キハ110系「東北のまつり」ラッピング  
快速:湯けむり号  仙台−鳴子温泉(乗車区間)_
2021年 12月 5日(日)乗車_ 

 
グレートアップした快速湯けむり号

 2020年に運転を終了した観光列車「リゾートみのり」の後継としてキハ110系気動車を使用した快速湯けむり号の運転が始まりました。当初は、ラッピングを施したものの車内は通常のキハ110系気動車と変わらず、ボックス席のみ指定席でロングシート部分は自由席として運転されていました。
 今年春からは、東北ディスティネーションキャンペーンの一環でキハ110系リクライニングシート車を転属させて「東北のまつり」ラッピングを施し全車指定席の快速列車にグレートアップしました。今回は、鳴子温泉への移動に快速湯けむり号を利用して快適に移動しました。(温泉と列車、両方とも主目的です。)
  
 
仙台から松島を見ながら小牛田へ

 仙台駅に「東北のまつり」ラッピングのキハ110系2両が入線してきました。やや盛岡寄りに停車したので反対ホームの端から編成撮影をします。車両には、仙台「七夕」、山形「花笠」、福島「わらじ」をイメージしたイラストがラッピングされています。
 撮影も終えて車内に入ると、流石は急行陸中号用(後の快速はまゆり号)に製造した車両だけあってリクライニングシートと窓枠はぴったり合っています。内装は急行陸中号時代からほとんど変わっていませんが、窓下には東北の見どころが紹介されたステッカーが貼られていて、座席背面のテーブルにも「東北のまつり」ステッカーが貼られています。
 仙台駅社員の方々に見送られて仙台を発車した快速湯けむり号は、まずは東北本線を走行して小牛田を目指します。仙台市街地を抜けて広々とした田園地帯を走行し塩釜を過ぎてしばらくすると仙石線と並走します。この辺りで少し海が見えますがすぐにトンネルに入ってしまいます。トンネルを抜け松島海岸駅の上を通過する際に僅かに松島湾の景色を見る事ができます。再び山沿いに入りトンネルを抜けると松島に到着します。松島では何名か降りてゆきました。同時に乗ってくる人も居て少し驚きです。松島を出ると市街地から山間部に車窓が変わります。その後は、田園地帯を北上します。この列車には、なんとWi−Fiの設備があります。あまり通信速度は早くないようですが、ちょっとした調べ物には重宝します。車窓に再び大きな市街地が見えてくると小牛田に到着します。

仙台駅発車案内
 

始発の仙台駅
 

仙台駅停車中
 

ラッピング車両サイド
 

キハ110「東北のまつり」ラッピング編成
 

仙台駅名標と合わせて
 

仙台駅見送り
 

行先表示
 

快適なリクライニングシート
 

背面テーブルにもステッカー
 

車内の様子
 

仙台を発車
 

仙台市街を出て郊外を進みます
 

松島付近を通過
 

吉田川を渡ります
 

小牛田に到着
  
 
 
小牛田から陸羽東線に入り鳴子温泉へ

 小牛田での停車時間は短いですが、社員の方々が見送ってくれます。ただホームに出る訳にもいかないので車内から手を振り返す程度に・・・。小牛田からは石巻線が分岐します。同時にこの列車も東北本線から分岐して陸羽東線へ入ります。快速湯けむり号の旅はここからが本番です。まずは、田園地帯を走り東北新幹線の高架が見えてくると古川に到着します。
 古川では停車時間があるのでホームで撮影等を楽しみます。東北新幹線からの乗換は古川も便利ですので、古川から乗ってくる人も居ます。古川を出るとしばらくは市街地を進みます。その後は、駅近くは民家がありますが基本的に田園地帯を進んでゆきます。岩出山を過ぎると山間部に入りますが、すぐにまた田園地帯が続くようになります。これと言った車窓に変化は無く少し退屈になってきます。列車は、山沿いを進み川渡温泉に到着します。流石に温泉が付く駅だけあってl降車する人も数名います。この辺りから雪が見えてきました。完全な積雪ではなく薄っすらと積もる程度ですが、車窓から雪が見えるという事は田園地帯が続いていましたが、結構山間部に入っていたようです。
 江合川を渡ると鳴子御殿湯に止まります。この駅でも数名降りてゆきます。鳴子御殿湯を出ると東鳴子温泉街を見ながら列車は江合川と山間部に挟まれるように進み鳴子温泉に到着します。
 快速湯けむり号は新庄行きですが、私は鳴子温泉で下車します。車内からホームに降り立つと硫黄の香りがほんのりと漂っていて温泉街の駅の雰囲気を盛り立てています。
 早くも鳴子温泉でひと風呂浴びたい気分ですが、その前に改札を出て荷物をコインロッカーに預けないといけません。鳴子温泉では半分くらいの人が降りたようで駅前も一時的に賑わっています。
 

小牛田駅の見送り(窓が汚れてますが・・・)
 

古川で少々停車
 

古川駅停車中
 

古川駅での見送り
 

田園地帯を進みます
 

車内も空いてます
 

少し雪景色になってきました
 

江合川を渡り鳴子温泉へ
 

鳴子温泉に到着
 

キハ110系同士の並び
 

小牛田から陸羽東線へ
 

田園地帯を進みます
 

新幹線の高架が見えると古川
 

山間部は僅かに雪景色

鳴子温泉で少々停車

鳴子温泉駅舎

  
指定席券


湯けむり号指定席券
 指定席券は何時でも買う事ができるのですが、他の指定席券と同時に「えきねっと」で予約して引き取りました。2号車だと奇数番号の席が窓割が良いのでシートマップから選びましたが、正直言ってどこでも選べる状態でした。
 車内改札の際に乗車記念スタンプも押してもらえるという事でこちらも押してもらう事ができました。その他の配布品は特にありませんでした。
 当面の間、キハ110系ラッピング車両を使用するなら改札印とは別に乗車記念の「湯けむり」専用記念スタンプとかあっても良いかと思いますが・・・。