2023冬のとちぎ観光キャンペーンフィナーレイベント  
特急:とちぎ1号  大宮→宇都宮
2023年 3月25日(土)乗車_ 


列車名は特急とちぎいちごー

 2023冬のとちぎ観光キャンペーンのフィナーレイベントとして特急とちぎ1号が運転されました。この列車名は、栃木県名産の「いちご」をかけた名称で「とちぎ1号」→「とちぎいちご(う)」という感じになります。列車名はとりあえず置いときまして使用する車両は今や大人気の185系です。特に最近リレー号色に復刻塗装された185系C1編成が使用されます。185系0番台にリレー号塗装となるといろいろ言われる事もありますが、ここは懐かしいリレー号色で運転される185系に乗車して東北本線の旅を楽もうと思い特急券を購入しました。

 
懐かしの185系リレー号色

 北陸新幹線を大宮で降りて7番線へ移動します。すでに発車案内には特急とちぎ1号の文字が見えますが、その前に回送列車が1本あるようです。すでに特急とちぎ1号が発車するホームは多数の人で混み合っています。そんな中を回送列車が入ってきました。形式は解りませんが、ごく普通の宇都宮線や高崎線で使用される車両です。この回送くせ者で発車案内には9:07と親切に発車時刻が入っているのに9:15頃まで発車しませんでした。これが出ないと特急とちぎ1号が入線できないので周囲も時計を見ながらソワソワ・・・。ようやく回送が発車して数分で185系C1編成が「とちぎ1号」のマークも誇らしげに入線してきました。
 車両は185系0番台ですが、塗装は懐かしい緑帯のリレー号色です。私から見ればリレー号はリレー号ですが、長野駅で見た快速信州リレー号を思い出して懐かしさがこみ上げてきました。この塗装の車両に乗ってロクサンに引かれて碓氷を下り高崎から新幹線で上野へ。そんな遠い学生時代の記憶を一気に思い出させてくれる姿です。本当によくこの塗装を復刻させてくれたと感謝で一杯です。そして今日、車内は違いますが再び乗ることができる・・・。
 と、思い出に浸っていると先頭部は大混雑。と言うかパニックになっています。私も辛うじて数枚撮影して反対ホームへ。何とか編成写真を撮影して7番線に戻ります。「臨時特急」表示の方向幕と大宮停車中の光景を撮影すると、もう発車1分前で慌てて乗車します。
 

始発の大宮駅
  

発車案内
 

ホームは大変な混雑です
 

専用ヘッドマーク
 

185系0番台ですが懐かしいリレー号塗装
 

反対ホームからは撮影できました
 

行先表示は「臨時特急」
 

大宮駅停車中
 
    
ノンストップ運転で宇都宮へ

 9時30分に大勢の方々に見送られて特急とちぎ1号は大宮駅を発車します。この先は終点の宇都宮まで停車駅はありません。始発駅の大宮から終着駅の宇都宮までノンストップです。車内はほぼ全ての席が埋まっています。車に放送も早々に終わり185系の走行音を楽しみながらの道中となります。定期列車の合間を走行して追い越しも無いため速度はゆっくりした感じです。ただ、乗車ししているのが185系という事もあり往年の新特急なすの号に乗っているかのようです。今日は生憎の雨模様ですが沿線には大勢の方が撮影に訪れています。また、埼玉県は桜の花が見頃のようで所々で美しい桜の花を車窓から見ることができました。今回は通路側の座席ですが、窓側の座席が空いているので通路側からも車窓を楽しむことができました。
 列車は、快調に久喜を経て栗橋を通過すると利根川を渡り茨城県に入ります。古河を過ぎて特急とちぎ1号はいよいよ栃木県に入ります。住宅地が途切れ一旦田園地帯になりすぐに工業団地と県境で車窓が変わります。その後は、再び住宅街を進み野木駅を通過すると田園地帯をしばらく走行し再び田園地帯と車窓が変わります。間々田駅を通過すると東北新幹線の高架が見えてきて寄り添って進みます。しばらくすると市街地が広がり小山市に入ります。さすがに小山駅は信号待ちか何かで運転停車だろうと思っていましたが小山駅も通過しました。本当にノンストップで宇都宮まで走り続けるようです。小山を通過した後も東北新幹線と並行して進み小金井駅を通過すると小山車両センターが見えてきます。その後も田園地帯を東北新幹線と仲良く平行して進み雀宮手前でようやく東北新幹線と分かれて北上します。しばらくは住宅街を進み左手から日光線が近付き平行します。続いて田川を渡り宇都宮市街地が見えてくると再び東北新幹線が近づき終点の宇都宮に到着します。大宮から宇都宮まで1時間15分本当にノンストップ運転を行いました。

大宮駅を発車
 

東大宮センター付近
 

車内はほぼ満席です
 

桜と菜の花
 

生憎の雨の車窓
 

桜の花は見頃でした
 

利根川を渡り茨城県へ
 

宇都宮市街に入り終点
 

宇都宮に到着
 
 
 
185系リレー号色が宇都宮に到着

 宇都宮駅到着後は、乗ってきた特急とちぎ1号に使用された185系はイベントのためしばらく停車します。宇都宮駅は高架下の5番線に到着したので撮影はし難いですが撮れるだけありがたいようです。最初のうちは時間に余裕が無いツアー客らが先頭部に殺到して混み合いましたが、時間が過ぎるにつれて先頭部も空いてきて撮影できるようになりました。反対ホームでも撮影して十分に終着駅の余韻に浸れました。ただ、宇都宮市内も観光したいので撮影に一区切り付いたところで改札を出ました。
 車両は185系0番台ですが、懐かしいリレー号色の185系に揺られた懐かしいひとときでした。

宇都宮に到着
 

185系先頭部サイド
 

反対ホームからも撮影
 

ホーム上は混雑しました
 

ヘッドマークはシール
 

懐かしいJNRロゴ
 

令和の時代にこれが見られるとは

宇都宮駅の歓迎
 
   
特急券と乗車記念品

 特急券は、1ヶ月7日前の14時に「えきねっと」、5時30分に「e5489」でそれぞれ事前予約しました。案の定と言いますか、「えきねっと」は駄目で「e5489」は通路側ながら確保できました。その後、窓側への変更を目指して暇さえあればe5489で乗車変更(座席位置変更)を試みましたが、タイミングが悪かったのか、本当に誰も戻さなかったのか、最後まで△すら見ることはありませんでした。
 記念品の方は、車内で観光パンフレットと乗車証引換券を配り宇都宮駅の改札外で渡す方式でした。座席の主が居る居ない関わらずポンポン置いていく感じでした。引換券には整理番号が書かれていて一応どの座席に置いたかは解るような感じでしたが・・・。この引換券も、185系リレー号色の画像が使われており貰いたかったのですが、さすがに貰うことはできませんでした。引換券番号で照合でもするのでしょうか。
 乗車証は、二つ折りの台紙に硬券の乗車証が挟まれていてさすが大宮支社という感じです。とちぎのいちごの種類とか面白いです。その他にいちごジュースを貰いました。
 

特急とちぎ1号特急券
 

乗車記念引換券
 

特急とちぎ1号の記念品
 

乗車証台紙外側
 

乗車証台紙内側
 

記念乗車証(表)

記念乗車証(裏)