快速:リゾートビュー諏訪湖号 長野−上諏訪/富士見−長野 
2021年 10月 9日(土)乗車_ 

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リゾートビュー諏訪湖号が秋臨で登場

 秋の臨時列車で快速リゾートビュー諏訪湖号が設定されました。数年前までは、快速リゾートビュー諏訪湖号と言えば正月の諏訪大社への初詣用などに冬季に設定されていましたので冬に走る臨時列車としてお馴染でした。今回は季節が変わり秋の運転でしたのと、久しぶりに中央東線を走行するHB-E300に乗車しようと指定席券を購入しました。今回の秋臨では10月9日・10日と11月13日・14日での運転となっていますので、快速リゾートビューふるさと号とは別に他の季節でも月に1度ぐらいは快速リゾートビュー諏訪湖号として運転が定着するか今後にも注目です。
  
  
リゾートビュー諏訪湖号で諏訪湖畔へ

 快速リゾートビュー諏訪湖号の始発となる長野駅5番線には、いつもより多くの人が列車の到着を待っています。北しなの線からの終着列車が引き上げて少しすると、HB-E300系が快速リゾートビュー諏訪湖号として入線してきます。特に変わった点は無く快速リゾートビューふるさと号ですが、本日は松本から先も向きを変えずに富士見までの運転となります。そのため運転時刻も違います。外観は、快速リゾートビューふるさと号と変わりませんので行先表示だけ撮影して車内へ。今日は、1人用の座席を確保したので長野から富士見まで快適に旅ができます。その他の座席も長野から結構埋まっていて完全ではありませんが7割に近い乗車です。
 
 

長野駅発車案内
 

見た目は「リゾートビューふるさと」です
 

2号車車端部の1人用座席を確保
 

行先表示は「富士見」
   

長野駅での見送り
   
 

この車両の主であるアルクマは健在
  
    
 長野駅社員の方々に見送られて長野を発車した快速リゾートビュー諏訪湖号は、犀川橋梁を渡り秋の信越本線を進みます。この列車は、快速リゾートビューふるさと号ではありませんが、しっかりと記念撮影用にアルクマ(HB-E300系の主)もマスクをして鎮座しています。篠ノ井から篠ノ井線に入った列車は、秋の田園風景の中を走行し稲荷山で単8078列車と交換します。こちらは、JR貨物更新色のEF64-1000重連でしたので展望室越しですが良いのもが撮影できました。稲荷山を出ると桑ノ原信号場を通過して列車は上り勾配を進み高度が上がります。車窓には少し霞んでいますが善光寺平が眼下に見えてきます。列車は速度を落としスイッチバックで後進して姨捨駅に入ります。姨捨駅での停車時間は列車交換(3523M)もあり3分でしたが多くの人がホームに出て善光寺平の景色を楽しみました。
 姨捨を出ると秋の田園風景の中を進みます。この時間帯は下り方向への列車が続きますので、冠着(1001M)・坂北(2237M)と列車交換のため運転停車を行いながら進みます。今日は、団臨でE655系の入線も予定されているので沿線で撮影されている方も結構います。この時間に車内で配られたクロスワードを解きます。スマホがあるので難易度は低かったです。まぁ、応微した名前を見た瞬間で何も当たらないと思いますが・・・・。普段の行いが悪いですからねー。クロスワードの応募用紙を専用箱に入れると、列車は西条を過ぎると白坂トンネルを通過します。このトンネルは結構長いので暇な区間なのですが、本日はこのトンネル区間を利用してHB-E300に関する動画が放映されました。なんと長野総合車両センターでの保全検査の模様が流れました。内容は詳しくは書きませんが、ちゃんとトンネルとトンネルの間の区間も計算されての編集に驚きました。更に塩嶺トンネルでも続きが放映されるとか・・・。長い白坂トンネルを出ると北アルプスの山々が・・・。見えませんでした。こればかりは気象条件で仕方ありません。本当なら10月にもなれば秋晴れの青空に北アルプスが映えて見えるのですが。列車は、そんなことはお構いなしに明科を通過して田沢へ。田沢駅では1003Mと交換のため少々停車します。田沢を出ると犀川を梓川の合流点を見ながら進み大糸線と並行すると松本に到着します。
 
 

姨捨駅停車中
 

白坂トンネル内でHB-E300映像を放映
 

前面展望画像
 

塩尻駅での見送り
 

塩嶺トンネルで再び映像放映
 

岡谷駅での見送り
  

下諏訪駅の横断幕
 

下諏訪駅の見送り
 

諏訪湖畔を走り上諏訪へ
 
 

上諏訪では木遣りの出迎え
 
  
  松本で降りる方も少なからずいましたが、乗車してくる方が結構いてほぼ満席になりました。松本の停車は2分でしたのでホームに降りては見ましたが、お見送りは遙か1号車の先でしたので見る事もできず発車のメロディーが鳴り車内へ。松本から先は進行方向を変えずに塩尻方面へ進みます。普段は、大糸線へ入るため進行方向を変えますが、今日は進行方向を変えずに進みますので新鮮に見えます。快速リゾートビュー諏訪湖号の本番は松本からです。松本を出ると列車は速度を上げて篠ノ井線を進みます。南松本を過ぎて広丘を通過してぶどう畑が見えてくると塩尻に到着します。塩尻を出ると旧線と分かれてみどり湖を通過して塩嶺トンネルへ。ここで先ほどの映像の続きが流れます。これは是非DVDにして発売してほしい内容です。年に数回、長総の交検庫に入っているHB-E300を見ますが、中ではこんな事をしていたのかと良く解る内容でした。こちらも塩嶺トンネルの通過時間を計算した内容で暇なトンネル区間も楽しむことができました。塩嶺トンネルを抜けると中央道・長野道の岡谷ジャンクションが頭上に見て岡谷に到着します。岡谷を出ると高架の上から諏訪湖がチラリと見えます。残念ながら富士山は見えません。下諏訪を過ぎると諏訪湖畔を通過して上諏訪に到着します。
 上諏訪では、御柱祭の「木遣り」披露での出迎えがありました。上りの快速リゾートビュー諏訪湖号の旅は上諏訪までです。列車自体は富士見まで運転されますが、私は上諏訪で下車します。
 
 

長野駅にて
 

犀川橋梁を通過
 

アルクマも諏訪へ秋旅に・・・
 

稲荷山で単8087と交換
 

善光寺平が見えてきました
 

姨捨で少々停車
 

クロスワード応募箱も凝ってます
 

今日は北アルプスは見えず
 

田沢で1003Mと交換
 

犀川と梓川の合流部
 

松本に到着
 

南松本を通過
 

ぶどう畑が広がると塩尻

塩尻大門を通過

塩嶺トンネルを抜け岡谷へ
 
 
上諏訪駅ホームで「温泉たまご」と足湯を楽しむ

 上諏訪で降りたのは、長野支社のプレス発表で「温泉たまご」セットが貰える・・・。と言うのは半分冗談で、富士見へ行っても折り返しの時間にやることも特にないので、快速リゾートビュー諏訪湖号は復路だけ富士見→長野で完全乗車して往路は、上諏訪で下車して時間を過ごそうという事です。改札で指定席券に乗車記念印(無効印)を押してもらい2度ほど念を押されて確認されてようやく「温泉たまご」セットと特製缶バッチを貰います。まぁ、下車客限定でた無料で配るので念には念をと言う事でしょうか。
 さっそく、1番ホームの足湯に向かい「温泉たまご」の作成に入ります。本日の食べごろは約25分入れておくようにとの案内も親切にあります。卵を温泉に入れた後は足湯を楽しみます。ホームを行き来するE353系や211系を見ながら寛いでいると通過列車の放送が・・・。時間帯からもしやと思ったら案の定E655系「和」が長野へ向けて通過しました。運転停車とか今はしないようです。あらかじめスマホカメラを連写モードにしておいて良かったです。駅ホームの足湯に浸かりながらE655系の通過を見るとか最高に贅沢ですよね。普段なら線路の近くでカメラを首から下げてソワソワしているのに、今日は足湯からのんびり余裕の見送りです。(スマホで撮影はしましたが)
 コロナが落ち着き久々に会う知人達と適当に喋っているともう30分が経過します。ゆで卵になると困るので慌てて卵を引上げます。殻を割ってみると程よくいい感じに仕上がりましたので駅のベンチで食します。その後は、駅前をウロウロして時間を過ごし再びホームへ。今日の上諏訪下車は最高に当りでした。また、温泉たまごを作りに立ち寄りたいところです。
 
 

上諏訪駅1番線にある足湯
 

温泉たまごも作れます
  

頂いた生卵を3番枠に投入
 

「温泉たまご」ができるまで足湯を堪能
 

足湯を楽しんでいるとE655系が通過
 

25分程で殻を割り仕上げに
 

「温泉たまご」が完成

「温泉たまご」と足湯を楽しめました

 
久しぶりの211系電車に揺られて富士見へ

 上諏訪からは甲府行の普通列車で富士見へ移動します。211系3000番台に乗るのも久しぶりです。この時間帯は1時間に1本しか普通列車は無いので車内も結構乗っています。上諏訪を出ると次は茅野に止まりますが、茅野駅で半分くらいの乗客が降りてしまいました。茅野駅で特急あずさ号を先に通すため少々停車します。特急あずさ号を先に通し普通列車甲府行は茅野を発車します。久しぶりに乗車した211系3000番台から秋の中央東線の景色を見ていると青柳・すずらんの里と過ぎて富士見に到着します。2番線には、先ほどまで乗車していた快速リゾートビュー諏訪湖号が折り返しのため停車しています。
 富士見駅では一旦改札を出て駅前でやっていた催しを見て回ります。ただ、HB-E300も撮影しなければなりませんので短時間となりましたが、上諏訪と富士見の両方でイベント事を楽しめて良かったです。
 
 

普通(上諏訪12:27−富士見12:58)

富士見駅に到着

駅前で出店のイベント
 
 
リゾートビュー諏訪湖号で西日射す長野へ

 富士見駅から快速リゾートビュー諏訪湖号で長野へ戻ります。今後は始発から終点まで完全乗車です。富士見を出る時点で座席は半分以上は埋まっています。帰路も1人用座席ですので快適に乗車できます。富士見を出た列車は中央東線を快調に進みます。茅野を過ぎて上諏訪で23分程停車となります。この間に特急あずさ21号を先に通します。上諏訪を出ると諏訪湖畔を通り下諏訪・岡谷と停車して旧線と分かれて塩嶺トンネルへ。帰路となる下り列車ではHB-E300映像の放映はありませんでした。塩嶺トンネルを抜けるとみどり湖を通過して旧線と中央西線が近づくと塩尻に到着します。塩尻を出るとぶどう畑を見ながら北上し村井を過ぎて南松本を通過すると松本に到着します。
 松本ではかなりの人が降りましたが、それ以上に乗ってくる人が多くほぼ満席の状態になりました。松本から先は時間帯は違いますが、ほとんど快速リゾートビューふるさと号と変わりは無いのに・・・。
 

富士見駅停車中
 

富士見駅にて
 

富士見駅横断幕
 

帰路は「快速・長野」表示
 

帰路も1人用席を確保
 

上諏訪駅停車中
 

上諏訪駅見送り
 

諏訪湖畔を通り下諏訪へ
 

梓川と犀川の合流部
 

前面展望
 

善光寺平が見えてきます
  
  

終着駅長野に到着
 
   
 西日射す松本を出ると大糸線と分かれて篠ノ井線を北上します。完全に同じではありませんが、このスジはE233系豊田車の入場スジとほぼ同じですので珍しい体験と言えば珍しい体験です。梓川と犀川の合流地点も過ぎましたが、北アルプスは見えませんでした。今日は、午前・午後共に北アルプスを見る天候には恵まれませんでした。そして列車は、明科に運転停車します。後から来る1013Mを退避するためで9分程停車します。もちろんドアは開きません。こう言う停車は窮屈です。上下で停車駅を合わせたたいのは解りますが。明科を出て白坂トンネルを通過しますが、やはり映像の放映はありませんでした。長い白坂トンネルを抜けると西条で1018Mと交換のため運転停車します。こちらは3分程度ですぐに発車します。西日射す篠ノ井線の田園地帯を進み聖高原を通過して冠着で2242Mと交換のため4分程停車します。冠着を出るとトンネルを抜け西日射す善光寺平の風景が広がります。列車は、徐々に速度を落として姨捨駅に停車します。姨捨駅での停車は僅かですぐの発車となります。姨捨を出ると列車は下り勾配を走行して徐々に善光寺平も見難くなります。桑ノ原信号場を通過して稲荷山で1015Mと交換のため5分停車します。普段は、長総に入場するE233系が主に使用するスジですので停車駅と時間が多い方が撮影にはもってこいですが、乗る方からすればドアの開かない運転停車が多く窮屈です。臨時列車の定めで仕方ありませんが。稲荷山を出て最後の停車駅となる篠ノ井を過ぎると、車内も何処となくホッとした雰囲気で和やかな空気になります。犀川橋梁を渡り終点の長野には時刻通りの到着でした。
 長野駅には、配給列車が到着する訳でもないのに珍しく大勢に人が撮影に訪れていました。何を撮りに来たかは解りませんが、この列車の先頭部には乗って来た数名が撮影していただけですので、他に何か珍しい列車の設定でもあったのでしょうか。よく解りませんが。と考えつつ改札を出て本日の乗り鉄の旅も無事に終了しました。
 
 

富士見を出て長野へ
 

上諏訪駅発車案内
 

アルクマも帰路へ
 

 リゾートビュー諏訪湖車内
 

諏訪湖が遠ざかり岡谷へ
 

岡谷を発車
 

秋のみどり湖付近を通過
 

大糸線と離れて篠ノ井へ
 

明科で1013Mを退避
 

秋の篠ノ井線を長野へ

姨捨に少々停車

犀川を渡ると長野
 
 
指定席券と記念品

上諏訪駅オリジナル缶バッチ
  
 リゾートビュー諏訪湖号は、最初は乗ろうがどうか迷いました。今年は、コロナでイベント列車が少ないせいか指定券の売れ行きも良いようで、1ヶ月前の時報と同時に完売にはなりませんでしたが一旦は満席となりました。
 その後、知人の方々が乗るとの事で空席を探して「えきねっと」を使い、まずは往復とも通路側で何とか確保して乗れる目途だけ付けて、続けて窓側の確保に移ります。上りは比較的簡単に窓側に座席位置を変更できましたが、下りはなかなか窓側が出ませんでした。
 最終的には、タイミングを計って往復とも1人用座席に座席位置変更をして発券・乗車となりました。記念品は、観光パンフレットのみでしたが、上諏訪駅で下車した人には缶バッチと「温泉たまご」セットが貰えました。

上り列車指定席券
 

下り列車指定席券
 

温泉たまごセットに入っていたカード(表)
 

温泉たまごセットに入っていたカード(裏)