SL人吉乗車と九州熊本の旅

2023年12月16日(土)から2泊3日_ 

旅の概要

 SL人吉号が来年の3月で運転終了となるので一度は乗っておこうと指定券を手配してようやく確保できたので久しぶりに九州地方に旅に出ました。当初は、長野を始発の特急しなの号で出発して翌日の最終の特急しなの号で長野へ戻る1泊2日での旅行の予定でした。
 幸運にも月曜日に休むことができたのと、鳥栖から熊本までのSL人吉号の指定席券も購入できたので1泊延長して2泊3日の行程にしました。熊本観光に加えて福岡市内(博多)の観光も加えることができて予想外に規模の大きい旅行になりました。
  
  
1日目 12月16日(土)

・この日の行程
 自宅−送迎−長野6:09−しなの2号−9:18名古屋9:49−のぞみ15号(N700S)−博多13:09
 博多13:36−さくら405号(800系)−熊本14:14
 
 ・熊本市内観光
  熊本駅−市電−水通町−徒歩−手取天満宮(参拝)−徒歩−水道町−市電−熊本城・市役所
  −徒歩−熊本城稲荷神社(参拝)−徒歩−熊本城(見学)−徒歩−加藤神社(参拝)−徒歩−
  熊本城ミュージアム(見学)−徒歩−熊本城・市役所−市電−熊本駅
 
 ■熊本市内宿泊
    
・長野から熊本へ
 自宅から長野駅まで送迎してもらい長野から特急しなの2号に乗車します。本日は8両編成で運転とのことで指定された号車は6号車です。これは座席位置を自分で指定してこの号車を選択したのですが・・・。夜明け前の長野を出た特急しなの2号は早朝の篠ノ井線を進みます。途中の平瀬信号場で交換する普通列車が遅延した関係で5分ほど遅れて松本駅に到着。松本駅では一気に座席が埋まりました。松本を出た次の塩尻で私の隣にも人が座りほぼ満席で木曽路に入ります。木曽路を抜けた特急しなの2号は遅れを4分程度まで回復させて名古屋駅に到着。本来なら所定7分の乗り換えで博多行の新幹線のぞみ号がありますがパス。遅延対策もありましたが、接続予定の新幹線のぞみ号は接続待ちをして間に合ったようです。でも普通のN700系ですが。
 
 名古屋で博多行の新幹線のぞみ号を1本遅らせて30分後の新幹線のぞみ15号に乗車します。ちゃんとヒゲが先頭に入っているN700Sです。このN700Sに乗りたいがために名古屋で1本遅い博多行の新幹線のぞみ15号を選択しました。車内に入ると航空機を思わせるようなデザインで驚きました。名古屋を出る時点では満席の状態で発車します。東海道新幹線のぞみ号は、どの列車に乗っても混んではいますが、N700Sを使用する列車は特に混んでいるようです。途中の京都・新大阪で乗客の入れ替えがありましたが、新大阪を出る時点ではほぼ満席でした。
 久しぶりの山陽新幹線の旅を楽しみますが山陽新幹線はトンネルが多いです。あまり景色を楽しむのには向いてません。岡山から先は乗ってくる乗客もいますが降りる客の方が多いので車内も空いてきます。広島を過ぎて新山口に停車すると次は九州の小倉です。新下関を過ぎて長めのトンネルを抜けたかと思うともう北九州に入り小倉に停車します。小倉では大勢の人が降りて私の隣も空きました。小倉を出ると終点の博多に到着します。久しぶりに九州に降り立ちました。
 
 博多から九州新幹線で熊本へ向かいます。博多側の九州新幹線は初めての乗車です。今度の列車は鹿児島中央行の新幹線さくら号です。さくら号と言えば寝台特急の印象が強いですが、今は九州新幹線愛称で活躍しています。車両は800系です。800系は鹿児島から新八代まで開業した際に乗車したので懐かしい車両です。さくら号ですのでN700系かと思いましたが・・・。自由席は結構混んでいましたが、指定席は半分ぐらいの乗車率でした。
 博多を出た新幹線さくら405号は、すぐに加速することも無く意外とゆっくりと福岡市内を進みます。新幹線の車両基地(博多南)を過ぎても軽く流す程度の速度で進みます。800系の指定席は2列席シートなのでかなり楽です。グリーン席に匹敵するゆったり度です。福岡市街を出てトンネルを出るともう新鳥栖に到着します。新鳥栖を出ると本当にすぐに久留米に到着します。久留米で降りる人が多かったのは意外です。久留米を出でると本気モードで速度が上がり新幹線らしくなります。越後船小屋・新大牟田・新玉名と通過します。そして列車は熊本へ。私は熊本で降車します。
 長野を出てから8時間5分で熊本に到着しました。今日は、久しぶりに長距離移動をしました。 
 

しなの2号(長野6:09−名古屋9:18)
 

のぞみ15号(名古屋9:49−博多13:09)
 

N700Sロゴマーク
 

さくら405号(博多13:36−熊本14:14)
 

長野を出発
 

名古屋で乗り換え
 

N700S車内
 

博多で乗り換え

800系車内

熊本に到着
  
 
・熊本市内観光
 熊本に到着後は、熊本市電で熊本観光に出かけます。もう時間は14時30分になろうとしています。効率よく回らないと冬ですので閉館時間が夏より早く時間切れになる可能性もあります。
 まずは、市電で移動して手取天満宮へ参拝します。市電の電停から徒歩数分です。賑やかな通りから少し奥まると静かな雰囲気です。学問の神様として名高い菅原道真公を祭っている手取天満宮で参拝して御朱印を頂きます。続いて市電で移動して熊本城稲荷神社へ。熊本城稲荷神社は加藤清正公が勧請した神社です。こちらで参拝して御朱印を頂きます。もう少し進むと熊本大明神がありますが今日は時間の関係でパスして明日の参拝にします。
 そして今回の熊本観光のメインとなる熊本城へ。熊本地震で被害を受けましたが天守閣は復旧して見学が可能になりました。ただ随所にまだ修復工事がなされています。熊本城を見学してお城印を購入して近くの加藤神社へ。現在は地震の影響で少し遠回りをしないと行けませんが、ギリギリ参拝時間に間に合い御朱印を貰いました。
 最後に熊本城ミュージアムを見学して本日の熊本観光は終了しました。後は市電で熊本市内へ戻り駅前のホテルへ。今日明日の二日間同じホテルに泊まります。

移動は主に熊本市電
 

手取天満宮
 

熊本城稲荷神社
 

熊本城
 

加藤神社
 

熊本城ミュージアム
 

熊本駅に戻ります

熊本市内に宿泊


2日目 12月17日(日)

・この日の行程
 ・熊本市内観光
  熊本駅−市電−水前寺公園−徒歩−水前寺公園(見学)出水神社(参拝)−徒歩−
  水前寺公園−市電−熊本城・市役所−徒歩−熊本大神宮(参拝)−徒歩−熊本城・市役所
  −市電−熊本駅
 
 熊本10:58−SL人吉号(SL牽引)−13:37鳥栖15:11−SL人吉号(DL牽引)−熊本17:33
 
 ■熊本市内宿泊
   
・まずは昨日の観光の続き
 今日は同じホテルの同じ部屋に泊まるので荷物は置いて軽装で出かけます。熊本駅から市電に揺られて水前寺公園にやってきました。まだ開園直後ですので人も少なく快適に見学できます。水前寺公園は何回か来たことがありますが、冬に来たことはないので新鮮な光景です。まずは素晴らしい庭園をゆったりと一周します。その後、同じ敷地内にある出水神社に参拝して御朱印を貰います。その後に鳥居から見る水前寺公園もなかなか素晴らしかったです。
 水前寺公園を見学後は、市電で移動して昨日行くことができなかった熊本大明神へ。こちらでも参拝して御朱印を貰いました。これで熊本市内の大体の場所は観光できました。もう、あまり時間が無いので市電で熊本駅へ向かいます。これからがこの旅のメインです。

水前寺公園へ
 

水前寺公園
 

出水神社
 

熊本大神宮
 
 
・悲願のSL人吉に乗車
 熊本駅からは今回の旅のメインとなるSL人吉に乗車します。10時50分少し前ぐらいに58654号機に牽引されたSL人吉が入線してきます。入線から発車まで10分弱と忙しいです。
 58654号機の汽笛が鳴り響きSL人吉は熊本駅を発車します。放送の通り満席です。列車は九州新幹線と寄り添い高架化された鹿児島本線を熊本市街地を見ながら進みます。
 玉名駅では撮影のため10分ほど停車します。ここで先頭の撮影をします。熊本駅より空いていて撮影にも余裕があります。撮影時に時折雪が舞っていたのは驚きました。玉名駅を発車したSL人吉は、市街地を抜けて田園地帯を進みます。この頃になると50系客車の宿命で窓ガラスが曇って車窓が見にくくなります。長州駅を通過すると反対側の車窓には有明海が近くに見えるかと思いましたが確認は至りませんでした。大牟田を出ると2号車のビュッフェも空いていてビールを購入。自席へ戻って寛ぎますSL人吉は順調に北上して久大本線が見えてくると久留米に停車します。
 久留米でも10分ほど停車します。もうここまで来るとホームに降りて撮影する人も少なくスムーズに撮影できました。久留米でも撮影中に雪がちらついていました。
 久留米を出ると筑後川を渡り田園地帯を進みます。肥前旭を通過すると九州新幹線と分かれて田園地帯を進みます。車窓が突如として市街地に変わると終点の鳥栖に到着します。
鳥栖駅到着後は、引き上げまで10分ほどあるので形式写真を中心に撮影します。鳥栖駅到着からちょうど10分でDE10 1209に引かれたSL人吉は留置線へ引き上げてゆきました。

SL人吉号(熊本10:58−鳥栖13:37)
 

SL人吉号ヘッドマーク
 
 
熊本を出発

SL人吉号」車内

鳥栖に到着
    
 
・ディーゼル機関車が引くSL人吉
 鳥栖から熊本への折り返しもSL人吉に乗車します。SL人吉とは言えDE10が先頭で58654号機は最後部に連結された状態です。この列車ではSLがライトを点けた状態の先頭で撮影できるのは鳥栖駅入線時のみですのでホーム端で入線を待ちます。鳥栖駅は長崎本線の特急が走っている関係でホームが空かず入線は発車の8分前と言う慌ただしさです。帰路は、2号車の進行右側で窓側の席です。2号車の座席は普通の12系と同じぐらいの前後間隔があり快適に座れます。この列車も発売時は満席でしたが、そのうちに空席が出てきました。
 鳥栖駅をDE10に引かれて発車したSL人吉は鹿児島本線を熊本を目指して進みます。往路のSL牽引と違いDL牽引だと滑らかな加速です。列車は西日を浴びながら進みます。しばらくすると九州新幹線と併走して進みます。夕日が美しく反射する筑後川を渡ると久留米に停車します。久留米の停車時間は1分でホームに降りる暇はありません。
 久留米を出ると新幹線と併走して筑後船小屋を通過して九州新幹線と分かれて瀬高で運転停車します。瀬高を出てしばらくして市街地が見えてくると大牟田に停車します。大牟田の停車時間も1分です。大牟田を出て列車は有明海の近くを通りますが、残念ながら有明海を車窓から見つけることはできませんでした。ただ座っていても暇なので展望室へ行くと誰も座ってません。ちょうど西日が射して良い感じの展望室を撮影できました。帰路のSL人吉での唯一の収穫はこの光景が撮影できたことでしょう。
 列車はのんびりと進み玉名を過ぎて少しするとだんだんと車窓も夕闇となり車窓も見えなくなります。夕暮れの中を列車は進み夜汽車の雰囲気まであと少しと言うところで列車は熊本市街に入り九州新幹線と共に高架を進み終点熊本に到着します。
 終点熊本に到着するとまずは後部の58654号機の撮影をしますが、途中の停車駅で撮影できる時間は皆無でしたので凄い人だかりで1枚撮影しただけで断念。後は先頭のDE10 1209の撮影に回ります。
 熊本駅に到着してから10分でDE10に牽引されたSL人吉は基地へ引き上げて行きました。夕闇の中を遠ざかる58654号機のテールランプを見送りSL人吉の最初で最後の旅は終りました。

SL人吉号(鳥栖15:11−熊本17:33)
 

SL人吉号座席
 

鳥栖を出発
  

SL人吉展望室
 

熊本に到着
 
 
・熊本最後の夜は熊本ラーメン
 本日も熊本市内の同じホテルに宿泊します。荷物を部屋に置いて置くことができたのでSL人吉の旅も軽装でゆったりと楽しめました。同じホテルに連泊することはめったにありませんが、部屋に荷物を置けると言うことは利点ですよね。さて熊本最後の夜は熊本ラーメンを味わうことにします。
 熊本駅からあまり歩きたくないのでスマホで調べて熊本の駅ビル内にある天外天を選択します。さすがは人気店だけあって10人ぐらい並んでします。ただ、ここでくじけてはいけません。次に熊本ラーメンを味わえるのはいつになるのか解りません。ちょうど客の入れ替えタイミングに当たったのか15分ぐらい待って着席できました。
 ラーメンと餃子のセットを注文して待つことしばし・・・。念願の熊本ラーメンが目の前に出てきました。見た目は豚骨スープながらあっさりしていそうな印象ですが、豚骨の旨みがしっかり染み渡り旨みのあるスープでした。初めてのお店ですので冒険はせずに麺の堅さも通常を選択して食べましたが、麺がスープに絡んで絶妙な旨さです。餃子も柚海苔を付けて食べましたが、肉汁があふれ出て大変美味しかったです。駅近くでこの店を選択して正解でした。入店まで15分待った甲斐があります。
 夕食後はホテルの部屋に戻りビール片手に熊本最後の夜を楽しみました。

夕食は熊本ラーメン

熊本市内に宿泊


3日目 12月18日(月)

・この日の行程
 熊本8:19−みずほ602号(N700系)−博多8:51
 
 ・福岡市内(博多)観光
  博多駅−徒歩−博多町家ふるさと館(見学)−徒歩−櫛田神社(参拝)−徒歩−灘の川橋(景色)
  −徒歩−
住吉神社(参拝)−徒歩−楽水園(見学)−徒歩−博多駅
 
 博多12:15−のぞみ28号(N700S)−15:34名古屋16:00−しなの19号−長野18:59
 長野19:20−長野電鉄−須坂19:48−送迎−自宅
    
・ゆったり座席の「みずほ」で博多へ
 この旅も最終日となりました。朝の熊本を新幹線みずほ602号で発ちます。鹿児島中央発の新大阪行の列車ですが、九州新幹線直通用のN700系7000番台に乗りたかったのでこの列車を選択しました。予想外に指定席は空いてます。この列車の指定席も2列シートなので快適です。しかもグリーン車の座席に匹敵する豪華な座席です。この座席を博多までしか楽しめないのも勿体ないかと思いましたが・・・。
 熊本を出た新幹線みずほ号は快調に飛ばして博多を目指します。次の停車席は博多なのでもう隣には誰も来ません。九州新幹線の各駅を通過しますが、やはり久留米から先は速度を落として運転します。新鳥栖を通過して長いトンネルを抜けると博多に到着します。
 今日は、福岡市内(博多)も観光したいので博多で下車します。もう少し乗っていたかった。

みずほ602号(熊本8:19−博多8:51)
 

ロゴマーク
 

熊本を出発

快適な2列シート

博多で途中下車

 
・福岡市内(博多)観光
 途中下車した博多駅から徒歩で行かれる観光地は多いです。博多駅から大通りを15分ほど歩くと博多町家ふるさと館があります。博多の歴史や山笠の映像が流れています。また2階には人形が展示されていて博多の街のことがよく解りました。櫛田神社参拝前に立ち寄って良かったです。続いて徒歩数分で櫛田神社に到着。ここで参拝をして展示されている山笠を見学します。今日は、外国人旅行者が大勢参拝していて混雑していましたが、無事に参拝して御朱印をもらい山笠も見ることができました。
 櫛田神社を参拝して途中で景色が良いと評判の灘の川橋へ立ち寄ります。ここから見る邦珂川と博多の町並みは夜景が綺麗だと評判ですが昼間でも結構綺麗でした。ここから歩いて15分ほどで住吉神社に到着します。住吉神社は人も少なく落ち着いた雰囲気で参拝して御朱印を貰いました。
 住吉神社から数分歩くと楽水園につきます。小さな庭園ながら都会の喧噪から離れて静かな時間を過ごすことができます。この時季は冬枯れしていますが、夏は新緑が、秋は紅葉が美しいではと思います。楽水園を見学するともう時間ですので博多駅に戻ります。大通りを15分も歩けば博多駅に到着します。
 これで福岡市内(博多)観光は終了です。次回はもう少し広範囲に観光したいですね。
  

博多町家ふるさと館
 

櫛田神社
 

山笠
 

灘の川橋から見る邦珂川
 

住吉神社
 

楽水園
 
 
・「のぞみ」と「しなの」で長野への帰路
 福岡市内(博多)の観光も終えて長野へ帰ります。博多からは新幹線のぞみ28号に乗車します。この列車もN700Sで運転されますので今回の旅では東海道・山陽新幹線はN700Sで往復することになります。月曜日の昼の発車ですので車内は空いてます。九州最後の食事は、博多駅で売っていた鳥栖駅の「かしわめし」を選択しました。
 博多を発車した新幹線のぞみ28号は福岡市内を抜けて小倉に停車します。小倉での乗車も少なく新関門トンネルに入ります。これで九州とはお別れです。次回はいつ頃来られるのだろうと考えていると列車はトンネルを抜けて本州の新下関駅を通過します。広島から先は乗ってくる人が多くなります。福山にも停車して岡山を出るとB席とD席を除いてほぼ埋まるぐらいの乗車率です。姫路を通過して新神戸に着くとここから乗車する人も結構います。新神戸を出ると新大阪に停車します。さすがに新大阪では半分くらいの乗客が入れ替わります。新大阪を出て京都に止まると車内は混雑して7割くらいの座席は埋まりました。京都を出ると薄らと雪化粧した関ヶ原を越えて名古屋に到着。私は名古屋で降車します。
 
 名古屋から特急しなの19号で長野へ向かいます。ホームに行くとまだ入線しておらずホームで「きしめん」を食べて小腹を満たします。発車の10分前に特急しなの19号が入線してきました。今日は、4両+2両の付属編成で組成された6両です。車両検査の都合で時折このような編成が使われることがあります。
 名古屋を発車した特急しなの19号は空いていて指定席も半分ぐらいの乗車率でした。千種を過ぎて矢田川・庄内川を渡り名古屋市街地に別れを告げて列車は北上します。まだ明るい時間帯でしたので古虎渓渓谷の車窓も楽しめました。多治見を過ぎて中津川を出ると木曽路に入ります。まだ明るい時間帯に木曽路に入るのは久しぶりです。木曽福島付近からはもう夜景となり車窓は駅通過ぐらいしかはっきり見えません。列車は木曽路を抜けて塩尻に到着します。塩尻駅のJR東日本の駅名板を見ると帰ってきた実感がわきます。
 特急しなの19号は松本に到着します。松本からは時間帯が良いのか指定席もかなりの人が乗ってきて半分以上の席が埋まります。特急しなの19号一番混雑するのは松本から篠ノ井までと言う感じです。通常は指定席券を持った乗客の車内改札は省略しますが、松本から乗った客は私が見える範囲で全員改札を受けていたので特急料金回数券の指定席(区席)利用でしょう。松本を出た列車は明科に停車して篠ノ井線を進みます。冠着で列車交換のため運転停車をしてトンネルを通過すると姨捨から素晴らしい善光寺平の夜景が見えてきました。この旅の最後を飾るにふさわしい光景です。姨捨を過ぎて篠ノ井を出ると終点長野に到着します。
 
 帰りは須坂駅から送迎を頼んだので長野電鉄で移動します。本日は急病人発生の影響で10分ほど遅れて長野を19時30分頃に発車しました。8500系電車に乗車するのは久しぶりです。列車が遅延しているので大混雑するかと思いましたが、そのような事も無く長野から座ることができました。8500系電車に揺られて千曲川を渡ると須坂駅に到着します。須坂駅到着を以て久しぶりの九州旅行も無事に終了しました。
 

のぞみ28号(博多12:15−名古屋15:34)
 

しなの19号(名古屋16:00−長野18:59)
 

博多を出発
 

帰路もN700S
 

N700S車内
 

昼食は「かしわめし」
 

名古屋で乗り換え
 

名古屋できしめん
 

しなの19号車内

長野に到着

長電(長野19:20−須坂19:48)


使用乗車券

 今回は、割引と言えば特急しなの号の乗継割引と往復乗車券を購入しての往復割引ぐらいしかありませんでした。今回は、全て通常の普通乗車券を利用しました。SL人吉の事前予約に「えきねっと」は対応しておらずJR西日本のe5489を使用したので、今回は現金で購入した長野→熊本の往復乗車券以外は全てe5489を使用しました。
 e5489は、JR東海区間が1区間(1駅)でも入ると長野駅(JR東日本の北陸新幹線停車駅・対応する首都圏の一部駅など)での受け取りが不可でしたが、今年の4月1日からJR東海区間が経由に入っても受け取れるようになりました。「えきねっと」と違いe5489は、東海道新幹線と特急しなの号の座席位置指定が出来るので大変便利になりました。今回も往復の特急しなの号は窓割の良い席を確保できました。

長野→熊本乗車券
 

しなの2号特急券
 

名古屋→熊本特急券
 

のぞみ15号指定券
 
 

さくら405号指定券

  

熊本→鳥栖乗車券
 
 

SL人吉号指定券
 

鳥栖→熊本乗車券
 

SL人吉号指定券
 

熊本→長野乗車券

みずほ602号特急券

熊本市電1日券

のぞみ28号特急券

しなの19号特急券
※往復乗車券は使用前のものです。一部の券は穴など隠すため画像加工しています。そのため券の画像は小さめです。



御朱印・お城印

 御朱印は、熊本市内では「手取天満宮」「熊本城稲荷神社」「加藤神社」「出水神社」「熊本大神宮」の5枚と「熊本城」のお城印を貰いました。なお、熊本稲荷神社の御朱印は日付が違っています。すぐ確認しなかった私も悪いですが、まさか日付の間違った御朱印を渡されるとは想定外でした。
 福岡市内(博多)では、櫛田神社と住吉神社と博多駅付近の定番となる神社へ参拝に行って頂戴してきました。

手取天満宮御朱印
 

熊本稲荷神社御朱印(日付誤り)
 

熊本城お城印
 

加藤神社御朱印
 

出水神社御朱印
 

熊本大神宮御朱印
 

櫛田神社御朱印

住吉神社御朱印