冬の八ヶ岳高原列車の旅

2026年 1月 4日(日)_ 
 
旅の概要

 新年最初の旅は、年末年始の用事や仕事の無い1月4日に冬の信州を列車で一周(+α)をしてきました。冬季の日帰りですので無理の無い余裕のあるスケジュールとしました。
 この旅は何回か行なっているので目新しさは無いのですが、快速HIGH RAIL1号の乗車をメインに今年は全車指定席の特急しなの号と115系新長野色(謹賀新年マーク付)に乗車できました。
 また、小諸の懐古園を散策して懐古神社で御朱印を貰い、小諸市動物園で寒空の中を元気に歩くペンギンを見るなど予想以上に収穫の多い小さな旅となりました。
 
 
今回の旅の主な行程

  
   
全車指定の特急列車乗り継ぎ小淵沢へ

 長野から特急しなの4号に乗車します。年末年始の特急しなの号は全車指定席。長野から松本までの短区間乗車でも指定席特急券が必要になります。今日の特急しなの8号は8両なので、乗り鉄的には7号車か8号車の指定券が欲しいところですが、長野から松本まで最繁忙期で特急券(指定席)が2130円もする凶悪さです。紙の特急券を諦めてチケットレス(40%引)にすれば1030円で済みます。これはもうチケットレス一択なのですが、「えきねっと」は特急しなの号の号車・座席位置はA/B/C/Dのみしか選べません。JR西日本のe5489はシートマップから選べるのですがね・・・。と言うことで座席位置より安さに負けてチケットレス(45%引)を選択。とりあえずA席指定で出たのが2号車。もう面白くも何ともない号車ですね。ごくフツーの号車です。これ座席値変更30回もやれば7号車あたり出てくるかと思いましたが、会員資格を剥奪されると困るので止めておきました。
 

長野を7:44に出発します
  

特急しなの4号(長野7:44−松本8:37)
 

長野駅発車案内
 

今日まで全車指定席
 
  そんなこんなで、8両編成で名古屋側8号車が指定席という摩訶不思議な特急しなの4号に乗って松本を目指します。帰省ラッシュのUターンとなる日ですので車内もそこそこ混んでいます。と言うか、2号車は座席無指定だと出やすい号車ですので普段から人多めなんですがね。途中の篠ノ井からも大勢の人が乗車してきて2号車の窓側はほぼ埋まった感じで篠ノ井線に入ります。列車は姨捨付近で善光寺平の絶景を見てトンネルを通過すると聖高原に停車します。聖高原を出ると長い白坂トンネルを連続で3本通過して北アルプスを見ながら列車は進み松本に到着します。
 まだ時間は8時35分なのに松本には大勢の乗客が待ち構えていました。もうこの時間から混雑が始まるようです。私は松本で降りるので混雑とは無縁で良かった・・・。
 

名古屋側先頭が指定席は不思議な感じ

車内案内でも全車指定の表示が出ます
   
 松本からは特急あずさ16号に乗ります。この列車、塩尻側から入線してきたので少し驚きました。普段は明科側の入換線から入ってくるのが普通かと思っていたので・・・。さて久しぶりのE353系に乗車します。特急あずさ号の方は、本数もあるしまだ早い時間帯なのか列車入線時は空いていました。このままの空席具合で特急あずさ16号は松本駅を発車します。列車は進み塩尻からは大勢の乗客が乗ってきます。塩尻から塩嶺トンネルを通過して岡谷に止まります。岡谷を出ると下諏訪に止まり諏訪湖の畔を走り上諏訪に到着します。上諏訪でかなりの席が埋まります。もうデッキに立っている人が居るので、この列車も甲府あたりですでに満席の予約となっているのでしょう。ただ、まだ車内(4号車)少し空いています。上諏訪の次は茅野に止まります。茅野でも乗車は多かったのですが4号車に乗る人はあまり居ません。
 

松本駅で乗換え
 

松本駅発車案内
 
 茅野で隣に人は来ましたが、座席ランプが赤ですので座席無指定特急券で乗ったのでしょう。あー他の席に行けば良かったのにね。私は小淵沢で降りるので多分・・・。列車は山間部を進み富士見にも停車します。これ急行アルプス号を特急あすさ号に格上げした際の救済用停車駅パターンですね。
 富士見を出ると再び山間部を走り視界が開けると冬空に雄大な八ヶ岳がくっきりと見えます。左手から接近してきた小海線と併走すると列車は小淵沢に到着します。小淵沢で降りる際に隣の人は驚いた顔をしていましたが・・・。小淵沢で降りて先頭部の撮影をして東京へ向かう特急あずさ16号を見送りましたが、やはり私の席とその隣の席は小淵沢から乗った親子が座っていた・・・。

特急あずさ16号(松本9:10−小淵沢9:54)
 

あずさ16号車内
 
 
冬の八ヶ岳「HIGH RAIL」の旅

 小淵沢で下車して高原列車の始発駅となる小海線に乗り換えます。小淵沢駅の改札を一旦出て昼食用の駅弁を買いに行きます。「小淵沢の名物は駅弁」と言われるようにいろいろな駅弁が売られていますが、前回訪問したときより少し値上げしているようです。このご時世、物価が上がり続けているので値上げも仕方ありませんが、駅弁も高級な食事の一種に入ったと・・・。ここは辛うじて手が届く値段で一番高い「八ヶ岳高原の鶏めし」を選択します。駅弁を購入して再び小海線ホームへ向かいます。快速HIGH RAIL1号は入線はしていますが、乗れるのは発車10分前と言うことでホームでしばらくドアが開くまで待ちます。
  

小淵沢で小海線に乗り換え
 

小淵沢駅発車案内
 

HIGH RAIL1号(小淵沢10:39−小諸12:53)
 

1号車の1列席に乗車
 
 小淵沢からは冬の八ヶ岳高原を走る快速HIGH RAIL1号に乗車します。本日は1号車の1人用席を確保できたので快適な乗車ができます。小淵沢を出た列車は、冬晴れに映える八ヶ岳を見ながら北上します。途中で山間部を進み暇なので先頭2号車のギャラリーHIGH RAILへ行ってみます。星や星座の本が図書館のように並んでいます。列車は林の中の上り勾配を進みます。そろそろ白竜の滝が見えると放送が入るので自席へ戻ります。
 トンネルを抜けてしばらくすると列車は減速して白竜の滝が見えるポイントに差し掛かります。勾配が続く木々の間を抜けて視界が開けてくると清里に停車します。清里での停車時間は僅かですぐに発車します。清里を出て大門川を渡り長野県に入ると視界が開けすぐに「JR最高地点」を通過します。列車は、何も植えられていない高原野菜の畑の中を進みます。車窓ではやや後方になりますが、甲斐駒ヶ岳も冬空に映えてしっかりと見ることができます。車窓が高原野菜の畑から集落に変わるとJR最高地点駅の野辺山駅に停車します。
 

八ヶ岳を見ながら北上
 

JR最高地点を通過
 

野辺山で少々停車
 

昼食は八ヶ岳高原の鶏めし

千曲川を渡ります

浅間山が見えれば小諸も間近
 
 野辺山を出た列車は高原野菜の産地を進みます。信濃川上を出ると山間部に入ります。ここで小淵沢で購入した駅弁で昼食とします。今回は、「八ヶ岳高原の鶏めし」を選択しました。こちらは炊き込みご飯の上に信州味噌を使用した鳥の照り焼きが載っています。駅弁全般に言えるのですが最近は値上げで駅弁も贅沢品になりました。今回は、駅弁の他に1号車のカウンターで銀河ビールを購入して優雅な昼食の一時を過ごします。
 快速HIGH RAIL1号は山間部を越えて視界が開けると八千穂駅を過ぎます。ここからは広々した田園地帯を進みます。ここまで来ると旅も終盤に差し掛かります。龍岡城を過ぎてカーブすると冬空に映えた浅間山が見えてきます。今日は快晴ですので浅間山もはっきりと全体が見えます。冬の小海線の楽しみは冬晴れの八ヶ岳・甲斐駒ヶ岳・浅間山が車窓から見えることでしょうか。列車は、中込を過ぎて市街地の岩村田を出ると佐久平に到着します。佐久平を出ると先ほどの市街地とは打って変わって田園地帯を進み、乙女を過ぎると左側をしなの鉄道と平行して進みます。東小諸を過ぎると住宅街に車窓が変わり列車は終点の小諸に到着します。
   
   
冬の懐古園で初詣とペンギンを見る

 今回の旅では上田駅から115系使用の普通列車に乗車するので時間調整が必要になります。と言うことで小諸駅で途中下車して懐古園へ向かいます。懐古園では入園券を購入して園内を散策します。ただ、冬のこの季節木々は冬枯れしていて散策してもあまり面白みはありません。園内には懐古神社があります。本日の懐古園訪問は、懐古神社の初詣がメインとなっています。懐古神社に参拝して御朱印を貰おうとしたら社務所には「本日は終了しました」と言う無情の札が・・・。私の他にも4〜5人ほど後に続いて来ましたがガッカリして帰ってゆきました。今日は、懐古園が今年初の開園日ですが社務所は別と言うことでしょうか。
 この後は、臨時に開園している動物園へ。トラやクジャクなどを見て回りましたが、リニューアル工事中も手伝って動物の姿は少なめでした。ただ、この寒空の下を元気に歩き回るペンギンはさすがですね。夏より冬の方が元気そう・・・。
 懐古園の散策もそろそろ終わりにしないと列車に間に合いません。最後に御朱印について聞いてみると入口脇の懐古館で手に入るとのこと。だったら社務所の「終了しました」看板の脇に解るように書いておいて欲しいものです。ただ、無事に御朱印を頂けたのと何故か「黒あめ」2個を貰えたのでこれはこれで良かったですが。最後は御朱印と黒あめを手に入れて上機嫌で小諸駅に戻りました。
 

懐古園を散策します
 

懐古神社を参拝
 

懐古神社
 

小諸市動物園へ
 

季節柄ペンギンは元気そう

園内を散策します
  
 
SR1系で小諸から上田へ

 小諸から上田までは普通列車で移動します。列車自体は長野行ですが、上田で降りて上田始発の後続に乗ると115系に乗れるのでこちらの列車は上田までの乗車です。やってきたのは普通の赤いSR1系2両です。小諸駅には大勢の乗客が待っているように見えましたが、2両編成のSR1系でも座席が少し空いている程度の乗車率でした。驚いたのは、ほとんどの人はボックスを回避してロングシート部分に座ったことです。なんと誰も座らないボックスもありました。ロングシートの方が座りやすいのか、冬場は風邪など流行りやすいので至近距離で顔を合せて座るのが嫌なのか・・・。私は撮影した関係で最後に乗ったのでロングシートに座りましたが・・・。誰も前に立たなければ足を伸ばして座れるし小諸から上田までは僅かな乗車だし。列車の方は田中から結構混みましたが、相席さえ嫌わなければ全員座れそうな感じで、この列車にSR1系2両を投入した「しなの鉄道」は間違ってなかったかと。2本連続すれ違った115系を見た後でしみじみ思う・・・。
 

小諸駅から しなの鉄道 へ

しなの鉄道(小諸13:57−上田14:17)
 
  
旅の最後は謹賀新年115系で長野へ

 上田からは、今回の旅の最後の列車となる長野行に乗車します。この列車は115系を使用するのでわざわざ上田で降りて乗車券を買い直して再度入場しました。上田駅に回送で到着した車両は115系S11編成でした。最近出場試運転を撮影した新長野色の車両で前後には「謹賀新年」マークがついています。この車両とヘッドマークが目当てなのか撮影や乗車するファンの方が結構居ました。私も短い折り返し時間でいろいろ撮影しておきます。
 

上田駅発車案内
 

上田から引き続き しなの鉄道 に乗車
 

しなの鉄道(上田14:50−長野15:35)
 

15:35に長野に到着
 
 上田出た列車は長野へ向けて進みます。上田駅の階段近い先頭車両はそこそこ混んでいますが、私が乗った最後部車両は1人1ボックス程度と空いています。沿線にはヘッドマーク付き新長野色の115系を撮影しようと大勢の方が沿線で撮影しています。列車は、169系が保存されている坂城を過ぎて戸倉に到着します。戸倉からはワンマン運転ではなく車掌が乗務します。車内の方は、戸倉と屋代で乗客の入れ替わりがありましたが、最後部の車両は特に混雑することもなく空いています。「青春18きっぷ」期間中ですが、列車自体が上田駅始発で常識的に「青春18きっぷ」では改札に入れないので車内改札は特にありませんでした。列車は千曲川を渡り篠ノ井に到着します。篠ノ井でとりあえず長野県と山梨県の一部を一周したことになります。
 篠ノ井からJR信越本線に進みます。乗ってしまえば「しなの鉄道」の115系ですが、ときおり建物の窓ガラスに映る115系新長野色を見ると懐かしい感じがします。川中島を過ぎて犀川を渡ると安茂里を経て終着の長野に到着します。
   

軽井沢側謹賀新年マーク

妙高高原側謹賀新年マーク

115系車内
  
 長野駅を7時44分に出発して松本・小淵沢と乗って、小淵沢で折り返し小海線に乗って野辺山・小諸と経由し、長野県と山梨県を一周+αをして長野駅に15時35分に戻ってきました。7時間51分の正月休み最終日の「小さな旅」が終りました。
    
   
使用乗車券

 今回は信州ワンデーパスを使用して信州を一周(+α)をしました。信州ワンデーパスでは、しなの鉄道は利用できませんのでこちらは普通乗車券を使用しました。しなの鉄道では、クレジットカードの取り扱いが3月上旬で終了しそうなので資料として収集できました。
 この他には、特急しなの号が全車指定席となっているので指定席特急料金が必要でした。長野から松本まで最繁忙期で2130円・・・。紙の特急券は止めてチケットレス40%引(1030円)を利用しました。
信州ワンデーパスをメイン使用
 

特急あずさ16号特急券
 

しなの4号はチケットレス特急券
(チケットレス40%引き) 

HIGH RAIL1号指定券
 

小諸→上田:乗車券

上田→篠ノ井:乗車券 
 
  
懐古神社御朱印

 懐古公園内には懐古神社があります。もちろん御朱印もありますが、神社脇の社務所には「本日は終了しました」の札が・・・。懐古園は、年末年始の休園が終わり今日から動物園と懐古園(遊園地は冬季休業)は営業を再開して入園できましたので当然御朱印も貰えると思ったのですが・・・。
 せっかく途中下車の駅を小諸に選択したのにと悲しみに暮れていると、入口脇の「懐古館」の入館券売場で購入できました。御朱印も頂けて大満足です。御朱印はスタンプ式でシンプルながら紙は上質な紙を使用しています。

懐古園入園券

懐古神社御朱印