183系・189系N101編成も、団体列車「ありがとう189系N101編成」の運転が営業運転最後となります。
快速桔梗ヶ原ワイナリー号の折り返しとなるため、車内整備を実施するためドアが一旦閉まります。この間に撮影をしましたが、幕の調子は芳しくなく車両によって表示が異なっています。前の表示を直すと後ろの表示が違い、後ろの表示を直すと前の表示が・・・。という感じで、塩尻駅発車直前は、6号車が「快速」。5号車〜1号車「団体」の表示でした。塩尻駅で、写真撮影等を終えて車内へ入ります。指定された席は6号車で、簡易リクライニングシート車のクハ183-1528です。この編成に連結されているクハ183が最後の稼働車両ですので、183系の最後に乗車できるのは非常に幸運でした。
塩尻駅を定刻に発車した、ありがとう189系N101編成号は長野ヘ向けて最後の花道を進みます。今回の団体のために使用された車両は、前の3両(6号車〜4号車)のみで、後ろ3両(3号車〜1号車)は締め切り扱いでカーテンが引かれています。車内では、往年の「あさま」「あずさ」等で使用された車内チャイム(信濃の国・雪山賛歌・ふるさと)が案内の前後に流れます。列車は北上して、松本駅で少々停車となります。相変わらず幕の調子が悪いようで、ヘッドマークは前が「快速」、後ろが「臨時」になっています。松本を出ると、いよいよ新緑が美しい篠ノ井線の山間部に入ります。今日は、北アルプスの山々も見えて撮り鉄日和・乗り鉄日和になりました。明科で、少々運転停車した後は、トンネルを通過して西条を通過し坂北駅に到着します。
坂北駅では、183系・189系N101編成のヘッドマーク・方向幕を回して撮影会が行われました。(詳細は、下の記事をご覧ください)。また、停車時間中に115系N9編成(湘南色)使用の2239Mがホームを挟んで並び、先に発車するという懐かしい出会いも見ることができました。坂北を出ると撮影地が続きます。聖高原手前のカーブも大勢の方で賑わっています。聖高原を過ぎて、有名な撮影ポイント2ヵ所を通過しますが、どちらのポイントも凄い人出で車内からも驚きの声が・・・。冠着で交換列車待ち合わせで少々停車し、トンネルを抜けると視界が開けてきて、眼下に善光寺平を見ながら列車は姨捨を通過します。姨捨の次の桑ノ原信号所で停車します。もちろんスイッチバック運転を行います。183系・189系N101編成が桑ノ原信号所に入るのも最後になるので、こちらも撮影のために来られる方が多かったです。桑ノ原信号所を出ますと列車は、高度を下げて善光寺平に入り稲荷山駅を通過します。稲荷山の先の撮影ポイント2ヵ所も大勢の方が撮影に出ておられました。篠ノ井を通過して信越本線に入り、いよいよ183系・189系N101編成の旅も終盤です。犀川橋梁を渡り長野市街地に入り、485系いろどり号が留置線で出迎える中を長野駅2番線に堂々と到着しました。これで、183系・189系N101編成の営業運転は終了しました。特に、4号車(モハ188-28)・5号車(モハ189-28)は私が生まれた年に製造された車両ですので、これで営業運転を終了して引退とは寂しい限りです。
183系・189系は、表示を「団体」から「回送」に表示を変えますが、「団体」(4番)の直近にある「回送」(6番)を使わず、「快速」「普通」「妙高号」「[快速]妙高号」の表示を出して25番の「回送」表示を使い、最後のひと仕事として長野総合車両センターに引き上げました。「妙高号」等183系・189系長野車を撮影に行くと、今までで一番遭遇した回数が多かった183系・189系N101編成・・・。いろいろありましたが、その姿が見えなくなるまで見送り改札を出て帰宅しました。
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