2023年8月 C57 180号機「喜寿」  
快速:SLばんえつ物語号  新津→会津若松
2023年 8月 5日(土)乗車_ 


C57 180号機は今年喜寿

 今年は、C57 180号機の定期検査のため7月下旬から運転が始まったSLばんえつ物語号に今年も乗車しました。今年は牽引するC57 180号機が喜寿を迎えると言うことで専用のヘッドマークが取り付けられていました。それ以外は特にこれと言った装飾はありませんでした。
 例年、SLばんえつ物語号は春に乗ることが多いので緑濃い真夏の磐越西線をSLばんえつ物語で旅するのは2020年以来となりました。
  
 
まずはグリーン券の発券

 今年も特急しらゆき1号に乗車して新津駅に降り立ちました。まずは、改札を出て特急しらゆき1号の車内でようやく窓側の予約ができたSLばんえつ物語号のグリーン券を引き取ります。まさか、今年は発車1時間前までグリーン券(窓側)の取得に時間が掛かるとは思いませんでした。指定席券売機も結構混んでいて受け取りに時間が掛かりホームへ行くとすでにSLばんえつ物語は入線していました。
 まずは、7号車のグリーン車へ向かい荷物を置きます。乗車前にグリーン券を用意していたのですが、なんとスルーで車内に入れました。今だけなのか今年からそうなのかグリーン券の確認はありません。
 荷物を置いて先頭部へ。C57 180の先頭部には「喜寿」のヘッドマークが付いています。ようやく金メダルをイメージしたヘッドマークではなくなり良かった。あのデザイン長かったですしね。C57の回りは人も少なく撮影も終り車内へ。

始発の新津駅
 

発車案内
 

新津駅停車中
 

今年は喜寿ヘッドマーク
 

新津駅停車中

後部はグリーン車
 
 
今年もグリーン車でSLばんえつ物語の旅

 C57撮影後は、オコジョ展望室へ寄ります。こちらも制限なく入ることができます。また、4号車の展望室も制限はありません。完全に以前のSLばんえつ物語号が戻ってきました。1号車から7号車まで車内を通り抜けしましたが、本日は指定席もほぼ満席と言うことで新津駅からほとんどの席が埋まってました。また、途中4号車展望室の郵便ポストは使用できましたのでスタンプを押した葉書を自分宛に投函しました。5号車の売店も早くも営業していたので弁当やらビールやら購入して7号車へ進みます。6号車から7号車の通り抜けでもグリーン券の確認はありませんでした。グリーン車登場後からこの点は厳しかったので調子が狂います。
 1列シートの自席に戻るともう僅かで発車時刻です。今年は、オコジョ展望室の整理券を確保するため並ぶ必要も無く久しぶりにゆったりした新津駅の旅立ちを楽しめます。新津駅構内にC57の汽笛が響き渡り定刻に夏の新津駅を定刻に発車したSLばんえつ物語号は、新津駅で大勢の方に見送られ信越本線と分かれて磐越西線を進みます。

オコジョ展望室もフリー利用
 

乗車記念顔出し
 

今年もグリーン車に乗車
 

1列席を確保
 

後部展望台
 

後部展望台からの眺め
 
 SLばんえつ物語号は能代川を渡り新津市街地を離れます。新関駅を通過すると美しい緑の絨毯となっている田園地帯を進みます。まさに夏旅にふさわしい光景です。北五泉を通過すると町並みが広がり五泉に到着します。五泉を発車すると早出川を渡り再び田園地帯を進みます。馬下を通過すると私の方の車窓は山ですが、反対側の車窓には阿賀野川が見えていて、いよいよ阿賀野川(阿賀川)に沿った磐越西線の旅が始まります。私の方の車窓は山だけですので正直面白くありません。列車は、春には美しい桜の花が咲き誇る咲花に停車します。夏は夏で緑濃い木々が夏らしくて好きです。咲花発車後は展望台からトンネルに入るまで流れゆく景色を楽しみます。
 車窓の方は相変わらず山ばかりですが、結構撮影に来られている方も見かけます。SLばんえつ物語号は五十島駅を通過して阿賀野川を渡ると、いよいよ私が座っている側の車窓に阿賀野川が見えてきます。列車は、阿賀野川に沿って進み「きりん橋」が見えてくると津川に到着します。


能代川を渡ります
  

五泉を過ぎて早出川を通過
 

夏の田園地帯を進みます
 

夏の咲花付近
 

トンネル進入の定番構図
 

グリーン車から見る夏の車窓
 

トンネル通過中

良い雰囲気です

阿賀野川を渡り津川へ
 
 津川では、C57点検・給水のためしばらく停車します。この間に先頭部でヘッドマークなど撮影するのですが、今日は津川も暑いので撮影もほどほどに車内へ戻ります。途中の売店で冷えたビールを買うのを忘れずに・・・。車内でくつろいでいると反対ホームに新津行が入ってきて交換する形で津川を発車します。

津川に到着
 

方向幕は例年通り
 

愛称板も例年とおり
 

津川駅停車中
 

新津駅にて

行程札は喜寿専用
  

喜寿とは思えない力強い走りで会津へ


新津を出たら昼食

阿賀野川を渡り

阿賀川に沿って進みます
  
 津川を出たSLばんえつ物語号は阿賀野川に沿って進みます。鹿瀬駅を通過して長いトンネルを通過すると日出谷に到着します。日出谷と言えば昔「とりめし」が有名でした。今でも食べたくなる駅弁ですが、もう販売されることはありません。日出谷を出ると再び阿賀野川に沿って列車は進みます。ここで昼食を摂ります。今日は、「SLばんえつ物語弁当」です。残念ながら新津駅に「えび千両ちらし」は売ってませんでした。豊実駅を通過して新渡大橋が見えてきて阿賀野川を渡ると福島県に入ります。阿賀野川も阿賀川に変わります。徳沢駅を通過して列車は阿賀川に沿って進みます。ただ阿賀川は車窓とは反対側ですので座った状態では見られません。列車は少し阿賀川から離れて田園地帯を進み野沢に到着します。野沢を出ると田園地帯を進みます。反対側の車窓には阿賀川が見えています。山郷ダムとか見所もありますが、反対側の車窓の話でこちら側は山ばかりです。しばらく走り阿賀川を渡るといよいよ阿賀川を見ながらの旅となります。萩野駅付近で一度川から離れますが、再び阿賀川に沿って列車は進みます。しばらく阿賀川の車窓を楽しんでいると列車は山都に到着します。
    

山都で少々停車
 

山都駅停車中
 

山都にて
 

車内に戻ります
 
 山都では、C57の点検・給水のためしばらく停車します。喜多方まであと一駅まで来ました。山都も凄い暑さで光線具合も良くないので撮影後は早々と車内に入りました。
 山都を出ると後部の展望室へ移動します。間もなく一ノ戸橋梁を通過します。この一ノ戸橋梁の絶景を楽しむためにグリーン券を購入したと言っても過言ではない人も多いかと思います。その後は、山間部をゆっくりと下ってゆきます。山間部を過ぎると視界が開けて会津盆地が見えてきます。今日は夏の磐梯山も少し霞んではいるもののよく見えています。列車は会津盆地の端の田園地帯を進み濁川を渡ると喜多方に停車します。さすがに喜多方での降車は多いです。喜多方を出ると電化区間に入ります。SLばんえつ物語号は田園地帯を進み塩川に停車します。塩川を出ると磐梯山を見ながら進みます。SLばんえつ物語号の旅も終盤です。


一ノ戸川橋梁を通過
 

この景色がクライマックス
 

会津盆地へ
 

濁川橋梁を通過 

喜多方からは電化区間

磐梯山を見ながら会津若松へ
 
 SLばんえつ物語号は、新津から阿賀野川(阿賀川)に沿って進み終点の会津若松に到着しました。今年もSLばんえつ物語号(グリーン席)の旅が楽しめて満足です。このあと、郡山行の普通列車に乗り継ぐためすぐに1番線へ移動して並びます。旅の余韻に浸る暇はありません。普通列車は2両編成ワンマンで始発の会津若松から座れない人が出る状態なので・・・快速あいづ号で指定席があれば駅前で買い物ぐらいできるのですが・・・。
 
 本文中では書きませんでしたが、今年(今日)はグリーン車のグリーン券チェックが甘く普通車からも7号車の展望車を見に来る何名も人がいました。7号車の展望車はグリーン席の乗客用という触れ込みで、昨年までは乗車口とデッキで厳しくグリーン券のチェックを行い7号車はグリーン券が無いと入れない付加価値がありました。私も苦労してグリーン券を確保したので、今日みたいに気軽に普通車から展望室を見に来れるとなるとグリーン席の価値が低下したと感じざるを得ず残念でした。
 それでもSLばんえつ物語号は、運転開始初年から毎年乗っているほど好きなので来年も乗りたいと思います。

会津若松に到着

車内点検が終ると引き上げます
 
 
指定席券など


SLばんえつ物語号グリーン券
 
 指定席券(グリーン)は、「えきねっと」で1ヶ月7日前の14時に事前予約しましたが、グリーン席(座席位置指定無し)でも7月・8月運転分は全滅しました。その後、何とか8/5のグリーン席通路側が予約できました。そして、最終的には発車の1時間前に窓側(1列席)への座席位置変更に成功しました。
 記念品は、グリーン車乗車証が無くなり、オコジョ展望室の整理券も無くなり、乗車手帳も無くなり、記念スタンプのみとなりました。指定席券類が値上げされる来年以降は復活するのか注目です。

 乗車記念スタンプ
  

今年も専用消印があります