長野駅開業135周年記念  
快速: リゾートビューふるさと(長野駅開業135周年記念号)  長野→南小谷
2023年 10月14日(土)乗車_ 


愛称は「長野駅開業135周年号」

  長野駅開業135周年を記念して快速リゾートビューふるさと号を長野駅開業135周年号の愛称で運転しました。時刻表を見た時点で列車番号が違う他は快速リゾートビューふるさと号と変わりはありません。
 ただ、愛称だけでも南小谷行は「長野駅開業135周年」となっているので南小谷行だけ乗車しました。リゾートビューふるさと号に長野から南小谷まで乗車するのは久しぶりです。
  
  
リゾートビューふるさと号で秋の列車旅

 本日は、長野鉄道フェスタの見学をせずに長野駅にやってきました。ここ最近、事情があり乗り鉄ができなかったので久しぶりに乗り鉄をしようと思います。今日は、鉄道の日と言うことで長野駅でもイベントの準備を行っています。
 さて、長野駅5番線にリゾートビューふるさと号が入線してきました。本日は、鉄道の日・長野駅開業135周年と言うことでリゾートビューふるさと(長野駅開業135周年記念号)として運転されます。この「長野駅開業135周年」に釣られて乗車することにしました。
 長野駅の発車案内は特製の案内で雰囲気を盛り上げてくれたのですが・・・。車両の横に立つ人が持つ横断幕は「ようこそ信州へ」の通常のタイプ。長野支社のプレスで出した特別な横断幕は・・・。階段脇にありました。これ反対だろ。これじゃ気がつかない人も多いだろうなと撮影。やはり綺麗には収まりません。その後、指定券を見せてポストカードを貰いました。隣には「リゾートビューふるさと」の団扇を持った人が居たので聞いてみたら配布はしないとのこと。他の人も何名か聞いていましたが子連れにもくれないみたいで紛らわしいから持ってくるなよ。と言いたいところです。私は別の機会に貰って持ってはいますが雰囲気的に良くないです。
 今回は、列車名の後に括弧付けで「長野駅開業135周年」と愛称が付いているので出発式とかやるのかと思いましたが、駅舎側のイベントで忙しいのかそういうことも無く、いつもの「リゾートビューふるさと」と同じ感じで長野駅を出ました。
 

長野駅発車案内
 

長野駅発車案内(英語)
 

始発の長野駅
 

リゾートビューふるさと(長野駅開業135周年記念号)
 

定番の横断幕
 

肝心な横断幕はサイドに・・・
 

行先表示(列車名)
 

行先表示(行先)
 
 長野駅を出た列車は、犀川を渡り長野市街を離れます。車内の方は、満席の割には空席が僅かにあります。私の隣もまだ居ません。この列車も指定席料金が840円に値上げされたので2席取る人も居ないだろうし・・・。長野駅発車後の車内放送では「長野駅開業135周年」の言葉が入って良かったです。
 篠ノ井でも多少の乗客があり空席も減ってきました。列車は篠ノ井線に入り田園地帯を進みます。稲荷山を過ぎると山間部に入り次第に高度を上げて進みます。桑ノ原信号場を過ぎると徐々に善光寺平の車窓が見えるようになります。列車はスイッチバックをして姨捨駅に到着します。
 

一応乗車前に準備
 

犀川を渡ります
 

篠ノ井線を姨捨へ
 
 
前面展望(桑ノ原手前)

車内の様子

姨捨スイッチバック 
 
  
 姨捨駅では善光寺平の雄大な景色を楽しむため少々停車します。今日は、少し霞んで見えますが秋の善光寺平を見渡せます。列車の方は、ここで長野行普通列車と特急しなの3号と2列車分交換をします。姨捨駅には四季島用のラウンジがありますが最近はダイヤが変わり使用されていないようです。本日は、リゾートビューふるさと(長野駅開業135周年記念号)と合わせて食事ができる旅行商品が発売されているようでここで降りる人もそれなりにいます。
 珍しく特急しなの3号が定刻で通過するとこちらも発車の時間となります。長野駅でポストカードを貰い長野行普通列車で折り返し長野鉄道フェスタへ行く人も居るのか車内は結構空席が出ました。
 

姨捨に到着
 

善光寺平の眺め
 

長野行普通と交換
 

長野行が先に出ます
 
 姨捨を出てようやく一息ついてビール片手に車窓を楽しみます。冠着を過ぎて秋の田園風景を見ながら進むと聖高原を過ぎて北アルプスが見えてきます。僅かな時間ですが北アルプスを見ながら進み列車は坂北・西条と通過して坂北トンネル3本を通過します。坂北トンネルを過ぎると北アルプスの山々が本格的に見えてきます。多少雲はありますが、秋晴れの青空に映えて山々が見えるので今日は当りです。
 列車の方は速度を落として明科を通過せずに停車しました。2番線には長野を9時19分に出た普通列車が停車しています。放送では、この先で特急しなの8号が踏切の安全確認を行っているとのこと。ただ、すでに運転を再開しているので信号が変われば発車するとのこと。で、先に信号が変わったのは・・・。松本行でした。それはそうですよね。ただ、普通列車ですので少し間隔が開かないと発車できそうもありません。「どこトレ」を見ると後続の甲府行がもう西条を出ています。甲府行を2番に入れるのかと考えていると明科を発車しました。予想より早く運転再開となりました。
 明科を出て田沢を通過すると奈良井川と梓川が合流して犀川となります。背後には北アルプスの山々が見えます。明科からは快調に進み大糸線の線路と平行して大糸線北松本駅を過ぎると松本に到着します。
 

主のアルクマ
 

姨捨を過ぎて休憩
 

北アルプスもよく見えます
 
 
明科に到着

奈良井川と梓川の合流

大糸線が見えると松本
     
 
  
秋の安曇野・北アルプスの麓へ

 松本では列車の進行方向が変わります。座席を回転させてホームへ。最初に昼食用に「山賊焼弁当」を購入します。その後ホームで撮影します。松本駅の発車案内にはスクロールながら「長野駅開業135周年号」の文字が入っています。今日は遅れて到着したので停車時間もあまりありません。撮影を終えてすぐに車内に戻ります。
 松本で降りる人も結構いましたが、特急あずさ号からの乗り継ぎ客で座席は結構埋まりました。この列車の本番は松本からのようです。

松本に到着
 

進行方向が変わります
 
 松本を出たリゾートビューふるさと(長野駅開業135周年記念号)は、先ほど走行していた篠ノ井線と併走して北上します。北松本を過ぎて篠ノ井線と分かれて梓川を渡ると安曇野に入ります。秋の安曇野は米の収穫も終り秋の風景となりました。北アルプスもよく見えています。
 今日は、松本から信濃大町まで地元高校生による車内観光案内が行われます。いつもと違ったリゾートビューふるさと号の旅を楽しめます。ちなみに車内放送で「長野駅開業135周年」と言う言葉を聞いたのは長野駅発車直後のみでそれ以降は忘れ去られたかのように一言もありませんでした。
 列車は、北アルプスを見ながら田園地帯を進みます。安曇野もすっかり秋の装いです。車窓は田園地帯から住宅街に変わり豊科に到着します。豊科の停車時間は僅かですぐに発車となります。豊科を出ると僅かな時間で穂高に停車します。穂高駅では、穂高神社参拝の時間を確保するためしばらく停車します。
  

スクロールながら出ました
  

梓川を渡り安曇野へ
  

北アルプスもよく見えます
  
 
穂高に到着
 
 
穂高にて
 

松本行と交換
  
 
■穂高神社参拝
 リゾートビューふるさと(長野駅開業135周年記念号)が到着すると、穂高駅に穂高神社の巫女さんが出迎えてくれます。穂高駅から巫女さんを先頭にゾロゾロ歩くこと数分で穂高神社へ到着します。
 穂高神社は、駅から近いので途中下車して参拝するもの便利です。神社に到着すると巫女さんが穂高神社について一通りの説明をしてくれます。季節柄、七五三の時期と重なりましたので穂高神社も参拝の人で賑わっていました。説明後は、参拝をして「おみくじ」を引きます。今年の正月は「凶」「凶」の連続でしたのであまり期待はしていませんでしたが今回は「大吉」でした。運気は今がピークのようです。
 穂高神社参拝後は、各自で穂高駅まで移動して列車に戻ります。

穂高神社へ参拝
  

老養杉(御神木)


穂高神社神馬


 穂高神社を参拝した帰りに駅前のカフェで地ビールを持ち帰り車内で昼食をとります。本日の昼食は、松本駅で購入した山賊焼弁当です。同じような考えの人が多いのか、車内はニンニクの香ばしい香りが各所から漂います。穂高を出ると北アルプスが綺麗に見える有明駅を通過して本格的に地元高校生による観光案内が始まります。北アルプスの山々の説明を聞きながら列車は進みます。本日は北アルプスが見える天気で良かった。これが曇りでアルプスが見えなかったらどうしたんだろ。列車は、安曇沓掛を通過して高瀬川を渡ると信濃大町に停車します。地元高校生による観光案内は信濃大町までです。信濃大町では半分ぐらいの乗客が下車しました。
 

信濃大町に停車
 

白馬に停車
 
 信濃大町駅を出ると車内は空いて寂しくなります。北大町を過ぎて田園地帯を進み信濃木崎を過ぎて山裾を回ると大糸線でも有数の車窓で有名な仁科三湖を畔を進みます。JR線で湖の湖畔を走行するのは珍しいです。まずは、木崎湖が見えてきます。この湖は仁科三湖のうちで最も上流になります。列車は風景がよく見えるように稲尾駅・海ノ口駅でそれぞれ数分止まります。その後、山を越えて簗場駅を通過しながら一番小さい中綱湖を見ながら進みます。続いて最も下流側で湖面が大きい青木湖畔を見ながら進みます。このあたりに昔はヤナバスキー場前駅がありましたが、もう近くの踏切が目印になる程度です。青木湖畔を離れて列車は峠を進みます。このあたりの紅葉はまだ少し先のようです。神城・飯盛と過ぎ平川を渡りジャンプ台が見えてくると白馬に到着します。白馬の下車はごく僅かでした。
   

今日の昼食
 

高瀬川を渡り大町へ
 

木崎湖
 

中綱湖
 

青木湖
 

平川を渡り白馬へ
 
 

南小谷に到着
 

南小谷駅舎
 
 白馬を出ると松川を渡ります。今日はここまで雲はあるものの秋晴れの北アルプスを楽しめました。いつの間にか1線が使用休止になった信濃森上を過ぎて秋の田園地帯を進みます。そしていよいよ姫川第2ダムを見ながら姫川を渡り山間部に入ります。姫川を時見ながら列車山間部を北上します。白馬大池を過ぎると姫川を挟んで対岸を走る国道がよく見えます。車の方が速いですが、まぁのんびり南小谷までの最後の列車旅を楽しみます。2回目の姫川を渡り国道と並行して千国駅を過ぎると再び姫川を渡り国道と離れます。しばらく姫川を挟んで国道と並行していると、今度は国道側が姫川を渡り線路に寄り添い進みます。国道の工事現場が見えてくると終着の南小谷に到着します。
 長野から松本経由で南小谷まで、リゾートビューふるさと(長野駅開業135周年記念号)の旅は終りました。長野駅開業135周年号の愛称はほぼ忘れ去られて居ましたが・・・。
 南小谷到着後は、改札を出てしばらく秋風にあたり休憩をします。大糸線北上の旅はまだまだ続きます。
 

松川を渡り南小谷へ

姫川に沿って進みます

南小谷に到着
 
 
指定席券・記念品

 指定券は、「えきねっと」で1ヶ月7日前の14時に事前予約しました。長野駅開業135周年と括弧ながら愛称の記載がありましたが、指定券の列車名は「リゾートビューふるさと」ですのでたいした心配もしていませんでした。
 結果的には希望したD席側(北アルプス側)が確保できました。予想外だったのは、全区間通しでも松本分割でもほとんど空席が出ることが無く満席が続いたことでしょうか。発売後に長野鉄道フェスタ(長総公開)が発表されましたが、それでも席が戻ることはほとんどありませんでした。
 記念品は、長野駅でポストカードが貰えました。その他の記念品の配布はありませんでした。

長野駅へ配布されたポストカード

リゾートビューふるさと指定券