
シェルパくんの臨時便
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EL高崎駅140年横川号を横川駅で降りて、折り返しのSL高崎駅140年横川号までの空き時間に久しぶりにトロッコ列車に乗って「とうげのゆ」まで往復しました。通常でも折り返し時間でトロッコには乗れますが、横川での撮影を考えると時間的に忙しいので乗るのは躊躇していました。
今回は、ゴールデンウィーク中と言うことで、ぶんかむら駅12時10分の臨時便があり時間に余裕ができるので乗ることができます。新緑が美しい旧信越本線の懐かしい車窓を見ながら初夏の碓氷峠の旅を楽しめました。 |
新緑が美しい旧信越本線
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碓氷峠鉄道文化むら駅からとうげのゆ駅までトロッコ列車シェルパくんに乗車します。トロッコ列車の到着を脇から撮影したので改札時は列の後方となりましたが、何とか普通客車の進行方向窓側に座れました。これから乗るトロッコ列車は繁忙期のみ運転される臨時便ですので車内は比較的空いていました。
隣に止まっているEF63型電気機関車に見送られてトロッコ列車は「ぶんかむら駅」を発車します。ゆっくりとした速度で碓氷峠鉄道文化むら内を走行して「文化むら」の敷地を出るといよいよ本格的に旧信越本線を進みます。往路の列車では往年と同じ下り線を走行します。かって189系や115系から見た懐かしい車窓が続きます。碓氷峠も桜の時期が終わり新緑の季節となり初夏の風が窓から車内に入ります。列車は初夏の旧信越本線を進み上信越自動車道の下を潜り霧積川を木々の間から僅かに見て進みます。暫く進むとレンガ作りの丸山変電所跡が見えてきます。この建物も189系や489系から見た現役の信越本線時代の廃墟が嘘のように修復され美しい姿になりました。
丸山変電所跡が一番よく見える場所に「まるやま駅」があります。列車は、まるやま駅で5分ほど停車します。
まるやま駅では列車から降りて旧丸山変電所近くまで見に行くことができます。ただ停車時間は5分ですので注意が必要です。まるやま駅を出た列車は、霧積川を渡り遊歩道となった上り線と別れて進みます。木々の新緑が美しい区間です。やがて軽井沢方面へ延びる廃線跡と分かれて「とうげのゆ駅」に到着します。
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始発の「ぶんかむら」駅
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車内からEF63 11が見えます
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旧信越本線下り線を走行
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丸山変電所跡が見えてきます
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まるやま駅に到着
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5分ほど停車します
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まるやま駅停車中
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後部の機関車
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ヘッドマークも付いてます
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霧積川を渡ります
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旧上り線は遊歩道 |

終着「とうげのゆ」駅に到着 |
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帰りの列車はノンストップで横川(文化むら)へ
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とうげのゆ駅から折り返しのトロッコ列車に乗ります。一旦ホームから改札を出て再度並んで改札を待ちます。忘れ物などの点検が終ると改札が始まります。臨時便の折り返しなので帰路も臨時便です。ただ、温泉施設へ行った人も居るので帰路となる「ぶんかむら駅」行きの車内は空いていてトロッコ車の進行窓側に座ることができました。
とうげのゆ駅を出たトロッコ列車シェルパくんは、ゆっくりと慎重に坂を下ります。旧信越本線の下り線に入り現役時代から見て逆走する形で進みます。上り線は遊歩道になっているので下り線を使い運行しています。霧積川を上り線が近づいてくると丸山変電所跡が見えてきます。ぶんかむら行の上り列車は、まるやま駅には停車しません。ゆっくりとまるやま駅ホームを通過します。新緑が美しい木々の間から霧積川を見て上信越道の下を通過します。暫く木々の間を進み国道18号線が見えてくると、碓氷峠鉄道文化むらの敷地内に入り189系やEF63型電気機関車に迎えられて「ぶんかむら駅」に到着します。
今日は薄曇りの天気となりましたが、新緑の美しい車窓を見ながら爽やかな初夏の風を感じるトロッコ列車の短い乗車を楽しめました。
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折り返しトロッコで「ぶんかむら」へ
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とうげのゆ駅停車中
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帰路はオープン車に乗車
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とうげのゆ駅を発車
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霧積川を渡ります
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旧信越本線下り線を逆走で走行
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上信越自動車道が見えます
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霧積川に沿って進みます
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「碓氷峠鉄道文化むら」に入ります |

ぶんかむら駅に到着 |
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トロッコ列車の座席は2種類
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「トロッコ列車シェルパくん」は、オープン客車+普通客車+機関車の3両編成です。早春と晩秋の時期はトロッコ列車に窓ガラスをはめ込み運転されることもあるようですが、基本的には先頭のオープン客車は開放感あふれるトロッコ風の客車になっています。普通客車は、旧型客車を思わせるボックスシートと一部ロングシートが並んでいます。こちらの窓も開閉できますので今の時期は窓開放で乗れますが、家庭用クーラーが付いていますので夏場は窓を閉めて乗ることになりそうです。見た感じでは、やはりオープン型客車に人気が集まっていますので、乗り鉄で旧型客車で碓氷越えの雰囲気を味わいたい乗り鉄の方々には普通客車が空いていて穴場です。 |

オープン型客車 |

普通車型客車 |
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碓氷峠鉄道文化むらゴールデンウィーク企画
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碓氷峠鉄道文化むら
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「碓氷峠鉄道文化むら」では、美しい国鉄色に塗り直されたクハ189-506が出迎える中、ゴールデンウィーク(4/27-5/6)の特別企画として、保存されている一部の機関車に特別ヘッドマーク取り付けて展示されています。
基本的には、往年のブルートレインのヘッドマークが中心となっていますが、「あさま」「能登」「サロンエクスプレスそよかぜ」のヘッドマークも取り付けられているので見応えがありました。ED42
1に「白鳥」のマークが付いていなかったのは残念でしたが・・・。
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189系(クハ189-506)「あさま」(国鉄色)
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EF63 10「能登」
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EF62 54
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ED42 1(白鳥マーク無し)
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野外展示場
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D51 96「銀河鉄道999」
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DD53 1とDD51 1「出雲」
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EF80 63「ゆうづる」
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EF53 1とEF63 1「あさま」
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EF30 20「富士」とEF58 172「はくつる」
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189系あさま号とEF63
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EF62 1「サロンそよかぜ」とEF15 165
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EF65 520とEF62 1「サロンそよかぜ」
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EF60 501「さくら」とキハ20 467
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キハ35 901とソ300
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スニ30 8とEF59 1
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EF63型電気機関車体験運転を見る
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トロッコ列車が丸山方面へ行っている合間にEF63型の運転体験が行われます。通常はEF63型1両ですが、日によって重連や重連にヨ8000が連結される日があります。この日は、EF63型重連にヨ8000が連結されていました。あくまでも体験運転が主で撮影用の運転では無いので貫通戸が開けられていたのが残念でした。撮影メインで狙うなら秋から冬期が良さそうです。 |

ヨ8000が先頭で進みます |

EF63先頭で折り返します |
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トロッコ往復券と予約券
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トロッコ往復券
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横川駅でSL高崎駅140年横川号の撮影をしてから「鉄道文化むら」へ向かいましたので、遅れて窓口に到着しました。ゴールデンウィーク中はトロッコ列車に臨時便があるので、臨時便に空きがないか聞いたところ無事に予約券を確保することができました。
普段は、12時10分の予約券はありませんので貴重な収集になりました。 |

通常は予約券とホチキスで綴じられています |

予約券兼時刻表 |
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