信州アフターディスティネーションキャンペーン   
快速:木曽路満喫号  長野−中津川
2018年 7月 1日(日)乗車_ 


 信州アフターディスティネーションキャンペーンのオープニングとして、JR東日本・JR東海の共同で臨時快速木曽路満喫号が長野から中津川まで1往復運転されました。189系では最後の1編成となった、長野総合車両センター所属の189系N102編成が使用されました。189系が夏の木曽路(中央西線)を走行するということで、撮影・乗車とも大変な人気となりました。
  
T.189系N102編成で夏の木曽路へ【木曽路満喫号:長野8:35−中津川12:15】
 信州ディスティネーションキャンペーンも、今年の信州アフターディスティネーションキャンペーンを以て一区切りとなります。そんな信州アフターディスティネーションキャンペーンのオープニング飾るのが、189系N102編成を使用した快速木曽路満喫号です。JR東日本とJR東海が共同で企画した列車ということで、今回のアフターディスティネーションキャンペーンのオープニング列車となったようですが、189系N102編成「あさま色」が抜擢されて指定席完売の人気列車になるとは時代も変わりましたね・・・。
 今日は個人的な件ですが誕生日ですので、珍しく長野駅の窓口で乗車券を購入しました。特に意味はありませんが、企画乗車券の使用方法で確認をして購入したかったので・・・。(詳細は、指定席コーナーに書いてあります)
 
 長野駅の窓口で乗車券類を購入して6番ホームへ。すでに189系N102編成は入線しています。今日は、アフターディスティネーションキャンペーンのオープニング列車での期待が高まります・・・。さすがは、長野支社だけあって「快速」表示です。アフターディスティネーションキャンペーンのオープニング列車とは言え何か特別なマークや表示を用意する気はないようです。と言うことで、撮影もお見送りの横断幕など最小限で車内へ。入口では、新入社員の方々が乗客に記念品を配っています。長野駅では、特に出発セレモニーもなくお見送りだけは盛大にしていただき、木曽路満喫号は長野駅を定刻に発車します。今日の座席は1号車のD席です。189系長野車で1号車に乗るのは久しぶりです。車内は、長野からほとんどの席が埋まっているので松本あたりで本当に満席になる可能性があります。(1号車基準)
 列車は、犀川橋梁を渡り篠ノ井へ。早くも篠ノ井で停車時間があります。篠ノ井を出ると一息ついて、「ほろよいメロンサワー」で一杯。これは、あさま色にちなんで選択しました。沿線は所々で撮影の方が見られます。列車は、稲荷山の運転停車を経て姨捨へ。今日は、普段使うダイヤとは別建てでスジを引いたようで姨捨に入り客扱いします。但し、停車時間は2分。それでも、この列車を姨捨駅に停車させるようにスジを引くのは他の列車との兼ね合いで大変だったかと思います。姨捨では、夏の善光寺平の光景を楽しむことができました。姨捨を出ると列車は冠着を過ぎて聖高原へ。聖高原で後続の特急しなの6号を退避します。普段のスジだと西条まで逃げ切れるので、姨捨停車の影響で聖高原まで逃げ切るのが精一杯だったようです。聖高原を出ると続いて坂北で特急しなの1号と交換となります。坂北の先の撮影地カーブを通過して西条を通過します。普段のスジでは、西条駅で特急しなの6号の退避・特急しなの1号の交換を行うので長時間停車しますが、今日はスイスイと通過します。これで普段のスジより遅れた分はかなり解消されます。西条からは長い白坂トンネル3本を通過して明科へ。明科では、5分停車してホームへ降りると「おまんじゅう」をもらいます。ホームでの太鼓演奏を楽しむのもそこそこに明科を出ます。明科を出ると沿線市町村からの記念品(特産品・観光パンフレット)などが入った袋が配られます。さすが、アフターディスティネーションキャンペーンですので内容も良いです。記念品の配布が終わると松本に到着します。
 松本では、アフターディスティネーションキャンペーンの開幕イベントや木曽路満喫号のお見送りなど大変な騒ぎなのですが、停車時間は僅か1分。乗客は降りる事もできずに車内から手を振って終了・・・。列車は、僅かな停車で松本を後に塩尻へ。
 
 塩尻では6分程停車します。ここでJR東日本からJR東海へ乗務員が交代します。このシーンもなかなかの人気です。塩尻を出ると列車は、右へカーブして中央西線に入ります。いよいよ189系N102編成が多客臨として、長野から直通でJR東海の中央本線(西線)に入ります。車内は、塩尻からの乗客が多くほぼ満席の状態になりました。列車は、ぶどう畑を抜けて洗馬を通過すると木曽路に入ります。車窓がそれまでの平坦な地形から山間の地形に変わりました。車内では、JR東海の社員の方による記念撮影イベントが始まりました。列車は、奈良井川に沿って進み木曽平沢駅で運転停車を行います。その後、中央西線最初の停車駅奈良井に到着します。僅かな停車時間ですが、反対ホームでは地元の方々が出迎えてくれました。この奈良井で下車する人もいて、空いた席はそのまま次の人が乗車してきます。ここからは降車駅ゾーンかと思いましたが違うようです。奈良井を出た列車は、国道19号線に沿って木曽路を進みます。山間の少ない撮影には大勢の方が中央西線を走る189系の記録に訪れています。列車は、木曽路の要衝である木曽福島に到着します。ここでは停車時間があるのでJR東海の駅名表示と189系などの撮影を行います。木曽福島では、189系の警笛を鳴らすイベントも行われました。久しぶりに力強い189系の警笛を聞きました。車齢の高い車両ですので少し心配ですが。
 木曽福島を出ると1号車の車両中ほどのパックツアーの乗客は全員下車しましたが、その空いた席にも結構人が乗ってきたので189系が中央西線で運転される反響は大きいようです。
 列車は、木曽福島を出て上松を通過して木曽川に沿って進みます。しばらくすると寝覚の床を通過します。景色が見えるように徐行してくれますが、生憎反対側の席ですので見ることは難しいです。寝覚の床を過ぎると木曽路満喫号は、木曽川に沿って緑濃い夏の木曽路を快走します。車内も何処となくのんびりした雰囲気になります。野尻を過ぎて十二兼を通過すると南木曽に到着します。南木曽では、特急しなの8号の通過待ちを行います。聖高原から南木曽まで特急退避なしで逃げ切るとはなかなかの俊足ぶりです。南木曽では、キヤ97(レール輸送車)も停車していて撮影会状態となりました。特急しなの8号に続いて木曽路満喫号も南木曽を発車します。木曽川に沿って進み田立駅を通過して木曽川を渡ると岐阜県に入ります。その後も木曽川に沿って進み落合川駅を通過すると終点の中津川駅に到着します。中津川駅も大勢の方が撮影や出迎えに訪れていて大変混雑していました。中津川駅での車内点検が終了すると列車は、中津川運輸区へ引き上げるため入換で移動します。189系の移動を見届けて改札を出ました。

長野駅発車案内
 

長野駅で発車を待つ189系N102編成
 

長野駅での見送り
  

篠ノ井駅で少々停車
 

明科駅停車中
 

塩尻駅停車中
 

木曽福島で少々停車
 

木曽福島駅停車中
 

南木曽で少々停車
 

南木曽に停車中
 

記念撮影ボード
 

中津川に到着
   

中津川駅ホームから入換で移動
 

中津川にて313系8000番台との出会い
 

始発の長野駅
 

長野駅見送り
 

表示は「快速」
 

犀川を渡り川中島へ
 

篠ノ井駅で少々停車
   

あさま色にちなみメロンサワー
    

善光寺平が見えてきました
   

姨捨駅で少々停車

聖高原で特急しなの6号を退避
 

夏の篠ノ井線を塩尻へ
  

明科で少々停車
 

1分停車の松本での見送り
 

ぶどう畑が見えると塩尻
 

塩尻からJR東海へ
 

JR東海の社員へ引継
 

塩尻駅の出迎え
 

塩尻から中央西線へ
 

ぶどう畑を進みます
 

奈良井川を渡り奈良井へ
 

奈良井駅に停車
 

奈良井駅歓迎行事
 

C12 199が見えます
 

夏の木曽路を進みます
 

木曽福島で少々停車
 

記念撮影ボード
 

上りは1号車に乗車
  

伊奈川を渡り大桑へ
 

南木曽駅で少々停車
 

南木曽にキヤ97が留置中
 

夏の中央西線を進みます

木曽川に沿って中津川へ
  

中津川に到着
 

中津川駅の出迎え
 
    中津川駅入換の様子(動画)
 
U.中津川にて
 木曽路満喫号の折り返しとなる中津川駅では、しばらく189系N102編成と中津川駅の光景を撮影して過ごします。
 改札を出ても、中津川では特にやることもありませんでしたので、近くの商業施設へ昼食を取りに行き、その後は中津川駅直近の「にぎわいプラザ」3階の休憩所で休憩して過ごしました。冷房が効いていて快適に過ごすことができました。
 中津川は、岐阜県なので特に歓迎行事もありませんでしたが、近くに見どころなど観光スポットがあれば訪ねてみたかったですが、観光ガイド(パンフレット)等も見当たらず、暑い中を無理もできないので、最終的には休憩所で過ごして中津川での滞在は終了となりました。
 
V.帰路は189系の乗り心地を楽しみ長野へ【木曽路満喫号:中津川14:53−長野18:18】
 中津川から再び木曽路満喫号に乗車して長野へ戻ります。中津川運輸区から出区した列車は、中津川駅2番線に到着。1番線には快速名古屋行が停車していて、さらに2番線は階段付近が先頭ということで撮影には苦労しました。先頭から後部まで、189系N102編成が停車している光景を撮影して車内へ。下り列車は、先頭の6号車に乗車します。
 今日の岐阜県は大変暑く中津川駅の撮影だけで披露困憊です。乗車する6号車は簡易リクライニングシートですので、背面にテーブルはありません。窓下のサイドテーブルに購入しておいた冷えた缶ビールとハイボールを置いて発車前から待ち切れずに一杯。サイドテーブルに缶ビールを置いて一杯とか、1997年に戻ったような感覚で非常に懐かしさを覚えます。
 冷えたビールで一息つく頃、特急しなの15号に続いて中津川駅の方々に見送られ189系木曽路満喫号は中津川駅を発車して長野へ向かいます。全区間の乗車で照会した際、マルス上は発車直前まで満席でしたが、車内は結構空いていて空席もかなり見られました。列車は、木曽川を2回超えて岐阜県から長野県に入りました。列車は、山間部を木曽川と並んで進み再度木曽川を渡ると南木曽に到着。下り列車は、南木曽はすぐの発車で木曽路を北上します。野尻を過ぎて大桑へ。大桑駅で運転停車をして列車は進みます。本日は、6号車のD席側ですので往路と同じで太陽が差し込みかなり暑いです。列車は順調に進み寝覚の床を通過します。往路は反対側で見ることはできませんでしたが、帰路はちゃんと車窓から見ることができました。木々の成長で幼少のころに381系から見た寝覚の床のようには見えませんが、木々の間から寝覚の床が見えました。189系長野車から寝覚の床が見られるとはかなりの感動です。このようなチャンスが私に廻ってくるとは思いませんでした。寝覚の床を過ぎると上松を通過して木曽福島へ。
 木曽福島では3分停車します。大急ぎで保存されているD51とのツーショットを撮影して車内へ。木曽路満喫号の乗車パックもこの駅での乗降ですので全体的に結構乗車してきました。木曽路満喫号の本番はここからのようです。ただ、木曽福島駅を出ても車内イベントは特になく列車は淡々と木曽路を進みます。少し驚いたのは、木曽路も終盤となった奈良井で結構下車する人が多かったです。奈良井を出るとだんだんと視界が開けてきて洗馬付近で木曽路を抜けて塩尻へ。
 塩尻では、JR東海とJR東日本の乗務員が交代となります。ただ、停車時間はわずか2分です。塩尻では、中央東線へ関東方面へ向かう人と、HIGH RAIL星空号に乗り継ぐ方々が下車して空席も増えてきます。塩尻からはJR東日本のエリアに入り松本へ。松本では14分ほど停車します。6号車の乗客の多くは松本で下車してしまい車内は空席のほうが多くなります。松本を出ると列車は、夕日に染まる梓川と奈良井川の合流点(ここから犀川)を見て明科へ。残念ながら北アルプスは霞んでハッキリは見えません。明科駅では、特急しなの17号の退避を行います。中津川から明科までは特急退避なしの中々の俊足ぶりの臨時快速でした。明科で特急しなの17号に道を譲り再び篠ノ井線を進みます。帰路は、中津川から6号車の簡易リクライニングシートに座っていますが大して疲れません。特急あさま号時代にリクライニング1段ロック化に座席のバケット化改造をしたのもそうですが、やはりリクライニング時に座面が前に出るのが大きいかと思われます。簡リクシートも言われるほど悪くはないです。(学生時代は、このシートに散々乗ったのもあるでしょうが。)
 列車は夕暮れの聖高原を通過して、冠着で最後の運転停車を行い姨捨へ。夕暮れ迫る善光寺平の光景を189系から見るのも久しぶりです。列車は姨捨駅から高度を下げて篠ノ井へ。篠ノ井を出ると長野へラストスパートです。途中、夕日が川に反射して美しい景色を見せた犀川橋梁を通過すると終点の長野駅に到着します。帰路は、車内イベントは一切なく寂しい乗車でしたが、我々からすると存分に189系の走りを楽しむことができあました。
 長野駅で車内点検を終えた189系N102編成は、今日の大役を無事に終えて長野総合車両センターへ引き上げました。それを見送り長野駅の改札を出て、本日の乗り鉄も無事に終了となりました。
  

中津川駅発車案内
 

中津川駅で発車待ちの189系N102編成
 

表示は「臨時」
 

中津川駅の見送り
 

中津川駅をまもなく発車
 

木曽福島停車中
 

塩尻からJR東日本篠ノ井線へ
 

松本で少々停車
   

明科駅で少々停車
 

明科駅停車中
 

明科で特急しなの17号を退避
 

姨捨付近を通過
 

長野に到着
  

大役を終えて長野総合車両センターへ
 

中津川運輸区からホームへ
  

中津川駅の見送り
 

撮影後は冷えたビールとハイボール
  

有名撮影地はすごい人出です
 

木曽川を渡り長野県へ
   

寝覚の床を通過
   

木曽福島でD51と撮影
 

木曽路を抜けました
 

ぶどう畑が見えると塩尻
   

松本駅停車中
     

西日に光る奈良井川・梓川(奥)
  

明科駅停車中
 

帰路は6号車に乗車
 

夕暮れ迫る聖高原付近
 

犀川を通過すると長野
 
 
W.指定席券・記念品
  今回は、1か月7日前に「えきねっと」で事前予約を行いました。結果は、往復とも6号車(簡リクシート)の指定席券でした。その後も、空席照会を繰り返しましたが窓側の席に空席は出ず往復とも6号車に乗車の予定でした。
 乗車当日の乗車前(発車20分前ぐらい)に乗車券を買おうと、長野駅の長い列の窓口に並んでいる最中に、暇つぶしも兼ねて最後の賭けで「えきねっと」で空席照会したら1号車の窓側が空いていたので購入しました。(その後、6号車の券は手数料を払って戻し)そういうこともあって、今回の乗車は往復とも先頭車両となりました。
  乗車券については、今回はJR東海エリアへ跨るので長野駅窓口で併用可能の確認を取って「信州往復きっぷ」(長野―塩尻)と塩尻―中津川の往復乗車券を使用しました。これで、大変お得に往復できました。
  

木曽路満喫号指定券(上り)
 

木曽路満喫号指定券(下り)
 

信州往復きっぷ(ゆき)
 

信州往復きっぷ(かえり)
 

往復乗車券(ゆき)
  

往復乗車券(かえり)
 
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記念品(JR東日本)
 
 記念品は、長野支社らしく乗車証明書など列車に関係するものはありませんでした。その代わり、長野支社リゾート列車(リゾートビューふるさと・おいこっと・HIGH RAIL1375)をデザインしたクリアファイルと「リゾートビューふるさと号」のボールペンとパンフレットが配布されました。
 遠征市町村からは、「かりんとう」・「おかき」・「五一ワイン」(120mL)・「しおり」・「ウエットティシュ2」個・各種観光パンフレットが配布されました。
 さらに明科駅では、おまんじゅう(なす)が配布され、充実した記念品の配布となりました。
 
 ただ、帰路となる下り列車は何も配布されず上り列車と下り列車でのギャップが大きかったです。
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記念品(沿線市町村)

 記念品(沿線市町村)