特別なリゾートビューふるさと号  
快速:大糸線全通65周年号  松本−南小谷 
2022年 8月20日(土)乗車_ 

 
 
JR東日本区間で大糸線全通65周年号が運転

 夏の臨時列車として快速大糸線全通65周年号が設定されました。運転区間はJR東日本の管轄となる松本から南小谷までの運転となってました。使用車両は、HB-E300(快速リゾートビューふるさと)2両となっています。早く言えば松本発着の特別な「リゾートビューふるさと」と言う感じです。長野総合車両センターに疎開しているE353系の方が座席数も多く良かったのですが、やはりまだ新車の部類のE353系を快速に使うのは抵抗があるのでしょうか。この列車を特急種別で運転してしまう手もありましたが・・・。
 とにかく車両は何であれ大糸線全通65周年を祝う記念列車に乗車しました。
  
 
特急しなの6号で松本へ


特急しなの8号(長野10:01−松本10:50)
 
 長野から特急しなの8号で松本へ向かいます。この列車は長野総合車両センターから出てきますが、普段は高架下で見かける車両です。時間帯から乗ることはないだろうと思っていましたが、ついに特急しなの8号に乗ることになりました。
 本日の特急しなの8号は6両編成で自由席は2両です。私の隣は松本まで空いてましたが8割方の座席が埋まってました。 なお、車両は383系A1編成でした。量産先行車ですので内装(天井の照明デザイン)が違います。どちらかと言うと関西の私鉄みたいな感じです。 
 本日は、先行列車が踏切の完全確認を行った関係で5分程遅れて長野駅を発車しました。
 

長野駅発車案内

長野駅を出発

本日はA1編成(先行車)
 
 
大糸線全通65周年号で南小谷へ

 松本から快速大糸線全通65周年号に乗車します。運転される時間帯は快速リゾートビューふるさと号とほぼ同じですが始発駅は松本です。私が乗車した特急しなの8号に続く形で運転されているHB-E300が回送で長野から到着しました。別列車の扱いでも良いから乗せて欲しかった思いもあります。松本で入線まで30分ぐらいありましたし・・・。
 松本駅に入線してきた快速大糸線全通65周年号は、快速リゾートビューふるさと号そのままです。ヘッドマークシールも無ければ特急信州号のように内側からロゴマークを貼ることもありませんでした。普段の快速リゾートビューふるさと号と変わりないので軽く撮影して荷物を置きに車内へ。何とHB-E300の主である「アルクマ」ボックスの後ろの席でした。南小谷までアルクマの視線を感じての旅になりそうです。
 この列車の隣の席は偶然にも知人でした。特にタイミングを合わせたわけでもなく入手した手段も別々です。本当にこういう偶然もあるんですね。車内は、ほぼ満席で空席は僅かでした。
 

松本駅発車案内
 

松本駅にHB-E300入線
 

大糸線全通65周年号(松本11:43−南小谷14:04)
 

松本駅停車中
 

行先表示は普通
 

快速リゾートビューふるさと号と変わりません
 

HB-E300の主「アルクマ」
 

今日の座席は主であるアルクマの後ろ
 
 昼食も用意して準備万端整ったところで松本駅社員の方々に見送られて快速大糸線全通65周年号は松本を後にします。まぁ、快速リゾートビューふるさと号と同じなのですが今日はワンマン運転ではありません。松本市街地を進み北松本を通過して篠ノ井線と分岐し奈良井川を渡り島内を過ぎて梓川を渡ると安曇野へ。田園地帯を進む車窓からは北アルプスが・・・見えませんでした。今日は天気が悪いので仕方ないですよね。
 車内では、観光アプリ「SpotTour」で写真など楽しめるとの事でしたが、なかなか見つけられずようやく発見しても終了した旨が出てきたりして良く解らなかったので車窓を楽しむことにしました。列車は、田園地帯を抜けて市街地に入り豊科に到着します。豊科では列車交換のため少々止まります。豊科を出ると再び田園地帯を走行しますがアルプスが見える気配はありません。田園地帯から住宅街に車窓が変わると穂高に到着します。
 穂高駅では長時間停車となります。今日は2番線に入りました。ホームに出ると雨が降りそうで傘を取りに戻ろうかと思いましたが、もう駅の外で案内役の巫女さんが待っているという事で改札へ向かいます。
 

昼食も用意
 

今日は「地鶏めし」
 

地鶏めし中身(この後元に戻しました)
 

豊科に少々停車
 

松本を発車
 

田園地帯を進み
 

梓川を渡ります
 

アルプスが見えそうな感じも・・・

やはりアルプスは無理か

モニターで前面展望 
  
穂高神社特別参拝

 穂高駅では停車時間を利用して近くの穂高神社へ参拝に行きました。巫女さんが先導してくれるのですが、天気は雨が降るか降らないかの境目ぐらい。それでも参拝に行って来ました。本日は特別参拝という事で、拝殿の中に入って御祓いしてもらいました。短い時間でしたが、帰りにはお守りなどが入った授与品の袋を貰いました。ただでさえ拝殿の中には入れないのに拝殿の中に入って御祓いしてもらい授与品まで頂けるとは有り難い限りです。
 帰り際に御朱印も購入しました。(こちらは当初から購入予定でした。)
 穂高駅に着くころに雨が降り始め危なかったです。駅に入る際に観光パンフレットとりんごジュースを貰いました。凍っていたので車内で溶けるのを待って飲みましたが何か懐かしさ感じる味でした。昔飲んだ記憶があるような。
 

穂高駅で少々停車
 

巫女さんの案内で穂高神社へ
 

穂高神社で参拝
  

御祓い開始前の許可時間と角度で撮影
 
 ・穂高から再び大糸線全通65周年号の旅

穂高駅でリンゴジュースの振る舞い
 

穂高川を渡り
 

有明駅を通過
 

アルプスが見えそうな・・・
 

高瀬川を渡ります
 

モニター越しの前面展望
 
 穂高を出た大糸線全通65周年号は、市街地を進み穂高川を渡ります。穂高川を渡るとアルプスが綺麗に見える田園地帯を進み有名な有明駅を通過します。アルプスは見えそうな見えそうも無いような微妙な感じです。ここで昼食をとります。今日は、松本駅で購入した「地鶏めし」です。鶏の照り焼きの下に鳥そぼろご飯が入ってます。車内で食べる駅弁は格別ですね・・・。目の前では主のアルクマが見ていますが(笑)。列車の方は田園地帯を抜けて集落に入り信濃常盤を過ぎて再び田園地帯を進みます。相変わらずアルプスは見えませんが、ひと風吹けば見えそうな感じはするのですが・・・。そうこうしていると高瀬川を渡り信濃大町に到着。
 信濃大町では停車時間があるのでホームへ。特産のハサイダーが振る舞われました。また、駅社員のかたのコスプレがあると到着前に案内されました。どんな感じかと思ったら予想外のコスプレで驚きました。まさに地元ちなんだコスプレですね。何か楽しそうな雰囲気でホーム上も明るく感じました。
 

間もなく穂高を発車
 

信濃大町に到着
 

信濃大町での出迎え
 

信濃大町での見送り
 

木崎湖を通過
 

中綱湖を通過
 

青木湖を通過
  
 信濃大町を出た列車は、市街地を抜けて大糸線の車窓で有名な仁科三湖を通過します。天候に恵まれず山は見えませんが湖は見えるので大丈夫です。このあたりは列車も速度を落として運転するとの放送もありました。今日は、D席側ですので湖を見るのには都合が良いです。まずは木崎湖が見えてきました。海ノ口駅を過ぎて木崎湖が見えなくなると田園地帯を進み国道に沿って山間部を進みます。視界が開けると簗場駅を通過して中綱湖が見えてきます。中綱湖が見えなくなると林を進みすぐに青木湖が見えてきます。こちらは大きい湖ですので迫力があります。ヤナバスキー場前駅は跡形もなく言われないと気が付きません。また、駐車場もありますが夏もピークを過ぎた雨の日ですので訪れている人も少なめです。青木湖が見えなくなると一気に山間部へ入ります。何時クマが飛び出して来ても不思議ではありません。やがて山裾を走行するようになり集落が見えてくると神城を通過します。神城を通過して田園地帯を進むと平川を通過してオリンピックの施設が見えてくると白馬に到着します。
 

先頭部の展望台へも行ってみました
 

白馬に到着
 

白馬駅停車中(人力車と合わせて)
 

南小谷に到着
 

E353系との並び
 

アルプホルンの演奏で出迎え
 
 白馬では4分程停車します。この時間でホームへ出て記念品を貰います。まぁ、時間があまりないので混雑するのが解っていたので早めにドア付近に移動して到着と同時に貰いました。ホームでは関係の演奏などが行われていました。なにしろ時間があまりないので先頭部まで行く人は僅かです。駅の人々も特に案内しなかったので、せっかく人力車と大糸線全通65周年号を入れて撮影できたのに撮影した人は僅かでした・・・。白馬は、もう5分多く止まった方が良かったですね。どうせ列番も快速リゾートビューふるさと号違うのですから白馬―南小谷だけ時刻変えても問題なさそうに思えますが・・・。
 白馬を出た大糸線全通65周年号は、松川を渡り南小谷へラストスパートです。列車は、市街地を抜け姫川を渡り山間部へ入ります。今日は雨で車窓は楽しめそうないですね。列車は姫川に沿って進み何回か姫川を渡ると終点の南小谷に到着します。
 南小谷に到着するとアルプホルンの演奏で出迎えてくれました。今日は、大雨レベルの雨模様で駅から出ることは難しそうです・・・。
  

松川橋梁を通過

姫川に沿って進みます

間もなく南小谷
  
大雨の南小谷は駅の中・・・


南小谷にて
 
 南小谷駅に到着するも凄い雨で外に出るのも躊躇うぐらいの土砂降りで、駅周辺の散策も断念して駅の中で折り返しまで過ごしました。
 糸魚川からの普通列車は、キハ120形2両で1両は美袮線色の車両ですので撮影はしましたが、屋根にホームは無く撮影も大変でした。
 最終的には、屋根のあるホームで歓迎のアルプホルンの演奏や吹奏楽の演奏を楽しみ過ごしました。
 今日の雨は大雨レベルでいつ列車が運転見合わせになるか心配でした。

大糸線キハ120形
 

全通65周年記念ステッカー
 

美袮線色のキハ120

美袮線色のキハ120とHB-E300
 
帰路も大糸線全通65周年号で・・・

 南小谷からの帰路も快速大糸線全通65周年号に乗車します。帰路は、行先表示が「快速全車指定・松本」になるのでこの表示だけは貴重です。雨は相変わらず強く運転見合わせにならないか心配です。吹奏楽の演奏に送られて南小谷を出た列車は姫川に沿って南下します。往路で見た時より川の水も濁っていて水位も高いです。
 帰路はアルプスとは反対の席ですのでアルプスの心配はいりません。ゆっくりと列車の旅を楽しめます。但し天気が悪いのが残念ですが…。大糸線全通65周年号は、山間部を抜けて田園地帯を少し走ると信濃森上を過ぎ松川を渡ると白馬に到着します。帰路となる上り列車はイベントはありません。疲れて車内居る人も多くホームも閑散としています。
 

大糸線全通65周年号(南小谷15:16−松本17:15)

南小谷駅停車中
 

珍しい松本行表示
 

南小谷にて
 

展望室
 

吹奏楽の演奏に送られて南小谷を発車
  

姫川に沿って南下
 

姫川を渡ります
 

帰路も雨模様です
  

白馬駅に到着
 

白馬駅停車中
 
 白馬を出るとオリンピック施設見ながら進みます。平川を渡り白馬に別れを告げ車内の方は私の隣は人が居ますが結構空席があります。これでも満席との事で何処からか乗ってくるのでしょうか。列車は神城を過ぎて山間部へ。山間部を抜けると仁科三湖が見えてきます。私は反対側の席ですのであまり関係ないのですが、列車は青木湖畔を走行しています。こちら側は、景色を楽しむため速度を落としている列車を追い越す国道148号線を走る車が見えます。森を過ぎてすぐに中綱湖が見えてきます。簗場駅を過ぎて田園地帯と山間部を抜けると木崎湖が見えます。海ノ口を過ぎて木崎湖が見えなくなると田園地帯を進みます。車窓が徐々に市街地に変わると信濃大町に到着します。


平川を渡ります

海ノ口駅を通過

帰路も山々は見えず
  

信濃大町に到着
 

信濃大町に停車中
 

211系普通列車と交換
 

松本に到着
 
 信濃大町では少々停車します。往路の賑わいが嘘のようにひっそりしています。信濃大町から乗客が増えましたが相変わらず空席が多いです。211系の行き違い列車の到着を待って信濃大町を出ます。高瀬川を渡り田園地帯を走る頃には天候の悪さも手伝って車窓も見難くなります。田園地帯を進み松本を目指しているのですが、有明駅を通過する頃合いでデッキへ移動して反対側の車窓を見てみます。アルプスどころか近くの山すら見えません。
  

高瀬川を渡ります
 

穂高川を過ぎて穂高へ
 

わさび田を見ながら松本へ
 
 列車は、穂高川を渡り穂高に到着します。復路(上り)はすぐの発車ですのでホームへは降りられません。穂高を出ると田園地帯を進み豊科を過ぎて田園地帯を進みます。梓川を過ぎて奈良井川を渡ると篠ノ井線が接近してきて並走します。北松本過ぎると終点松本に到着します。
 大糸線全通65周年号は松本駅終着です。松本駅到着後は松本車両センターに入区します。今日は、天候に恵まれずアルプスは見えませんでしたが、往路(下り)の沿線や駅でのもてなしを楽しめた乗車になりました。こんなにもてなしがあった列車に乗ったのは久しぶりでした。
 松本車両センターに入区するHB-E300系を見送って長野へ帰ります。
 

梓川を渡り松本へ

篠ノ井線が並行すると松本

松本に到着
   
特急しなの19号は7号車指定席を利用

 松本からは特急しなの19号で長野へ帰ります。本当は、先に出る普通列車が長野駅に先に到着しますが、えきねっとの予約枠で余りがありましたので乗車変更して活用しました。松本駅改札内の指定席券売機で引き換えてホームへ行くと10両編成・・・。ちょっと調べると383系K編成(6両+2両+2両)と判明したので再び指定席券売機に戻り座席位置を変更しました。えきねっとは、特急しなの号のシートマップには対応していないのでA席などの指定の他はお任せとなります。JR東海の指定席券売機でも、えきねっと引き取りができるようになりましたので、シートマップ対応もしてほしいところです。選んだのは当然7号車です。7番も空いてましたが、窓割がよろしくないので8番を選択して7号車8番D席の座席を指定しました。
 特急しなの号で7号車が普通車指定席として運用されるのは、特急しなの号の増結パターンだとK編成のみです。他のパターンは自由席かグリーン車になります。しかも、383系K編成(6両+2両+2両)はなかなか組まれません。という事で乗れる時に乗らないと、今度は何時巡り合うか解りません。
 
 松本から乗車した特急しなの19号は、若い号車の指定席は結構座席が埋まってましたが、7号車・8号車あたりの指定席はガラガラでした。という事で快適な車内でした。もう10年ぶりぐらいに乗車した7号車の普通車指定席ですが、乗ってしまえば長野側に運転台があるので違和感はありますが、まぁ普通の383系の車内で大した違いはないです。車内電光掲示板の号車表示が「7号車指定席」と表示されているのが珍しいぐらいです。夕闇迫る篠ノ井線を進み長野に到着する事には夜になっていました。日暮れも早くなりました。
 今回の大糸線全通65周年号の旅も無事に長野に到着して終了です。
 

特急しなの19号(松本18:05−長野18:58)
 

7号車の指定席に乗車
 

 7号車の指定は価値ある

7号車車内 

長野に到着 
 
指定席券と乗車記念品

 大糸線全通65周年号の指定席券は、「えきねっと」(1ヵ月7日前の14時)、「e5489」(1ヶ月7日前5時30分)に事前予約しました。「えきねっと」が本命でしたので往復予約、「e5489」は下りのみ予約しました。結果的には、下りは「e5489」のみ確保できて「えきねっと」は惨敗。上りは「えきねっと」のみでしたが何とか確保できました。
 また、特急しなの19号は10両編成(K編成)と判明したので「えきねっと」で引き取った特急券を即座に7号車に座席位置変更しました。「えきねっと」では特急しなの号のシートマップ機能は無いのですが、えきねっともJR東海の自動券売機で受け取りができるようになりましたので、そろそろシートマップに対応させても良いのではと思います。
 

信州ワンデーパス
 

長野→松本:自由席特急券
 

大糸線全通65周年号(下り)指定券
 

大糸線全通65周年号(上り)指定券
 

特急しなの19号特急券(座席位置変更)
 

特急しなの19号特急券(座席位置変更)
 
 乗車記念品は、JR東日本長野支社から硬券タイプの乗車証が配布されました。長野支社の多客臨で硬券タイプの乗車証が配布されるのは久しぶりです。まるで旅行商品でも購入したかのような出来栄えです。この他に乗務する松本運輸区から記念カードが配布されました。パソコンで作成したかと思いますが凄い良いデザインです。前回の篠ノ井線120周年時もそうでしたがデザインのセンスが良いです。
 この他に各停車駅ごとに駅スタンプをデザインした缶バッチが配布(一部はノベルティ袋の中にありました)。この缶バッチのデザイン思いついた人凄いですね。その考えはありませんでした。
 

大糸線全通65周年号(下り)乗車証
 

大糸線全通65周年号(上り)乗車証裏
  

大糸線全通65周年号(下り)乗車証
 

大糸線全通65周年号(下り)乗車証裏
 

乗車記念カード(表)
 

乗車記念カード(裏)
 

駅スタンプデザインの缶バッチ(各駅で配布)

見送り用の旗
   ※乗車記念カードは上下列車同じです
   
沿線市町村からのおもてなし

 今回は、大糸線全通65周年の記念という事もあってか沿線自治体からの「もてなし」も凄かったです。お土産を買う必要はありませんでした。特に松川村の「お米」と白馬村の「おにぎり」は驚きました。なお、白馬村は車内では食べないように車内放送されました。(コロナ対策)
 

安曇野市記念品(穂高駅前配布)
 

穂高駅でのリンゴジュース(穂高駅前配布)
  

穂高神社参拝記念品(穂高神社配布)
  
 
松川村記念品(車内配布)
  

池田町記念品(車内配布)
   

信濃大町駅でのハサイダー(ホーム振る舞い)
 

白馬村記念品(ホーム配布)

小谷村記念品(駅前配布)