飯山線 豊野−飯山間開業100周年  
快速:飯山豊野間100周年号  長野−飯山
2021年 10月23日(土)乗車_ 


飯山豊野間は開業100周年

 飯山線(豊野−飯山間)が開業100周年を迎えるのに合わせて、臨時列車「飯山豊野間100周年」が運転されました。車両は通常のキハ110系「おいこっと」で飯山までの短縮運転になった感じとなりました。今回の運転では、久しぶりに長野側のみですがキハ110系にヘッドマークが取り付けられました。天気は生憎でしたが、「おいこっと」記念列車で秋の飯山線の車窓を楽しむ事ができました。
 なお、この列車の飯山駅での折り返し時間を利用して、臨時列車「飯山駅開業100周年」も運転されました。
  
おいこっと記念列車で飯山へ

 今朝は、有料イベント撮影用にDD16 11が単機で飯山まで回送されたので豊野築堤で撮影してから車で長野駅へ。長野駅には8時30分頃に到着してホームへ。長野駅の発車案内には「飯山豊野間100周年」の表示が出ていますが、発車ホームとなる4番線にはまだ誰もいません。
 この後、特急しなの6が入線し長野終着の飯山線126Dが長野総合車両センターに入区しないと、飯山豊野間100周年号は長野総合車両センターを出区できないので時間が掛かりそうです。そうこうしているうちに1人2人と人が来はじめ新幹線からの乗り換え客や団体がやってくるとホームも賑わってきます。そんな頃合いを見計らって飯山豊野間100周年号がヘッドマークを付けて長野総合車両センターから入線してきます。某鉄道情報誌にもヘッドマークについては記載がありませんでしたので驚いたようにホームがざわつきます。列車が到着して飯山側先頭に行くとヘッドマークは付いてなくびっくり。この列車は2度びっくりさせるようなネタがあったようです。
 長野駅の入線から発車までは5分程度と慌ただしいです。手早く撮影を済ませて車内へ。本日は、何とか進行方向窓側の席を確保できたのですが、2人向かい合わせのボックスではなく4人向かい合わせのボックス席です。偶然にも向かい側は関東の知人でしたので良かったですが・・・。
 
 長野駅員の方に見送られ長野を定刻に発車した飯山豊野間100周年号は、北機待ちに入っている115系S7編成の脇を通り北しなの線を豊野へ向かいます。座席は4人ボックス席の山側席ですので大した景色は期待できません。市街地を走り長野総合車両センターの脇を通過し北長野を過ぎると住宅街が広がります。三才を過ぎるとリンゴ畑と田園地帯が広がり豊野で運転停車をします。運転停車とは言え豊野駅員の方々が見送ってくれます。列車は、豊野駅から飯山線に入りしばらくは北しなの線と並走します。左側へ北しなの線が離れていくと信濃浅野を通過して本格的に飯山線の旅が始まります。2両編成で見た感じは、1号車が一般売りの指定席車両で、2号車は団体枠のようです。1号車は、8割ぐらいの座席が埋まってます。立って動画撮影し続ける人もいるので実際はもっと埋まっているかも解りません。2号車は団体が主な乗客のようでロングシート部分は使っていないようで8席ぐらい空いてました。ただ空けておくならこの席も一般に回してくれれば乗れる人も居たのにと複雑な心境です。
 列車は、立ヶ花の手前から千曲川に沿って進みます。ただ、我々の席だと山側なので山裾しか見えません。時折、撮影されている方も見かけますが少ないです。途中の替佐で運転停車を行います。替佐を出ると2人掛けボックス席は長閑な風景が広がりますがこちらは山と道だけ・・・。トンネルを抜けると景色が広がり田園風景の中を走ります。ただ天気は最悪です。車窓も田園風景から住宅地に変わり新幹線の高架が見えてくると終点の飯山に到着します。
 
 本日は、快速おいこっと号の車両と時刻で運転しますが飯山駅が終点です。飯山駅では、ドア横で飯山駅社員の方が記念品を配っていたので貰いました。列車の方は、折り返し快速飯山駅開業100周年号になります。この列車にも乗車するのですが、駅の外に一旦出て休憩します。
(飯山駅開業100周年号ページへ続く)
             

長野駅発車案内
 

飯山豊野間100周年号入線
 

ヘッドマークは長野側のみ
 

行先表示は臨時
 

長野駅停車中
 

まもなく長野を発車
 

飯山駅に到着
 

飯山駅での出迎え
 

115系S7編成に見送られ長野発車
 

車内モニターは特に使われず
 

豊野駅で運転停車
 

北しなの線と分かれて飯山線へ

生憎の天気です

あっという間に飯山着
 
車内撮影に最適な「おいこっと」車両展示会

(飯山駅開業100周年号ページより)
   
 飯山駅構内で昼食とワードラリーに参加(飯山豊野間100周年号ページ参照)を楽しんだ後は、「おいこっと」車両展示を見に行きます。
 飯山駅に到着した飯山駅開業100周年号の折り返しとなる飯山豊野間100周年号の合間で「おいこっと」車両展示会が行われました。別途入場券を購入して駅構内に入り「おいこっと」の車内などを見るイベントですが、人も少なく車内撮影にはもってこいでした。どんなに撮影しても5分程度で終了してしまいますが、普段は空いている状態で車内の撮影ができる機会もなかなか無いのでこれはこれで良かったです。
 見学を終えて改札に戻ると記念カードとパンフレットを貰いました。これだけで入場券150円以上の価値はありました。
   

おいこっと車両展示会
 

車内の撮影も楽です
 

見学は5分くらいで終了

改札でカードとパンフレットを貰いました
  
長野への帰路は虹を見ながら

 飯山駅でのイベントを楽しんで、帰りも飯山豊野間100周年号で帰ります。今日4本目の「おいこっと」を使用した列車です。ホームへ続く階段下で飯山駅社員の方から記念品を貰いホームへ。ホーム上は、指定券を持った乗客と関係者以外は入れませんので空いています。小学校の鼓笛隊の演奏と飯山駅に方々に見送られて飯山豊野間100周年号は飯山駅を発車します。この列車の発車で飯山駅でのイベントも終了となるでしょうが、終わる頃になって天候も回復してきました。帰路の飯山豊野間100周年号も4人用ボックス席の進行窓側です。大した景色は期待出そうもありません。時折、薄日が差す飯山線の景色を見ながら列車は進みます。車内は、往路の下りと同じで1号車が一般用の指定席で半分強程度の座席の埋まり具合、2号車は団体用の車両となっていますが、団体のステッカーを貼ってない人も少しいたので完全に団体用と言う訳ではないようです。ただ、ロングシート部分の8席は空いてました。この場所は調整席か何かなんでしょうかね。流石に往復とも空いているのも変ですし・・・。
 列車は、飯山市街に別れを告げてトンネルを通過し替佐駅で137Dと交換のため運転停車をします。対向の列車の乗客も普段は見ない時間帯に「おいこっと」が停車しているので不思議そうな目でこちら見ています。替佐を出てしばらくすると千曲川に沿って進みます。4人ボックス席ですが窓側2人しか座ってないので場所の移動はたやすくできます。景色は山ばかりなので特に気にもしていませんでしたが、千曲川の車窓を皆写真撮影しているのでふと見ると虹が出ていました。今日の終わりを締めくくるような綺麗な虹が千曲川の対岸に現れました。席を立ち、しばしドアの窓から綺麗な虹を見ていると列車は千曲川と分かれてリンゴ畑へ。信濃浅野を過ぎて北しなの線と併走します。時間より少し早く運転しているのか、臨時列車の宿命なのか豊野駅手前で一旦停車してから豊野駅へ。豊野駅は運転停車ですが駅員の方が見送ってくれました。豊野から北しなの線に入り田園地帯を進むと天気も回復して西日が射してきました。もう10月も半ばなので西日と言うより夕日です。列車は、三才を過ぎると住宅街を進み北長野から先は場所を移動して長野総合車両センターの構内の確認をします。ホキ800配給に動きがあった程度で特に変化は無いようです。長野総合車両センターを過ぎると列車は市街地を進み長野駅に到着します。
 
 これで、本日のイベント列車は終了という事で駅員の方の出迎えも無く寂しい終了となりました。ただ、今日1日は短い距離の乗車でしたが、久しぶりに地元で楽しい1日を過ごすことができました。
 豊野・飯山間と飯山駅開業100周年記念の重役を終えて長総に戻る、キハ110系「おいこっと」を見送り長野駅の改札を出ました。
  

飯山駅発車案内
 

飯山駅での見送り
 

今度はヘッドマーク付きが先頭
 

長野に到着
 

長野駅に戻りました
 

長総へ引上ます
 

天気も少しは回復
 

替佐で137Dと交換
 

千曲川と虹が見えました
 

豊野駅で運転停車

長野側は晴れてます

長総付近を通過
   
   
結構大変だった指定券入手と乗車記念品

 指定席券は、「えきねっと」で1ヶ月7日前の14時に事前予約したものの「飯山豊野間100周年」と合わせて4列車全ての指定席券が確保できませんでした。想定外の事態に驚きましたが、その後は1時間に1回ペースで空席照会をし続けて、まずは上り列車(長野行)の通路側を確保。続いて下り列車(飯山行)の進行窓側を一発で確保。最後に上り列車(長野行)進行窓側に座席位置変更して往復とも進行窓側を確保する事ができました。9月23日の発売(購入できず)から10月14日までの長い闘いでした。
 記念品は、飯山駅において「記念ポストカード」「缶バッチ」「ポケット時刻表」の3点セットが貰えました。もう一般には販売されないポケット時刻表が入手できたのは良かったです。臨時列車をすべて省いて年1回の発売でも購入できれば便利なんですがね・・・。ポストカードや缶バッチのデザインは上下列車で同じでした。配布の際は、下りの飯山駅到着時はドア横で指定券を見せて、上り列車は指定券を持った乗客以外はホームに入れなかったので階段下で貰いました。
 「おいこっと」車両展示会の記念品は、展示会を見学した後に改札を出る際に貰いました。飯山駅特製カードと「おいこっと」のパンフレットでした。特製カードは、そのまま飯山豊野間100周年号・飯山駅開業100周年号の乗車証としても使えるような考えられたデザインでした。パンフレットの方は見た事無いタイプでしたので、展示会の記念品も収穫が大きかったです。
 

飯山豊野間100周年(下り)指定券
  

往復乗車券(ゆき)
 

飯山豊野間100周年(上り)指定券

往復乗車券(ゆき)
   ※都合によりかえり券のみ使用前

飯山駅で配布された記念品
 

記念カード
 

車両展示会で配布されたカード(表)
 
 
展示会で配布されたパンフレット
  

車両展示会で配布されたカード(表)