お座敷列車「華」を満喫!長野〜姨捨の特別運行 日本三大車窓「姨捨」の夜景 日帰り 
団体:お座敷列車「華」  長野-姨捨
2022年 6月11日(土)乗車_ 


長野駅からも参加できるプランが登場

 何気なく「日本の旅・鉄道の旅」(JR東日本びゅうツーリズム&セールス)のホームページを見ていたら首都圏発着で設定されていたお座敷列車華号の姨捨往復の旅が長野発着でも販売されているのを見つけました。元々、後から出すつもりだったのか、空いている座席が勿体ないので後から追加したのかは解りませんが、とにかく長野駅からも乗車できるチャンスが巡ってきました。料金は・・・5800円。5800円!。オプションで姨捨駅のあのバーラウンジも見学できるのか〜。これが3000円。3000円!。両方合わせると8800円。お座敷列車で姨捨往復で8800円。安くはない金額だな〜。どうしようかと考える暇もなくオプションも合わせて予約が完了したメールが届きました。
 こうして初夏の1日限定のお座敷列車に乗って夜景を見に行く小旅行が決まりました。すでに首都圏発の本体がキャンセル待ち状態でしたので催行されるのは確実でこの心配はありませんでした。
  

まずは長野駅で伝統の駅そばを賞味


長野駅に到着
 
 休出を終えて会社から車で長野駅へ直接移動します。電車だと須坂駅を経由してかなり遠回りになるので仕方ありません。長野駅東口の駐車場は結構混んでいて駅から離れた場所でようやく空きを見つけました。
 長野駅に到着すると駅構内も結構人出が多く混んでいます。まずは、ナカジマ会館で「駅そば」を食べて時間を調整します。やはり長野駅で「そば」と言えばナカジマ会館でしょう。幼少期から馴染んだ昔も今も変わらぬ味です。
 ナカジマ会館のの味を堪能した後は、駅ビル内を見て回り時間を潰し団体の受付時間を待ちます。検温等を終えて無事に受付を終了。この時点で記念乗車証・栗菓子などまとめて渡されます。
   

ナカジマ会館で駅そば

変わらぬ天ぷらそば 
 

一夜限りのお座敷列車で姨捨へ

 長野駅でお会いした知人の方々と早めに長野駅6番線へ向かいます。久々に会う方もいますので話をしていたら静かに485系「華」が到着します。雨に打たれたのか綺麗な車体で驚きました。すぐに乗れるのかと思ったら18時37分頃まで乗車はできないとのこと。これは、ナイトビュー姨捨号のドア開け時刻に合わせているようです。その間に撮影を進めておきます。偶然なのか意図的に調整に調整したのか、隣の5番線には115系S7編成(初代長野色)が妙高高原行として停車してます。また8番線には特急信州4号に使用されるE353系が通過してちょっとした祭りのようです。
 撮影が終わる頃にはドアが開いて久々に485系華号の車内へ。デッキで靴を脱いで指定された席へ。お座敷列車に乗車するのも久しぶりです。今回は偶然にも隣の席と向かいの席が知人でした。意図的にタイミングを合わせて予約した訳では無いので偶然です。
 長野駅を定刻に発車した団体列車華号は、雨の信越本線を姨捨へ向けて進みます。今日は雨模様で外も暗く車窓も楽しめる状態ではありません。という事で、お座敷列車らしく知人らと話をして旅を楽しむことにします。ただ、今日は会社から車で直接長野駅まで来たのでノンアルコールビールで我慢ですが・・・。
 悪天候で沿線も暗くて良く解りませんが撮影に来ている人はほとんど居ません。車内は、発売されたテーブルはほとんど埋まっているようです。ただ、家族申し込みを除いては1席空けて座席をしているようで空席は結構あります。なお、1号車のトイレは故障中の事です。
  

長野駅6番線に入線
 

長野駅停車中
 

華ロゴマーク
 

115系7編成347Mとの並び
 

長野駅停車中
 

久々の「華」車内へ
 
 長野駅を出て裾花川橋梁を渡り安茂里を通過すると、犀川橋梁を渡り川中島駅を過ぎ今井を通過すると減速運転が続きます。雨規制かと心配になりますが、どうやら時間調整をしているようです。受付時に貰った運転時刻表によると、ほぼ同じ時間を走行するナイトビュー姨捨号は篠ノ井に止まりますが、この列車は通過という事になっています。という事で篠ノ井駅の手前で少々停車してから篠ノ井駅を通過します。これも見どころの一つで篠ノ井線方面の上り列車で篠ノ井駅を通過する客扱い列車は定期ではありません。出来そうで出来ない貴重な体験です。
 篠ノ井からは篠ノ井線に入り姨捨を目指して進みます。今日は天候が悪いので暗くなるのも早いです。稲荷山を過ぎてしばらくすると列車は進行方向を変えて桑ノ原信号場に入ります。桑ノ原信号場では、長野行の普通列車と交換になります。
 長野行の普通列車が少々遅れた関係で、桑ノ原信号場の発車も4分遅れての発車となります。列車は、485系のモーター音も高らかに姨捨へ向けて山を登り始めます。高度が上がり始めると車窓の眼下に善光寺平の夜景が見えてきます。雨ですが霧が出ていないので車窓が楽しめるのは幸いです。見慣れたはずの善光寺平の夜景もお座敷列車から寛いで見るとまた新鮮です。車両の特性なのか減光できないのが残念ですが・・・。お座敷列車華号から善光寺平の夜景を見ていると列車はいつの間にかスイッチバックを始めて姨捨駅に到着します。やはり姨捨駅も生憎の雨模様でした・・・。
 

乗車前に配布された栗菓子
 

今日は車なのでノンアルコールで我慢・・・
 

姨捨に到着

姨捨も雨でした・・・
 

今日は姨捨も雨でした

 お座敷列車華号は姨捨駅に少々遅れて到着すると反対ホームには、115系ろくもん号の団体列車が停車していました。今日は2本の団体列車が姨捨で交換します。ただ、今日は雨が強く撮影もままなりません。しかも天候が悪いので暗いですし、ちょうど2本の列車が並んだ付近には照明も無く撮影は難しかったです。
 屋根が無いので手早く撮影を終えてホームを歩いていると、お座敷列車華号の後ろを走っていた特急信州4号が通過してゆきました。こちらも少々遅れているようです。
 もう雨で他の撮影は諦めて跨線橋から撮影して時計を見るとラウンジの見学時間が近づいていました。少し遅れて到着したので撮影からすぐにラウンジの見学に移れて効率が良かったです。それにしても今日の雨模様は残念でした・・・。485系華号と115系ろくもん号の並びが今後あるか解らないのに・・・。天気が恨めしい(笑)。
 この後、お座敷列車華号は聖高原へ回送されてまた戻って来ます。
 

姨捨では「ろくもん」と並びます
 

後続の信州4号が通過
 

姨捨駅は人出が多かったです

姨捨の由来看板
 

バーラウンジ「更級の月」へ

 さて、485系華号と115系ろくもん号の撮影もそこそこにバーラウンジ「更級の月」の見学時間が近づいてきましたので改札脇へ。撮影に来ても今までは外から見るだけの施設で内装は見たことがありません。今回初めて入ることになります。通常は四季島号の乗客しか入れない場所です。
 階段を上ると真っ赤な「四季島」の絨毯が出迎えてくれます。まずは正面に重厚なソファーがあります。その奥にバーラウンジがあります。夜景観賞に配慮して暗めの照明になっています。室内は、みそ蔵をイメージした造りで駅ホームの構造に合わせて縦長になっています。また、ほんのりとヒノキの匂いが漂っています。ラウンジの椅子に座ると善光寺平の夜景が・・・。と思いきや115系ろくもん号が目の前に停車中。それでも良いのです。115系ろくもん号をこの角度で見られるのも特典です。
 今回は食事や飲み物の提供はありません。また飲食禁止で座って善光寺平の夜景と115系ろくもん号のモハ114-1052パンタグラフとクーラーを見る企画です。(ろくもん関係は冗談ですが)
 全員が席に座った時点で係の方から「更級の月」についての説明や接客の様子・裏話や姨捨駅の見どころを説明してくれました。内容はネタバレになるので書きませんが、なかなか考えれていると勉強になりました。姨捨駅も今後は違う角度で見る事ができそうです。さて、115系ろくもん号が発車すると善光寺平の素晴らしい夜景が見る事ができました。雨ですが霧が出ませんでしたので美しく見えたのが幸いです。いつものホームより一段高い上質な空間から見る善光寺平の夜景は最高でした。ここで軽食でも飲食できれば最高ですね。
 見学時間は、面白くためになる解説も手伝ってあっという間でした。
 

バーラウンジ「更級の月」へ
 

通常は四季島の乗客専用です
  

入口の看板
 

内部は思ったより奥行きがあり広いです
 

突き当りの窓からは姨捨駅の様子も見えます
  

係の方の解説が始まります
 

目の前のには「ろくもん」が停車中
 

ろくもん号が発車すると善光寺平の夜景が
 

みなさん撮影に夢中です

入口付近のソファー
 

姨捨の夜景を楽しみ長野へ

 バーラウンジ更級の月の見学を終えて姨捨駅の待合室でみそ汁と甘酒を貰った後は、知人の方々と雑談して過ごします。雨はまだ止む気配は無くしとしとと降っています。そんな中を4つ目のライトが遠くから姿を現し485系華号が聖高原から回送で到着しました。まだ少し発車まで余裕があるので雨模様ですが撮影して時を過ごします。特に最後部は善光寺平の夜景と華号を合わせて撮影できるのでスマホの超広角機能を使用して念入りに撮影しました。あまりホームにいると雨で濡れてしまうので車内へ。帰りも往路と同じ座席で長野へ戻ります。
 定刻に姨捨駅を発車したお座敷列車華号は一旦松本側へ進み、進行方向を変えて長野へ戻ります。再び車窓から善光寺平に夜景を楽しみます。善光寺平の夜景を見終えた頃合いを見て列車は加速して長野を目指します。後は長野へ戻るだけ。特に何もする事は無く485系の走行音を楽しみます。帰路となる下り列車は桑ノ原信号場も通過して進みます。と、ここで衝撃的な放送が・・・。一部の車両で雨漏りしているようです。大雨の影響なのか車両の不具合かは解りませんが、雨漏りしていることは事実で係の方が全号車を確認しています。幸い乗車している5号車は雨漏りはありませんでした。車内を見ると車端部のモニターとカラオケは使用停止になっています。もうずっと使われる事は無いのでしょうかね。
  

聖高原から回送で到着
 

姨捨駅が始発になります
 

華号と善光寺平
 

スマホの標準で撮影
 

スマホの超広角で撮影
 

帰路も同じ座席です
 

モニタは使えません
 

カラオケも使えません
 
 485系お座敷列車華号は、山を下りて稲荷山駅を通過して篠ノ井駅に到着します。篠ノ井では2分程停車します。1番線には、先ほど姨捨駅で見送った115系ろくもん号が回送で停車しています。篠ノ井を出るとお座敷列車「華」の旅もラストとなります。犀川橋梁を渡り安茂里を通過して裾花川橋梁を渡ると終点長野駅に到着します。長野駅は2番線に到着となります。宿泊の旅行商品を利用する人や新幹線で戻る方が多いのか、ホームはすぐに閑散となりました。長野解散組と撮影に来た方々で北基地へ引き上げる485系華号を見送り、長野駅の団体用通路を通りまして、お座敷列車で姨捨へ夜景を見に行く小旅行は無事に終わりました。 
 

485系華号5号車車内
 

長野に到着
 

長野駅は2番線に到着
 

役目を終えて北基地へ
 
 

乗車票と記念品


往復の参加証(乗車証)
 
 今回は、JR東日本びゅうツーリズム&セールスの企画旅行ですので時報打ちやら事前予約はありません。旅行商品を見つけて予約すれば終了です。私は発売直後に申し込みしたのでバーラウンジの見学も1回目を予約できました。一度予約すればもう何もすることはありません。期日が来れば登録のビューカードで旅行代金が引き落とされますし、旅行行程表も自宅でダウンロードすれば準備は終了です。
 ただ、団体列車ですので指定席券と言う概念は無く座席番号が書かれたカードと「更級の月」入場券入りのネックストラップが渡されました。(回収はされませんでした。)

バーラウンジ更級の月入場券(表)
 

バーラウンジ更級の月入場券(裏)
 

今回の旅の案内

 

  

  

往復分の記念乗車証
 

当日の運転時刻表
  
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 さすがは、びゅうツーリズムの旅行商品だけあって、上記の他にも長野支社グッズも貰えました。個人的には、新幹線YEAR2022シールが貰えたのが大変良かったです。マスクファッションシールも始めて見る一品でこちらも入手できて良かったです。
 誰もが気になる栗菓子セットですが、栗どらやき(195円)・栗ようかん(238円)・マロンフィナンシェ(152円)・栗の木パイ(292円)で合計877円。箱代を入れて1000円ぐらいでしょうか。やはり栗菓子だけあって予想よりも高い高級品ですね。
 ※値段はホームページ記載価格です。

長野支社オリジナル付箋
 

新幹線YEAR2022シール(表)
 

新幹線YEAR2022シール(裏)
   

長野支社オリジナルマスクシール
 

リゾートビューふるさと号バッジ
 

栗菓子セット

別に貰った長野支社オリジナルグッズ