快速:SLばんえつ物語号  会津若松→新津
2022年 4月24日(日)乗車_ 


今年は下りのSLばんえつ物語号に乗る

 今年もSLばんえつ物語号に乗車しました。今回は、例年とは反対方向となる会津若松から新津への下り列車に乗車しました。座席はグリーン車ですが、こちらも1人用では無く2人用の窓側席でした。例年とはいろいろ違う乗車となりましたが、夕暮れ時を走るSLばんえつ物語号の旅を楽しめました。
 
久々の会津若松発のSLばんえつ物語

 久しぶりに会津若松から新津まで下りのSLばんえつ物語号に乗車します。もちろんグリーン車の指定券を確保しました。まずは側線で待機しているSLばんえつ物語を撮影。カーブしているので7両全ては入りませんが、唯一乗客がSLばんえつ物語号の編成写真ぽいのが撮影できる場所がここです。暫くするとC57 180に牽引されてSLばんえつ物語は会津若松駅2番線へ入線のため移動を始めます。C57が動き始めると我々も2番線へ移動します。
 会津若松駅2番線にSLばんえつ物語号が入線してきました。会津若松駅1番線・2番線は頭端式ホームですので一度停車してから最徐行で停止位置まで進みます。ドアが開くことには発車まであまり時間が無く忙しい旅立ちとなります。私も先頭の撮影を数枚しただけですぐに7号車のグリーン車に乗車します。C57の次が7号車ですので近くて助かります。今回は2人席窓側ですので当然ながら隣に人が居ます。まずは荷物だけおいて展望室で撮影を楽しみます。下り列車はC57の迫力ある走行音が楽しめます。流れる景色は見えませんがC57の後部が間近で見られますのでこれはこれで良いです。
 

始発の会津若松
 

会津若松発車案内
 

待機中のC57 180
 

会津若松駅に入線
 
 会津若松駅を発車して郡山方面の磐越西線と分かれて新津方面の磐越西線を進みます。さっそく4号車の展望室へ行って「オコジョルーム」の整理券を貰います。上りではほぼ手遅れのタイミングですが下り列車は空いているのでこのタイミングでも余裕で入手できました。車内は、空いていて普通車は会津若松から新津まで1人1ボックスでも行けそうなくらい空いてます。グリーン車も半分くらい空席があります。やはり下りは人気が無く空いているようです。用事も終わり自席に戻りグリーン車の旅を楽しみます。車窓には磐梯山が霞んでいるもののよく見えます。磐梯山を見ながら田園地帯を進むと喜多方に到着します。ここで前言撤回します。喜多方からの乗車は大変多かったです。グリーン車もほぼ満席になりましたし普通車もかなり埋まったかと思います。本日のSLばんえつ物語号の本番は喜多方からという事になります。
 

下り新津行はC57を間近で楽しめます
 

今日はグリーン席2列の窓側
 

グリーン車車内
 

喜多方を出て休憩
 

磐梯山を見ながら喜多方へ

一ノ戸橋梁を通過

流石にほぼ葉桜です 
  
 喜多方を出ると会津盆地と磐梯山に別れを告げて山間部に入ります。SLばんえつ物語の旅立ちの部も終わったのでここで休憩に一杯・・・。列車はトンネルを抜けて山間部を抜けて一ノ戸橋梁を渡ります。一ノ戸橋梁を渡ると山都に停車します。山都では停車時間が無くすぐに発車します。上り列車の気分で降りると大変です。山都を出ると阿賀野川が見えてきます。ここから阿賀野川に沿ったSLばんえつ物語号の旅がスタートです。ただ、私とは反対側の席ですのです。こちらは田園風景が続きます。しばらく田園地帯を走行してトンネルを抜けると私の席の反対側は阿賀野川が見えてきます。先頭の展望席からしばらく阿賀野川の景色を楽しみます。列車は阿賀野川を渡りようやくこちら側の車窓に阿賀野川が移ったと思ったら一旦阿賀野川とはお別れです。列車は田園地帯を進み野沢へ。野沢では少々停車します。
 

野沢で少々停車
 

野沢駅にて
 

C57プレート部分
 

鉄道開業150周年の札が入ってます
 
 野沢を出るとすぐ整理券の時間ですので4号車の展望車で待機してオコジョルームへ。先頭で入れたので室内の撮影もできました。ただ、オコジョ展望室から阿賀野川が見えるのは僅かな区間でハズレ回を引いたかも解りません。山間部を後ろに流れる車窓を見ると、もうこの辺りの桜も葉桜になっていて季節は初夏に移りつつあるようです。結局、オコジョルームでは山間とトンネル区間を見るだけで終了しました。7号車の自席へ戻ると隣の人は降りてしまったのか居なくなっていました。列車は、徳沢の先から新潟県に入っていて日出谷を過ぎて再び阿賀野川と沿うように走ると津川に到着します。津川では給水も行うのでしばらく停車します。津川からは普通車は団体の客が乗車するようでホームに大勢待っていました。
 

今年もグリーン車に乗れて良かった
  

1号車オコジョ展望室
 

下りは後部展望を楽しめます
 

普通車は空いてます
 

オコジョ展望室へ行った後はカフェタイム
 

津川に到着
 
 
夕闇迫る磐越西線SL列車の旅


津川駅で少々停車
 

津川駅に停車中
 
 津川での小休止を終えて発車する頃には日はすでに西日から夕焼け空に変わっています。これより先は停車時間のある駅は無いのでのんびりとグリーン席の座り心地を楽しむ事にします。津川からの乗車が多かったのですが、普通車が中心でグリーン車の顔ぶれは変わりません。私の隣も空いたままです。当初は、2人用席の窓側でしたので出入りできるか心配しましたが、今日は山都から先は誰も来ず快適な旅ができそうです。
 SLばんえつ物語号は、再び阿賀野川に沿って進みますが、私の席側は山ばかり・・・。しかも日が届かずすでに薄暗く見えて寂しさを感じます。列車はトンネルを通過してやっと阿賀野川が見たかと思えば集落が見えてきて三川に。三川を過ぎて阿賀野川を渡れば山間部に入り再び阿賀野川は見えなくなります。トンネル隙間から僅かながら阿賀野川は見えますが木の枝が邪魔で良く見えません。その間にも列車は進み咲花に到着。桜の名所である咲花も花の時期は終わりほぼ葉桜に変わっています。もう一週間早ければ見頃だったかも解りません。
 

西日射す津川を間もなく発車
 

車窓も夕暮れとなり旅も終盤
 

阿賀野川に沿って進みます

夕暮れの車窓

能代川を渡ると新津です
 
 咲花を出ると西日が反射した阿賀野川を車窓から見られます。SLばんえつ物語号の下りで見られる最後の阿賀野川です。偶然なのか故意なのかC57の汽笛が響くと磐越西線は左にカーブして阿賀野川と分かれます。馬下駅を通過すると田園風景が広がります。すでに日は西に沈みかけ車窓も夕闇迫る勢いで車窓もなかなかよく見えない感じになってきます。早出川を渡り五泉に停車すると新津まではあと一息。住宅地から田園地帯を進み能代川を渡ると終点新津に到着です。夜汽車とまではゆきませんが、新津手前は結構薄暗い中を走行したので雰囲気だけは楽しめました。
 
 今回は、久しぶりに会津若松から新津までの下り列車を利用しました。上りとは違うSLばんえつ物語号の旅を楽しめて久しぶりに新鮮な気持ちで乗れました。ただ、新津では旅の余韻に浸り撮影する暇はありません。次の上越新幹線に乗るために接続の普通列車で新潟へ移動しけなれば・・・。長野まではまだまだ遠いです。
 

新津に到着
 

1日無事に運転されました
 
 
徐々に以前のSLばんえつ物語号へ

 昨年(2021年)の運転に引き続き1号車の「オコジョルーム」は整理券制での人数・時間制限での利用となりました。ただ暗い話題だけではありません。4号車の展望車のソファー等の制限が無くなり座って利用できるようになりました。昨年までの通路扱いから展望車としての役割が復活しました。長時間の利用は控え人と人の間隔を空けるように案内はありますが、誰でも自由に利用できるスペースの復活は大変喜ばしい事です。なお、今年も郵便ポストは通常通り利用可能です。
 
・展望車(4号車)

展望室愛称板
 

展望室車内(5号車側)
 

展望室車内(4号車側)
 

利用の注意が追加
 

郵便ポストは健在

ソファーも座れます
 
 
・オコジョルーム/展望室(1号車)

オコジョルーム
 

オコジョ展望室
 

記念撮影ボード

オコジョ展望室(撮影ボード側)
 
普通列車グリーン車券と整理券

 SLばんえつ物語号は例年グリーン車に乗車しているので、今年もグリーン券を一ヶ月7日前の14時に「えきねっと」で申し込みました。今回も窓側は確保できたのですが、1人用では無く2人用の座席でした。
 SLばんえつ物語号の名物だった乗車手帳とグリーン車の乗客だけに配られるグリーン車乗車証は今年も配布が無いようで、スタンプ台紙もコピーした色紙に変わりいろいろ台所事情が厳しいようです・・・。

SLばんえつ物語号グリーン券
 

SLばんえつ物語スタンプシート

オコジョ展望室整理券