ありがとう・さようなら信越本線(山線)
普通:妙高6号・妙高5号(最終列車) 直江津−長野(妙高6号)
長野−妙高高原(妙高5号)
2015年 3月13日(金)乗車_ 
 3月14日のダイヤ改正で、信越本線(長野−直江津)が経営分離されるのに合わせて、183系・189系で運転れてきた「妙高」も廃止となりました。
 これで、183系・189系の定期運用が終了すると同時に、信越山線から特急あさま号時代から脈々と受け継がれてきた189系電車の姿を見ることができなくなります。
 当然ながら、最終日の3月13日の上り最終「妙高6号」と、下り最終「妙高5号」に惜別乗車してきました。
 両列車ともに、当日は国鉄色の183系・189系N101編成が使用され、特に「妙高5号」は多くの183系・189系ファンの思いを乗せて、夜の信越本線をラストランしました。
T.上り最終「妙高6号」直江津→長野
 長野から満席の「妙高3号」の自由席に揺られて直江津へ。直江津から折り返しとなる「妙高6号」が、直江津発長野行の上り最終になります。直江津駅には、繁忙期の特急あさま号時代のさながらの行列ができていて自由席はすぐに満席になりました。
 私は指定席券を持っていたので、撮影しながら余裕の乗車ができました。この183系・189系N101編成ですと、指定席となる両端の先頭車は、簡易リクライニングシートとなりますが、これはこれで外板塗装と同じく昔を思い出しながらの旅路となります。そして、「かにすし」。もう、直江津から189系に乗る時の定番でした。売り切れで買えなかったこともありましたが、今日は無事に購入できました。さぁ、準備は整った。最後の183系・189系上り「妙高号」定期列車の旅へ。
 「妙高号」としては、最後となる直江津駅を発車して北陸本線と分かれて、信越本線を快走します。指定席は、満席の放送にも関わらず半分程度の乗車率です。列車は、順調に脇野田を過ぎて新井へ。新井を出ると、長野へ向けての上り「妙高」最後の信越国境越えです。列車は、スイッチバックの二本木駅で小休止します。乗客も、車外に出て撮影大会。そして、まだまだ残雪が深い関山付近を超えて妙高高原を過ぎて長野県へ。黒姫山バックのポイントや古間の築堤は大勢のファンで賑わっていました。列車は、だんだんと下り勾配を進み牟礼を過ぎると山越えが終わり、善光寺平が開けてきます。遠く、私が住む須坂市も見えてきます。このあたりまで来ると、長野に戻ってきたとシミジミ今までの旅を思い出すのですが、もう183系・189系では味わうことができないのが残念なところ。
 豊野を過ぎて築堤を通過し三才を出ると景色は市街地の景色に、北長野から北陸新幹線の高架橋と並走すると、終着長野に到着します。これで、直江津発長野行の「妙高」は終了となりました。

直江津駅に停車中の「妙高6号」
 

行先表示(最後の「妙高号・長野」)
 

直江津駅発車案内
 

もう、これが最後の「妙高号」表示
 

直江津駅にて
 

115系新潟車とも最後の別れ
 

もう見納めの並び
 

413系とも別れ
 

間もなく直江津を発車
 

車内で「かにすし」を食べるのも最後
 

さらば直江津・・・
 

さらば北陸本線・・・
 

脇野田付近を通過
 

6号車指定席の様子
 

二本木で少々停車
 

二本木駅にて
 

雪原の関山付近を通過
 

お立ち台付近を通過
 

牟礼では天狗も見送り
 

豊野付近を通過
 

北長野に到着
 

長野市街地を走行
 

長野に到着
 

回送の1コマ前の「快速妙高」で少々停止
 

長総へ引上げました
(引上時は「回送」)
 
U.下り最終「妙高5号」長野→妙高高原
 いよいよ、「妙高号」も最後の1本となる「妙高5号」に乗車します。確保できた指定券は、妙高高原まで。列車名にちなんでちょうど良いとか考えましたが、直江津まで乗るなら自由席も5両ありますし、指定席をと言うなら妙高高原から自由席に移動して立って行ってもと考えましたが、直江津まで乗ってしまうと「妙高号」の終わりを自ら認めてしまうようで、結局は妙高高原で降りて普通列車で戻る事に決めました。
 長野駅7番線ホーム、数は多くはありませんが、多くの方が183系・189系最後の定期列車「妙高5号」の見送りに来てくれました。最後の列車は、国鉄色の183系・189系N101編成です。そして、19:37・・・。189系(あえてここだけはこの表現で)最後の定期列車「妙高5号」は、長野駅を発車しました。189系は、私と同じ年ですので昭和50年から「あさま」・「信越リレー妙高」・「妙高」と続いた189系信越本線定期列車の長野駅発車がついに終了となりました。もうこの時点で、万感胸に迫るものがありました。そして、長野総合車両センター付近を通過、車掌氏の「妙高」最終列車の車内放送で、小学生時代の憧れの列車から学生時代最後の年の特急あさま号の終焉。社会人になって、現実逃避で逃げるように乗った「信越リレー妙高」。そして、今日の「妙高」といろいろ思い出しました。
 もう、この列車については特に書く必要もありません。183系・189系妙高5号は、多くの183系・189系ファンの思いを乗せて、闇夜の信越本線を直江津へ北上。とにかく、妙高高原まで183系・189系の旅を楽しみました。そして、「なごり雪」降る妙高高原で下車。直江津へ向かう、最後の「妙高5号」。最後の183系・189系N101編成を見えなくなるまで見送り改札を出ました。
 

長野駅に停車中の「妙高6号」
 

最後の「妙高号」マーク
 

最後の「妙高号・直江津」の表示
 

長野駅にて
 

長野駅発車案内(改札口)
 

長野駅発車案内
 

E7系とも「妙高号」ではお別れ
 

大勢の方が記録に・・・
 

1号車指定席の様子
 

豊野で少々停車
 

豊野駅停車中

妙高高原で下車

JR妙高高原駅最後の夜
 
V.指定席券
 普段の妙高号の指定席車両は、人が乗っていれば珍しいと思えたぐらい乗車率が低かった(盆暮れ正月・ゴールデンウィークを除く)のですが、年が明けてから土曜日・日曜日は混雑するひが目立つようになり、最終日の「妙高」は2号を除いてほぼ瞬殺状態で満席となりました。
 妙高5号については、辛うじて妙高高原まで確保するのがやっとの状態でした。車内改札のスタンプが薄くて見難いのですが、「直江津運輸区」も3月13日で廃止となりました。

妙高6号指定席券

妙高5号指定席券
 
W.115系C3編成普通代走
 妙高高原から折り返しに乗車した、115系の普通列車は115系C3編成でした。普段は、115系6連(3連×2編成)ですので、今日だけ車両を変更したようです。
 なごり雪が降る妙高高原を出た列車は、闇夜の信越本線をひたすら長野を目指して走ります。車内は、最終日と言うことで、号車によりばらつきはありますが、結構乗っていました。
 信越山線で最後に乗車する列車が、115系C3編成とは不思議な縁ですが、最後の最後で貴重な乗車ができました。この列車は、長野駅で折り返し直江津行の最終列車となります。私は、直江津行の最終列車は見送らずに帰宅しましたが、この編成は直江津到着後は長野へは戻らずに新潟車両センターへ向かったそうで、最後に乗車できたのは良かったです。

折り返し最終の直江津行

表示は普通

最終の直江津行表示