新潟駅開業120周年号で行く  
新緑の越後路旧客とローカル線の旅

2024年 5月11日(土)_ 

旅の概要

 新潟駅開業120周年を記念して運転された快速新潟駅開業120周年号の指定席券が運転前日に確保できましたので、急遽「新潟駅開業120周年号」の乗車をメインに新潟へ往復してきました。「えちごツーデーパス」の利用をメインに往路は長野から北しなの線・えちごトキめき鉄道線・北越急行線を経由して山間のローカル線を楽しみ越後湯沢へ。
 越後湯沢から快速新潟駅開業120周年号に乗車して旧型客車の旅を楽しみ高架化された開業120周年の新潟へ。新潟から在来線で長岡へ移動して快速越乃Shu*Kura号に乗車して日本海沿いを走り青海川で西日に染まる日本海の景色を楽しみ上越妙高へ。上越妙高から北陸新幹線で長野へ戻りました。
 ローカル線に乗って新緑の山間と西日に染まる日本海の景色を楽しみ、日帰りながら予想外に収穫のある日帰り小旅行となりました。
   
今回の旅の主な行程

    
往路は遠回りして山間を進み新潟へ

・SR1系で北しなの線の旅(しなの鉄道)

北しなの線(長野6:00-妙高高原6:44)
 
 長野から北しなの線で妙高高原へ向かいます。直江津方面へ行くならこの次の列車が接続が良いのですが、時間がありすぎるので妙高高原で少し待つことを選択。
 土曜日の始発列車で直江津方面への接続がないので車内は数名しか乗車していません。豊野から先は新緑の山々の中を鳥居川に沿って北上します。黒姫付近に来ると雄大な黒姫山が車窓に入ってきます。初夏の車窓を楽しんでいると列車は県境を越えて新潟県に入り関川を渡ると妙高高原に到着します。

長野を6:00に出発
 

久しぶりにRS1系に乗車
 
・部活列車で山から海へ(えちごトキめき鉄道)

えちごトキめき鉄道(妙高高原7:11-直江津8:03)
 
 妙高高原からは、えちごトキめき鉄道に乗り換えて直江津へ向かいます。先ほど乗った北しなの線の列車が直江津からの接続列車になるので早めに到着し乗ることができます。本日は、普通のET127系4両です。土曜日で4両は珍しいかと思いましたが・・・。
 長野からの後続の接続列車が到着し妙高高原を発車した列車は山から海を目指して進みます。列車が進むにつれて部活があるのか高校生が多く乗ってきて、土曜日の4両も正解と思える乗車率で高田に到着。高校生が降りた車内は空いていて高田から直江津までは快適に乗車できました。

妙高高原で乗換

ET127系はオールロングシート

・海から山を抜けて山間の温泉街へ(北越急行線/上越線)

北越急行(直江津8:12-六日町9:19)
 
 直江津からは北越急行線で六日町へ向かいます。列車は1両編成で座席はほとんどが埋まっています。
 直江津を出た列車は、犀潟から北越急行線に入ります。かっては特急はくたか号の兼ね合いで高速運転してた普通列車も、今では速度を落として走っています。山中を走る北越急行は、トンネルと駅の繰り返しです。各停車駅から少なからず乗客が乗ってきて車内も混み始めた頃に十日町に到着。十日町で大勢の乗客が降りました。十日町を出ると長いトンネルを抜けて六日町に到着します。

直江津で乗換

1両なので混みました
  

普通(六日町9:32-越後湯沢9:53)
 
 北越急行線の列車は越後湯沢まで運転する列車が多いですが、上越線と時間が接近している場合は六日町で乗り換えとなります。私はまさにこのパターンで六日町で乗り換えです。しかも長岡発水上行とか混んでますオーラ全開の列車です。
 やってきた列車はE129系4両編成。4両編成に救われてロングシートながら座れました。今日はこれから来る臨時列車を撮影する方も大勢いて座席もかなり埋まってます。2両なら大混雑だったでしょう。
 新緑の山々の車窓を楽しむと列車は山間の温泉街である越後湯沢に到着します。

六日町で乗り換え

ようやく越後湯沢に9:53に到着
   
 
・旧型客車で初夏の越後路を新潟へ(新潟駅開業120周年)
 越後湯沢から今回のメインとなる快速新潟駅開業120周年号に乗車します。越後湯沢から旧型客車に乗車するのは初めてです。越後湯沢を発車した新潟駅開業120周年号は初夏の風を受けながら北上します。私の席は進行方向の窓側なので奇跡的に良い席なのですが、進行方向左側ですので車窓はあまり良くありません。
 今回の快速新潟駅開業120周年号は、運転時刻が急行並みに設定されているのか結構飛ばします。普段の横川や水上あたりまで乗る列車とは格が違います。六日町を過ぎて北越急行線と別れて、列車は進行方向右側に雄大な八海山を見ながら進みます。私はデッキの窓からチラリと見学・・・。続いて新幹線駅の浦佐を何の躊躇いも無く通過します。この時、私の席の車窓では通過したのに気がつきませんでした。反対側の車窓はホームがあるのでよく解ったようです。浦佐を通過してグッズ購入の列も短くなり出したのでグッズ購入に4号車へ。購入までは結構時間が掛かり購入を終えた頃には飯山線が近づいてきて越後川口駅を通過する頃でした。列車は信濃川に沿って進み小千谷を過ぎると信越本線が近づき宮内を過ぎると長岡に到着します。
 

新潟駅開業120周年(越後湯沢1:00-新潟13:27)
 

出発セレモニー
 

越後湯沢を旧客で出発
 

新潟駅開業120周年サボ
 

八海山を見ながら北上
 

長岡駅に停車
 

弥彦山を見ながらに新津へ
 
 長岡では2分ほど停車して新潟へ向けて発車します。車内は空席が僅かにありますが、4号車のラウンジカーへ行っているのでしょう。長岡を出ると北長岡まで上越新幹線に沿って進みます。長岡を出ても快調に飛ばして進みます。ロングレールの現在でも結構揺れるので旧客が急行に使われていた時代は、速度は遅いもののこれ以上は揺れていたのですかね。そんなことも考えながら旧型客車の旅を楽しみます。車内では乗車証の配布が始まります。最近は、記念カードという形で配られるので乗車記念証として配られるのは久しぶりでした。列車は三条を過ぎて五十嵐川を渡り東三条も高速で通過。田園地帯を進むと遠くに弥彦山が見えます。
 列車は新津駅に到着して暫く停車します。列車の後部では、新潟駅で着回しをせずに新潟車両センターに入区できるようにEF64 1030が連結されます。こちらは凄い人出で連結時の撮影はできませんでした。
  

新津で少々停車

新津駅停車中

後部にEF64 1030連結
 
 新津駅で小休止した快速新潟駅開業120周年号は、EF64 1053とEF64 1030のプッシュプルという大変豪華な編成で新潟を目指します。やはりEF64 1000のプッシュプル運転の区間に入りましたので沿線も凄い人出です。列車は、小阿賀野川を渡り亀田過ぎて越後石山を通過すると新潟車両センターが見えてきます。列車は左へカーブして徐々に勾配を登り始めます。旧型客車で高架になった新潟駅へ行かれるとは夢のようです。高い位置にあった上越新幹線線路と徐々に高さが揃ってきます。ただ、そんなに都合良くE7系はやってきませんでした。上越新幹線の線路と同じ高さで平行してドーム型の新潟駅に到着します。本当に旧型客車が新潟駅に入りました。
 快速新潟駅開業120周年号は高架の新潟駅に到着しました。列車を降りてさっそく高架の新潟駅と旧型客車を入れて撮影します。撮影していると時間が過ぎるのはあっという間で、役目を終えた快速新潟駅開業120周年号は新津で増結したEF64 1030が先頭になり新潟車両センターへ引き上げました。
 今日のメインも無事に終了しました。新しくなった新潟駅を少し見てから長野への帰路につきます。
 

高架となった新潟駅に旧客が到着

新潟駅の出迎え
  
復路は日本海の夕日を見ながら長野へ

・ボックス席で長岡へ(信越本線普通列車)

普通(新潟14:07-長岡15:22)
 
 新潟から長岡へ移動します。先月は上越新幹線を利用したので、今回は在来線の信越本線で移動します。
 乗車した長岡行はE129系6両編成です。編成が長いので最後部の車両に並び余裕でボックス席を確保できました。これで快適に長岡まで乗車できます。新潟を出た時点では結構混んでいましたが、新津で多くの人が降りて車内も閑散としています。水田に水が入った田畑が続く初夏の車窓を眺めていると列車は定刻に長岡駅に到着しました。

新潟を出発して帰路へ

何とかボックス確保
 
・日本海の夕日を見ながら上越へ(越乃Shu*Kura)

越乃Shu*Kura(長岡16:13-上越妙高18:38)
 
 長岡から快速越乃Shu*Kura号に乗車します。3号車の自席に荷物を置いたら2号車へ移動します。売店で鯛茶漬けを購入してカウンターで車窓を見ながら遅い昼食を食べます。昼食を済ませて暫く自席で過ごすと列車は柏崎を過ぎて車窓には日本海が見えてきました。列車は鯨波を過ぎて、チラチラと日本海を見ながら進み青海川駅に到着します。青海川では暫く停車して夕日に染まる日本海を見ることができます。普段は海とは縁の無い生活ですので潮風にあたると気分が良くなります。

長岡発車案内
 

長岡をキハ40系で出発
 

すぐ2号車へ

遅い昼食を買います

鯛茶漬けと記念ボード
   

青海川で少々停車
 
 この列車は、やはり帰路の上越妙高行きもお勧めです。暫く日本海を眺めていると停車時間もあっという間に終ります。青海川を出てしばらくは日本海を見ながら列車は進みます。柿崎を出ると内陸に入り日本海は見えなくなります。直江津で少々停車してから「えちごトキめき鉄道」に入り高田を過ぎると夕闇迫る上越妙高に到着します。
 上越妙高に到着すると旅も終盤となり後は新幹線で長野へ戻るだけです。

越乃Shu*Kuraと日本海

西日の日本海
   
  
・帰路は新幹線で高速移動(はくたか574号)

はくたか574号(上越妙高19:16-長野19:49)
 
 上越妙高から北陸新幹線はくたか574号で長野へ帰ります。土曜日なので自由席でも大丈夫かと思い自由席を利用します。ホームで暫く待つと金沢からの北陸新幹線はくたか574号がE7系で到着しました。
 はくたか574号の自由席は大変空いていて2号車でも10人定度しか乗車していません。上越妙高を出て飯山に停車するも飯山での乗降は2号車はありません。車窓はもう闇夜で車窓は楽しめません。トンネルを抜けて長野新幹線車両センターの脇を通過すると長野市街地に入り長野駅に到着します。

上越妙高で乗換

長野に到着
   
 長野駅に到着して改札を出でると今回の日帰り旅行も終了です。昨日、快速新潟駅開業120周年号の指定券が確保できた事から突然決めた小旅行ですが、多くの方々に支えられて無事に終了しました。ありがとうございました。
  
  
使用乗車券


メインは「えちごツーデーパス」
 
 今回は日帰りの旅でしたが、「えちごツーデーパス」を使用しました。あらかじめ前日に妙高高原駅にて前売りで購入しました。えちごトキめき鉄道の駅ですが、事前に「えちごツーデーパス」を購入できるのは大変ありがたいです。この切符、えちごトキめき鉄道・北越急行にも乗れるので日帰り利用でも大変重宝します。
 えちごツーデーパスの区間外となる長野から妙高高原と上越妙高から長野は別に普通乗車券を使用しました。

妙高高原までは普通乗車券
 

上越妙高からは普通乗車券と新幹線自由席特急券
 

新潟駅開業120周年号指定券

越乃Shu*Kura号指定席券