「あさま」スタンプラリーの旅
2025年1月18日(土)
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旅の概要
JR東日本高崎支社で2025年1月18日から「あさま」スタンプラリーが行なわれます。かって信越本線(高崎−長野)を走行していた懐かしい列車をデザインしたスタンプを北陸新幹線停車駅と特急あさま号(当時)が停車していた駅のうち7駅にスタンプを設置して集めたスタンプにより各種景品が貰えるイベントです。
実車(保存車)の189系は登場しませんが、イベントで使われる「あさま」のヘッドマークは「L」が付いた往年の本物のデザインが各種景品のデザインに採用されています。
今回は、特急あさま号で長野からスタートできますので、初日に参加して当日中のフルコンプを目指して熊谷へ向かいました。
今回の旅の主な行程
「あさま」スタンプラリーを楽しみ熊谷へ
・スタートの長野駅(「あさま」スタンプ)
スタンプラリーのスタートは長野駅です。これは私の自宅が近所が長野駅ですのでスタート地点にしているだけで特に何処からスタートしても大丈夫です。初日の今日は、スタンプを出してスタートするのが10時からと言うことで10時少し前に新幹線改札を通りスタンプ台付近へ。すでに列ができてはいましたが、大して待つことなくスタートの1つめのスタンプを押します。
長野駅のスタンプは「あさま」です。これはもう言うことはありません。長野駅に設置して当然かと思います。今でも私の人生で一番乗った列車が「あさま号」だと思います。と言うことで「あさま」スタンプラリーがスタートしました。
スタートの長野駅
長野駅スタンプ台
・はくたか558号で上田へ
はくたか558号(長野10:46−上田10:57)
長野から上田への移動は、北陸新幹線はくたか558号に乗車します。私は早めにホームに行きましたが、もうすでに4人並んでいました。金沢始発ですので発車2分前にならないと列車は到着しないのですが、もう自由席の乗車口は長い列になっています。
金沢から到着した「はくたか」から降車する人はそれほど多くなく私の後ろ位の人までが辛うじて座れたようです。
せっかくのW7系の乗り心地を楽しむ暇もなく次の上田で降車します。
最初の乗車は金沢始発「はくたか」
C席には座れたが自由席は混雑
(画像加工あり)
・上田駅(「シュプール信越」スタンプ)
上田駅では途中下車して改札外のスタンプ台でスタンプを押します。上田駅は「シュプール信越」です。これまた懐かしい今の時期に運転されていた臨時列車です。上田駅からも菅平方面へ接続のシュプールバスが運転されていたので上田駅のデザインが「シュプール信越」でも良い感じです。
上田駅では少し時間があるので駅前など散策してきました。昼前の時間帯からなのか駅前もほとんど人通りが無く寂しい感じです。
上田駅舎
上田駅スタンプ台
・あさま614号で軽井沢へ
上田から軽井沢までは、北陸新幹線あさま614号に乗車します。この列車も普通車指定席は満席とのことで自由席の混雑具合も心配です。長野始発で次が上田なので座れないことはないだろうと思いますが、先ほどの「はくたか」の混雑を思い出すと心配です。
途中駅となる上田には発車1分前に入ってきます。2号車の乗車口から降りる人はなく車内に入るとE席はやはり満席でしたが、A席は結構空いていたのでA席に座ります。上り列車でA席はあまり座らないので流れる景色も新鮮です。途中の佐久平で結構乗車してきたのでC席に人は来ましたが、それでも立席客はなく車窓に浅間山を見ながら列車は軽井沢に到着します。
上田からは「あさま」
あさま614号(上田11:40−軽井沢11:59)
今度はA席に座れました
久々に浅間山が見えました
・軽井沢駅(「サロンエクスプレスそよかぜ」スタンプ)
軽井沢駅でも途中下車して改札外のスタンプを押します。軽井沢駅は「サロンエクスプレスそよかぜ」です。私は、普通の特急そよかぜ号かと予想していましたが、まさかの「サロンエクスプレスそよかぜ」でした。これは、次回「そよかぜ」スタンプラリーとか期待して良いのでしょうか。
軽井沢は、外国人観光客で駅もバス乗り場も駅前も混雑していました。時間はお昼時で軽井沢では1時間時間があるので、軽井沢駅の「駅そば」で昼食です。注文から出てくるまで3分待つだけあって「そば」は美味しいのですが、個人的にはだし汁がもう少し濃いのが好み・・・。
軽井沢駅舎
軽井沢駅スタンプ台
旧軽井沢駅構内は商業施設の工事が
軽井沢で駅そばの昼食
・あさま616号で関東平野へ
軽井沢から北陸新幹線あさま616号に乗車します。さすがに軽井沢からだと自由席に座るのは厳しいかなとは思いましたが、軽井沢から高崎まで15分の乗車(安中榛名は通過)で指定席はちょっと・・・。という感じで早めにホームで待ちます。発車の1分前に到着した「あさま」はやはり自由席は混んでいます。15分ぐらいなら立ってもと思いましたが、軽井沢で降りる人がかなりいてA席側に座れました。ただ、軽井沢からの乗車も多かったのでB席・C席にも乗客が来ました。軽井沢を出てトンネルを抜け安中榛名を通過すると再びトンネルを抜けます。トンネルを抜けた先は、見事な冬晴れの青空に赤城山が綺麗に見えます。しばらく赤城山の素晴らしい車窓を楽しむと上越新幹線が近づいてきて高崎に到着します。
「あさま」だが自由席に座れるか・・・
あさま616号(軽井沢13:00−高崎13:15)
A席に辛うじて座れました
関東平野に入り赤城山が見えます
・高崎駅(「能登」スタンプ)
高崎駅も途中下車してスタンプを押します。高崎駅は「能登」です。これまた懐かしい急行が出てきました。14系客車時代は数回しか乗る機会がありませんでしたが、489系になってからはよく利用しました。長野駅は深夜の丑三つ時の停車で時間調整に苦労しましたが。上越線経由になっても高崎には停車していたので選択としては妥当かと。
高崎駅では、1本早い高崎線に乗れそうでしたので急いで在来線の改札へ向かいます。スタンプがあるのは新幹線改札で、もう途中下車して改札外に出ているので少し離れた在来線改札に行く必要があります。
高崎に到着
高崎駅スタンプ台
・予定より1本早い列車で本庄へ
高崎からは予定より1本早い列車に間に合いました。上野東京ライン直通の熱海行です。車両はE231系です。発車時間間際でしたので空席は無く3両ぐらい移動してようやく座れました。倉賀野を出て上下別線で別れて烏川を渡ります。在来線特急あさま時代に見た懐かしい車窓が続きます。北藤岡付近で八高線と別れて列車は新町へ。新町を出て神流川を渡り神保原を過ぎると本庄に到着します。本庄駅は久しぶりに降車します。
発車2分前で間に合った
高崎線(高崎13:28−本庄13:46)
・本庄駅(「快速碓氷」スタンプ)
本庄駅は、改札の中にスタンプがあります。私は長野からの通しの乗車券ですので途中下車すれば良いだけですが、改札外にできない理由でもあるのでしょうか。
本庄駅は、「快速碓氷」 です。183系でイラストマークもあった特急のようなお得な快速でした。指定席券を購入すると列車名が「快速碓氷」と印字されていたのが面白かったです。本当に「快速碓氷」と言う列車名だったか解りませんが。
本庄駅では改札は出ずにトイレ休憩だけして次の列車に乗車します。
本庄に到着
本庄駅スタンプ台(改札内)
・久々のE233系で深谷へ
本庄から深谷までは、上野東京ライン直通のE233系に乗車します。高崎線では久しぶりにE233系に乗車します。車内は結構混んでいましたが、辛うじて座ることはできました。本庄の市街地を抜けて小山川・志戸川を渡り岡部を過ぎると田園地帯を進み、再び列車が市街地には入ると深谷に到着します。
次の列車は上野東京ライン熱海行
高崎線(本庄14:08−深谷14:16)
・深谷駅(「白山」スタンプ)
深谷駅では途中下車して改札外のスタンプを押します。深谷駅は「白山」です。特急白山号は長野を発着の時間帯からあまり乗る機会はありませんでした。代わりに489系白山編成を使用した特急あさま25号(末期は23号)にはよく乗りました。でも何故に深谷駅は「白山」なんだろ・・・。
深谷駅は、東京駅を模して作られたレンガ風のタイル張りの駅舎でゆっくり見てみたいと何十年も前から思っていましたが、今回スタンプラリーの縁でようやくゆっくりと見ることができました。
深谷駅舎
深谷駅スタンプ台
・スタンプラリー最後の列車は特別快速
深谷からは湘南新宿ライン特別快速小田原行に乗車します。結構混んでいて座れませんでしたが、次の籠原で後ろ5両増結になりますので10号車で1駅だけ立って過ごします。籠原で増結5両の方に移動して無事着席して1駅だけ座り熊谷を目指します。熊谷貨物ターミナルを過ぎて上越新幹線と秩父鉄道が近づいてくると熊谷に到着します。
長野を出で4時間ちょうどで到着しました。長野スタートだとこれが一番最速のルートだと思います。今回のスタンプラリーは熊谷駅がゴール(景品引換)です。列車を降りたらラストのスタンプを押しに向かいます。
次は湘南新宿ライン経由
高崎線特別快速(深谷14:42−熊谷14:56)
・ゴールの熊谷駅(「ホリデー快速碓氷峠」スタンプ)
長野から続けてきたスタンプラリーもゴールの熊谷駅に到着しました。乗車券に無効処理をしてもらい最後のスタンプを押します。熊谷駅は「ホリデー快速碓氷峠」です。165系新前橋車を使用した列車で、独特なシートモケットだった165系新前橋車のボックスシートで碓氷峠を越えたのは中々の思い出です。これにてスタンプは全て揃いましたので、熊谷駅の有人改札前で賞品を貰います。1度に全て貰えるのか心配しましたが、3駅賞・5駅賞・フルコンプ賞全て1度に貰う事ができました。これにて長野をスタートしたスタンプラリーも無事に終りました。
熊谷駅スタンプ台
ゴールの熊谷駅舎
帰路は新幹線「あさま」で一気に長野へ
あさま617号(熊谷15:41−長野16:46)
スタンプラリーを終えて北陸新幹線あさま617号で長野へ帰ります。帰りは長野まで乗車するので指定席を確保しました。指定された席はA席ですが、乗車時にはすでにC席に乗客がいました。その乗客は本庄早稲田で降りたのでそこから先は快適に過ごせます。
高崎を出て上越新幹線と別れると西日に照らされた赤城山が見えます。この列車は安中榛名は通過ですので峠を越えて一気に軽井沢に到着します。軽井沢を出ると今度は西日に照らされた浅間山を見る事ができました。長野を出て6時間後の16時46分にスタンプラリーを終えて長野に戻りました。
熊谷駅発車案内
指定席なので空いています
西日に映える赤城山を見て関東平野を後に
峠を登り今度は浅間山が綺麗に見えます
下り新幹線から浅間山を見るのは久々
長野駅に到着
189系「あさま」好きにはたまらない賞品
こちらが今回挑戦した「あさま」スタンプラリーの台紙です。表紙のデザインが特急あさま号のイラストマークがアレンジされていて大変素晴らしいものになっています。内側にスタンプを7駅分押すのですが、内側のデザインも信越本線を走行した車両や路線図がデザインされていて部屋に飾っても良い感じの素晴らしいできです。私は、A3のカードケースを購入して飾りました。
スタンプ台(外側)
スタンプ台紙(内側)
フルコンプ賞の「あさま」トートバッグ
今回の「あさま」スタンプラリーの商品ですが、長野駅を含む3駅のスタンプを集めた方には3駅賞として「クリアファイル」がプレゼントされます。続いて長野駅を含む5駅のスタンプを集めた方には5駅賞として「あさま」(表)・「白山」(裏)のボンネットヘッドマークキーホルダ−がプレゼントされます。最後に全ての駅スタンプを集めた方にはフルコンプ賞として「あさま」トートバッグがプレゼントされます。
こちらは、複数の賞品を1回で貰うことができるので大変有り難いです。私も熊谷駅で1回で3駅賞・5駅賞・フルコンプ賞の3つの賞品を貰いました。
3駅賞のクリアファイル(表)
3駅賞のクリアファイル(裏)
5駅賞のキーホルダー「あさま」(表)
5駅賞のキーホルダー「白山」(裏)
使用乗車券
長野から熊谷までの乗車券
今回は長野から熊谷までの短い距離の移動でしたので普通乗車券を使用しました。乗車券の方は途中下車ができるので通しで購入したので通常の値段でしたが、新幹線特急券は、新幹線改札の外に設置されているスタンプを押す度に改札の外に出なければなりませんので、その都度購入でかなり割高になりました。
特に上田→軽井沢と軽井沢→高崎は、1区間づつ新幹線特定特急券で分割購入すれば110円づつ安くはなりますが面倒なので通しで購入しました。
長野から上田までの新幹線特定特急券
上田から軽井沢までの新幹線自由席特急券
軽井沢から高崎までの新幹線自由席特急券
あさま617号乗車券・新幹線特急券