快速:春爛漫会津号  喜多方→郡山_
2023年 4月16日(日)乗車_ 


全車指定席の快速はありがたい

 喜多方市の日中線しだれ桜が見頃になるのに合わせて、普段は陸羽東線の快速湯けむり号に使用されているキハ110系レトロラッピング車を使用した臨時列車春爛漫会津号が運転されました。喜多方から郡山までキハ110系のリクライニングシート車に乗れる機会もそうそう無いだろうと乗車することにしましたが、理由は車両が珍しいと言うことだけではありません。
 磐越西線の快速・普通列車は、快速あいづ号を除いて2両のワンマンで混雑します。指定席付きの快速あいづ号は私の行程にはいつも合いません。しかも喜多方からだと必ず会津若松で乗り換えとなります。春爛漫会津号なら始発の喜多方からでも並ぶ必要の無い全車指定で会津若松で乗り換えもありません。定期列車なら喜多方駅を出て会津若松駅にて短い時間での乗り継ぎとなりますが、観光後に疲れた体で会津若松から郡山まで立席になれば悲惨ですので、やはり全席指定の列車はありがたいです。
 
  
 
リクライニングシート付きレトロ気動車で郡山へ

 喜多方駅に会津若松駅からキハ110系レトロラッピング車を使用した快速春爛漫会津号が入線してきました。茶色の旧型客車風にラッピングされたキハ110気動車が何とも不思議な感じです。列車の到着は発車の10分前でしたので手早く撮影して車内へ。それでも乗車したのは発車の2分前と慌ただしい感じです。
 喜多方駅の方々に見送られて快速春爛漫会津号は喜多方駅を発車します。普段は、快速湯けむり号に使用される車両なのでリクライニングシートです。本日の指定は満席との事ですが結構座席に余裕があります。私の隣も空いています。ちなみに座席方向は次の会津若松で進行方向が変わるため反対側にセットされています。喜多方市の観光を終えた頃から天候が回復して車内には西日が差し込んでいます。列車は会津盆地の田園地帯を走行しています。残念ながら磐梯山は完全には見えません。列車は、塩川で喜多方しだれ桜満喫号の回送と交換して会津若松に到着します。

始発の喜多方駅
 

発車案内
 

酒樽が並ぶ喜多方駅
 

キハ110系レトロラッピング車
 

喜多方駅にて
 

間もなく喜多方を出ます
 

車内の様子
 

喜多方駅の見送り
 

天候も回復しました
 
 会津若松では、一気に座席は全て埋まり私の隣も当然人が居ます。会津若松から進行方向が変わり座席も正向きとなります。先ほどまで走行した喜多方方面への磐越西線と分かれて郡山方面への磐越西線へ進みます。車内は満席の大盛況です。列車は田園地帯を進み広田の先で大きくカーブして田園地帯を進みます。地形の関係か線路は右へ左へとカーブして磐梯町に到着します。今日は強風の影響でダイヤが少々乱れているらしく磐梯町で交換となる列車も4分ほど遅れています。その関係でこちらも4分遅れて発車となります。遅れて発車したのでキハ110が加速するエンジン音も車内に響き渡ります。その後も、田園地帯を右に左にカーブして進みます。車窓の磐梯山は・・・。完全には見えませんが半分強は見えます。それでも良かった。
 翁島を過ぎると田園地帯の直線区間を一気飛ばして猪苗代へ。猪苗代で僅かに乗車があります。遅延している関係かすぐに発車となりました。その後列車は山裾を抜けて関都駅で運転停車。ここでの運転停車で遅れは戻るかと思いましたが、交換列車が6分の遅延で進んでいるとのこと。せっかく戻った遅れも結局は6分遅れになりました。関都を出ると猪苗代湖を木々の隙間からほんの僅かに見て進みます。次第に山間部に入り中山峠に差し掛かります。キハ110のエンジン音も唸りを上げて進みます。山間部を抜けると温泉街が見えてきて磐梯熱海に到着します。
 磐梯熱海を出ると旅もラストスパートです。田園地帯を軽やかに走行していたキハ110系から見る車窓もやがて住宅街に代わりさらに市街地に景色が変わると東北新幹線の車窓が見えてきて終点の郡山に到着します。遅れは4分まで回復しました。
 磐越西線の電化区間をリクライニングシート付きの気動車で移動する不思議な旅も終りました。本当は郡山駅で引き上げまで見届けたかったのですが、まだまだ長野への道のりは長いです。東北新幹線へ乗り継ぐため新幹線改札へ向かいました。


会津若松での見送り

磐梯山は見えず・・・

郡山側は快晴です

郡山に到着

この後引き上げます
  
  
指定席券


春爛漫会津号指定券
 指定席券は、1ヶ月と7日前14時1分に事前予約しました。事前予約は、喜多方しだれ桜満喫号に集中するので大丈夫だろう(私も喜多方しだれ桜満喫号を先に事前予約しました)と思ったらまさかの予約不成立(満席)・・・。
 その後、「えきねっと」と睨めっこして発売当日の夕方に何とか1枚確保できました。座席位置は考慮していませんでしたが、最終的には窓側で窓割の良い席でしたので指定席探しはこれにて終了となりました。
 なお、乗車記念品は特にありませんでした。