189系電車の室内


クハ189運転台(碓氷峠鉄道文化むら)
 
 こちらのページでは、189系電車の客室内を座席の種類を中心に紹介しています。
   
■客室内(座席の種類)

 
(1)189系リフレッシュ編成(自由席仕様)
腰掛形式  R51AN・改(4列)
シートピッチ  910mm
側 窓 高  645mm
座席部床かさ上げ  なし
車 内 引 戸  手動式引き戸
 リクライニング1段ロック改造
 リフレッシュ時に、座席バケット改良
 
(2)189系リフレッシュ編成(指定席仕様)
腰掛形式  R55H(81−31−D7391)(4列)
シートピッチ  910mm
側 窓 高  645mm
座席部床かさ上げ  なし
車 内 引 戸  手動式引き戸
 リフレッシュ編成のシートモケットです。
 あさま号〜妙高号の初期に使用されていました。 
(3)189系リフレッシュ編成(現在の長野車)
腰掛形式  R55H(81−31−D7391)(4列)
シートピッチ  910mm
側 窓 高  645mm
座席部床かさ上げ  なし
車 内 引 戸  手動式引き戸
 初期の183系「あずさ」のデラックス車を思い出させるようなシートモケットです。(若干違います)
(4)189系リフレッシュ編成(指定席仕様)
腰掛形式  R55H(81−31−D7391)(4列)
シートピッチ  910mm
側 窓 高  645mm
座席部床かさ上げ  なし
車 内 引 戸  手動式引き戸
 特急用の長野車と松本車は、97年夏からこのモケットに順次交換。(あさま号でも存在しました。)




申し訳ありませんが画像はありません
(茶色で厚みのあるタイプでした。)



(5)189系リフレッシュ編成(グリーン席)
腰掛形式  R27AN(4列)
シートピッチ  1160mm
側 窓 高  645mm
座席部床かさ上げ  なし
車 内 引 戸  手動式押し戸
 国鉄タイプのR27座席の骨組み等を改良して、背面
テーブルを付けて、高級感を打ち出しました。
(6)189系デラックス編成(自由席仕様)
腰掛形式  R51AN・改(4列)
シートピッチ  910mm
側 窓 高  645mm
座席部床かさ上げ  なし
車 内 引 戸  手動式引き戸
 登場時はモケットの交換のみでしたが、平成4年より
リクライニング1段ロック・バケット化改造実施。
(7)189系デラックス編成(指定席仕様)
腰掛形式  R55・E改(4列)
シートピッチ  960mm(先頭車は970mm)
側 窓 高  745mm
座席部床かさ上げ  120mm
車 内 引 戸  自動式引き戸
 座席形式は、数種類ある模様です。
 後に、(7-2)画像のモケットに張替えされました。
(7-2)189系デラックス編成(指定席仕様)
腰掛形式  R55・E改(4列)
シートピッチ  960mm(先頭車は970mm)
側 窓 高  745mm
座席部床かさ上げ  120mm
車 内 引 戸  自動式引き戸
 1997年の中頃(特急あさま号時代)から、順次このモケットに張り替えられました。(画像は、幕張転属後)
               ※画像提供:権兵衛様
(8)189系デラックス編成(グリーン席)
腰掛形式  4Y1478/4Y1479(3列)
シートピッチ  1160mm
側 窓 高  745mm
座席部床かさ上げ  120mm
車 内 引 戸  自動式引き戸
 画像は、デラックス編成登場時のものです。「あずさ」転用後に、(8-2)画像のモケットになりました。
(8-2)189系デラックス編成(グリーン席)
腰掛形式  4Y1478/4Y1479(3列)
シートピッチ  1160mm
側 窓 高  745mm
座席部床かさ上げ  120mm
車 内 引 戸  自動式引き戸
 「あずさ」転用後に、順次この茶色のモケットになりました。(画像は、幕張転属後)
                ※画像提供:権兵衛様
(9)189系彩野編成(東武直通予備編成)
腰掛形式  R55・H(81−31−D7391)(4列)
シートピッチ  910mm
側 窓 高  645mm
座席部床かさ上げ  なし
車 内 引 戸  手動式引き戸
 日光方面への臨時快速用に、大宮でリニューアル
されました。緑色のモケットが採用されました。

 国鉄時代の座席(普通車・グリーン車)と、183系・189系リフレッシュ編成のグリーン車の座席は、申し訳ありませんが、画像がありません。どなたか、譲っていただけると有り難いのですが・・・。
   
 
■開閉した窓


今も残る開閉部分金具跡
 189系電車の普通車両(非アコモ改善車)に乗車すると、一部の窓枠が他と違う箇所があります。これは、189系が製造された当初から冷房等の故障時に備えて、窓が開閉できるようになっていた名残です。
 189系のアコモ改善車が登場した1990年ごろから、全車両の開閉装置が撤去されました。また、アコモ改善車は、窓枠を変更したのでこの装置の名残自体ありません。

−この名残が見られる座席位置−
 クハ189型 3番・4番席と11番・12番席
 モハ188型 3番・4番席と13番・14番席
 モハ189型 3番・4番席と13番・14番席

窓の半分は、開けることが出来たようです

上部にも跡があります。
  
 
■ライナー券入れ

 
 平成16年10月のダイヤ改正で、189系を使用した「おはようライナー」が、松本〜長野(現在は、塩尻〜長野)で運転を開始しました。
 それに伴い、使用される189系長野車の座席の背面に「ライナー券入れ」が取り付けられました。この「ライナー券入れ」に「ライナー券」を入れておくと、車内改札が省略されます。
 優等列車に使用時は座席カバーに隠れてしまうので、なかなか考えられた位置に取り付けられています。
 
 
■オーディオ装置


グリーン車に装備されたオーディオ装置
 あさま号のデラックス編成のグリーン車には、オーディオ設備があり、肘掛部のユニットにイヤホンを差し込むとオーディオサービスが利用できました。
 普通車指定席も、FM波を車内輻射を使用してFMラジオを持参すれば利用できました。自由席には、設備はありませんでしたが、雑音が多いながら辛うじて聞くことが出来ました。

 (チャンネル等は、こちら(PDFファイル)
                     をご覧下さい)
 
 
■その他、主な設備

 
カーテン
 

カーテン留金
 

帽子掛け
 

温度計
 

非常警報機
    

トイレ使用灯と非常橙(懐中電灯)
 

冷房吹き出し口(クハ189・モハ189:AU13EN)

冷房吹き出し口(モハ188:AU71A)
 
 
■デッキ回り

 
デッキ横のゴミ箱
 
非常用ドアコック(左)・清掃実施済み表
 
 
■トイレ・洗面所・冷水器

   現在運用されている189系(リフレッシュ車両)のトイレは、リフレッシュ改造時に綺麗に改装されました。
 洗面所については、昔ながらの洗面所のままになっています。なお、冷水器については現在は撤去されています。
 長野車については、快速おはようライナー号や臨時快速ムーンライト信州号、臨時特急あずさ号・かいじ号に使用されるため、通常の運行時(妙高号)でもトイレットペ−パーと石鹸が標準で設置されています。
 ※トイレは、清掃済みで長総からの出区車両で撮影。
  




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