旧型客車で高架の新潟駅へ  
快速:新潟駅開業120周年号  越後湯沢→新潟_
2024年 5月11日(土)乗車_ 


高架になった新潟駅に旧客が入線

 新潟駅開業120周年を記念して臨時快速新潟駅開業120周年号が越後湯沢から新潟まで運転されました。私が乗った5月11日は越後湯沢から新潟まで。翌日の5月12日は新潟から越後湯沢まで運転されました。特に新津から新潟間は両日とも新潟車両センターへの出入区の関係でEF64 1000がプッシュプルで運転されること、新潟駅の高架後に初めて旧型客車が客扱いで入線することが手伝って指定席券の入手は大変困難を極めましたが、運転前日に何とかキャンセル分を確保できて、無事に越後湯沢から初夏の風を受けながら旧型客車に乗って高架化された新潟駅までの旅を楽しめました。
  
越後湯沢駅に列車が入れど・・・

 越後湯沢到着後は、高崎から回送されてくる旧型客車の編成を待ちます。早めに反対ホームで待っていたので列車の入線自体は撮影できたのですが、反対ホームは肝心な機関車の先頭が撮影できないとか。私は反対ホームで撮影していたのでよく解りませんが、最初から規制したのでは無く直前なって排除されたと結構な人が苦情を言っていました。臨回客や定期でホーム区域から機関車がはみ出るのは解りますが、記念列車でヘッドマークまで取り付けて出発式もやらないのに乗客に撮らせないとかあり得ません。これちゃんと打ち合わせしたんですかね。出発セレモニーも6号車付近とかおかしな場所でやってるし、この手の列車は高崎駅のように停止位置を白旗で調整するんですがね。まぁ、文句言っていた人々の言い分も解らんわけでは無い。この列車はほとんどの座席が高い料金を払う団体枠で占められていますしね。私は普通に指定席券を買った安い客なので、EF64とロープ規制だけ撮影して早々にその場を離れました。
 と言う事でやることがないので早々に車内に入ります。今回は、前日に指定券が確保できたのですが進行方向の窓側でした。ただ奇数番号ですので景色はあまり期待はできません。隣の4号車のラウンジカーではグッズ販売をするようで5号車付近にも列が延びています。
 

越後湯沢に回送で到着
 

2番線に入ります
 

発車案内
 

先頭部へは行けないです
 

こんな感じで撮影
 

出発式もこの場所・・・
 

越後湯沢から旧客で新潟へ

5号車車内
 
初夏の越後路旧型客車の旅

 越後湯沢駅構内にEF64 1053の汽笛が響き渡り快速新潟駅開業120周年号は定刻に越後湯沢を発車します。越後湯沢から旧型客車に乗車するのは初めてです。越後湯沢を発車した新潟駅開業120周年号は初夏の風を受けながら北上します。私の席は進行方向の窓側なので奇跡的に良い席なのですが、やはり進行方向左側ですので車窓はあまり良くありません。
 ホームページで発表された内容では乗車証は越後湯沢駅発車後に着席している人に配布と記載されていたので座って待っていましたが放送で後ほど配布と案内されました。後ほどっていつ頃だろと思いましたが、今からグッズ販売に並んでもかなり待つので少し待つ事にしました。
 列車は快晴の天候の中を進み六日町を過ぎて北越急行線と別れて、列車は進行方向右側に雄大な八海山を見ながら進みます。私はデッキの窓からチラリと見学・・・。続いて新幹線駅の浦佐を何の躊躇いも無く通過します。この時、私の席の車窓では通過したのに気がつきませんでした。反対側の車窓はホームがあるのでよく解ったようです。浦佐を通過して只見線が別れる小出を過ぎるとグッズ購入の列も短くなり出したのでグッズ購入に4号車へ。購入までは結構時間が掛かり購入を終えた頃には飯山線が近づいてきて越後川口駅を通過する頃でした。列車は信濃川に沿って進み小千谷を過ぎると信越本線が近づき宮内を過ぎると長岡に到着します。
 

越後湯沢を発車
 

今日は絶好の天気です
 

北越急行線と分岐
 

八海山もよく見えます
 

新幹線が見えると浦佐
 

田畑にも水が入っています
 

トンネル通過

妙見堰付近を通過

南長岡を過ぎて長岡へ
 
今日の旧客は大迫力の乗り心地

 長岡では2分停車となります。私は5号車なので先頭の撮影もできそうです。到着後、すぐに先頭へ向かい無事に撮影できました。同じような考えの人が多く一気に押し寄せて1分ぐらいで引き潮のように車内へ戻り列車は長岡を発車します。何はともあれとりあえず撮影できて良かった。
  

長岡駅では2分停車

ヘッドマークもようやく撮影 

 長岡では2分ほど停車して新潟へ向けて発車します。車内は空席が僅かにありますが、4号車のラウンジカーへ行っているのでしょう。長岡を出ると北長岡まで上越新幹線に沿って進みます。今回の快速新潟駅開業120周年号は、運転時刻が急行並みに設定されているのか結構飛ばします。普段の横川や水上あたりまで乗る列車とは格が違います。車端部も手伝って大迫力の乗り心地です。ロングレールの現在でも結構揺れるので旧客が急行に使われていた時代は、速度は遅いもののこれ以上は揺れていたのですかね。そんなことも考えながら旧型客車の旅を楽しみます。
 長岡発車後、車内では乗車証と観光パンフレットの配布が始まります。最近は、記念カードという形で配られるので乗車記念証として配られるのは久しぶりでした。列車は三条を過ぎて五十嵐川を渡り東三条も高速で通過。田園地帯を進むと遠くに弥彦山が見えます。古津を通過して市街地に入ると新津に到着します。
 

上越新幹線を見ながら広々した水田を通過
 

遠く弥彦山を見ながら進みます
 

五十嵐川を渡り東三条へ

加茂を出て加茂川を渡ります
 
メインのプッシュプル運転で新潟へ

 列車は新津駅で暫く停車します。列車の後部では、新潟駅で着回しをせずに新潟車両センターに入区できるようにEF64 1030が連結されます。こちらは凄い人出で連結時の撮影はできませんでした。
 2004年に運転された新潟駅信越本線開業100周年号(団体)の時は、直江津から長岡までの枠しか確保できませんでしたので旧型客車で新津に降り立つのは初めてだと思います。新津駅の駅名表示と旧型客車を合わせて色々撮影しておきます。
 

新津に到着
 

新津では暫く停車します
 

新津駅停車中
 

ヘッドマーク
 

スハフ42 2234との連結部
 

特製サボ
 

後部にEF64 1030を連結

新津駅のお見送り
  
 新津駅で小休止した快速新潟駅開業120周年号は、EF64 1053とEF64 1030のプッシュプルという大変豪華な編成で新潟を目指します。やはりEF64 1000のプッシュプル運転の区間に入りましたので沿線も凄い人出です。列車は、小阿賀野川を渡り亀田過ぎて越後石山を通過すると新潟車両センターが見えてきます。列車は左へカーブして徐々に勾配を登り始めます。旧型客車で高架になった新潟駅へ行かれるとは夢のようです。高い位置にあった上越新幹線線路と徐々に高さが揃ってきます。ただ、そんなに都合良くE7系はやってきませんでした。上越新幹線の線路と同じ高さで平行してドーム型の新潟駅に到着します。本当に旧型客車が新潟駅に入りました。
 

有名撮影地は凄い人出でした
 

小阿賀野川を渡り亀田へ
 

高架を上ります

高架となった新潟駅に入ります
 
 
旧客で高架の新潟駅に到着

 快速新潟駅開業120周年号は高架の新潟駅に到着しました。列車を降りてさっそく高架の新潟駅と旧型客車を入れて撮影します。撮影していると時間が過ぎるのはあっという間で、役目を終えた快速新潟駅開業120周年号は新津で増結したEF64 1030が先頭になり新潟車両センターへ引き上げました。
 今日のメインも無事に終了しました。新しくなった新潟駅を少し見てから長野への帰路につきます。
 

高架となった新潟駅に到着
 

新潟駅の出迎え
 

EF64 1053が最後部に
 

高架後の新潟にEF64 1000が入るのも貴重です
 

新潟車両センターへ引き上げます

新潟駅は120周年になり生まれ変わりました
 
指定席券・記念品


新潟駅開業120周年号指定券
 
 この列車は団体枠が多くあると噂されていたので指定席券の入手は難航しました。えきねっと・e5489ともに1週間7日前の事前予約開始時刻に時報に合わせて予約しましたが無理でした。この日から約1ヶ月間、暇さえあれば空席照会をしましたが確保には至らず、えきねっとでキャンセル分が確保できたのは、乗車前日の5月10日の9時2分でした。正直、ここまで苦労するとは思いませんでした。
 記念品は、乗車証と観光パンフレットが長岡発車後に配られました。 

乗車証(表)

車内でもスタンプが押せました

乗車証(裏)