快速:ELレトロぐんまよこかわ号  高崎→横川 
2023年 11月4日(土)乗車_ 


オハニ36に乗って秋の信越線の旅

 信越本線で運転されるD51復活35周年横川号の送り込みを兼ねて、ELレトロぐんまよこかわ号が運転されました。旧型客車6両を電気機関車と蒸気機関車で挟みプッシュプル運転で横川まで向かいます。本日は、EF65 501が先頭で最後部にD51 498が連結されました。旧型客車は、ラウンジカーを含めて6両編成で6号車は青色のスハフ42 2234が入りました。
 EF65 501の汽笛とD51 498の汽笛のハーモニーを楽しみながら高崎から横川までのんびりと秋の信越線の旅を楽しみました。
  
 
EF65 501に牽引されて高崎を出発

 高崎駅で北陸新幹線を降りて2番線へ行くとちょうど熱海行が発車した場面です。この列車が出ると快速ELレトロぐんまよこかわ号が入線してくるので時間的には理想的なちょうど良さです。
 高崎駅にEF65 501を先頭にしたELレトロぐんまよこかわ号が入線してきました。ヘッドマークは落ち着いた地味なデザインですのでEF65 501が引き締まって見えます。まだ人の少ないうちに撮影だけ済ませます。列車の方は準備中と言うことでまだ乗車はできません。私が乗るのは最後部の1号車ですのでEF65 501を撮影後は延々と歩いて移動します。EF65 501の次には青色に塗装されたスハフ42 2234が連結されています。本当はこの車両に乗りたかったのですが窓側に空きがなかったので仕方ないです。
 ホームを歩き一番最後部の1号車が指定された号車です。オハニ36 11で半分は荷物室になっていて客室はこぢんまりしています。人間の私は客室の方に乗車します。オハニ36に乗るのはいつぶり以来でしょうか。旧型客車は、このオハニ36とスハフ32を除いてリニューアルされています。最低限の補修で国鉄時代の雰囲気を色濃く残しているオハニ36とスハフ32は人気のある車両です。今日は、スハフ32の連結はありませんのでオハニ36がファンの間では人気のある車両となります。車内に入ると満席にはなっていませんが、それなりに座席は埋まっています。私の席も前には2人座ってますが隣は空いてます。
  

高崎駅発車案内
 

高崎駅での見送り
 

牽引はEF65 501
 

ヘッドマーク
 

高崎駅にて
 

スハフ42 2234との連結部
 

サボ
 

1号車(オハニ36 11)に乗車
 
 EF65とD51の汽笛が高崎駅構内に響き渡ると大勢の方に見送られてELレトロぐんまよこかわ号は高崎を後にします。高崎構内を抜けると上越線と分岐して信越本線を進みます。北高崎を過ぎて烏川を渡ると住宅街が続きます。群馬八幡を過ぎると碓氷川を渡ります。この場所は撮影名所ですので大勢の方が撮影に訪れています。碓氷川を渡りカーブを進むと東邦亜鉛の工場が見えてきて安中に停車します。安中ではしばらく停車となります。
 ホームに降りて先頭へ行くとEF65 501はホームの柵ギリギリのところに止まっていてほぼ撮影できません。最後部のD51を見せたい気も解らなくはないですが、ELレトロぐんまよこかわ号で先頭の電気機関車がほぼ見られないとかどうなのでしょう。安中駅は、11両編成の特急あさま号も停車していたのでホーム長に余裕があるので考えて欲しいものです。通常時はチェーンでも付けておけば良い話ですし。安中ではスマホの広角で何とか東邦亜鉛の工場入れて撮影しただけで後部のD51には行かずに車内へ。


上越線と分かれて信越本線へ

烏川を渡り郊外へ

碓氷川を渡り安中へ
 
 
碓氷峠の麓 横川へ


安中駅に停車
 

ホーム端ギリギリに停車
 
 
東邦亜鉛の工場を入れて(広角)
 

安中駅にて
 
 安中を出発したELレトロぐんまよこかわ号は、田園地帯をゆっくりと進みます。車窓には霞んではいますが妙義山の姿も見えます。このあたりも撮影される方が多いです。今日は曇り空で少し残念ですが・・・。一直線の田園地帯を進むと列車はカーブして住宅街に入ります。しばらく進むと磯部に停車します。磯部での停車時間は僅かです。とは言え客車列車ですので電車みたいにすぐには発車できませんが・・・。
 磯部を出で田園地帯を進み松井田を過ぎて碓氷川を渡ると西松井田を通過します。西松井田を過ぎるといよいよ山間部に入ります。横川行の列車がSL牽引だとこのあたりから速度が落ちてあえぎあえぎ進みますが、電気機関車だと軽々進んでゆきます。一度は行ってみたい五料の茶屋を過ぎると国道18号線と平行します。車からもかなりの人が手を振っています。列車は碓氷神社の脇を通過して国道を走る車に抜かれつつも気にせずマイペースで進みます。国道18号と分かれて旧中山道に沿って進むと横川の町並みが見えます。ELレトロぐんまよこかわ号の到着を知らせるかのようにEF65とD51の汽笛が響き渡ると終点横川に到着します。


霞んでいますが妙義山
 

先頭のEF65が見えます
  

136Mとすれ違い
 
 
磯部駅を発車
 

五料の茶屋付近を通過
 
 
横川に到着
 
 
 
碓氷峠の麓 横川に到着

 横川駅に到着後はしばらく駅で撮影します。駅構内には地元高校生による吹奏楽演奏が流れています。以前の太鼓演奏とは変わり駅構内ながら上品な時間が流れます。EF65 501は早々にライトを消してしまいましたが、安中であれだけ前出しする停止位置で満足に撮影できなかったので5分ぐらいはライト点けておいてくれてもと思います。下りは、SLではなくELレトロぐんまよこかわ号の列車名の通り横川側の電気機関車がメインですので。
 EF65 501と青色に塗り替えられたスハフ42 2234の撮影をしていると高崎からの普通列車が到着しました。今日は、意図的に運用に入れたのか偶然なのか解りませんが、211系3000番台A28編成矢絣帯が来ました。これはこれで貴重な並びを撮影できました。
 吹奏楽の演奏も終ったようなので改札を出でて折り返しまでの時間を碓氷峠鉄道文化村で過ごす事にします。
 

横川に到着
 

折り返しは最後部
 

後続の131Mは矢絣帯
 

211系矢絣帯との並び
 

横川にて
 

EF65 501側は空いてます
 

青い旧客との連結部

スハフ42 2234

懐かしさを感じる光景

 
指定席券


ELレトロぐんまよこかわ号指定券
 指定券は、えきねっとで見た限りは△の状態が続いていました。ただし空いているのは通路側のみで乗車日が近づくと次第に席が埋まり始めました。前日になっても窓側に空きが出ず通路側を押さえてから空席が無いかと探し続けて前日の深夜にようやく進行とは反対のD席が空いて確保しました。
 乗車当日の長野駅東口の駐車場で、これが最後かと座席位置変更でシートマップを見たところ1号車のA席に空席を見つけてようやく進行方向窓側を確保できました。失礼ながらELレトロぐんまよこかわ号でここまで苦労したのは初めてです。