鉄道の日長野駅イベント「E257系にのって体験!のってランチ!特別列車」  
長野E257号(体験乗車)  長野駅南入換線
2024年10月14日(月)乗車_ 


踊り子号用のE257系が長野駅にやってくる

 鉄道の日長野駅イベントとして「E257系にのって体験!のってランチ!特別列車」のイベントが行なわれました。発表当初からE257系2000番台の画像が使用されていましたが、まぁイメージで実際は臨時あずさ号で松本まで運転され、その後に長総まで回送されてくるE257系5000番台を使用するのだろうと思っていましたが・・・。
 なんと、本当に特急アルプス号で使用したE257系2000番台の編成を白馬から松本経由で長野まで回送させて使用するとのことで驚きました。まずはE257系2000番台に長野駅で乗車できること。更に南入換線まで乗車できると言うことでこれは価値があるかと思いJRE MALLで予約することにしました。
 「E257系にのって体験!のってランチ!特別列車」と言うことで1回目は鉄道体験(弁当付)プランを予約しました。2回目については、予約に余裕がありましたので乗車のみのプランを予約しE257系2000番台から左右の車窓を楽しみました。

  
グリーン席で快適な体験乗車〜E257長野号(1列車目)

 長野駅の改札前で受付を行ないホームへ降ります。おそらく、リゾートビューふるさと号に続いて出区してきたのか、すでにE257系2000番台は5番線に据え付けられていました。今回乗る編成は秋田改造されたNA-08編成ですが、この特急踊り子用のE257系は特急あずさ号から転用する際に長野総合車両センターでも8編成ほど転用改造を行なったので長総付近では一時期見慣れた車両でしたが、長総付近か沿線でしか撮影していないので長野駅でE257系2000番台を見るのは初めてです。以前は長野駅に乗り入れていたE257系も色が変わると別車両のように見えます。本当は長野総合車両センターで改造された編成を期待していたのですが、波動用はNA-08編成で固定しているのか、たまたま偶然なのか秋田で改造した編成がやってきました。
 
 先頭部の撮影を終えて9号車の乗車位置に並ぶため歩いて進みます。車内を見ると締め切り扱いの車両は枕カバーが付いていますが、体験乗車用の車両は枕カバーが全て外されています。この後に特急あずさ82号に使用するので万一汚れたら大変だからでしょうか。
 9号車は結構長い列になっていました。10時45分にドアが開いて車内を進みます。9号車の入口に「7号車から9号車まで乗車できます。鉄道体験は6号車。」と書かれた紙を持った社員の方が居たので、とりあえず6号車に向かいます。6号車は特急あずさ号使用時はグリーン車です。E257系のグリーン車ですのでデッキを挟んで両側に客室があります。普通車から格上げした区画(大窓側)は車内放送体験待ち合わせスペースのため現在は利用できないが、従来のグリーン車区画(小窓側)が座って良いと言われたのでグリーン車で南入換線までの体験乗車をします。ちなみに5号車も利用できると言われましたが、グリーン席が空いているのに普通車へ行く人は・・・。結果的にはグリーン席の従来区画(小窓側)で収まる人員で募集したようです。
 
 早めに乗車したので普段は乗れないE257系2000番台のグリーン車の座り心地を楽しんでいると早くも昼食弁当が配布されました。6号車では飲食はできないようですので後ほど食べることにします。11時にドアが閉まり発車を待ちます。11時5分にE257長野号(1列車目)は長野駅を発車します。1列車目は定番の進行右側に座りました。駅ホームで撮影する人々を見ながら長野駅を出て南入換線へ。体験乗車ですがグリーン席に座ると何故か優越感を感じます。側道で撮影している人も結構多かったです。多分、9両抜ける撮影ポイントはそれなりの人が集まっていました。私が乗車した6号車は前から6両目となりますので、あまり実感の無いまま南入換線に到着します。
 南入換線で数分停車して再び長野駅5番線へ戻ります。僅かな時間でしたが、まだ乗ったことの無いE257系2000番台のグリーン席で入換体験を楽しめて大満足でした。これで鉄道体験・弁当が付いて3700円なら満足いく価格です。快適な体験乗車にはそれなりの費用負担をという事でしょうか。
  

長野駅発車案内
 

長野駅にて
 

車両はE257系2000番台です
 

特急しなの10号との並び
 

この組み合わせは久しぶり
 

乗車は一律9号車後ろドア
 

鉄道体験コースはグリーン車に座れました
  

南入換線に到着
  
   ※長野駅から入換線までは動画をご覧ください
 

まだまだ知らないことがあった鉄道体験

 鉄道体験は6号車のグリーン車を主会場に行なわれました。リストバンドのAからDまでのグループごとに回るとのことで時間配分は十分確保してあるので全員が全て体験できるという事でした。
 まずは、SOSボタン取り扱いをします。これ初めて押してみました。本当に乗員員の方が対応してくれるのですが、どのような連絡でもちゃんと対応してくれたので担当された方はかなり疲れたかと思います。お疲れ様でした。
 続いてドア開閉の体験をします。運転台でのドア扱いの体験はありますが、特急車両の中間車車掌室での扱いは初めてでした。ドアの再開閉時に速度が微妙に違うなどまだまだ知らないことがありました。その後は、模擬乗車券に入鋏印を入れる体験です。こちらは結構どこの支社でも行なっているのでスムーズに進みます。今回は、新幹線改札用ですのでなかなか見られない入鋏印でした。(在来線は違う会社ですので使えないようです)
 最後に車内放送体験をします。こちらは、普通車から格上げされたグリーン席の区画で座って待ちます。これにて6号車のグリーン車の既存・格上げ両方の区画のグリーン席に座ることができました。肝心の放送は酷い物でした・・・。小心者の私には向かないですね。学生の時は入社説明会に行ってE2系の物差しを貰いある場所を見学したりしましたが、やはり趣味と仕事は別に考えて正解でした。
 これで一通りの体験は終了です。グリーン車では飲食できないので別の号車で昼食弁当を食べます。この後、松本へ回送して特急運用に入る車両ですので高い料金のグリーン席が汚れれば大変ですしね。
 鉄道体験は子供向けかと不安でしたが、大人でも十分楽しめました。次回機会があれば車内放送はリベンジしたいです。
 

鉄道体験は6号車グリーン車

主な体験会場は小窓側
 
 
記念品など(鉄道体験コース弁当付)


リストバンド式の入場券(体験チケット)
  
 今回の鉄道体験(弁当付)プランは、正直申し込むか迷いました。子供向けだとかなり浮いてしまうので心配していたのですが、1人3700円と言うことで子供向けでは無いことを信じてインターネット(JRE MALL)で申し込みしました。最初は空きありの期間がありましたが、日が経つにつれて△になり最終的には完売になりました。ただ、鉄道体験を行なう関係で申し込みできる人数はグリーン車に座れる程度だったようです。
  

鉄道体験用模擬きっぷ
 

記念品
 

昼食弁当
 

昼食弁当中身
 

掛け紙(表)
 

掛け紙(裏:おしな書き)
 

全体的なスケジュール
 記念品は、「鉄道体験コース」を選択すると貰えたようです。とは言え、トイレットペーパーと冷却パックという摩訶不思議な組み合わせでした。こう言う変わり種は嫌いではありませんが、せっかくE257系2000番台を使用したのですからそれ系のイラストを使用した物も欲しかったです。
 鉄道体験では、入鋏体験もありましたので模擬乗車券は貰うことができました。
 なお、改札や車両への出入りの際は紙製のリストバンドを着けるようになっていました。こちらにも模擬乗車券が印刷されていました。受付をして渡す際にこちらに入鋏印をして渡せば面白かったかと思います。(受付が混んでいたので顧客に押させるのは無理だと思いますが)
 弁当は、快速おいこっと号の弁当でお馴染みの飯山市「つるのゆ」の弁当が提供されました。

弁当配布の注意書き
 

普通車で普通の体験乗車〜E257長野号(2列車目)

 鉄道体験を終えてその足で改札を出て、2列車目の乗車体験の受付をします。今度は、乗るだけの500円コースですのでリストバンドを貰うだけです。改札を入り再び5番線へ移動して乗車を待ちます。乗車口は9号車のみですので既に長い列になっています。昔の特急あさま号の自由席待ちを思い出させる光景です。
 しばらくするとドアが開いて乗車が始まります。今度は普通車に乗るので7号車から9号車のどこかに乗車にします。今回は7号車を選択しました。車内放送によると、乗車できるのは7号車から9号車で6号車は鉄道体験用。1号車から5号車は締め切りと言うことで通常プランでは乗車できる一番端の車両が7号車です。
 車内は以前乗った特急踊り子号と同じ車両ですが、枕カバーは全て外されています。また、荷棚下の指定席ランプも消灯しています。車内の空席もかなり減り12時35分になるとドアを閉めて発車を待ちます。2番線に青色のSR1系(リゾート軽井沢)が到着すると長野E257号(2本目)は静かに長野駅を発車します。
  
 長野駅を出たE257系は、隣に停車している383系しなの号の脇を通り入換線方面へ進みます。今回は進行左側の席を確保したので留置線に停車している115系S9編成やSR1系を見ながらゆっくりした速度で運転します。いくらゆっくり運転しても4分ほどで南入換線に到着します。これ本当は1号車駄目でも3号車から5号車に乗せてくれればより南入換線に入ったのがよく解ると思いました。
 南入換線で進行方向を変えて長野駅に戻ります。途中で北陸新幹線はくたか561号と併走も見られ短いながら結構見所のある体験乗車は終了しました。今回は、E257系2000番台に長野駅で乗車できた大変貴重な機会となりました。
 次回は、長野駅の南側にはそうそう入らないキハ110(長野車)を使用した体験乗車を期待しています。と言うことで、体験乗車を終えてすぐに改札を出て次の場所へ移動します。
  

長野駅発車案内
 

車両は同じです
 

長野駅停車中
 

長野駅にて
 

昔の特急あさま自由席待ちを思い出すような列
 

2列車目は普通車利用です
 

枕カバーは外されています
 

115系S9編成を見ながら南入換線へ
 

長野駅に戻ってきました
  

特急しなの14号との並び
 
     ※長野駅から南入換線までは動画をご覧下さい 
 
 
記念品など

 長野E257号(乗車体験)の2列車目は、500円の乗るだけコースを申し込んだのでリストバンド入場券のみでした。
 当初は、1列車目で鉄道体験(弁当付)コースを申し込んだので迷いましたが、インターネット(JRE MALL)で締め切り間際まで見ても空きがあるので申し込んでも迷惑にならないと思い2列車目も申し込みを行ないました。
 実際は、長野駅発売分も2列車目は完売までにはならなかったようです。
 

リストバンド式入場券


 
E257系2000番台NA-08編成をお見送り

 2列車目の乗車体験を終えてすぐに車で聖ストレートと呼ばれる撮影地(冠着−聖高原)へ移動して、今回の体験乗車で使用されたE257系2000番台NA-08編成の回送を撮影しました。こちらは長野から回送されて松本から臨時特急あずさ82号に使用されました。体験乗車に使用された際には一部車両の枕カバーは外されていましたが、回送列車では全ての車両に枕カバーが取り付けられていました。
 この場所は凄い人出でなんとか一番前に座る形で入れさせてもらい撮影することができました。

冠着−聖高原にて