キハ110系気動車(小海線統括センター)

車 両 形 式  キハ110系(一般型気動車)
登 場 年 月  1991年7月(小海線営業開始)
配     属  小海線統括センター(長コミ)
配 置 両 数  ・2両編成(キハ111+キハ112)
 2両編成×3本=計6両_
 ・1両編成(キハ110)12両
   ・HIGH RAIL1375 2両
 合計20両_
主な走行路線
 
 小海線
 
 小海線の輸送サービス改善のため、1991年7月より、長野支社では初めて小海線にキハ110系気動車の導入が開始されました。
 当初は、小淵沢〜清里間の臨時列車に使用されていましたが、その後順調に増備が進み1992年3月にはすべての列車がキハ110系に統一されワンマン化も開始されました。
 小海線に投入された110系気動車は、標準的な100番台で乗降口のドアはプラグ式になっています。配置車両的には、編成の自由度が高い1両でも運転できるキハ110系が多く配置されています。小海線のキハ110系は、長野総合車両センターで全検等を行うため小海線〜中央東線〜篠ノ井線〜信越本線で回送されるため、小海線以外でも時折見ることができます。現在では、「やっピーくん」の愛称で親しまれています。
 平成18年度に、波動用車両の見直しによりキハ110−118とキハ110−122の2両が、花輪線用として盛岡車両センターへ転属しました。さらに、平成25年2月にキハ110−106・107・108が小牛田運輸区へ転属しました。
 平成27年には、「小海線全線開通80周年」を記念して、一部の車両を国鉄色風(キハ111-111+キハ112-111は急行色風、キハ110-121は首都圏色風。)に塗装変更しました。
 こちらは、小海線全通80周年のイベントが終了したことから、キハ111-111+キハ112-111が平成28年12月に入場を以て、キハ110-121は平成29年1月の入場を以て塗装を他の車両と同じ一般色に戻して見納めとなりました。
 
 ◆キハ110系編成表
2017年7月1日基準 
 ・キハ111+キハ112 ・キハ110
←小諸 小淵沢→
キハ111 キハ112
109 109
110 110
111 111
←小諸
キハ110
105 114
106 115
107 116
108 117
109 118
110 119
111 120
112 121
113 122
          
    
 ・キハ103+キハ112(HIGH RAIL1375)
 
  
←小諸 小淵沢→
キハ103 キハ112
711 711
(元:キハ100-29) (元:キハ110-108)
     
 平成29年7月1日から小海線用の観光列車として「HIGH RAIL1375」が登場しました。小海線の夜空や八ヶ岳をイメージした車体に、室内は四季の星々をあしらったデザインのリクライニングシート車(2号車)とぺアシート・シングルシート・BOXシート(1号車)と用途に応じた座席が設置されています。
 なお、キハ103-711とキハ112-711の連結部の運転台は撤去はされていませんが、保安機器は外されていて使用はできないとのことです。

HIGH RAIL1375
     
・小海線全通80周年国鉄色  

小海線全通80周年国鉄色(急行色)
キハ111-111+キハ112-111

※2016.11.1に工場への入場を以て終了しました

小海線全通80周年国鉄色(首都圏色)
キハ110-121
※2017.1.4に工場への入場を以て終了しました