SLわくわく鉄道フェスタ2022号  
急行:SLパレオエクスプレス号  熊谷−三峰口
2022年 5月15日(土)乗車_ 


蒸電運転に引かれて秩父路へ

 秩父鉄道では恒例となっている「わくわく鉄道」フェスタが開催されました。新型コロナ騒動で自由に参加できる鉄道イベントも少なくなりました。今年は秩父鉄道123周年という事で22年ぶりに三峰口まで出かけてみようかと思いました。一番の決め手になったのはSLパレオエクスプレス号(SLわくわく鉄道フェスタ2022号)のC58 363とデキ105の重連(蒸電運転)です。かなり以前に上越線で蒸電運転の列車に乗りましたので初めての経験ではありません。ただ、今回は秩父鉄道でC58とデキ00形の蒸電運転という事で季節も新緑の時期とも重なりすぐに休日出勤が入らない様に手配しました。(実際は朝5時から7時まで出勤して直で長野駅へ向かいましたが・・・)
  
E7系「あさま」で一気に熊谷へ


あさま610号(長野8:25−熊谷9:33)
  
 長野から北陸新幹線あさま610号で熊谷へ向かいます。今回は高崎を越えて熊谷までの乗車です。高崎支社で運転されるイベント列車乗車時には便利な時間を走る新幹線ですが、実は熊谷にも止まるので秩父鉄道のSLパレオエクスプレス号に乗る際も便利な時間帯の新幹線です。
 長野を出る際には自由席は2号車でもガラガラでしたが、上田・佐久平と停車するうちに座席はかなり埋まりました。流石に軽井沢・安中榛名での乗車は少なかったですが、高崎からは結構混みあいました。
 長野から新幹線各駅に止まりますが、上越新幹線内も含めて退避なしで熊谷に到着できました。

長野を出発

あさま610号車内

熊谷に到着
 
 
SLわくわく鉄道フェスタ2022号で秩父路へ

 新幹線を熊谷で降りて秩父鉄道ホームへ向かいます。通路を曲がると何か行列が・・・。何かの限定販売の列かと思ったら秩父鉄道の窓口に並ぶ列でした。片道乗車なら自動券売機で購入できますと案内はしていますが、「秩父路フリーきっぷ」を購入した方が往復で乗車券を買うより安いので三峰口までの人はほとんどが窓口に並んでいるようです。窓口で秩父路フリーきっぷを購入したら駅員の居る自動改札(停止中)を通過してSLパレオエクスプレス号の指定券売り場へ。事前予約の人はここでスマホのQRコードを見せてSLパレオエクスプレス号の指定券を購入します。購入後は、横に置いてある「記念乗車証」を忘れずに1枚取ります。車内では配布せずにSL指定券購入の際に横に置いてある記念乗車証を貰うシステムのようです。ここで貰い損ねるともう入手はできません。乗車券の列に並んでからSL指定券を購入して記念乗車証を受け取りホームへの下り階段にたどり着くまで15分ぐらい掛かりました。少し時間があるかと思いましたがホームでの待ち時間がほとんどなく効率的と言えば効率的でした。
  

デキ201号に牽引されて入線
 

始発の熊谷駅
 

サボ
 

愛称板
 

C58 363プレート類
 

SLわくわく鉄道フェスタ2022号
 (熊谷10:10−三峰口12:50)

本日は特製マークが付きます
 

デキ105号も連結されています
 

本日は蒸電運転
 

C58 363とデキ105号の連結部
 
 熊谷駅5番線にデキ201号に牽引されてSLパレオエクスプレス号が入線してきました。本日は、鉄道フェスタ開催に伴いSLわくわく鉄道フェスタ2022号として運転されます。本日は4号車に広瀬川原車両基地から団体客が乗っているので乗客が乗った状態で到着する珍しいシーンとなりました。車両基地から一応回送を牽引してきたデキ201号を撮影後は指定された3号車の席に荷物を置いて再び撮影に出ます。列車入線直後は混んでいたC58の前も少し空ていたので手早く撮影します。本日は、「SLわくわく鉄道フェスタ2022号」のヘッドマークが付てます。その次にデキ105号が連結されています。今日はこの蒸電運転が見たくて乗車したので無事にデキ105号が連結されていて安心しました。
 C58 363の汽笛一斉熊谷駅を発車したSLパレオエクスプレス号(SLわくわく鉄道フェスタ2022号)は三峰口駅を目指して進みます。車内は結構空席があって拍子抜けです。ただ、長野を出発前に調べた時点では通しでは12席しか空きがありませんでしたので何処かで混むはずです。列車は高崎線と並走して石原駅を通過すると左にカーブして上越新幹線を下を交差します。そのまま住宅街を進み広瀬川原車両基地を通過します。車窓は住宅地から次第に田畑が広がる田園地帯に変わり撮影される方も見かけるようになりました。しばらく進むと武川駅に停車します。この号車では特に乗降は無いようです。武川を出ると再び田園地帯を進みます。関越道の下を通過して住宅街に入ると左にカーブして八高線か近づいてきます。そして、しばらく八高線と並走すると寄居に到着します。八高線と東武東上線が乗り入れる寄居ではしばらく停車しますので先頭部の撮影ができます。
 

12系ボックスシート
 

熊谷を発車
 

住宅街を進みます
 

武川駅に到着
 

貨物列車と交換
 

八高線が近づくと寄居
 
 寄居駅で三峰口行の普通列車を先に通してからの発車となります。寄居からの乗客が増えて3号車も空席は僅かになりました。私のボックスも4人全て埋まりました。SLパレオエクスプレス号の旅は寄居から本格的に始まるようです。寄居を出てカーブしながら八高線を跨いで列車は長瀞へ向かいます。車内も一気ににぎやかになります。SLパレオエクスプレス号は住宅街を抜けるといよいよ山間部に入ります。列車も右に左にカーブするので先頭のC58+デキ105号の姿が見えてようやく蒸電運転が実感できます。列車は荒川に沿って進むため右に左にカーブしますが、車窓反対側の車窓のため荒川に沿っている実感はイマイチなくただ山の中を走行している感じです。山間部を抜けて住宅街に入ると長瀞に停車します。こちらでもしばらく停車するので先頭部の撮影ができます。
 

鯉のぼりが飾られた車内
 

寄居駅に停車
 

寄居駅停車中
 

デキ105号側は空いています
 

デキ105号も何とか撮影
 

蒸電運転と実感できるのはカーブのみ
 

長瀞に停車
 

長瀞駅停車中
 
 長瀞で乗客が結構降りたようで車内にも少しながら余裕ができました。長瀞からは住宅街を進み上長瀞を通過すると荒川を渡ります。メディアでも橋を渡るSLパレオエクスプレス号の映像が出てくる橋です。初夏の心地よい風を浴びながら荒川を渡り列車は住宅街の中を進みます。皆野で停車して再びSLパレオエクスプレス号は秩父へ。この先は一部で荒川に近い場所を通過するのですが木々が生い茂り荒川はなかなか見られません。横瀬川を渡り住宅街が所々点在する車窓が続きます。秩父セメントの工場を通過すると一気に市街地が広がり秩父に到着します。秩父でも少々停車するので先頭部の撮影に行かれます。
 秩父で再び三峰口行普通列車を先に通してから発車します。秩父を出ると結構都会みたいな感じの市街地を進み数分で御花畑に停車します。西武秩父駅に近い駅で降車する乗客も結構いました。この駅では列車後部2両はドアが開きません。3号車は踏切上に停車します。そのためか、3号車の乗客で御花畑で降りる場合は早めに2号車のドアに行くように案内があります。
 

徐々に山間部へ
 

保線用車両も見えます
 

秩父太平洋セメント
 

秩父に到着
 

御花畑までは町中を走行
 

御花畑に到着
 
 御花畑を出ると西武秩父駅の脇を通過して進みます。秩父・御花畑でまとまった下車がありましたので車内も少し空席が出始めました。市街地を抜けたSLパレオエクスプレス号は、田園地帯をと山間部を進み三峰口を目指します。カーブする時に先頭が見えますが、C58が煙を上げながら懸命に進む姿が頼もしく見えます。デキ105号のモーター音は聞こえてきませんが、ただ連結されているだけなのかC58のドラフト音に消されているのかは不明です。武州日野駅を通過して山間部を過ぎると集落と田園地帯が広がり終点の三峰口駅に到着します。
 熊谷駅から2時間40分の秩父路のSLパレオエクスプレス号の旅。今日は、デキ105号の連結もあり蒸電運転を存分に楽しめました。と書きたいところですが、歓迎の太鼓演奏が鳴り響く中ですがC58 363は三峰口駅到着後はすぐに切り離されて入換を始めます。残されたのはデキ105号と12系客車だけです。それでも、ここまでの秩父路を走るSLパレオエクスプレス号の旅の余韻に浸ることはできました。
   

蒸電運転と解るように撮るのは難しい
 

列車は山間部へ
 

荒川を渡ります
 

間もなく三峰口
 

三峰口到着後は即C58を切離し
 

三峰口に到着
 

列車は山間部を進み

三峰口に到着

歓迎太鼓
 
 
三峰口で「わくわく鉄道フェスタ」見物

 三峰口駅に到着後は、駅構内留置されている西武鉄道4000系を撮影してから改札を出て、この日開催されている「わくわく鉄道フェスタ」を見物しました。コロナ騒動後としては初の本格的な鉄道イベント参加です。SLパレオエクスプレス号で到着して会場に行くと既に来場記念品は終了していました・・・。
 気を取り直して会場内へ。C58は入換を終えて点検を兼ねて展示中。デキ105号はちょうど12系を切り離して入換を始める段階でしたので入換を撮影しました。その後はステージショウを少し見てから展示車両の撮影。12系客車・西武4000系・色彩兼備と普段は見慣れない車両ばかりなので飽きずに撮影を楽しめます。

西武4000系
 

12系・西武4000系・色彩兼備(熊谷側)
 

デキ105号の入換
 

12系・西武4000系・色彩兼備(三峰口側)
 

デキ105号入換
 

デキ105号は予約制の運転台公開
 

色彩兼備
 

ステージショー
 
 一通り撮影したら少し早いのですが、大勢の人が待っている転車台へ移動。何とか撮影できそうな場所を確保して、少し離れた場所で行われている鉄道ものまねショーを聞いているとC58の回転時刻となりC58が移動しています。ぐるっと半回転して方向転換は終了。先月乗った東武鉄道もそうでしたが、本当にSLの向きを変えるだけの半回転で終わります。JR東日本高崎支社の水上駅構内のように2回転半するサービスはないようです。
 回転を終えたC58はすぐに入換を始めて三峰口駅構内を通過して12系と連結されて帰りのSLパレオエクスプレス号の準備が整います。C58を撮影するなら実はこの時間が一番撮りやすい位置と角度です。
 ただ、会場から駅までは回り道で距離があるので乗り遅れないように撮影したら移動します。SLパレオエクスプレス号の折り返し時間も73分ですので、デキ105号の入換やC58の回転を見ると時間一杯になって全てを見て回れなかったのは残念ですが撮影の方は楽しませていただきました。

C58 363も短時間展示
 

転車台で向きを変えます
 

方向転換のため回転中
 

方向転換終了
 

C58が移動中一瞬4並びに
 

12系に連結完了
 

しばらく撮影できます

折り返し準備完了
 
 
SLパレオエクスプレス号で熊谷へ

 三峰口で「わくわく鉄道フェスタ」を見物して帰路もSLパレオエクスプレス号に乗車します。帰路は、デキ105号の連結は無くC58単独牽引です。三峰口駅の改札でSL指定券とフリー切符を見せて改札を入ります。その先に記念乗車証が置かれているので忘れない様に貰います。こういう置き方をするとごっそり持ち帰る人が居るかと思いきや少し見てましたが、みんな1人1枚づつ(家族連れは1家族で1枚という家族も居ました)取っていて案外1人で複数枚持ち去る人は居ないのかも解りません。
 帰路は始めに12系客車の撮影もしておきます。この塗装に変わって初めての乗車となりますので・・・。その後は車内に荷物を置いてC58の撮影をします。まだ少し時間が早いので空いていてすぐに撮影は終了して車内へ。
 
 見送りの太鼓演奏が響く中、C58の汽笛が響き渡りSLパレオエクスプレス号は鉄道各社合同の出発合図で三峰口駅を発車します。復路となる熊谷行は往路よりは空いています。それでも私のボックスは4人座ってますが・・・。帰路は往路とは反対の車窓となるように座席を予約しました。そのため、往路では見られなかった武甲山を見る事ができました。また、御花畑の手前では西武秩父駅も見られましたが、残念ながら列車は停車していません。御花畑では往路と同様に2両のドアは開きません。御花畑を出ると秩父に止まります。帰路は下り勾配となるのでどの駅も停車時間は僅かで進みます。御花畑・秩父で乗車が結構あり車内も混み始めます。秩父を出ると住宅街を抜けて荒川を渡り長瀞へ。長瀞では少々停車するのでホームへ出て撮影。この間に熊谷行の普通列車を先に通します。
   

秩父鉄道12系客車
 

始発の三峰口
 

鉄道各社合同の出発合図
 

SLパレオエクスプレス号
(三峰口14:03−熊谷16:18)

荒川を渡ります
 

長瀞で運転台をホームから
 

送迎の太鼓
 

三峰口を発車
 

熊谷に向けて山を下ります
 

武甲山が見えます
 

西武秩父付近を通過
 

長瀞に停車
 

 SLパレオエクスプレス号は長瀞を発車します。車内は、長瀞でまた少し乗客が増えました。帰路は空いている印象がありますが途中駅からの乗車が多いようです。長瀞を出ると山間部を右左にカーブして進みます。木が生い茂りあまり良く見えませんが荒川が秩父鉄道に沿って流れています。荒川が離れ住宅街から市街地に景色が変わるとクリーム色の東武東上線の電車が見えてきて寄居に到着します。寄居では停車時間は僅かですが、八高線と東武東上線に乗り換えができるのでかなりの人が降車しました。私のボックスも4人でしたが、2人は空いたボックスに移りましたので私のボックスは2人に減り快適になりました。
 寄居を出ると熊谷までラストスパートです。八高線と分かれて関越自動車道の下を通り武川駅に停車します。5000系電車と交換して武川駅を出ると木々で見えにくいですがゴルフ場の脇を通過して広瀬川原車両基地を過ぎて上越新幹線の高架下を過ぎれば高崎線と並走します。石原・上熊谷と通過すれば名残惜しいですが終点の熊谷に到着します。
 熊谷からは、一部の団体をのせて車両基地へ戻ります。牽引は朝の回送を牽引してきたデキ201号です。熊谷駅で西日に照らされたC58 363牽引のSLパレオエクスプレス号の回送を見送り秩父路のSL列車の旅は終わりました。秩父鉄道の改札を出て長野へ戻るためJR線の改札へ移動します。
    

熊谷に到着
 

デキ201号に牽引されて回送
 

長瀞に停車中
 

長瀞で上下列車退避
 

貨物列車と交換
 

荒川に沿って寄居へ
 

寄居にて東武東上線
 

武川にて5000系と交換
 

上越新幹線が見えると熊谷

12系の旅も終了・・・

熊谷に到着
     
 
帰路はE7系リレーで長野へ

 SLパレオエクスプレス号で新緑の秩父路の旅も終えて長野へ帰ります。熊谷からは上越新幹線とき331号に乗車します。熊谷から高崎までの短い区間ですので自由席で十分です。指定を確保しても編成の端まで歩くのは面倒ですし。上越新幹線でもすっかり主役の座に躍り出たE7系とき331号が入ってきました。何故に熊谷から上越新幹線とき331号に乗るかと言えば、北陸新幹線はくたか571号は熊谷に止まりません。そこで上越新幹線とき331号で高崎へ向かい高崎で北陸新幹線はくたか571号に乗り換えれば早く長野に到着できます。
 そう言う訳で熊谷から上越新幹線とき331号に乗車します。自由席はやはりそこそこ混んではいましたが、3列側の窓側が空いていたので何とか窓側に着席できました。この列車は、本庄早稲田は通過するので実質は昔の上越新幹線1駅分僅か14分の乗車です。ちょうど本庄早稲田を通過する頃に運行情報メールが・・・。「北陸新幹線は線路支障のため運転見合わせ中」。うーん。そうなんですね。ふと、前回(2000年7月)にSLパレオエクスプレス号に乗ったことを思い出しました。あの時も帰路は上越新幹線の車両故障で2時間ぐらい遅れた事を・・・。これに何かの因縁でしょうか。
 

とき331号(熊谷16:54−高崎17:08)
 

先行している「あさま619号」に追いつきました
 
 高崎駅に定刻に到着した上越新幹線とき331号は高崎で4分止まります。その間に先頭部の撮影をします。隣のホームには先行しているはずの北陸新幹線あさま619号が止まっています。ただ、私が持っているのは「あさま619号」の後続となる「はくたか571号」の特急券(指定券)。乗って良いものか迷いましたが、試しにホームから高崎駅の改札に向かい聞いて見る事にしました。こういう事は何回もあるようで何処かへ対応を確認したようで5分ぐらいしたら指定券を変えてくれました。時刻表上の発車時刻は過ぎていますが指定券の発券はやればできるようです。これで堂々と高崎から「あさま619号」に乗れます。ただ運転再開時刻は解りません。売店で高崎駅弁の「とりめし」を購入して車内で食べながら気長に待ちます。もうこれは待つしかありません。指定された10号車は空いてましたのでゆっくりと寛げそうです。上越新幹線はほぼ定刻で動いていて隣のホームから追い越すかのように発車してゆきます。東京方面のホームを見ると東京行はくたか号が止まっています。隣の線を東京行の上越新幹線が何本も発車しているのに皆辛抱強く車内で運転再開を待ってます。何で上越新幹線に乗り換えて東京方面へ行かないのだろう・・・。
 

架線にビニールが絡んでいるため高崎で抑止中
※「あさま」が長野先着とのことで予定変更
  

あさま619号(高崎16:49−長野17:41)
※遅れ:高崎18:10−長野19:08
   
 結局運転再開になったのは18時10分でした。少し遅れていた上越新幹線たにがわ405号を先に通したので高崎は18時13分頃の発車になりました。列車が動き始めると車内も安堵した乗客のため息で空気も和みます。これから長野まで一直線と思いきやなかなか加速しません。スローペースで上越新幹線から分岐して北陸新幹線区間へ。それでも加速しません。車内放送で架線ビニールが絡まった現場までは徐行運転で進む旨の説明がありました。どこまで徐行するんだろうと考えていたら加速し始めました。Googleマップで確認すると高崎市浜川町のあたりです。そこから先は何事も無かったかのように進みます。夕暮れ時の上毛三山を見ていると安中榛名に停車。遅れているのですぐに発車します。安中榛名を発車して碓氷峠トンネルを通過します。ここで疑問が、この列車の後ろを熊谷で抑止されていた金沢行かがやき511号が追っているはず。通常なら長野で追いつくダイヤですが、今日は輸送混乱でダイヤが乱れているし軽井沢で退避になるんかなと考えてみました。JR東日本アプリで列車位置情報を見ても結構接近しています。
 さて、軽井沢に到着しました。結果的に軽井沢での退避はありませんでした。軽井沢を出るとこのまま所定通り長野まで先行するしかありません。せっかくまだ明るい時間帯に軽井沢に着きましたが浅間山は雲隠れして見えませんでした。この後、佐久平・上田でほとんどの乗客は降りてしまいました。五里ヶ峯トンネルを越えて長野到着する頃には薄暗くなっています。長野には19時08分頃到着しました。この車両が長野で折り返し東京行の「あさま」になるようでホームには大勢の人が待ってました。私は10号車から改札を目指して歩きます。まだ改札へのエスカレーターにたどり着く前に後ろを走っていた「かがやき511号」が到着しました。やはり私が乗っていた「あさま」の後ろをピッタリ付いてきた来たようです。予定より1時間遅れましたが無事に長野駅に到着できて良かったです。
 

熊谷は予定通りに出発

高崎で「とりめし」が買えました

長野には予定より1時間遅れ
 
  
使用した乗車券類と記念品

 新型コロナの影響で秩父鉄道のSLパレオエクスプレス号は全車指定席となりました。しかもネットで簡単に予約でき指定席代金は当日乗車前に支払いなのでクレジットカードの登録も必要なく万が一行かれなくなってもキャンセル料も掛かりません。非常に良心的な予約制度だと思います。指定券の発行もスマホに表示されたQRコードを使用して発行するのでスピーディーに進みます。ただ、指定券は以前の自由席乗車整理券と違い簡素な印刷になりました。SLのイラストでもあればまた違うのでしょうが・・・。
 記念乗車証は、熊谷駅はSL整理券売り場の机の横に、三峰口駅は改札を入った先に大量に置かれており1人1枚自由に持っていくスタイルでした。こういうスタイルになると私が見た限りではほとんどの人が1枚ずつ取ってました。鷲掴みにして持ち去る人が居なかったのは幸いでした。なお、紙製の旗は熊谷駅で貰いました。
 乗車券は、秩父路フリーきっぷを使用しました。スマホでも購入して画面表示するタイプもありましたが、スマホの調子が芳しくないので窓口で購入しました。

スマホ予約画面
  

記念乗車証(表)
  

記念乗車証(裏)
  

秩父鉄道123周年の旗
 

SLパレオエクスプレス号指定券(下り)
 

SLパレオエクスプレス号指定券(上り)
 

秩父路フリーきっぷ(表)   

秩父路フリーきっぷ(裏)
    

・JR東日本使用分

新幹線自由席特急券
 

長野→熊谷乗車券
 

熊谷→長野乗車券
 

あさま619号指定券
 

新幹線特急券(席無)
 
 JR側で使用した乗車券は単純に長野から熊谷の往復です。「えきねっと」で申し込むと新幹線特急券と乗車券は1枚にはならないようです。
 帰路は、熊谷から上越新幹線とき331号(自由席)に乗って高崎で北陸新幹線はくたか571号(指定席)に乗り継ぐ予定でした。ただ、架線にビニールが絡まった関係で北陸新幹線は運転を見合わせており高崎駅に先発の長野行あさま619号が止まっていました。(上越新幹線は定刻で運転)
 試しに高崎駅の改札で「あさま619号」に乗れないか聞いてみたところ何処かへ対応の確認したようで5分ぐらいしたら高崎で抑止されている先発の長野行あさま619号の指定に変えてくれました。
 余談ながら無効時の穴開けってJR東日本管内は右下側がほとんどでしたが、最近の長野駅は凄い位置に空けるのですね。なにか意図でもあるのか解りませんが、結構一番重要な印字部分ギリギリに穴をあけました。(好意で貰えるので文句は言えませんが参考までにお知らせ)