WEST EXPRESS銀河号で行く  
秋の津和野・尾道観光列車の旅

2024年10月25日(金)から1夜行2日_ 

旅の概要

 久しぶりの遠出旅行は秋の中国地方に決めました。実は、まだSLやまぐち号の客車が新しくなってから乗ったことが無いので試乗も兼ねています。SLやまぐち号に乗れば自動的に津和野町内の観光ができます。せっかく西日本へ行って津和野観光だけでは勿体ないので以前から行きたかった尾道の千光寺に立ち寄る事にしました。
 SLやまぐち号の他にも特急WEST EXPRESS銀河号の特急券や快速etSETOra号の指定券も購入できて、観光あり乗り鉄ありの秋の中国地方を満喫できる旅になりました。


今回の旅の主な行程

   
  
1日目 10月25日(金)

・特急しなの18号で午後の旅立ち
 本日は京都から夜行列車に乗るだけですので午前中に仕事を片付けて一旦帰宅。その後に長野駅に移動します。午後に長野を出発するのは久しぶりです
 まずは、長野から特急しなの18号で名古屋へ移動します。金曜の午後ですが、本日は8両編成で運転です。指定席券売機で指定席にしようかと思いましたが、なんと残り僅かで窓側は満席・・・。早めに到着したので自由席でも余裕で窓側に座れましたが、金曜の午後でも結構乗っているのですね。
 長野を出た特急しなの18号は、自由席は半分くらいの混雑で出発します。篠ノ井を出て稲荷山でキハ110系小海車の回送と交換して善光寺平が見える姨捨を通過して松本へ。松本では指定席部分には大勢の団体客が待ってます。自由席からはかなりの乗客が降りましたが、乗ってくる人が多く自由席は8割くらいの乗車率に。松本を出て塩尻手前で防護無線を受信して緊急停止。ヒヤリとしましたが、こちらは大糸線から発報されたものと解り10分で運転を再開して塩尻へ。塩尻でも指定席部分には大勢の団体客が。今日は団体2つが重なっているので混んでいるようです。自由席もかなりの乗車で隣にも乗客が座りました。塩尻からは座れない人も結構出ました。列車はJR東海エリアに入り木曽路を進みます。今日は10分ほど遅れているので結構飛ばしています。木曽福島を過ぎて辛うじて目覚めの床を見ながら進むと木曽路を抜けて中津川へ。中津川での乗車が予想外に多く自由席は通路まで人が立つ状態に・・・。
 中津川を出て多治見を経て千種までは良い感じに進み遅れも5分まで回復しのですが、千種からノロノロ運転となり名古屋には8分遅れの18時15分頃に到着しました。新幹線の特急券はまだ買ってないので実害はありません。

長野駅を出発
 

しなの18号(長野15:00-名古屋18:07)
  

西日射す篠ノ井線を名古屋へ
  

名古屋に到着
  
 名古屋では少し早いですが夕食にします。金曜日の夕方ですので名古屋駅構内は大変混雑していました。名古屋ででは何を食べるか迷うことはなくエスカ(地下街)へ向かいスガキヤへ。店舗は改装されて普通のスガキヤになりましたが、リーズナブルな価格で白ラーメンを楽しめます。
 本日は、期間限定の「濃い味スガキヤラーメン」を注文。注文もタッパネルで注文・支払いで進化しています。そして、濃い白ラーメンが運ばれてきます。こう言う味を求めていたんです。白ラーメンの濃いめ。これ期間限定はもったいないので通年販売して欲しい一品です。白ラーメンを堪能したら京都へ再び移動を始めます。

夕食はスガキヤ(エスカ店)へ

濃い味スガキヤラーメン

・久しぶりの「ひかり」で西へ
 名古屋からは少し時間が空いて新幹線ひかり653号に乗車します。のぞみ号の方が早いのですが、金曜日の夕方と言うことで直前では窓側はありませんでした。唯一、ひかり号だけ辛うじて窓側がありましたので選択しました。東海道新幹線はあまり乗車する機会がありませんので。
 名古屋に到着した新幹線ひかり653号は、のぞみ号を待避するため少々停車します。先頭部の撮影をして指定された6号車へ向かいます。やはり車内は混んでいて窓側は私が予約した席だけ空いていて隣にも人が座っています。のぞみ号に続いて私が乗車した列車も発車します。新大阪行きの「ひかり」ですが、これから先は各駅に停車します。早速、岐阜羽島で5分停車して「のぞみ」の通過待ち。続いて米原でも「のぞみ」の通過待ちを行ないます。車内の方は、米原でほとんどの乗客が降りました。私の隣も空きました。米原経由での北陸方面の移動も健在のようです。米原を出ると次は京都ですので降車の支度をします。

名古屋から東海道新幹線
 

ひかり653号(名古屋19:19-京都20:12)
 

指定席も米原まで混んでました

京都に到着

・WEST EXPRESS銀河号で山口へ
 京都からは、以前から乗りたいと思っていた特急WEST EXPRESS銀河号に乗車しました。今回は、比較的人気のクシエットに乗車して観光列車的要素もある令和の夜行列車の旅を楽しみました。
 夜食の準備もして車両の撮影も終る頃、特急WEST EXPRESS銀河号は京都駅を下関へ向けて静かに発車します。新大阪・大阪と停車する度に乗客が増えて神戸からは山陽本線に入ります。途中の姫路では52分停車し、姫路駅ホームの「えきそば」(まねき)も特急WEST EXPRESS銀河号運転の土曜日(京都発基準は金曜日)に限り営業しているので夜食に「えきそば」を楽しむことができます。
 姫路駅で撮影と「えきそば」を楽しんでもまだ姫路の発車までかなりありますので車内に戻り仮眠をとります。既に車内は消灯され静かですのでそっと横になりますが荷物が邪魔で足が伸ばせません。寝台車なら出入りする上に棚がありましたが、この車両は寝台車のような座席車ですのでそう言う物はありません。それでも横になれるだけ有り難いですが。列車内で横になって移動するなんて久しぶりです。枕などありませんが横になれば寝台車そのものです。
 再び仮眠して起きると時刻は6時過ぎで既に夜は明けています。列車内で夜明けを迎えられるのは久しぶりです。6時30分になると室内灯も明るくなり車内放送も始まります。京都を昨夜21時15分に出発し一夜を明かして、まだ列車の旅が楽しめるなんて嬉しい限りです。特に車内でやることもなくゴロゴロして過ごすのも至福のひとときです。列車は徳山を出て新山口へ向かいます。徳山を出て海沿いに進み防府の手前から内陸に入り市街地が近づくと防府に到着します。防府を出ると私が特急WEST EXPRESS銀河号に乗車できるのもあと僅かですので降り支度を始めます。本当に名残惜しいですが新山口駅で下車します。

京都から夜行列車の旅
 

特急WEST EXPRESS銀河に乗ります
  

WEST EXPRESS銀河(京都21:15-新山口9:45)
 

クシエットに乗車
 

横になって移動できます
 

新山口に到着
 

姫路で夜食が食べられます

銀河天ぷらそば

久しぶりに列車内で夜明け

2日目 10月26日(土)

・SLやまぐち号グリーン車で津和野へ
 新山口から津和野を走るSLやまぐち号に久しぶりに乗車しました。機関車は、C57 1が修理中のためD51 200に代わり客車も世代交代して平成生まれの旧型客車風の客車に代わり、以前のSLやまぐち号とはガラリと変わりました。
 今日は、最後部の最後部の1号車グリーン車に乗車します。D51の汽笛が響き渡りSLやまぐち号は定刻に新山口駅を発車します。列車はすぐに大きくカーブして山陽本線と別れて山口線を進みます。住宅街の中を進み小郡インターの脇を通り湯田温泉に停車。湯田温泉からも僅かに乗車があったようです。湯田温泉を出ると市街地を進み山口駅に停車します。山口駅では多く人がSLやまぐち号を見送ってくれました。列車は椹野川に沿って進みやがて椹野川を渡ると車窓は市街地から田園風景に変わります。山間部に入りしばらく進むと仁保駅に到着します。仁保駅ではD51の整備のためしばらく停車して乗客は撮影タイムとなります。再びSLやまぐち号は山間地を進み津和野を目指します。
 地福駅で保育園児の団体を降ろして少し身軽になったSLやまぐち号は津和野を目指して再び動き始めます。ここまで来ると乗ってくる乗客もなく一部の車両はガラガラになっています。船平山を通過すると長いトンネルに入ります。このトンネルを通過中に山口県から島根県に入ります。トンネルを抜けると島根県の車窓に変わります。列車は山裾を通り遠くに太鼓谷神社が見えてきて津和野川を渡ると終点の津和野に到着します。
  

新山口から山口線の旅
 

SLやまぐち号(新山口10:54-津和野)
 

1号車のグリーン車に乗車
 

1人用席です
 

阿武川を渡ります
 

秋晴れのSL列車の旅
 

津和野川を渡り津和野へ

津和野に到着

・ひたすら歩く秋の津和野観光
 津和野駅に到着後は、まずは津和野駅近くの転車台へ向かいD51の回転を見学します。とは言え、90度向きを変えて整備線へ移動するだけでJR東日本のように2回転させるなどのサービスはありません。D51の回転を見た後は、津和野駅から延々と歩いて太鼓谷稲荷神社へ。千本鳥居の山道を20分ぐらい登り詰めると太鼓谷稲荷神社に着きます。参拝をして敷地内から津和野町内を眺めます。ただゆっくりする時間は無く下山を始めます。ようやく麓に着いてから津和野町内を散策します。
 鷺舞モニュメントから木々が色づき始めた殿町通りを堀割を泳ぐ鯉を見ながら歩き養老館を見学して津和野カトリック教会の畳が敷いてある内部を見学して永明寺へ。こちらは、境内の他に展示場も見学できました。永明寺を見学して津和野駅に戻るとD51汽笛が聞こえて入換作業が始まります。今回の津和野観光は無駄な時間が無く効率よく回れましたが、休憩時間がほとんど無く疲れました。次回は、何処かで休憩も入れたいところです。
 

まずはSL回転を見学
 

太鼓谷稲荷神社へ
 

千本鳥居をくぐり登ります
 

太皷谷稲成神社を参拝
 

津和野町内を見渡します
 

鷺舞モニュメント

殿町通り
 

掘割を鯉が泳いでいます
 

養老館
 

養老館内部
 

敷地内には森鴎外遺言碑もあります
 

津和野カトリック教会
 

教会内には畳あり

永明寺

・帰路のSLやまぐち号はコンパートメント
 津和野町内の観光を終えて津和野駅に戻ってきました。ちょうど整備を終えたD51が出てきて入換作業を行なう良いタイミングでした。その前に各客車の形式写真を撮影しておきます。
 津和野から新山口へ戻る上り列車もSLやまぐち号に乗車します。帰路もグリーン車を利用しますが、座席はコンパートメント2人用です。とは言え1人で利用するわけではなく相席での利用です。
 D51の汽笛が響き渡り津和野を発車したSLやまぐち号は新山口へ向けて出発します。グリーン車は昨日時点では津和野から満席でしたが、実際に乗ってみると空席が結構あります。私の前の席も空いています。SLやまぐち号は順調に進み列車は地福付近へ。帰路は上り勾配がないのでSLやまぐち号の停車時間も各駅とも僅かです。さすがに同じ座席に居ても暇ですので飲み物を買いがてら3号車の展示スペースへ。SLやまぐち号に関わる物から蒸気機関車の仕組みまで色々展示されています。SLの運転シミュレーターも誰も居ませんでしたので撮影だけできました。そうこうしていると秋の夕暮れ早く車窓も薄暗くなります。結構多くの降車があった山口を過ぎると完全に夜汽車の雰囲気となり新山口へ進みます。SLやまぐち号は秋の夕闇を走り抜け無事に新山口駅に到着します。
 

再び津和野駅へ
 

D51 200の入換
 

SLやまぐち号(津和野16:12-新山口18:00)
 

グリーン車コンパートメント
 

グリーン車コンパートメントの1人席
 

津和野を発車
 

列車は新山口へ
 

3号車の運転シュミレーター
 

最後は夜汽車の雰囲気

新山口に到着

・懐かしい500系は「こだま」
 新山口からは本日の宿泊地となる徳山へ移動します。新山口(小郡)には泊まれるホテルは満室でありませんでした。徳山ならホテルに空きがありましたので徳山を宿泊地としました。本当は普通列車での移動を考えていましたが、あまりに疲れていましたので新幹線で移動します。乗車した新幹線こだま864号は500系でした。自由席も空いていたので8号車の自由席でも余裕で座れました。8号車内には、子供用の運転台が設置されていましたので記録用に撮影しても大丈夫なくらい空いていました。懐かしい500系の乗り心地をあまり楽しむ余裕はなく新山口から14分で徳山に到着します。

こだま864号(新山口18:25-徳山18:39)
 

久々の500系
 

500系も「こだま」の時代
 

新徳山にて500系の並び
 

8号車の先頭は子供用運転台

実際に遊べます

懐かしい500系車内

・本日の宿泊地は徳山
 本日は、徳山に宿泊します。図書館併設の新しい駅舎です。駅からしばらく歩いて本日宿泊するホテルにチェックインします。夕食は疲れていたので移動の際に見つけておいた田所商店でみぞラーメンと餃子・ビールで済ませました。徳山の名物は次回時間に余裕のあるときの楽しみにしておきます。
 夜行列車を降りてから津和野町内を散策したので疲れ果てていて早々に寝ます。

徳山駅に到着
 

本日は徳山に宿泊
 

夕食は田所商店の味噌ラーメン

ホテル内で朝食
 
3日目 10月27日(日)

・ピンクの500系「こだま」
 宿泊したホテルから徳山駅へ移動します。まずは、徳山から広島へ移動します。少し待つと新大阪行の新幹線こだま842号が到着します。噂のピンクの500系ハローキティ新幹線です。
 外観は各号車ごとに違うデザインのハローキティが描かれています。一旦、指定された5号車に座ります。指定席なので車内は空いています。徳山を発車したハローキティ新幹線は新大阪へ向けて進みます。私は広島で降車するので、まずは足早に1号車へ。この列車の売りである1号車HELLO!PLAZAは、ハローキティグッズの売店と沿線の紹介コーナーがあります。ただいま「岡山フェア」と言うことで岡山県の特産品などをPRして一部販売しています。続いて2号車の自由席がハローキティで装飾されています。車端部には「KAWAII!ROOM」と言うことで記念撮影スペースもあります。こちらの号車は自由席ですが家族連れで混んでいます。あまり1号車や2号車に居るとせっかくの指定席がもったいないので自席へ戻ります。
 指定された5号車は、グリーン車の座席が付いた6号車には及びませんが「ひかりレールスター」に似た座席が取り付けられていて2列シートで大変ゆったりとしています。ただ、3号車から6号車は、あまりハローキティの装飾はありません。やはり新幹線ですので色々な人が乗りますからね。徳山から広島まで僅か27分の乗車で少し物足りなさもありますが、ハローキティ新幹線は定刻に広島駅に到着します。

徳山から「こだま」で広島へ
 

こだま842号(徳山8:10-広島8:37)
 

ハローキティー新幹線
 

各号車にもキティー
 

1号車の先頭部

指定席は普通です

・瀬戸内海を見ながら走るetSETOra
 広島から尾道まで呉線を経由して瀬戸内海を見ながら列車の旅を楽しめる快速etSETOra号に乗車しました。今回は、運良く海側に向いた座席に座ることができたので車窓から瀬戸内海の景色を存分に楽しむ事ができました。
 広島駅を出た快速etSETOra号は、zoom zoomスタジアムを見ながら広島市街を後にします。この列車はワンマン運転のため車掌の乗務はありません。列車は市街地を進み海田市駅を過ぎると山陽本線と別れて瀬野川を渡り呉線に入り住宅街を進み坂駅を過ぎると海が見えてきます。
 車窓にもいよいよ瀬戸内海の海が見えてきました。しばらく工場の隙間から見える海の車窓を楽しむと呉に到着します。呉を過ぎて時折見える瀬戸内海を見ながら列車は進み安芸津ではようやく撮影できるだけの停車あるのでホームへ。安芸津を出ると再び列車は内陸側の山間部を進みます。竹原を出て少し内陸に入りトンネルを抜けて忠海を過ぎると列車は海沿いを走ります。と言うかほぼ海岸線を進みます。このあたりは呉線のビューポイントと言うことで列車も一時停止して景色を撮影したり見て楽しむ時間があります。快速etSETOra号一番の見せ場です。しばらく海沿いに進むと列車は大きくカーブして沼田川を渡り市街地に入ります。山陽本線と新幹線が近づき呉線の旅が終わり三原に到着します。
 三原を出た快速etSETOra号は、山陽本線を尾道へラストスパートです。三原を出て次の糸崎で運転停車を行なった快速etSETOra号は、ときおり建物間から海を見ながら進みます。車窓に因島大橋が見えてくると列車は市街地に入り終点の尾道に到着します。
 尾道駅に到着した列車は、終着駅の余韻に浸る暇も無く乗客の降車が終るとまるで途中駅みたいな感覚で備後赤坂駅へ回送されました。本当に2分ぐらいしか停車していませんでした。
 

快速etSETOra(広島9:32-尾道12:32)
 

2号車車内
 

etSETOraロゴマーク
 

丸窓から見た瀬戸内海
 

呉を発車

呉線では瀬戸内海を見ながら

因島大橋が見えると尾道
 
・山下りの尾道観光
 尾道駅に到着後は、駅前のみなと祭りも見たかったのですが、足早にロープウェイ乗り場へ歩きます。この時間帯はバスがないので歩いた方が1本早いロープウェイに乗れそうです。15分ほど歩いてロープウェイ乗り場に着きました。観光客がかなり多く予定の便に乗れるか心配しましたが無事に乗れました。
 ロープウェイで山頂まで登り千光寺頂上展望台から尾道市内を眺めます。新尾道もよく見えて絶好の観光日和です。展望台から「文学のこみち」を徒歩で下り千光寺へ。念願だった千光寺での参拝を済ませたらひたすら階段を降りて艮神社へ。こちらも参拝するともう時間となります。次回はゆっくりと訪ねたい尾道市街をバスで後にします。
 バスで向かった先は山陽新幹線の新尾道駅です。山陽本線の尾道駅とは場所が違いますのでバスで移動となります。交通渋滞での遅延も考慮して早めの移動となりました。
 

千光寺ロープウェイ
 

ロープウェイで山頂へ
 

千光寺頂上展望台
 

文学のこみち
 

鐘楼
 

千光寺
 

下から見た千光寺本堂

艮神社

・「こだま」と「のぞみ」を乗り継ぎ名古屋へ
 新尾道駅からは、新幹線こだま854号で福山へ向かいます。名古屋まで通しの特急券ですので6号車の指定を確保します。グリーン席を少し改造してグレートダウンさせたものの座り心地は良かったです。一駅7分の乗車では名残惜しいのですが仕方ありません。福山からはほぼ続行の新幹線のぞみ168号に乗り換えます。こちらは臨時のぞみ号ですが、車内は混んでいて既に隣の人が座っています。この先、岡山・新神戸・新大阪と停車して新大阪で多少の乗客の入れ替えはありましたが、ほとんどの席が埋まり京都からは完全に満席になりました。今日は、この列車のすぐ後にも「のぞみ」が運転されているようで各駅でも乗り違い注意の放送が流れています。のぞみ号は関ヶ原を越えて名古屋へ。名古屋でも結構人が降りました。
 名古屋駅では乗り換え時間が少ないので足早に乗り換え改札を通過して10番ホームへ向かいます。

こだま854号(新尾道15:21-福山15:28)
 

のぞみ168号(福山15:35-名古屋17:28)
 

こだま号は指定席

福山で乗換

のぞみ168号

・旅の最後は特急しなの21号
 名古屋からはこの旅最後の乗車列車となる特急しなの21号に乗ります。新幹線ホームから足早に10番線へ移動しましたが、まだ列車は入線したばかりのようでライトが点いていませんでした。この時間でも入線から発車までは短いようです。
 名古屋を出た特急しなの21号は10両編成で指定席も余裕があるのか空いています。金山・千種と停車して名古屋に別れを告げて闇夜の木曽路を抜けて松本へ。松本からは特急回数券利用か結構乗ってきました。松本を出てしばらく進むと善光寺平の夜景が見てくると長野へ戻って来たことを実感します。姨捨から山を下りて篠ノ井を過ぎ犀川を渡ると特急しなの21号は遅延もなく長野に到着します。
 長野駅は2番線に入るので10両だと1号車から3号車あたりが立入禁止エリアに止まります。とは言え、そんな場所に止まるので仕方ないです2号車のドアから降りて普段歩けないエリアをニヤニヤして歩きます。長野駅2番線到着の特急しなの号で10両の際はこれを狙って2号車か3号車を選択します。
 改札を出て長野駅前に降り立つとやはり中国地方より肌寒いと感じづつ今回の旅も無事に終りました。
 

しなの21号(名古屋17:40-長野20:40)
 

名古屋から特急しなの21号に乗車
 

しなの21号車内

10両なので前に止まります

長野に到着
          
使用乗車券

 今回の旅行では、特にフリーきっぷのあるエリアではありませんでしたので単純に長野から津和野までの往復乗車券を利用して往復割引にしました。往復で経由を合せないと往復割引になりませんので新幹線経由にしましたが、選択乗車で在来線を利用しても全く問題ありません。今回は、有人通路を利用して特急券類を持ち帰ったので自動改札的には出場記録無しでJR西日本の自動改札は使えませんでしたが、有人改札を通行して駅員の方の目で確認しても全く大丈夫でした。
 なお、快速etSETOra号乗車の際は呉線経由になるのでこの区間は精算が必要になるかと駅に快速etSETOra号に乗る旨で問い合わせましたがこちらも精算の必要は無いとのことでした。
 しばしば話題になる尾道駅(在来線)からバス連絡(別払い)で新尾道駅(新幹線)への途中下車の扱いも全く問題ありませんでした。(尾道駅でも有人改札を利用したので確認済み)
 

長野から津和野乗車券(使用前)
 

津和野から長野乗車券(使用前)
 

長野から名古屋自由席特急券
 

ひかり653号特急券
 

WEST EXPRESS銀河特急券
 

SLやまぐち(下り)グリーン券
 

SLやまぐち(上り)グリーン券
 

新山口から徳山新幹線特定特急券
 

こだま842号特急券(ポイント使用)
 

etSETOraグリーン券
 

新尾道から名古屋新幹線特急券
 

こだま854号指定券
 

のぞみ168号指定券

しなの21号特急券(画像加工あり)