瀬戸内海を見ながら進む観光列車
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広島から尾道まで呉線を経由して瀬戸内海を見ながら列車の旅を楽しめる快速etSETOra号に乗車しました。今回は、運良く海側に向いた座席に座ることができたので車窓から瀬戸内海の景色を存分に楽しむ事ができました。また、呉線で一番の絶景ポイントとなる地点では一時停車して撮影タイムが設けられるなど、特に普段海とは縁の無い地域で生活している私にとっては乗っていても飽きない列車でした。 |
瀬戸内海を見ながら呉線を尾道へ
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広島駅在来線ホーム7番線に快速etSETOra号が入線してきました。キハ47を改造した2両編成です。広島駅には早めに入線したので少し暗いですが写真撮影を行ないます。一通り撮影を終えて車内に入りますが、この列車は号車表示がなくどちらが2号車か解りません。1車両に1ヶ所しかないドアにはアテンダントが居て乗車前にグリーン券を確認しています。昔のスーパービュー踊り子号と同じ要領です。一般の方々はどちらが1号車か2号車か解らないようでホームを右往左往しています。私は緑色の座席が指定された2号車と解っていたので迷うことなく乗車。しっかりドア前で乗車券とグリーン券を確認されます。
車内に入ると指定された席は海側に向いた座席で目の前がガラス窓で見通しのよい席です。これで一安心して尾道までの旅が楽しめます。車内は、家族連れから一人旅まで幅広い客層ですが、今日は列車のほとんどを団体客が占めていました。道理で指定券が予約しにくかった訳です。とは言え、午前中の発車ですので酒盛りすることもなく静かです。駅ホームでは、広島駅社員の方々が横断幕を見送ってくれます。
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広島駅発車案内
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広島駅停車中
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呉線経由で尾道へ向かいます
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etSETOraサボ
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ロゴマーク
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広島駅での見送り
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2号車車内 |
今回は窓に座席向いた席です |
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広島駅を出た快速etSETOra号は、zoom zoomスタジアムを見ながら広島市街を後にします。この列車はワンマン運転のため車掌の乗務はありません。地元長野支社もそうですが、最近は観光列車と言えどワンマン運転が増えてますね。代わりにアテンダントが乗車前に指定券(グリーン券)の確認を行ないますが、あくまで確認だけで車内でのグリーン券の発売や乗車券の変更などの業務はできません。
列車は市街地を進み海田市駅を過ぎると山陽本線と別れて瀬野川を渡り呉線に入ります。車内ではアテンダントが乗車記念のコースターを配っています。今空いている席にもテーブルの上に置いてゆきます。こんな事をすれば誰かに持ち去られはしないかと心配になりますが、特に相のような客層が乗る列車ではないようです。住宅街を進み坂駅を過ぎると海が見えてきます。車内ではあらかじめ予約された軽食(菓子)の配布が始まります。この軽食は乗車4日前までの予約で、乗車3日前にグリーン券を購入できた私は予約できませんでした。
予約された軽食を配り終えると売店の営業が始まるので、はっさくビールを購入してビールを飲みながら呉線の旅を楽しみます。ちょうど車窓にも海が見えてきました。しばらく工場の隙間から見える海の車窓を楽しむと呉に到着します。
呉で隣の席も埋まり列車は、造船中の船を見ながら堺川を渡り呉市街を後にします。呉を出ると列車はトンネルに入り内陸側の山間部を進みます。意外にも呉線は山間部を走る区間もあります。山間部を走り抜け再び海沿いを走ると安芸津に到着します。
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zoom zoomスタジアムを見て広島市街を後に
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はっさくビールを楽しみながら呉線の旅
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呉線に入り海が見えてきました
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呉に到着
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造船中の船を見ながら呉を発車
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住宅の間から時々見える海を見ながら安芸津へ
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安芸津駅に少々停車 |
安芸津駅停車中 |
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安芸津ではようやく撮影できるだけの停車あるのでホームへ。広島駅と違い橋上駅舎ではないので明るい条件で撮影できます。安芸津を出ると再び列車は内陸側の山間部を進みます。吉名を過ぎて市街地に入ると竹原に到着します。竹原でも停車時間があるので撮影できます。竹原を出て少し内陸に入りトンネルを抜けて忠海を過ぎると列車は海沿いを走ります。と言うかほぼ海岸線を進みます。このあたりは呉線のビューポイントと言うことで列車も一時停止して景色を撮影したり見て楽しむ時間があります。快速etSETOra号一番の見せ場です。しばらく海沿いに進むと列車は大きくカーブして沼田川を渡り市街地に入ります。山陽本線と新幹線が近づき呉線の旅が終わり三原に到着します。三原では団体客も含めて大勢の人が降車しました。
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竹原駅にて少々停車
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竹原駅停車中
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特等的な丸窓
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ビューポイントで停車
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丸窓から見たビューポイント |
沼田川を渡り三原へ |
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<1ユニット>
タイトル
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三原でも僅かな乗車があり快速etSETOra号は、山陽本線を尾道へラストスパートです。先ほど、三原かも乗車した人が居ると書きましたが、こちらの方々にもちゃんと乗車記念コースターが渡されました。三原を出て次の糸崎で運転停車を行なった快速etSETOra号は、ときおり建物間から海を見ながら進みます。さすが山陽本線だけあって速度も上がります。車窓に因島大橋が見えてくると列車は市街地に入り終点の尾道に到着します。
尾道駅に到着した列車は、終着駅の余韻に浸る暇も無く乗客の降車が終るとまるで途中駅みたいな感覚で備後赤坂駅へ回送されました。本当に2分ぐらいしか停車していませんでした。
快速etSETOra号で呉線の旅を楽しんだ後は千光寺へ参拝のため改札口を出ます。今日は「みなと祭り」が開催されているようですが、私は長野へ帰るので足早にロープウェイ乗り場へ向かいます。
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227系が見てきて糸崎に到着
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糸崎に運転停車
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囚島大橋が見えてくると尾道
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尾道に到着
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尾道に到着した快速etSETOra号 |
すぐに回送で備後赤坂へ |
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指定席券・記念品
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etSETOra号グリーン券
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この列車のグリーン券は1ヶ月7日前の5時30分にe5489で事前予約しても確保できませんでした。その後も、e5489で時々空席を見つけていましたが満席続きで空席を見つけることはできませんでした。
月日が流れて車内での軽食の予約期限(乗車4日前)を過ぎた乗車3日前にようやく空席を見つけて予約できました。すぐには発券せずに空席を見続けて乗車当日の朝にようやく眺めの良いD席に座席位置を変更できました。
この列車は、ワンマン運転ですので特製の車内改札印が無いのが残念です。 |
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etSETOra号の乗車を記念して車内でロゴマークのコースターが配布されました。 こちらは1人1枚配布されて空席にも置かれていました。ただ、この列車はほぼ満席のことが多いので必ず誰か空席に来ます。
先客が降りた後の席に途中駅から乗車すると客室乗務員の人が持ってきてくれます。この列車は、乗車口でグリーン券を確認するので途中駅から乗っても貰えないという心配は無いかと思います。
その他に記念スタンプが台紙付で置かれています。なかなk良いデザインの台紙で乗車証の代わりに記念になる一品です。 |
スタンプ台紙(裏) |
スタンプ台紙(表) |
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