快速:谷川岳もぐら号  大宮−越後湯沢
2021年 9月20日(月)乗車_ 
 
 
 
大宮から越後湯沢へ快適な快速列車の旅

 夏の臨時列車の一環として485系「リゾートやまどり」を使用した快速谷川岳もぐら号が大宮から越後湯沢まで運転されました。大宮から越後湯沢まで指定席料金の510円を乗車券類に追加するだけで利用できるお得感と、形は変われど残り少ない485系電車で上越国境を越える事ができますので乗れるうちに乗っておこうと乗車しました。
 車両自体は、3列シートのゆったり仕様でしたので越後湯沢まで快適に移動できました。
  
  
「リゾートやまどり」でまずは関東を北上

 大宮駅の新幹線乗換口を通過して7番線へ向かいます。上越新幹線Maxとき306号から降車したばかりですが、再び高崎方面へ北上します。その前に売店でビールと「チキン弁当」を購入します。時間帯から「チキン弁当」は売っているか心配でしたが無事に購入できました。これで大宮から越後湯沢までの長丁場の旅の準備もできました。
 大宮駅の発車は上りホーム7番線です。ここから下り列車に乗るのも違和感がありますが基調な体験となりそうです。すでに485系リゾートやまどりは入線していて客扱いを始めています。発車まであまり時間も無いので手早く撮影して車内へ。今日は先頭の6号車に乗車です。3列シートですが1人用の席ではなく2人用の席です。ただ、まだ隣は空席のままです。
 大宮駅を若干遅れて宇都宮行と同時に発車した谷川岳もぐら号は、越後湯沢を目指して大宮駅を後にします。車内は7割方すでに埋まっている盛況ぶりです。大宮を出てすぐに大宮総合車両センター付近を通過して鉄道博物館脇を通ります。車窓から展示されているEF64 37が見えました。まだ時間が早いのかヘッドマークは付いてませんでした。
 とりあえず今日は暑く大宮駅での撮影で喉も乾いたのでビールで一息。コロナ前はごく当たり前の光景で何処でも普通に見られた光景ですが、いつから罪悪感を感じながらこっそり飲むようになったのだろうか・・・。周りもお茶やコーヒーばかりでビールとか日本酒とかを嗜む人はあまりません。
 列車は、高崎線を北上し郊外の住宅地を進み上尾・桶川と停車します。熊谷を過ぎて熊谷貨物ターミナルを通過し籠原で時刻調整のため停車して北関東を北上します。深谷を過ぎると田園地帯が広がります。そろそろ時間的に乗車も飽きてくる頃合いなので車内を一巡してみましたが、やはり7割くらいは乗ってます。私の隣は誰も居ません。高崎から乗ってくるのでしょうか。神保原を過ぎて神流川を渡ると群馬県に入ります。新町を過ぎて八高線が近づき烏川を渡ると高崎市に入り倉賀野を通過すると市街地に入り高崎車両センターと上信電鉄の車両が見えてくると高崎駅に到着します。
 

始発の大宮駅
 

大宮駅発車案内
 

大宮駅停車中
 

間もなく大宮を発車
 

6号車車内
 

今日は2列シート側
 

宇都宮行とほぼ同時に大宮を発車
 

大宮総合車両センター付近を通過
 

鉄道博物館で展示中のEF64 37
 

高崎線を北上
 

上信鉄道の車両が見えると高崎
 

高崎に到着
 

大宮を発車
 

まずはビールで一息
 

熊谷貨物ターミナルを通過
 

北関東を進みます
 

神流川を渡り群馬県へ
 

烏川を渡り高崎市内へ
 
  
  
形は変われど485系で上越国境越え

 高崎からの乗車は結構多く空席もかなり埋まりました。ただ、私の隣と通路を挟んだ1列席は誰も来ません。高崎から上越線に入りさらに北上します。隣に誰も居ないうちに昼食に購入しておいた「チキン弁当」を食します。上京時の定番である「チキン弁当」ですが、今回の乗車では高崎の「とりめし」か「だるま弁当」の方が良かったのかも解りませんが、高崎駅の短い停車時間では購入するのは困難です。東京の味である「チキン弁当」を食していると211系のラッピング帯編成が見えてきて新前橋に到着します。
 新前橋で乗務員が交代してさらに北上します。この辺りは、まだまだ夏の余韻が残っているようです。今日は天候も良いので上毛三山も良く見えます。列車は、渋川を過ぎて利根川を渡り山間部に入ります。時間にすれば僅かですが、渋川を過ぎると沿線の景色も秋めいてきました。山間部をトンネルと利根川を何回か越えて諏訪峡が見えてくると水上に到着します。
 水上では乗務員交代のため少々停車します。この間に先頭部の撮影を済ませ再び車内へ。今度こそ隣に人が来るだろうと思いましたが空いたままです。谷川岳もぐら号は、水上駅を発車して形は変われど485系電車での上越国境越えが始まります。SL広場を見ながら利根川を渡ると山裾を縫うように進みます。列車は、集落が開けたところで上り線が離れて下り線のみ新清水トンネルに入るとすぐに湯檜曽駅に到着します。長岡方面の下り線のみトンネル駅になっています。ここでは2分しか停車時間が無いので急いで撮影して車内へ。湯檜曽を出ると延々と新清水トンネルを走行して土合駅に到着します。
 土合駅は、下り線は新清水トンネル内で上り線は地上にホームがあります。地上の改札まで階段を10分ほど登らなけばなりません。今回は特に地上へは行かずにトンネル内のホームで過ごします。スマートフォンはホームでは使用できませんが、階段・待合室付近までは何とか電波が届いていて使用できます。多くの人が地上を目指して階段を上がっていくのでトンネル内のホームは人も少なく静かな時間が流れます。
 発車の5分前にミュージックホーンが鳴り発車時刻が近い事を知らせます。そして土合駅で30分ほど停車した谷川岳もぐら号は再び越後湯沢を目指して動き始めました。まだまだ長い新清水トンネルが続きます。本当に長い新清水トンネルを抜けると新潟県側に出ます。車窓は群馬側の夏名残りから初秋の景色に変わっていました。魚野川を渡り離れていた上り線が近づいてきて越後中里を通過します。景色を楽しめるようにか列車は、風っこ並みの速度で運転しています。初秋の上越線の車窓を楽しむと列車は終着の越後湯沢に到着します。
 485系「リゾートやまどり」を使用した快速谷川岳もぐら号の3時間56分の旅は長かったような短かったような不思議な感覚で終了して終了しました。
 

211系ラッピング帯編成
 

上毛三山が見えてきました
 

利根川を渡り山間部へ
 

上越線も秋めいてきました
 

谷川岳が見えると水上に到着
 

水上で少々停車
 

水上駅停車中
 

湯檜曽駅停車
 

土合駅でしばらく停車
 

土合駅停車中
 

下り線は階段で改札へ
 

トンネルを抜けると新潟県
 

魚野川を渡り越後湯沢へ
 

越後湯沢に到着
 

昼食は「チキン弁当」
 

「チキン弁当」中身
 

諏訪峡付近を通過
 

水上を出て上越国境越え
 

湯檜曽にて
 

土合にて
 

6号車展望室

リゾートやまどり車内

越後湯沢に到着
  
 
結構入手に苦労した指定券

 今回運転された快速谷川岳もぐら号は、形は変われど数少ない485系電車「リゾートやまどり」に乗車して大宮から上越国境を越えて越後湯沢まで乗車できるので人気があって中々指定券を購入する事ができませんでした。
 まずは、通路側を抑えて乗車を確定させた後で、座席位置変更を暇さえあれば行いました。ただ、通路側でも空席が出始めたので、窓側への変更も大して難しくは無いかと思った矢先、通路側を確保した2時間後ぐらいに窓側への変更に成功しました。2列席の窓側でしたが贅沢はえません。
 なお、「えきねっと」4行程を越えると予約不可となりますのでJR西日本の5489を利用しました。