D51 498に代わりEF64 1031代走
新時代の12系客車で行く両毛線の旅
2025年 8月 9日(土)
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7月の運休を乗り越え今度こそ両毛線へ
GV-E197系が本格的にSL列車の牽引用として信越本線と両毛線で旅客列車として営業をはじめました。今回は、両毛線で運転されるSL・GVぐんま桐生・GV・SLぐんま桐生の乗車をメインに桐生へ行きました。本来だとこの遠征は7月21日予定していましたが、7月19日にGV・SLぐんま横川号運転中にD51のプレーキが外れないまま発車するトラブルが発生し、さらに両毛線では代走となるC61 20とGV-E197系を使用した試運転をやってなかったというJR東日本を象徴するような考えられない事案が重なり運休となりました。
本日は、その代わりに遠征したのですが、D51修理中でC61検査入場とダブルでSLは使えないので、新潟からEF64 1031を借り入れて運転されました。高崎支社では電気機関車は引退していますが、思わぬ形で再び高崎の地でEF64 1000が牽引する12系客車の旅が楽しめました。これはこれで良かったです。
今回の旅の主な行程
北陸新幹線で高崎へ
あさま610号(長野8:25−高崎9:14)
長野から北陸新幹線あさま610号で高崎へ向かいます。長野始発の「あさま」ですので自由席も余裕で座ることができますが、運良くeチケット30%引きを確保できたので指定席に乗車します。指定された6号車は長野から結構座席が埋まっていて今日は乗車率が高いようです。
長野を出て先行の「かがやき」通過する上田と佐久平からかなりの乗車があり6号車の空席も残り少なくなってきました。軽井沢を出ても私の隣には誰も来ずに高崎まで快適に移動できました。
長野駅を出発
長野駅発車案内
6号車車内
EF64 1000牽引の12系客車の旅
高崎からは、SL・GVぐんま桐生号に乗車します。ただ牽引予定のD51 498は車両不具合のため修理中で代わりに高崎では引退したEF64 1000を新潟から借りて運転します。思いかげないEF64 1000牽引の12系客車でのリバイバル運転みたいな形になりました。後部にはちゃんとGV-E197系が連結されています。
D51に代わりEF64の汽笛が高崎駅構内に響き渡りSL・GVぐんま桐生号は高崎駅を発車します。牽引機がD51からEF64に変更になった時点でキャンセルが結構出るかと思いましたが、キャンセルは極小数で反対に人気が上がったようで空席照会しても△はほとんど見ませんでした。
高崎から上越線を進み新前橋から両毛線に入った列車は、前橋と伊勢崎で長時間停車して進み桐生まで夏の両毛線をEF64 1000が牽引する12系客車の旅を楽しみました。
高崎駅発車案内
SL・GVぐんま桐生(高崎9:47−桐生11:55)
本日はEF64 1031が代走
桐生に到着
桐生でのスタンプラリーは勇気が必要
桐生での折り返し時間ですが、観光施設が駅から離れていて徒歩でも時間が掛かるし暑くて徒歩でも難しそうだし困っていましたが、SL・GVぐんま桐生号の車内でスタンプラリーの台紙を貰ったので参加することにしました。これで折り返しまでの時間を有意義に過ごせますし、2ヶ所回るとオリジナル缶バッチが貰え、さらに全ての施設を回るとGV・SLぐんま桐生のヘッドマーク缶バッチが貰えると言うことで参加しました。
スタンプが置かれ場所が飲食店や店舗というのが・・・。ちょっと1人で回るのは勇気がいるので知人の方と回りました。さすがに何も食べずに飲食店でスタンプを押すのは気がひけましたが次回訪問時に食事を取ろうかと思います。
スタンプが置かれている場所に「桐生織物記念館」がありましたので観光もできました。何処の店舗や施設でも無料でスタンプを押せましたが、「シルクル桐生」だけは500円買わないとスタンプが押せないというオチ・・・。まぁ、桐生へ来たなら土産を買っていってくれと言うことでしょうか。
スタンプラリー台紙(表)
スタンプラリー台紙(裏)
桐生織物記念館
桐生織物記念館館内
シルクル桐生
景品の缶バッチ
(スタンプ全て押すと右も貰えました)
GV-E197系先頭の新たな客車列車の時代
桐生から高崎への帰路はGV・SLぐんま桐生号に乗車します。先ほど乗車したSL・GVぐんま桐生号の折り返しで今度はGV-E197系が先頭となるので列車名が違います。ホーム端では出発式をやるようで制限されていますが、辛うじて広角でなんとか撮影はできました。7月に運休になったので今日出発式やっても不思議ではありませんでしたが・・・。
桐生を出たGV・SLぐんま桐生号は高崎へ向けて高架を下ります。GV-E197系に牽引された12系客車の旅は今回が初めてとなります。やはりGV-E197系は気動車だけあってスムーズに発車加速して客車に乗っている感覚がない不思議な感じです。後部はD51に代わりEF64 1031が引き続き連結されています。この列車は復路と言うことで若干座席が空いています。夏の両毛線を進み途中の伊勢崎と前橋で長時間停車をして列車は高崎へ。途中の伊勢崎からは車内もほぼ満席になりました。
始発の桐生駅
GV・SLぐんま桐生(桐生14:07−高崎16:04)
帰路も12系客車の旅
高崎に到着
帰省ラッシュの「あさま」は大盛況
あさま619号(高崎16:48−長野17:41)
両毛線での12系客車の旅を楽しんで高崎から長野へ北陸新幹線で帰ります。帰路もeチケット30%引きを確保できたので格安で長野まで移動できます。
高崎から乗車する北陸新幹線あさま619号ですが、さすがに帰省ラッシュのピークと予想される日で、ほぼ満席の状態でA席だった私の隣も(B席とC席)も人が座っていて「あさま」では珍しく3人がけ座席に3人座る状態でした。軽井沢から降車する人が多く、佐久平と上田で隣の人も降りて長野に着く頃には3列座席に私1人で快適に過ごせました。
高崎駅発車案内
10号車車内
長野に到着
今日は特に猛暑ともならず快適に遠征ができて何よりでした。まだ日暮れ前に長野に到着できたので余裕を持って帰宅できました。GV-E197系とD51の走りを楽しめなかったのは残念ですが、両毛線でEF64 1000が牽引する12系客車の旅が再び楽しむことができて、これこれで大変貴重な機会になったかと思います。
使用乗車券
高崎から桐生はモバイルSuicaを使用
今回は7月21日乗車予定のSL・GVぐんま桐生・GV・SLぐんま桐生の運休が決まった7月20日に手配しました。当初は、両列車とも通路側しか確保できませんでしたが、暇さえあれば「えきねっと」を見続けた結果、両列車共に進行方向窓側に座席位置変更ができました。
新幹線の方は、SL・GVぐんま桐生の指定席券が当初確保できず迷いましたが、日数的にあまり余裕がありませんでしたのでeチケット30%をまずは往復とも確保しました。
なお、高崎から桐生への往復はモバイルSuicaを利用したのでSL・GVぐんま桐生・GV・SLぐんま桐生の指定席券以外はスマホが乗車券・新幹線特急券の代わりとなりました。
あさま610号(Eチケット)
あさま619号(Eチケット)
SL・GVぐんま桐生指定券
GV・SLぐんま桐生指定券