2021年10月1日定期運転終了  
E4系Maxとき号乗り納め Maxとき306号:高崎−大宮
Maxとき321号:越後湯沢−新潟
Maxとき330号:新潟−長岡
2021年 9月20日(月)乗車_ 

       
2階建て新幹線E4系Max乗り納め
 10月1日を以て定期列車の運用から引退するE4系Maxの乗り納めをしました。まだ、定期運用の引退までは少し時間がありますが、翌週は混雑が予想されて撮影し難くなることと、この日だと短い距離ですがMaxとき号の3列車に乗車して他の臨時列車にも乗車できるのでこの日を選択しました。
 E4系の引退を以て日本の新幹線から2階建て車両が消えてしまいます。1階席や1階席FL(フラット)も考えましたが、やはり最後は「上から目線で」上越新幹線の車窓を楽しもうと全て2階席を予約しました。 引退まで残りわずかとなったE4系の2階席から秋の上越新幹線の車窓を「上から目線で」楽しんできました。
 
  
Max乗り納め1本目:Maxとき306号
 長野から北陸新幹線はくたか552号で高崎に到着します。高崎からは、北陸新幹線はくたか552号の後ろを走行する上越新幹線Maxとき306号に乗車します。はくたか552号の到着から9分後の発車ですし通しの新幹線特急券では新幹線改札から出られないのでホームで待ちます。
 大して待つことなく本日乗車するE4系Maxとき号3本のうち、最初の1本目となる新潟からのMaxとき306号が到着します。やはりE4系の引退間近という事で自由席に並んでいる人は結構いました。先発の北陸新幹線はくたか552号で高崎に着いた時点で、後発となるMaxとき306号の自由席に列ができていたので乗り納めする人や記念乗車の方が多いようです。高崎での停車は僅かですのですぐに車内に入ります。考えてみればE4系に乗るもの久しぶりです。最近は上越新幹線に乗車する機会もありませんでしたし・・・。4号車の乗車口から階段を上り客室に入ります。新潟を7時19分に発車する新幹線ですので、昨今の情勢とは言えそれなりに乗っているだろうと思いましたが空いていました。新幹線各駅停車で時間が掛かるせいもあるのでしょうが、もう少し混んでいるかと思っていましたので驚きました。
 高崎を出たMaxとき306号は、上越新幹線を東京へ向けて進みます。新幹線上り方向で高崎より先に乗車するのは久しぶりです。すれ違う「はくたか553」のE7系/W7系の屋根が良く解るのが2階席の特権です。この少し高い位置からみる上越新幹線の車窓も間もなく見納めとなってしまうのが寂しいところです。E4系Maxとき号は快調に関東平野を南下し私が乗車してからは最初の停車駅となる本庄早稲田駅に停車します。ここで、後続の北陸新幹線かがやき502号の通過を待つため少々停車します。この間に先頭の撮影をしておきます。あまり長くは停車しないので手早く撮影して車内へ。反対ホームには越後湯沢行のMaxたにがわ403号がE4系Max16両編成で到着しました。ちょうど2階席から連結面が撮影できたので撮影しましたが、同じ大きさのE4系同士なので2階席から撮影しても大して変わらない感じでした。本庄早稲田を出ると再び田園地帯を快調に進みます。時折すれ違う新幹線を見るとやはり2階席に乗っていることが実感できます。次の熊谷での停車時に下り線ホームにE2系1000番台とき307号が停車していたのですが、はやり停車時にゆっくりとE2系1000番台の屋根が見えて2階席に居る事が良く解ります。熊谷を過ぎると遠くに富士山が霞んで僅かに見えます。季節は秋に進んでいるようです。この霞んでいる富士山が2階建て新幹線から見る最後の富士山となるでしょう。
 今回は、大宮で降車するので乗車時間は僅かです。新交通ニューシャトルの軌道が並行すると大宮もすぐそこ。東北新幹線の線路を跨いで並行すると大宮です。先頭部の撮影をしたいので早めに1号車へ移動します。その際に1階席の自由席にも座ってみましたが、先頭の撮影をする事で頭が一杯で撮影を忘れる失態をしてしまいました。(家に帰って気が付いた。)
 上越新幹線Maxとき306号は定刻に大宮駅に到着し先頭部も撮影できました。これで、本日乗るE4系Maxとき号3本のうち1本目の乗車が終わりました。

高崎までは はくたか552号に乗車
 

高崎から9分後ろを走るMaxとき306号に乗り換え
 

高崎に到着するMaxとき306号
 

4号車2階席へ
 

4号車2階の車内
 

本庄早稲田で かがやき502号通過待ち
 

Maxたにがわ403号を2階席から撮影
 

熊谷でE2系とき307号を2階席から撮影
 

東北新幹線を跨ぎ大宮へ
 

大宮に到着
 

高崎からMaxとき号に乗車
 

高崎駅乗車口案内
 

はくたか553号とすれ違い
 

E4系車内の案内

公衆電話は使用停止で残存

上から目線の車窓で大宮へ
   
  
  
Max乗り納め2本目:Maxとき321号(グリーン車)

 大宮から越後湯沢までは臨時快速谷川岳もぐら号に乗車して移動し、越後湯沢から先は本日乗車する2本目のE4系Maxとき号で本日のメインでもあるMaxとき321号に乗車します。このMaxとき321号は東京から越後湯沢までは、Maxたにがわ321号と連結して運転され、越後湯沢からは新潟側の9号車から16号車のMaxとき321号のみで運転する変わった列車です。本日乗るE4系Maxとき号では一番長い距離を乗車するのでグリーン席を予約しました。
 ホームは切り離し作業を撮影しようと結構な人が集まりました。駅側でも何回も注意放送を流す中をE4系16両編成のMaxとき321号・Maxたにがわ321号が到着します。16両なので先頭はホームの端に止まりますが、切離しの方が人気があるのが先頭部は余裕を持って撮影できました。停車時間は2分ですので素早く撮影して乗車します。切離しは見る事はできません。今回は奮発してグリーン席に乗るのですぐに車内に入れます。15号車の車内に入るとほぼ満席の大盛況。私が予約した場所だけ2席並んで空いている状態でした。座席は一番後ろの車端部です。もう予約する段階でグリーン席の窓側はここしかありませんでした。贅沢は言えません。窓割が良いので言う必要もありませんが。
 越後湯沢でMaxたにがわ321号を切り離す関係で、Maxたにがわ号からMaxとき号に乗り移る乗客が多く発車時刻を過ぎてもまだドアが閉まる様子はありません。
 
 定刻より若干遅れてMaxとき321号はMaxたにがわ321号を切離し8両の身軽さで越後湯沢を発車します。グリーン車でもほぼ満席の状態ですので車内放送でも越後湯沢から先も多くの予約が入っているので指定席の席の移動は不可との放送が入りました。列車は越後湯沢を出て湯沢の街並みを見ながら速度を上げてガーラ湯沢方面への線路と分かれるとすぐにトンネルに入ります。E4系のグリーン車は、レッグレスト付の座席の豪華さで定評がありますので、今回の乗り納めでも1列車は利用したいと考えていました。E4系のグリーン車自体は何回か乗車しましたが、最近はご無沙汰で正月パス(グリーン車用)で利用した以来の利用となります。 長いトンネルを抜けて田園地帯を走行するともう浦佐に到着します。浦佐ではグリーン車の乗降は特にありませんでした。浦佐を出るとまた長いトンネルを通過します。魚野川を渡る一瞬だけ外の景色が見えますがまたトンネルに入ります。トンネルを抜けると田園地帯をひた走ります。ようやく2階席から秋の越後路の車窓を楽しめます。田園地帯から住宅地に変わり市街地に車窓が変わると速度を落とし長岡に到着します。長岡では、降りた人だけ乗ってくる感じでした。長岡からならグリーン車も大して高くありません。
 長岡を出ると田園地帯を進みます。遠く信越本線を貨物列車が走行するのも見えます。信濃川を渡ると最後の停車駅となる燕三条に停車します。流石にグリーン車の乗降は無いようです。燕三条を出ると少しだけ北陸道に沿って進みます。北陸道と分かれると田園地帯を北へ進みます。しばらく田園地帯を進むと急に住宅街が姿を現します。遠くにビックスワンスタジアムが見えてきて信濃川を渡ると終点の新潟です。
 僅か47分の乗車でしたが、E4系Maxとき321号のグリーン車の旅を楽しめました。ホームには、大勢の人がMaxとき321号から降車したのを見てこれだけの人が乗車していたのかと、しばらく見なかった新幹線ホームの混雑に驚きました。新潟では土産物を買って折り返しのMaxとき330号に乗車します。

越後湯沢からMaxとき321号に乗車
 

越後湯沢駅発車案内
 

9号車から16号車が新潟行Maxとき321号
 

越後湯沢に到着したMaxとき321号
 

16号車先頭部のステッカー
 

ロゴマーク
 

15号車2階席のグリーン車へ
 

E4系のグリーン席は豪華です
 

グリーン席はほぼ満席の大盛況
 

越後湯沢を出発
 

グリーン席は座席間隔に余裕があるので快適
 

まだ夏の余韻がある越後路を北へ
 

貨物列車(3093列車)を追い抜き
 

長岡を出ると秋の車窓に
 

信濃川を渡ると新潟に到着
  

新潟に到着
  

越後湯沢駅の案内も見納め
 

前8両が新潟行
 

引退の寄せ書き
 

この乗車位置案内も最後

景色も値段も高いグリーン席

長岡に停車
  
  
Max乗り納め3本目:Maxとき330号

 新潟駅からは、本日乗るE4系Maxとき号最後の3本目となるMaxとき330号に乗車します。先程乗車したMaxとき321号の折り返し列車です。ドアが開くのは発車9分前という事で最初のうちはホーム上で側面やらホーム上の風景を入れて記録しておきます。発車9分前にドアが開いて先頭のライトも点灯したので先頭部の撮影をします。時間はあまりなので手早く撮影をします。最後は、何処に乗ろうかと迷いましたが、やはり2階席の景色を楽しんでおこうという事で2階席の指定席に乗車します。今回は長岡までの短距離乗車となりますので、指定席も余裕の確保かと思いましたが、3連休最終日の夕方の上り列車、しかもE4系Maxとき号という事で人気は高く新潟−長岡のみの乗車でも2階席窓側E席は車端部の2列目しか空いてませんでした。短距離で発売規制されていれば話は別ですが、ここまで人気だとは思いませんでした。実際に新潟からは窓側はほとんど満席の状態でした。
 E4系Maxとき330号は新潟駅を定刻に発車します。E4系2階席からみる新潟駅発車の光景もこれが最後です。信濃川を渡りE4系Maxとき330号は徐々に速度を上げてゆきます。私が乗った5号車には売店もありましたが、長岡までの短距離乗車では利用する時間はありませんでした。この列車は燕三条は通過するので乗車時間は18分しかありません。自由席でも良いような区間ですが、自由席の2階はドアが開く前からすでに列が長かったので指定席にして正解でした。特定特急券で乗れる区間ではないので指定席にしても目くじらを立てるほど高くはなりませんし・・・。
 私が乗る最後のE4系Maxとき330号の旅は短く西日射す越後路の景色を眺めていると、あっという間に長岡駅に到着します。驚いたことに指定席からも結構な人数が降車しました。連休最終日なのでMaxとき号の記念乗車の方が多かったのか、普段からこの区間も指定席の需要がある程度あるのか解りませんが・・・。
 長岡駅を発車するE4系Maxとき330号を見送ります。東京へ向けて去りゆくE4系を見ていると、車体の帯は登場時の黄色から朱鷺色に変わり見た目のイメージも変わりましたのであまり実感がありませんでしたが、E4系も登場から20年経って引退とは月日が流れるのは早いです。まだ新車の部類かと勝手に思っていたのに・・・。スピード重視の現代ではもう2階建ての新幹線は誕生しないかも解りませんが、いつの日にか再び少し高い窓から「上から目線で」車窓が楽しめる事を僅かに期待して改札を出ると私のE4系の乗車は終了しました。

新潟駅のMaxありがとうポスター
 

新潟駅発車案内
 

在来線ホームからE127系がそっと見送り
 

新潟乗車口案内とE4系
 

中間車用 Thank you Max ステッカー
 

先頭部用 Thank you Max ステッカー
 

Maxとき号愛称表示
 

新潟駅で折り返し整備中
 

E4系の独特で綺麗な先頭部デザイン
 

発車案内にも「ありがとうMax」
 

新潟駅を間もなく発車
 

売店も営業しているようです
 

車内表示
 

西日射す越後路を南へ
 

僅か18分の乗車で長岡
 

長岡駅に到着
 

新潟駅で発車待ち
 

ホーム柱にもステッカー
 

ステッカーとE4系
 

乗車口案内
 

先頭部もまだ空いてました
 

新潟駅乗車口案内
 

新潟駅停車中

最後は普通車の2階席

新潟を発車
  
  
今回使用した特急券


長野から大宮までの新幹線特急券
 
 特急券は休みがほぼ確定してから予約しました。長野から大宮間は、新幹線改札を出ない限りは同一方向へ2列車以上乗り継いでも特急券は通算です。以前の「えきねっと」では対応できましたが、今の「えきねっと」は対応してないのでJR西日本の5489を使用しました。指定席券売機を利用したので席無特急券と指ノミ券の3枚が発行されました。
 この他は、「えきねっと」を利用しましたが、こちらは同一日は4行程(乗り継ぎを除けば4列車)しか予約できないので他の乗車の予約も考えて購入しました。Maxとき321号のグリーン車窓側は残り1席でしたので危なかったです。また、Maxとき330号の普通車2階席窓側E席も残りが少なく、新潟から長岡までの短区間利用では車端部の2列ぐらいしかシートマップで選べませんでした。 

はくたか552号指定券
 
 
Maxとき306号指定券
 

Maxとき321号特急券・グリーン券
 

Maxとき330号特急券
 
 ※大宮駅下車分は無効用の穴が小さいのでそのまま。新潟・長岡は標準のパンチ穴でしたので画像加工で消しました
(名刺ファイルに保管してある実券にはちゃんと大きい穴が空いてます)