_
 上野駅16番線から特急あさま号が再び発車
ー 思 い 出 の 特 急 あ さ ま 号 ー
2001年 9月30日(日)_


高崎駅に停車中の臨時特急思い出の特急あさま号
 
 9月30日、189系特急あさま号が4年ぶりに上野駅に帰ってきた。今回は、長野新幹線開業4周年と言うことで、昨年の12月に20世紀名列車で運転された特急懐かしの特急あさま号(熊谷−横川:189系4両)とは違い上野駅から189系6両で運転される。当然1ヶ月前に、指定券の取得に挑戦したがあえなく失敗し運も尽きたかと思われたが、キャンセル分の入手に成功した。特急あさま号(在来線)とは何か運命の糸でつながっているだろうか。
_

思い出の特急あさま号運転記念カード
_
 9月30日、上野駅16番ホームに立つ。16番線は、現役時代の特急あさま号専用ホームで私もこのホームから東京へ降り立ちこのホームから長野へ帰った思い出深いこのホームが今回の臨時特急思い出の特急あさま号の発車ホームに指定された。7:40にいつもながらの注意放送と笛が鳴り響く中を189系(183系)臨時特急思い出の特急あさま号が入線してきた。編成は、特急はまかいじ号編成で両端が183系となっていて純粋な189系のみで結成された編成ではないのが残念だが、全検を終えたのかピカピカの塗装がうれしかった。ヘッドマークは現役のままであったが、横幕は「あさま・横川」となっていた。碓氷峠は廃線になっているので、これはさすがに仕方ない。また先頭部には今回うれしいことに「ASAMA」のロゴマークも復活していた。17番線の特急スーパーひたち号と並んで停車している189系あさま号を見ていると、特別なイベントではなく日常的な上野駅の風景にしか映らなかった。さっそく写真撮影をしてから出発セレモニーを見物したあと8:00に上野駅長の合図の元、汽笛を鳴らして発車した。
 現役時代と同様に特急スーパーひたち5号との同時発車となり最初は、特急スーパーひたち5号に引き離されながらも常磐線の速度制限で徐々に追い上げ特急スーパーひたち号を抜き去る場面は現役時代と変わりはない。途中、何度か現役時代の特急あさま号に乗車している錯覚に陥りながら列車は進み、高崎で撮影用に20分停車した。高崎で写真撮影を終えると列車は、懐かしい信越本線に入る。信越本線に入ると沿線の人たちが線路際に大勢集まって手を振る姿があっちこっちで見られた。10:38定刻に横川に到着した。本当は、この先まで運転してもらいがこれは叶わぬ夢である。横川では、快速SL碓氷号との並びが実現し大勢のフアンを喜ばせた。そして10:46に横川に僅か8分停車しただけで臨時特急思い出の特急あさま号は、品川へ回送され今回の懐かしい特急あさま号の旅は終わった。
_

発車案内
 

上野駅16番線の懐かしい光景
 

クハ183サイド
 

■ASAMA■のロゴマークが嬉しい
 

出発セレモニー(1)
 

出発セレモニー(2)
 

ヘッドマーク
 

横川行ながら再現された方向幕
 
 
スーパーひたち5号と同時発車
 
 
高崎で20分停車
 

高崎で211系電車と並ぶ
 
運転告知ポスター
 
発売と当時に完売した指定券
 

横川ではSL碓氷号と並びます