鉄道開業150年記念  
快速:EL鉄道開業150年号 水上−高崎_
2022年10月15日(土)乗車_ 


EL鉄道開業150年号運転

 鉄道開業150年を記念して高崎支社で「鉄道開業150年号」シリーズが運転されました。前日の夜汽車は乗れませんでしたが、今日運転される「EL鉄道開業150年号」が指定席券が入手できたので乗車します。紅葉には少し早いですが、秋の上越線をEF65 501に牽引された12系客車に往復乗車できると言う貴重な体験ができました。
  

12系客車で秋の上越線の旅

 新潟からの上越新幹線を降りて在来線改札を通過すると12系のエンジン音が聞こえてきます。2番線へ行くと既にEL鉄道開業150年号が入線していました。先頭部まで歩くとEF65 501の姿が見えます。さぞかし先頭部は大混雑で撮影できるだろうかと言う心配も杞憂に終わり空いてました。昨日のDSL夜汽車の際に出発式を行ったようで、もう今日は撮影来る用事が無いのでしょうか。あっけなく撮影も終わり一通り列車を見てみます。今日は12系客車での運転ですので往年のブルートレインを思い出せる連結面です。現時点では大して人も乗ってません。最後部の12系客車の撮影を終えて指定された席に向かいます。EL鉄道開業150年号という事で特別な方向幕(シール)も期待しましたが通常の「臨時」表示でした。
 高崎駅社員の方々に見送られてEF65 501の汽笛一声高崎を発車したEL鉄道開業150年号は、信越本線と分かれて上越線を北上します。車内を見渡すと結構乗っているのですが、私の前後左右のボックスのみ空いています。特に理由は解りませんが、現時点では快適な12系客車の旅が楽しめそうです。列車は住宅地の中を進みます。沿線では手を振って見送る人も結構いますのでこちらからも手を振り返してあげます。井野川を渡り関越自動車道を潜ると新前橋駅に到着します。E257系5500番台も留置されていてました。
 新前橋で先頭部の写真を撮影します、案外スムーズに撮影できましたので早めに座席に戻ることができます。その途中で記念カードを貰いました。新前橋駅でも記念カードを配るようになったのですね。感激です。
 新前橋を出ると伊勢崎線と分かれて左にカーブします。引続き住宅街の中を進みますが、次第に住宅地に間隔も長くなり何時しか列車は田園地帯を進んでいます。この辺りから撮影に来た方を見かけるようになります。車窓に大きい工場が見えてくると渋川に到着します。

高崎駅発車案内
 

牽引はEF65 501
 

12系との連結部
 

12系客車
 

方向幕は「臨時」
 

12系ボックスシート
 

新前橋に到着
 

新前橋のキャラクターも見送りに
 

新前橋停車中
 

渋川に到着
 

高崎駅見送り
 

ヘッドマーク
 

高崎駅にて
 
 
思ったより空いてます

信越線と分かれて上越線へ

新前橋に到着 
 
 
利根川に沿って山間部へ

 渋川駅では、特急草津号退避のためしばらく停車します。先頭部も撮影大会で結構混んでいます。渋川ではEF65 501デザインの歓迎の横断幕が機関車の横に出されて大いに盛り上がりました。また、来駅記念カードも配布されました。渋川では停車時間がありそうで結構短く感じました。今日は、牽引がSLでは無く電気機関車でしたので盛り上がるかなと心配はしましたが渋川は大いに盛り上がりました。
 渋川を出ると吾妻線と分かれて左にカーブして利根川を渡ります。いよいよ関東平野の端から山岳部に入ります。車窓左手には秋の榛名山が良く見えてまさに秋の12系客車の旅の様相です。列車は、ゆっくりと高度を上げて山登りを始めます。ただ電気機関車ですのでSLのダイヤで余裕があるのか軽々と12系を引いている感じです。この先左右にカーブしながら進み上下別線区間を過ぎると利根川を渡ります。この辺りは、複線化する時の地形の関係か上下別線の区間が多いです。ちょうど私のボックス席とは反対側のボックスの車窓には利根川が見えているはずで羨ましい限りです。私の方のボックスの車窓は山の斜面ばかりです・・・。この先、何回もトンネルと利根川を渡りようやく市街地が見えてくると沼田に到着します。

渋川駅停車中
 

先頭部撮影会
 

歓迎の横断幕
 

利根川を渡り山間部へ
 

列車は山間へ進みます
 

沼田に到着
 

渋川にて
 

吾妻線と分かれます
 

榛名山も良く見えます
 

カーブしながら沼田へ

何回も利根川を渡ります

トンネル通過中は夜汽車の雰囲気
 
 
谷川岳と諏訪峡に迎えられ水上へ

 沼田では少々停車時間があるので撮影します。沼田を出ると水上まではあと一息です。列車は利根川を渡りほぼ直線に敷かれたレールの上を後閑に向けて進みます。車窓に一瞬だけ利根川が見えてきますがなかなか見えません。関越自動車道を跨ぐあたりでようやくこちら側の車窓において利根川と並行して走行します。それも通過の間で列車はトンネルを通過して上牧を通過します。この辺りは撮影に来られる方も凄い人出です。列車は、秋の上越線を進み僅かに谷川岳が見えてくると旅も終盤です。線路が上下線で分かれ上り線はトンネルへ。私が乗っている下り線は利根川に沿って進みます。まだ紅葉には早いですが、諏訪峡のシンボルでもある諏訪峡大橋が見えてくると諏訪峡の車窓が目を楽しませます。こちら側のボックス席で良かったと思えるひと時です。
 12系客車から諏訪峡の景色を見ていると温泉街が見えてきて水上に到着します。水上に着くと、すぐに臨時特急四季島号が到着します。このような場所で四季島を見るとは思いました。四季島は乗務員交代をしてすぐに発車します。その後、EF65 501の入換を始めます。EF65 501の入換を見届けてから水上町内散策へ向かいます。
 

沼田駅停車中
 

先頭部
 

これも忘れずに撮影
 

水上に到着
 

四季島がすぐに追いつきました
 

EF65 501は水上で小休止
 

利根川に沿って北上

谷川岳が見えてきます

諏訪峡が見えると水上
  
 
今では珍しい機回し

 水上町内で日帰り温泉など楽しんだ後は水上駅からEL鉄道開業150年号で高崎へ戻ります。
 まずは、水上駅に早めに入場してEF65の機回しシーンなど撮影します。今では、機回しとかなかなか見られませんし・・・。12系客車に連結されるシーンまで見届けます。Pトップと12系でも撮影角度によっては往年のブルートレインを思い出させるように見えます。この光景は末永く残してほしいものです。
 水上駅での撮影を終えて車内へ。今日は、往復とも同じ車窓になりそうです・・・。こればかりは仕方ありませんが。
 西日射す水上駅をEF65 501の汽笛一声発車したEL鉄道開業150年号は高崎を目指して山を下ります。と言いたいところですが、まずは上り線用のトンネルを通過・・・諏訪峡も見えません。トンネルを通過すると車内放送が始まり旅も本格的に始まります。車窓では、秋の西日の下で野焼きをしている煙が狼煙のように見えます。座席の向きは進行方向側ですので良いのですが、往路とは見え方が違い利根川が良く見えます。少し西日が厳しいのですが、その分西日が反射した美しい利根川の車窓を楽しめます。利根川とつかず離れずを繰り返すと後閑を過ぎて沼田に停車します。

水上駅での入換光景
 

12系との連結作業
 

連結作業完了
 

始発の水上駅
 

西日を浴びて高崎へ
 

秋空を見ながら進み
 
  

秋の夕焼けを見ながら渋川へ

 沼田では少々停車時間があるので先頭部で撮影。利根川を渡ると列車は利根川と山裾の間を進みます。往路と同じ向きの車窓ですので、反対側の車窓には利根川と並行するし美しい車窓が広がっているはずです。一部からは歓声も上がり羨ましい限りです。車内の方は空のボックスもありますが、比較的多く乗っていて往路より混んでいるような感じもします。往路は撮影で復路は乗車の方が多いのでしょうか。渋川までは下り勾配となるので列車も軽々と進んで行きます。山間部も終わりに差し掛かる頃に榛名山に沈む夕日を見る事ができます。そして列車は山下りを終えて利根川を渡ります。利根川を渡り終える寸前で対向列車が・・・。DD200を連結したEH200とすれ違いました。これは良いものが見られました。列車は、利根川を渡り吾妻線が見えてくると関東平野の端の渋川に停車します。

沼田に到着
 

利根川を渡ります
 

山間部を下ります
 

榛名山に沈む夕日
 

利根川を渡ります
 

途中DD200の回送とすれ違い
 
 
高崎まで夕暮れ時の12系の旅

 渋川では、後続の普通列車と特急草津号を退避するため少々停車します。ホーム上は、高崎行を待つ人、特急草津号を待つ人、EL鉄道開業150年号を待つ人で大混雑です。大混雑の先頭部の撮影を早々に切り上げて12系側でしばらくのんびりと過ごします。日暮れ頃に渋川を出たEL鉄道開業150年号は高崎へラストスパートです。車内は混んできました。往復ともEL鉄道開業150年号を撮影して後続普通列車に乗車し、渋川から乗車してくる人がかなりいました。少し羨ましい・・・。上越線撮影地知らないしな・・・。列車は、夕暮れの田園地帯を進みます。関越道を潜ったのを境に住宅街の中を進みます。だんだん車窓も見難くなってきます。夜汽車には遠く及びませんが、これはこれでなかなか良い雰囲気になってきました。車窓が住宅地から市街地に変わると両毛線と並走して新前橋に到着します。新前橋では、両毛線からの列車を先に通すため少々停車となります。
 新前橋駅のホームは、反対側は例によって殺伐としていますが、こちら側は駅員の方が記念カードを配ったりしています。記念カードは何種類かあったようですが、私は同じ柄のカードでした。何だかんだ言っても発車時には反対側ホームの方々にも手を振って見送られて新前橋を後にします。
 新前橋を出ると次は終点の高崎です。住宅街の中を列車は名残りを惜しむように進みます。時折聞こえるEF65の警笛も寂しく聞こえてきます。秋のこの時間帯は日暮れが早く急速に暗くなるので寂しが増します。車窓の右手から信越本線と上越線の線路が見えてくると終点の高崎です。秋の1日、上越線を走る12系客車の旅が楽しめました。
 高崎に到着すると終着駅に着いた余韻に浸る暇はありません。次の北陸新幹線はくたか571号の発車まで8分しかありません。高崎駅の方々が横断幕で歓迎してくれてる中を新幹線ホームへ急ぎます。
 

渋川に到着
 

渋川駅に到着
 

12系客車側
 

夕暮れの上越線を進みます
 

新前橋に到着
 

新前橋停車中
 

高崎へラストスパート

高崎駅の出迎え
 
 
指定席券と記念品

 指定席券は、1ヵ月7日前の5:30にe5489で、14時に「えきねっと」で予約しました。結果的には両方で確保はできました。ただ、「えきねっと」は往復とも通路側でしたので他の列車に変更して放流しました。e5489の方は往復とも進行方向窓側でしたのでこちらを利用しました。
 この列車、一旦は満席になりましたが、その後に牽引機がEF65 501と雑誌等に掲載されると撮影に回る人がある程度いたのか断続的に△表示になっていました。

EL鉄道開業150年号下り指定券
 

EL鉄道開業150年号上り指定券
 

 今回は、列車内での記念品配布はありませんでしたが、新前橋駅では往復ともに停車時間中に記念カードが配布されました。こちらは何種類かあったようですが、私は往復とも同じデザインでした。
 続いて、往路のみ渋川駅でも来駅記念証としてカードの配布がありました。牽引するEF65 501をデザインしたカードで乗客でも撮影等で駅に来た人でも誰でも貰えました。要するに気が付いた人勝ちと言う感じです。このカードは入手できて本当に良かったです。

新前橋駅で配布のカード(表)
 

新前橋駅で配布のカード(裏)
 

渋川駅で配布のカード(表)
  

渋川駅で配布のカード(裏)
 



乗車記念台紙(外側)
 
 高崎駅のホーム上ではSL列車ではありませんが、乗車記念の指定席ホルダーが配布されていました。こちらは指定席券を見せないと貰えません。
 一応、帰りの列車も考慮して2枚指定券を取り付けることができますが、片道利用にも配慮して下部はスタンプ台紙にもなっています。こちらは親切にもあらかじめスタンプが押された状態で配布されています。 

乗車記念台紙(内側)

乗車記念台紙(内側・指定券装着)

 今回は、乗車記念品はありませんでしたが、12系のテーブルにあったQRコードからアンケート(SLぐんまに関する内容)に答える記念品が貰えました。以前はA5サイズのクリアファイルでしたが、在庫が無くなったのか今回はリニューアルの際に一新された日よけと同じデザインのマスクケースが配布されました。
アンケートで貰えたマスクケース