特急:谷川岳ループ号  越後湯沢→高崎_
2023年 6月 4日(日)乗車_ 


なんと185系特急が上越国境へ

 今年も上越線で「谷川岳もぐら」「谷川岳ループ」が運転される時期となりました。この列車も特急に格上げされたので特急券が必要になりました。昨年はE257系5500番台が使用されたのである程度の納得感がありましたが・・・。今年は、なんと185系電車が特急として登板します。特急維持のまま車両が185系に変われば人気は爆上がりとなり特急券も発売と同時にほぼ完売状態になる日もありました。
 私も上越国境を走る185系特急列車に乗車しようと特急券を購入してループ線が楽しめる上りの特急谷川岳ループ号に乗車しました。
  
  
慌ただしい越後湯沢の旅立ち

 ぽんしゅ館で越後の酒を楽しんだ後は、お目当ての185系特急谷川岳ループ号に乗車します。185系自体は越後中里に回送されているのでまだ入線していません。ホームはこれから乗車する人で結構混んでいます。発車6分前にようやく185系の回送が到着しました。これから幕回しをしてライト点灯を待つ時間は無いです。私の指定された号車は一番後ろの6号車ですので歩かなければなりません。ヘッドマークの幕は「回送」から1コマ移動した「臨時特急」で止まりました。そこだけ撮影して6号車へ移動します。途中で越後湯沢の駅名板などと185系を撮影して6号車の指定された席に着く頃にはもう発車時刻となってました。
 越後湯沢を定刻に出た185系特急谷川岳ループ号は大宮へ向けて進みます。車内は、ほぼ満席の大盛況です。やはり特急列車に格上げされ車両が185系に変わっても、車両が人気の185系だと座席の埋まり具合も違います。列車はゆっくりした速度で魚野川を渡り田園地帯で大きくカーブして越後中里を通過すると線路が上下線に分かれて再び魚野川を渡ります。その後、トンネルに入りトンネル内で松川ループ線を通過します。トンネル内ですのでループ線の実感はありませんが、車両が右へ右へカーブしているのが解ります。トンネルを抜けると土樽駅を通過して清水トンネルに入ります。長い清水トンネルを抜けると列車は土合駅に停車します。
 

越後湯沢駅発車案内
 

越後中里から回送で到着
 

ヘッドマークは「臨時特急」
 

越後湯沢の停車は長くありません
 

魚野川を渡ります
 

6号車車内
 

再度魚野川を渡り松川ループ線(トンネル)へ

湯檜曽川を渡り土合駅へ
 
 
早くも見せ場のループ線と土合駅

 土合駅では19分ほど停車します。下り列車用のトンネルホームに行こうと思えば行かれましたが、ここはゆっくりと185系の撮影をします。臨時特急表示の185系を撮影できるのは高崎で降りる私にはここだけになりそうです。普段は静かな山間の駅なのでしょうが、今日だけは185系特急谷川岳ループ号の乗客や撮影の方々で混んでいます。一通り撮影を終えて駅舎などを眺めているともう発車時刻となります。足りないぐらいがちょうど良いのでしょうか。
 土合駅を出るとすぐにトンネルに入ります。トンネルを抜けると眼下の車窓に次に停車する湯檜曽駅と上越線の線路が見えます。ただ、木々の生長で見える時間はかなり短くなりました。この区間は列車もゆっくりと進みます。私は、ループ線が見える側の席でしたので幸運でした。
 湯檜曽駅を眼下に見るメインイベントが終ると再びトンネルに入ります。トンネル内で湯檜曽ループを通過となります。トンネル内ですが列車が左に左にカーブしているのが解ります。トンネルを抜けると湯檜曽駅に停車します。この駅のホームで先ほど走ってきた線路が見えますが、木々が生い茂りあまり良くはみえませんでした。湯檜曽は3分停車なのですぐに車内に戻ります。湯檜曽を出ると下り線と合流して利根川に沿って進みます。山間部が開けて利根川を渡ると水上に到着します。水上は、乗務員交代のための運転停車でドアは開きません。乗客は車内で待つことになります。

土合駅でしばらく停車
 

方向膜は「臨時特急」
 

土合駅は天気が良かった
 

土合駅停車中
 

土合駅舎
 

土合駅看板
 

土合駅にて
  

まもなく土合を発車
 

ループ線を通過中。湯檜曽駅が見えます

湯檜曽駅で少々停車
 
 
関東平野は俊足ノンストップで高崎へ

 水上駅は乗務員交代の運転停車でドアは開きません。水上を出ると特に乗務員が交代したという案内もなく列車は進みます。上越線のループ線の見所などは過ぎたので、後は乗客を首都圏側に送り届けるだけと言った雰囲気です。水上の温泉街を抜けると長いトンネルを進みます。列車は西日射す上越線を利根川に沿って進みます。気分的には185系ですので新特急谷川号に乗っているかのような気分です。列車は利根川に沿って進みますが、利根川を渡りそうでなかなか渡ることなく進みます。車窓は右市街地。左に田園地帯と線路を境に分かれる直線を進み薄根川を渡ると沼田を通過します。
 特急谷川岳ループ号は、沼田を出て利根川を渡ります。その後、私が座っている方は山側ですが、反対側は国道と利根川に寄り添うように進む車窓の良い区間です。私の方は山々の木ばかりですが・・・。列車は何度か利根川を渡り田園地帯と集落が交互に変わる車窓を見ていると遠くに榛名山が見えてきます。そろそろ山間部も終わりが近づいています。遠く榛名山等の山々を見ながら最後の利根川を渡ると吾妻線が近づいてきて渋川に到着します。渋川は運転停車するだろうと思いましたが・・・。通過しました。ちょっと驚き。
 
 渋川を出ると列車は関東平野に入り市街地の車窓が多くなります。列車の速度も上がり6号車のクハ車ながらモーター音が心地よく聞こえるぐらい速度が速いです。やはり特急列車として設定しているだけはあります。列車はモーター音を響かせて快調に進みます。両毛線の線路が近づいてくると新前橋です。新前橋はさすがに運転停車かと思いましたが、少し速度を落としただけで通過しました。本気で水上から高崎までノンストップで行くようです。列車は、井野・高崎問屋町と通過して高崎に到着します。
 私は、長野へ帰るので高崎で降車します。時刻表上は高崎は1分停車ですが、早着したのか前の列車との間隔を調整しているのか数分停車しましたので、余裕を持って大宮へ向かう185系特急谷川岳ループ号を見送りました。
 

水上駅は運転停車
 

榛名山が見えてきます
 

利根川を渡り渋川へ
 

新前橋駅も通過
 

間もなく高崎に到着
 

高崎で降車します
 

高崎停車中

大宮へ向けて発車

特急券

 
特急谷川岳ループ号特急券
 特急谷川岳ループ号の特急券は、特急谷川岳もぐら号と同時に1ヶ月7日5時30分に「e5489」。1ヶ月7日前14時に「えきねっと」で事前予約しました。「e5489」は特急谷川岳ループ号先行。「えきねっと」は特急谷川岳もぐら号を優先で予約しました。
 結果は、案の定「えきねっと」は全滅のいつものパターン。「e5489」は、特急谷川岳もぐら号は駄目でしたが、特急谷川岳ループ号は窓側D席が確保できました。ループ線が見える席でしたので一発で納得の購入となりました。