
D51が牽引するSLやまぐち号
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新山口から津和野を走るSLやまぐち号に久しぶりに乗車しました。機関車は、C57 1が修理中のためD51 200に代わり客車も世代交代して平成生まれの旧型客車風の客車に代わり、以前のSLやまぐち号とはガラリと変わりましたが、新しくなったSLやまぐち号のグリーン車で快適に山口線SL列車の旅が楽しめました。 |
SLやまぐち号グリーン車で津和野へ
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始発の新山口駅には10時30分を過ぎると続々と人が集まってきます。峡は保育園児も多数見送りに・・・。と思ったらこれから乗るようです。新山口駅では、SLやまぐち号の旗を配って歩いています。そうこうしていると推進運転でSLやまぐち号が入線してきました。ただ、JR東日本管内とは違い大した混乱も無く普通に撮影できました。思いがけずスムーズに撮影できたので反対ホームからも余裕で編成写真が撮影できました。一通り撮影したので車内へ。 |

始発の新山口駅
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記念撮影ボード
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ホームと道路の仕切りにもSLやまぐち
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発車案内
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牽引はD51 200
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SLやまぐちヘッドマーク
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最後部の展望車 |

2番ホームより |
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今日は最後部の最後部の1号車グリーン車に乗車します。ほとんどの乗客はまだSLの撮影をしているのか車内は誰も居ませんでしたので手早く撮影します。話では、SLやまぐち号の場合は厳重にチェックしてないので普通車の客もグリーン客用の展望室に入り放題と聞いていましたが、苦情でもあったのか今日は新山口発車前前まではチェックしていました。ところで本日の座席は1列席なのは良いのですが壁前の一番前の席でした。場所に贅沢は言えませんが。発車時刻が近づくと乗客も続々乗ってきてグリーン車もほぼ満席になりました。
D51の汽笛が響き渡りSLやまぐち号は定刻に新山口駅を発車します。列車はすぐに大きくカーブして山陽本線と別れて山口線を進みます。住宅街の中を進み小郡インターの脇を通り湯田温泉に停車。湯田温泉からも僅かに乗車があったようです。足湯もチラリと見えました。ただ最後部の車両ですのであまり注目されていませんでしたが。湯田温泉を出ると市街地を進み山口駅に停車します。山口駅では多く人がSLやまぐち号を見送ってくれました。列車は椹野川に沿って進みやがて椹野川を渡ると車窓は市街地から田園風景に変わります。山間部に入りしばらく進むと仁保駅に到着します。仁保駅ではD51の整備のためしばらく停車して乗客は撮影タイムとなります。
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本日はグリーン車に乗車
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車内は3列
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本日は1人用席
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展望室
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車内案内(地図)
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車内案内(行先)
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維新みらいふスタジアム見て吉敷川を渡り
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山口駅に到着
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仁保駅で少々停車 |

仁保駅停車 |
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仁保駅で整備を終えたSLやまぐち号はいよいよ勾配区間に入ります。後ろの展望デッキから流れゆく景色を見ていると田代トンネルへ。しばらくは展望デッキには出られません。山口線で一番長い田代トンネルを通過しているとやはりどこからか煙が入ってきます。こればかりは仕方ありません。煙も空気みたいな物ですし。田代トンネルを抜けると篠目駅に停車します。停車時間は長くはありません。ただ、この篠目駅は発車時の汽笛が美しく響き渡ると有名ですので展望デッキへ。発車時刻は12時です。うん。山間部お約束の正午のメロディーが流れています。この地区は「ふるさと」です。ですがこれを見越しているのかメロディーが鳴り終わると同時に汽笛を鳴らして篠目駅を発車します。なるほど山々にD51の汽笛が響き渡り美しくこだましています。その後、しばらくは展望室のソファーで寛ぎます。こう言うスペースは気分転換になって良いですね。列車は、長門峡駅手前の道の駅から大勢の人に迎えられて長門峡駅へ。長門峡駅を発車すると大勢の方がカメラを構えていました。列車は、秋晴れの山口線を地福へ進みます。
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1号車展望デッキからの眺め
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列車は山間部を進み篠目へ
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給水塔が残る篠目駅を発車
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展望室のソファーで過ごします
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展望室も豪華な作り
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阿武川を渡ります(展望デッキ)
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お約束の撮影 |

秋晴れの山口線を地福へ |
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地福駅で保育園児の団体を降ろして少し身軽になったSLやまぐち号は津和野を目指して再び動き始めます。ここまで来ると乗ってくる乗客もなく一部の車両はガラガラになっています。列車は阿武隈川を渡り鍋倉を過ぎると秋の田園風景が広がります。車窓が田園風景から集落に変わると徳佐に停車します。徳佐を出ると本当に広々した田園地帯を列車は進みます。船平山を通過すると長いトンネルに入ります。このトンネルを通過中に山口県から島根県に入ります。トンネルを抜けると島根県の車窓に変わります。列車は山裾を通り遠くに太鼓谷神社が見えてきて津和野川を渡ると終点の津和野に到着します。
津和野では機関車の先頭部だけ撮影してすぐに改札を出ます。少し先の転車台まで行ってSLやまぐち号の入換作業とD51の回転作業を見学します。ここまで見学してようやく下り(往路)のSLやまぐち号の旅も終わり津和野町の観光に出かけます。
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地福駅に到着
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少々停車します
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サボ
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再び阿武川を渡ります
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間もなく終着の津和野
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津和野町内に入ります
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津和野に到着
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津和野到着後の入換作業
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D51の回転を見ます |

この後、少移動して整備へ |
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帰路はグリーン車コンパートメント
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津和野町内の観光を終えて津和野駅に戻ってきました。ちょうど整備を終えたD51が出てきて入換作業を行なう良いタイミングでした。その前に各客車の形式写真を撮影しておきます。
D51の入換と客車への連結作業を撮影してから改札を出て駐車場の通路から編成写真を撮影します。津和野駅は無人駅(委託駅)ですので何回改札を出入りしても特に問題はありません。 |

帰路も津和野からSLやまぐちに乗車
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整備を終えたD51の入換
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キハ40との並び
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一応、編成写真も撮れます
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懐かしい駅名表示とD51 |

帰路は2番線から発車 |
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津和野から新山口へ戻る上り列車もSLやまぐち号に乗車します。復路となる上り列車は人も少なくスムーズに撮影を終えて車内へ。帰路もグリーン車を利用しますが、座席はコンパートメント2人用です。とは言え1人で利用するわけではなく相席での利用です。選んだ理由は私が予約した9月28日の段階で上りのSLやまぐち号の窓側は、普通車・グリーン車を合せてもこの場所しかありませんでした。当然向かいの席も発売済みでした。幸い私は進行方向の座席で良かったです。窓側とは言え高いグリーン料金を払って進行と反対側では話になりません。
D51の汽笛が響き渡り津和野を発車したSLやまぐち号は新山口へ向けて出発します。グリーン車は昨日時点では津和野から満席でしたが、実際に乗ってみると空席が結構あります。私の前の席も空いています。通路を挟んだ隣の4人用は外国の人が家族で使っています。普通車の方も団体で利用している場所以外は意外と空席があります。
帰路は、津和野観光をして疲れたのでしばらくは座席でおとなしくしています。なお、コンパーメントの1人用座席は座面したのレバーを上げれば座面が前に出てリクライニングするような形になります。(背面は倒れません)
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先頭を撮影して車内へ
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帰路(上り)もグリーン車
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ブルーリボン賞のプレート
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グリーン席コンパートメントに乗車
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進行方向席
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津和野川を渡り津和野を出発
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津和野町内を後にします |

列車は徳佐へ |
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SLやまぐち号は順調に進み列車は地福付近へ。帰路は上り勾配がないのでSLやまぐち号の停車時間も各駅とも僅かです。さすがに同じ座席に居ても暇ですので飲み物を買いがてら3号車の展示スペースへ。SLやまぐち号に関わる物から蒸気機関車の仕組みまで色々展示されています。SLの運転シミュレーターも誰も居ませんでしたので撮影だけできました。そうこうしていると秋の夕暮れ早く車窓も薄暗くなります。結構多くの降車があった山口を過ぎると完全に夜汽車の雰囲気となり新山口へ進みます。SLやまぐち号は秋の夕闇を走り抜け無事に新山口駅に到着します。
この後は、500系新幹線で徳山へ向かうため少し足早に新幹線ホームへ向かいました。
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阿武川を渡り地福へ
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3号車のフリースペース展示
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蒸気機関車の構造についての説明も
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運転シミュレーター
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秋の日暮れ早いです
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車内は夜汽車の雰囲気
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新山口に到着 |

役目を終えたD51 200 |
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世代交代したSLやまぐち号の客車
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現在、SLやまぐち号に使用されている35系客車は2017年に製造されて使用開始された平成生まれの車両です。ただ、旧型客車のイメージを最大限再現したので新しいようで懐かしい客車となっています。全ての車両の冷房装置が搭載されていますが12系客車のように大きく目立ちません。また、使用されないダミーのベンチレーターも搭載されているので旧型客車の雰囲気がよく出ています。また、ドアも引戸ながら旧型客車のデザインを継承しているので違和感ありません。平成の時代にここまで旧型客車を模した新型客車が製造できたと驚きます。
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1号車(新山口側)
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 5号車(津和野側)
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1号車:オロテ35 4001
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目立ちませんがグリーン車マークもあります
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2号車:スハ35 4001
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3号車:ナハ35 4001
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4号車:オハ35 4001 |

5号車:スハテ35 4001 |
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指定席券と記念品
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指定席券は、1ヶ月7日前の5:30にe5489で事前予約をしましたが、グリーン席は確保できず普通車の通路側が辛うじて往復予約できました。その後、時間があれば空席確認したところ9月28日上りSLやまぐち号においてグリーン車のコンパートメントに1席空きがありました。とりあえず乗車変更して予約したところ1人用の進行方向席でしたので、上り列車の空席照会はこれで終了となりました。
下り列車についても、翌日の9月29日に1席空きが出て確認したところ1人用席でしたので予約してSLやまぐち号は往復とも早い段階でグリーン席が確保できて安心できました。なお、上りについては通常のグリーン席の窓側は確保できませんでした。(通路側は何度か空きありを見ましたが・・・)
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下りSLやまぐち号グリーン券
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上りSLやまぐち号グリーン券(コンパートメント)
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記念品は堅券を大きくした乗車証が上下列車とも別デザインで配布されました。また車内には記念スタンプもあり特製の台紙に押して持ち帰ることができました。その他に、新山口駅には特製台紙と駅スタンプが設置され、津和野駅ではSLやまぐち号45周年記念うちわが配布されました。 |

スタンプ台紙(裏)
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スタンプ台紙(表)
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津和野で配布された団扇 |

新山口駅スタンプ台紙 |
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