189電車の形式別種類

 このページでは、189系の種類について簡単に紹介します。ジョイフルトレインや他形式への改造については省略しています。なお、撮影開始時期(中学後半から撮影開始)の関係で全種類を紹介しているわけではありませんのでご了承ください。

■先頭制御車

■クハ189−500番台
 
 信越本線の軽井沢〜横川にて、EF63型電気機関車と連結された側の先頭車両です。ジャンパ連結器は、制御用の他に協調運転用も装備しています。
 特急あさま号・特急そよかぜ号・急行妙高号では、上野側の1号車に固定されていました。
 特急あさま号増発用に、183系からの改造車(クハ189−1516)が1両存在しましたが、外観に変化はほとんどありませんでした。
 
クハ189−500番台主要諸元表
車体長さ(連結面間) 21000mm 主 電 動 機 な   し
車  体  幅  2949mm 台 車 形 式 TR69I
屋 根 高 さ  3945mm パンタグラフ な  し
自      重 42.6t 空 調 装 置 AU13E型5個
座席定員 56名 製 造 初 年 昭和50年

クハ189−1500番台主要諸元表
車体長さ(連結面間) 21000mm 主 電 動 機 な   し
車  体  幅  2949mm 台 車 形 式 TR69I
屋 根 高 さ  3475mm パンタグラフ な  し
自      重 41.2t 空 調 装 置 AU13E型5個
座席定員 56名 製 造 初 年 昭和58年(改造)
 ■改造関係(1両のみ施行)
    クハ183−1016(種車)→クハ189−1516
    
 
■クハ189−0番台
 
 特急あさま号時代に、長野側に連結された先頭車です。EF63型電気機関車との連結は基本的にはないので、制御用のジャンパ連結器のみ取り付けられています。
 他に、183系から改造された1500番台(クハ189−1015)も存在しましたが、外観上はほとんど変化はありませんでした。
 
  
クハ189−0番台主要諸元表
車体長さ(連結面間) 21000mm 主 電 動 機 な   し
車  体  幅  2949mm 台 車 形 式 TR69I
屋 根 高 さ  3945mm パンタグラフ な  し
自      重 42.6t 空 調 装 置 AU13E型5個
座席定員 56名 製 造 初 年 昭和50年

クハ189−1500番台主要諸元表
車体長さ(連結面間) 21000mm 主 電 動 機 な   し
車  体  幅  2949mm 台 車 形 式 TR69I
屋 根 高 さ  3475mm パンタグラフ な  し
自      重 42.3t 空 調 装 置 AU13E型5個
座席定員 56名 製 造 初 年 昭和58年(改造)
 ■改造関係(1両のみ施行)
    クハ183−1015(種車)→クハ189−1015
    
  
■クハ188−600番台
 
 特急あさま号の短編成化増発用に、余剰になってたサハ481に運転台を取り付けて誕生した上野側に連結された先頭車です。EF63型電気機関車との連結用に、協調用のジャンパ連結器と制御用のジャンパ連結器が取り付けられています。
 外観上は、485系と同じ高さですので客室窓が1段高くなっているのと、行先表示機が運転台側に増設されたので目立つ存在です。 
  
クハ188−600番台主要諸元表
車体長さ(連結面間) 21000mm 主 電 動 機 な   し
車  体  幅  2949mm 台 車 形 式 TR69I
屋 根 高 さ  3475mm パンタグラフ な  し
自      重 42.3t 空 調 装 置 AU13E型5個
座席定員 56名 製 造 初 年 昭和61年(改造)
 ■改造関係(2両のみ施行)
  サハ481−101(種車)→クハ188−601/サハ481−115(種車)→クハ188−602
    
   
 ■クハ188−100番台
 
  特急あさま号の短編成化増発用に、余剰になってたサハ481に運転台を取り付けて誕生した長野側に連結された先頭車です。制御用のジャンパ連結器のみが取り付けられています。
 外観上は、485系と同じ高さですので客室窓が1段高くなっているのと、行先表示機が運転台側に増設されたので目立つ存在です。
 
クハ188−100番台主要諸元表
車体長さ(連結面間) 21000mm 主 電 動 機 な   し
車  体  幅  2949mm 台 車 形 式 TR69I
屋 根 高 さ  3475mm パンタグラフ な  し
自      重 42.3t 空 調 装 置 AU13E型5個
座席定員 56名 製 造 初 年 昭和61年(改造)
 ■改造関係(2両のみ施行)
  サハ481−113(種車)→クハ188−101/サハ481−106(種車)→クハ188−102
    
  

■中間電動車

■モハ188−0番台(500番台・1500番台)
  
 189系の中間電動車で、モハ189型とユニットを組みます。屋根上にパンタグラフがあるため、集中型クーラー(AU71A)が装備されています。
 他に、485系(モハ484)から改造されたモハ188−500番台と183系1000番台から改造されたモハ188−1500番台がありました。(485系からの改造車も、ドアの増設や車体高の調整改造などを施しました。外観は同じです。)
 
モハ188−0番台主要諸元表
車体長さ(連結面間) 20500mm 主 電 動 機 MT54D
車  体  幅  2949mm 台 車 形 式 DT32I
屋 根 高 さ  3475mm パンタグラフ PS16
自      重 39.0t 空 調 装 置 AU71A型1個
座席定員 68名 製 造 初 年 昭和50年

モハ188−500番台主要諸元表
車体長さ(連結面間) 20500mm 主 電 動 機 MT54D
車  体  幅  2949mm 台 車 形 式 DT31E
屋 根 高 さ  3475mm パンタグラフ PS16
自      重 38.6t 空 調 装 置 AU71E型1個
座席定員 68名 製 造 初 年 昭和57年(改造)
 ■改造関係(4両のみ施行)
   モハ484−301(種車)→モハ188−501(昭和57年改造)
   モハ484−305(種車)→モハ188−502(昭和58年改造)
   モハ484−306(種車)→モハ188−503(昭和58年改造)
   モハ484−307(種車)→モハ188−504(昭和57年改造)
 
 ■その他
   改造当初の座席は、種車装備のT17型回転クロスシート(背面テーブルつき)を装備。
   
モハ188−1500番台主要諸元表
車体長さ(連結面間) 20500mm 主 電 動 機 MT54D
車  体  幅  2949mm 台 車 形 式 DT32I
屋 根 高 さ  3475mm パンタグラフ PS16
自      重 39.0t 空 調 装 置 AU71A型1個
座席定員 68名 製 造 初 年 昭和57年(改造)
 ■改造関係(4両のみ施行)
   モハ182−1016(種車)→モハ188−1516(昭和59年改造)
   モハ182−1021(種車)→モハ188−1521(昭和60年改造)
   モハ182−1048(種車)→モハ188−1548(昭和60年改造)
   モハ182−1058(種車)→モハ188−1558(昭和57年改造)
      
 
■モハ189−0番台(500番台・1500番台)
 
 189系の中間電動車で、モハ188型とユニットを組みます。モハ188型と同じく、他に485系(モハ485)から改造されたモハ189−500番台と183系1000番台から改造されたモハ189−1500番台がありました。(外観は同じです。)
 485系からの改造車も、ドアの増設や車体高の調整改造などを施しました。
 
モハ189−0番台主要諸元表
車体長さ(連結面間) 20500mm 主 電 動 機 MT54D
車  体  幅  2949mm 台 車 形 式 DT32I
屋 根 高 さ  3475mm パンタグラフ な  し
自      重 42.2t 空 調 装 置 AU13E型5個
座席定員 68名 製 造 初 年 昭和50年

モハ189−500番台主要諸元表
車体長さ(連結面間) 20500mm 主 電 動 機 MT54D
車  体  幅  2949mm 台 車 形 式 DT32E
屋 根 高 さ  3917mm パンタグラフ な  し
自      重 38.6t 空 調 装 置 AU13E型5個
座席定員 68名 製 造 初 年 昭和57年(改造)
 ■改造関係(4両のみ施行)
   モハ485−199(種車)→モハ189−501(昭和57年改造)
   モハ485−203(種車)→モハ189−502(昭和58年改造)
   モハ485−204(種車)→モハ189−503(昭和58年改造)
   モハ485−205(種車)→モハ188−504(昭和57年改造)
 
 ■その他
   改造当初の座席は、T17型回転クロスシート(背面テーブルつき)を装備。

モハ189−1500番台主要諸元表
車体長さ(連結面間) 20500mm 主 電 動 機 MT54D
車  体  幅  2949mm 台 車 形 式 DT32I
屋 根 高 さ  3475mm パンタグラフ な  し
自      重 42.2t 空 調 装 置 AU13E型5個
座席定員 68名 製 造 初 年 昭和57年(改造)
 ■改造関係(4両のみ施行)
   モハ183−1016(種車)→モハ189−1516(昭和59年改造)
   モハ183−1021(種車)→モハ189−1521(昭和60年改造)
   モハ183−1048(種車)→モハ189−1548(昭和60年改造)
   モハ183−1058(種車)→モハ189−1558(昭和57年改造)
      
 
 
■中間付随車

■サロ189−0番台(50番台)

 189系のグリーン車で、床下に空気バネに空気を供給するため電動空気圧縮機を搭載しています。
 ほとんどが、ジョイフルトレインに改造されてしまい少数波で、現在はすべて廃車解体されてしまいました。
 また、485系から改造された50番台車がありましたが画像はありません。平成元年に、再び485系(サハ481)に全3両が再改造され勝田電車区(当時)に転属しました。

※画像は、アコモ改善車(デラックス車)です。

  
サロ189−0番台主要諸元表
車体長さ(連結面間) 20500mm 主 電 動 機 な  し
車  体  幅  2949mm 台 車 形 式 TR69I
屋 根 高 さ  3475mm パンタグラフ な  し
自      重 33.7t 空 調 装 置 AU13E型5個
座席定員 48名 製 造 初 年 昭和50年

サロ189−50番台主要諸元表
車体長さ(連結面間) 20500mm 主 電 動 機 な  し
車  体  幅  2949mm 台 車 形 式 TR69H
屋 根 高 さ  3475mm パンタグラフ な  し
自      重 32.0t 空 調 装 置 AU13E型5個
座席定員 48名 製 造 初 年 昭和53年(改造)
 ■改造関係(3両のみ施行)
  サロ481-110(種車)→サロ189−51(昭和53年改造)→サハ481-306(平成1年改造)
  サロ481-111(種車)→サロ189−52(昭和53年改造)→サハ481-307(平成1年改造)
  サロ481-113(種車)→サロ189−53(昭和54年改造)→サハ481-308(平成1年改造)
 
 ■その他
   全車両サハ481に再改造し、勝田電車区(当時へ転属)
      
  
■サロ189−100番台(1100番台・1500番台)

 サロ189−0番台と同じく189系のグリーン車です。床下に空気バネに空気を供給するため電動空気圧縮機を搭載しているほかに、210kVAのMGを搭載してます。客室設備などは、サロ189−0番台と同じです。
 183系から改造された1100番台・1500番台(MGなしCPのみ装備)もあります。1100番台・1500番台のアコモ改造はありませんでした。

サロ189−100番台主要諸元表
車体長さ(連結面間) 20500mm 主 電 動 機 な  し
車  体  幅  2949mm 台 車 形 式 TR69I
屋 根 高 さ  3475mm パンタグラフ な  し
自      重 39.8t 空 調 装 置 AU13E型5個
座席定員 48名 製 造 初 年 昭和50年

サロ189−1100番台主要諸元表
車体長さ(連結面間) 20500mm 主 電 動 機 な  し
車  体  幅  2949mm 台 車 形 式 TR69I
屋 根 高 さ  3475mm パンタグラフ な  し
自      重 39.8t 空 調 装 置 AU13E型5個
座席定員 48名 製 造 初 年 昭和57年(改造)
 ■改造関係(2両のみ施行)
   サロ183−1107(種車)→サロ189−1107(昭和57年改造)
   サロ183−1117(種車)→サロ189−1117(昭和58年改造)

サロ189−1500番台主要諸元表
車体長さ(連結面間) 20500mm 主 電 動 機 な  し
車  体  幅  2949mm 台 車 形 式 TR69H
屋 根 高 さ  3475mm パンタグラフ な  し
自      重 32.0t 空 調 装 置 AU13E型5個
座席定員 48名 製 造 初 年 昭和53年(改造)
 ■改造関係(2両のみ施行)
   サロ183−1005(種車)→サロ189−1505(昭和60年改造)
   サロ183−1116(種車)→サロ189−1516(昭和57年改造)
 ■その他
   MGは、非搭載。CPのみ装備。
    
 
■アコモ改善車(デラックス車)

 平成2年7月に、上信越自動車道の延伸対策として特急あさま号にも特急あずさ号に準ずるアコモ改善が実施されました。実際にアコモ改善されたのは、11両編成7本の1〜8号車の指定席(繁忙期)部分で実施され、指定席・グリーン席部分は座席定員が減少しました。また、9〜11号車の自由席(繁忙期)は外板塗装の変更や室内の小規模な改善(シートモケット変更(後にバケットシート化)等)になっており座席定員の変更はありません。
 
クハ189−500番台(アコモ改善車)  
 特急あさま号時代に、アコモ改善された車両です。アコモ改善は、指定席の車両に対して行われました。内容は、主にシートピッチの拡大や客室窓の拡大と座席面の床のかさ上げ、座席の交換などが行われました。FM波を利用して、ラジオを持参すると車内でのオーディオサービスも利用できました。
 
 ・シートピッチ:910mm→970mmに拡大
 ・座席定員:56名→52名に減少
 ・かさ上げ床高さ:120mm(座席部分)
 ・側窓拡大:100mm上方拡大
 
モハ188(アコモ改善車)
 特急あさま号時代に、アコモ改善された車両です。アコモ改善は、指定席の車両に対して行われました。内容は、主にシートピッチの拡大や客室窓の拡大と座席面の床のかさ上げ、座席の交換などが行われました。FM波を利用して、ラジオを持参すると車内でのオーディオサービスも利用できました。
 
 ・シートピッチ:910mm→960mmに拡大
 ・座席定員:68名→64名に減少
 ・かさ上げ床高さ:120mm(座席部分)
 ・側窓拡大:100mm上方拡大
 
モハ189(アコモ改善車)
 特急あさま号時代に、アコモ改善された車両です。アコモ改善は、指定席の車両に対して行われました。内容は、主にシートピッチの拡大や客室窓の拡大と座席面の床のかさ上げ、座席の交換などが行われました。FM波を利用して、ラジオを持参すると車内でのオーディオサービスも利用できました。
 
 ・シートピッチ:910mm→960mmに拡大
 ・座席定員:68名→64名に減少
 ・かさ上げ床高さ:120mm(座席部分)
 ・側窓拡大:100mm上方拡大
 
サロ189−100番台(アコモ改善車)
 
 特急あさま号時代に、アコモ改善された車両です。グリーン車の改善内容は、客室窓の拡大と座席面の床のかさ上げ、3列化による座席の交換などが行われました。シートッピッチの変更は行われませんでした。また、グリーン車は肘掛の内側に設置した機器から、持参したイヤホーンでオーディオサービスが受けられました。
電話室を設置したため、定員は15名減少しました。
 
 ・シートピッチ:1160mmのまま
 ・座席定員:48名→33名に減少
 ・かさ上げ床高さ:120mm(座席部分)
 ・側窓拡大:100mm上方拡大
 ・電話室(個室)設置
 ・ラジオ受信アンテナ取り付け
  
   
■その他

■車体標記について
 
 解り難い画像で申し訳ありませんが、189系あさま号のアコモ改善車(デラックス編成)の1番手となったN203編成の車体標記は、画像のように車両の3位・4位側に小さく書かれていました。
 その後、デラックス車の第2編成以降は、車体中央にペイントされるようになり、N203編成も中央に形式がペイントされました。しかし、車端の形式も消されなかったので、再塗装までのまでの間は1両に4ヶ所形式の表示がある状態が続きました。
  
  
・台 車(当時の長野総合車両所公開時に撮影)

TR69I台車

DT32I台車

・空調装置(長野駅で撮影)

AU71A型

AU13E型

・パンタグラフ(長野駅で撮影)

PS16型
    
 




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