構います。
 黒姫を出ると複線区間に入ります。さすがに信濃町まで来れば積雪は結構あります。列車は雪深い信越国境を進みます。トンネルを通過して115系初代長野色とすれ違うと熊坂地区に入ります。関川をを渡り新潟県に入ると終点の妙高高原に到着します。
 妙高高原では折り返し長野行の臨時快速となりますが、意外にも直江津方面へ進む乗客が結構居たのが驚きました。
 

飯山線と分かれて北上
 

鳥居川が見てきます
 

牟礼に到着
 

鳥居川に沿って進みます
 

黒姫駅に到着
 

信越国境は雪深い・・
 

妙高高原に到着
 

折り返し臨時快速長野行になります
 
    
 
妙高高原駅で折り返し

 妙高高原では、折り返しとなる臨時快速長野行まで時間があるので115系S9編成の撮影をしていました。途中で、えちごトキめき鉄道ET127系V9編成の普通列車が到着しましたので並びなど撮影。横須賀ラッピングが来るほど甘くはありませんが、折り返し時間にちょうど良い撮影ができました。

妙高高原に停車中
 

編成写真
 

方向幕とサボもどきの紙
  

上りは「快速・長野表示」
 

ET127系V9編成との並び

妙高高原にて
 
 
長野行の臨時快速快速は予想外の混雑

 妙高高原から折り返しの臨時快速長野行に乗車します。時間帯から空いているかと予想したのですが・・・。時間帯が良いのか送迎車などで続々と外国人やスキー客が妙高高原駅にやってきて乗り込んできます。そこに直江津からの普通列車が到着してかなりの客が乗り込み発車前にはほぼ全てのボックスが埋まる状態でロングシートもかなり埋まっています。
 予想外の乗車率の良さに驚く頃に発車時刻となり115系臨時快速列車は長野を目指して進みます。関川を渡り長野県に入り雪深い信越国境を進みます。往路では解りませんでしたが、沿線では撮影されている方もちらほら見えます。妙高高原を出ると黒姫・牟礼のみに止まります。概ね観光地の中心駅にだけに停車して近距離客と区別して列車指定券を徴収しているしているような感じです。列車は雪深い信越国境を越えて黒姫に到着します。黒姫からの乗車も結構多く座席も次第に埋まってゆきます。黒姫を出ると次は牟礼に止まります。黒姫山は残念ですが、撮影ポイントにはかなリの方が撮影に訪れています。
 

妙高高原で発車待ち
 

妙高高原を発車し関川を渡り長野県へ
 

雪深い信越国境を進みます
 

鳥居川に沿って山を下ります
 
 列車は、古間駅を通過してトンネルを過ぎ鳥居川に沿って山を下り牟礼に到着します。牟礼でも何名かの乗車があります。牟礼を出ると列車は再び山を下るため山間部を進みます。車窓から見える積雪も徐々に少なくなります。列車は山を下り飯山線が近づき平行する頃には行きもほとんど無くなっていました。牟礼から本当に僅かな区間ですが、これだけ積雪が違うのは驚きました。ここでようやく列車指定券の発売に車掌が来ました。やはり結構乗っているので発売に時間が掛かっているようです。中間車に乗っている私が列車指定券の購入を終えた頃、列車は豊野の町に入り豊野駅を通過します。今回は、大して速度を落とすこと無くあっさりと通過します。豊野を通過した列車は、遠くに長野新幹線車両センターを見ながら田園地帯とリンゴ畑を進み三才駅を通過します。三才を通過して住宅街を進むと新幹線の線路が接近し北長野駅を通過します。北長野を通過すると北陸新幹線の線路に沿って進み市街地に入ると終点長野に到着します。
 長野駅は7番線に到着して、このままホーム折り返しで妙高高原行臨時快速になるようです。私は、午後は自宅でゆっくりしたいので乗車はこれで終了です。元旦の一時を115系S9編成(横須賀色)で過ごして短い距離ながら満足気分で帰路につきます。
 今年は、久しぶりに1月1日に乗り鉄をしました。
 

牟礼に到着
 

豊野を通過
 

長野市内に入ります
 

間もなく終点長野
 

長野に到着

折り返し臨時快速妙高高原行になります
   
 
車内発売の列車指定券


北しなの線フリーきっぷ
 
 乗車券は「北しなの線フリーきっぷ」を使用します。長野から妙高高原まで1往復だけなので普通乗車券でも良かったような気もしますが、やはり「北しなの線フリーきっぷ」が買える時間ならフリーきっぷを買った方がお得です。
 列車指定券は車内で購入となります。大人200円で気になる列車指定券は「軽井沢リゾート用」の列車指定券を使用していました。ただ、列車名は空白欄に列車名を書いて対応していました。2025年1月1日の日付もそうですが、列車名に列l車番号を書いて対応するのも珍しいので記念になる列車指定券になりました。

列車整理券(往路:9301M])

列車整理券(復路:9302M)