189系N102編成中間車解体

 2023年6月1日 木曜日

   
 5月23日に解体線へ移動した189系N102編成中間車4両(モハ188-40+モハ189-40+モハ188-32+モハ189-32)ですが、5月25日から本格的に車体の解体作業に入りました。まずは、モハ189-40から解体が始まりました。続いてモハ188-40の解体に着手し6月26日の午前中にはモハ188-40の解体が完了しモハ188-40+モハ189-40は姿を消しました。
 続いてモハ188-32+モハ189-32が解体場所に移されましたが、この日(5/25)はこれ以上の動きはありませんでした。
   
■5月25日(木)
 入場中のE233系豊田車(T33編成)が壁になり見ませんが、よく見るとクモヤ143とE233系の間にモハ188-40の姿が見えます。その奥で重機がベンチレーターを外しているシーンが見えました。位置的に先にモハ189-40解体から作業を行っていると推測されます。
 

編成組成途中のE233系T33編成で見えないようですが・・・
 

クモヤ143とE233系の間にモハ188-40の姿が・・・・(拡大画像)
 

モハ188-40の位置からモハ189-40のベンチレーターを外してモハ189-40から解体を始めた模様です
 
■5月26日(金)
 5月26日にはE233系T33編成は編成組成を終えて工場で通電中。再び解体の様子を見ることができるようになりました。解体は思ったよりハイペースで午後の段階ですでにモハ188-40とモハ189-40の姿はなくトラックが残骸を回収に来ていました。残骸を回収後は、重機によりモハ188-32とモハ189-32を解体場所へ移動させました。この日は、これにて作業は終了となったのか重機も動くことはありませんでした。

重機が解体した残骸を回収に来ています
 

残りはモハ188-32とモハ189-32です
 

重機で屋根を押されてから解体場所へ移動させます
 

奥側のモハ189-32を切り離し


モハ188-32を手前に移動させてこの日の作業は終了です
 
■5月29日(月)
 週明けの月曜日からモハ188-32+モハ189-32の解体作業が本格的に始まりました。まずは、モハ188-32のベンチレーターを重機で撤去しました。平行してモハ189-32の方も窓ガラスの撤去や内装の解体が始まっています。窓ガラスの取り外しですが、製造時に開閉可能だった前後2番目にある大型窓の撤去は行われないようです。
 私が見られた時間帯では、モハ188-32の方はベンチレーターの撤去のみ行い重機は移動してしまいました。
 
 
モハ188-32のベンチレーターを重機で外します
 

パンタグラフ側のベンチレーターも外します
 

屋根上のベンチレーターを外して作業は終了。右側には変わり果てた189系の破片が・・・
 

モハ189-32の方は窓ガラスの取り外しなどが行われています
■5月31日(水)
 5月も最終日となりました。今日で189系N102編成の解体は終るかと思いましたが、モハ188-32の解体は終ったもののモハ189-32の解体はまだでした。私が居られた時間では解体した残骸の整理をしていただけでモハ189-32の解体は行われませんでした。

私が居た時間帯では解体はありませんでした
■6月1日(木)
 解体線で最後まで残ったモハ189-32の解体がついに行われました。ペースは速く私が見ることのできた時間帯で車体の半分近くの解体を終えていました。午後には、車体の解体はおろか全ての解体が終了した可能性があります。
 これにて189系N102編成は6両編成としては終焉となりました。今後は、引き続き長野総合車両センターで保管される両端の先頭車がいつまで保管されるかが注目されます。
 



 

 

 

 

 

 

 
※今回の中間車解体の記事はこれで終了です。