快速:SLぐんまよこかわ号  高崎-横川
2021年 1月16日(土)乗車_ 

 乗車について
 2021年最初の乗り鉄は、SLぐんまよこかわ号です。昨年の内にリニューアルした旧型客車に乗車したかったのですが、昨年の秋はアニメとのタイアップで1ヶ月前の時報打ちでも指定席券が確保できない状態でしたのでアニメとのタイアップが終了した1月の乗車を狙っていました。
 今回のSLぐんまよこかわ号は、D51 498の牽引となりましたので久しぶりにD51の汽笛を聞きながら冬の信越本線を旧型客車に揺られて旅することができました。
 今日は、早朝の仕掛作業が30分ほど早い7時30分で終わり15時まで空き時間になりましたので急遽乗車しました。よって本当にSLぐんまよこかわ号に乗るだけで寄り道もしていません。そうまでして乗った理由は、いつ新型コロナの影響で運休になるか解らないからです。昨年の失敗を繰り返さないように乗れる時には乗ってしまおうと乗りに行きました。
  
長野から高崎へ

あさま610号(長野8:24-高崎9:14)
 朝の仕掛作業が早めに終わったので、会社から長野駅まで車で移動して長野から北陸新幹線あさま610号に乗車します。この列車に間に合うかどうかが、今回の乗り鉄の可否を決めるので心配でしたが、土曜日で道が空いていたので余裕で間に合いました。
 普段の土曜日でも、かがやき号に続いて運転となるので長野からは空いているのですが、今日はさらに空いていていました・・・。上田からは指定席の乗車はありましたが、自由席に乗車してくる人は私が乗った車両にはおらず、朝の上り新幹線で上田から誰も乗ってこないとか人生で初めての体験でした。
 あさま号は軽井沢を出て群馬県に入りますが、車内は閑散としたしたまま私が降りる高崎に到着します。私が乗った号車は両手で足りる人数でした。
   
Ⅱ.SLぐんまよこかわ号乗車記
 新幹線改札口を通り高崎駅2番線へ進みます。2番線から先発する前橋行が発車するとホームも人の姿は多くはありません。本当にこのホームからSLぐんまよこかわ号が発車するのかと思うぐらいです。高崎駅の新前橋側の構内を見てもD51の姿はありませんので、今日はD51 498が牽引してホームに据え付けるようです。前橋行が出た後に大して待たずにSLぐんまよこかわ号がD51 498に牽引されて入線してきました。SLぐんまよこかわ号は入線してもすぐには乗れないので、そのうちに写真撮影だけしておきます。こちらも人出が少ないのですぐに終わりました。
  
 車内の準備も終わり乗車できるようになったので車内に入ります。まずは、1号車のラウンジカーへ。旧型客車の雰囲気を残しつつラウンジに改装された車内は想像していたより悪くはありませんでした。本来は、グループ用に貸し出される大きめのボックス席も少し座ってみましたが、今までとシートモケットが変わっただけで変化はありませんが、前の座席1つを撤去して大型テーブルを付けたので足元は広くなったような気がします。
 続いて2号車から4号車は車内がリニューアルされ雰囲気が少し変わりました。空いている席に座ってみましたが、座席はシートモケット(色)が変わったものの座り心地に変化はありません。そして私が指定された5号車は当たり車両のスハフ32です。本当は、リニューアルした旧型客車に乗りたかった。と言えば怒られそうですが、運が良かったのか悪かったのか・・・。今回は、指定席券の画像の通り号車指定できない「えきねっと」を利用したので本当に偶然です。2021年最初の乗車がスハフ32だった事は運が良かったことにしておきます。各車両見て回っていたら自席にたどり着くころには発車の音楽が鳴っていました。 
 
 D51 498の汽笛が高崎駅に響き渡りSLぐんまよこかわ号は駅員の方々に見送られて高崎駅を発車して横川を目指します。しばらくは広い構内を走り上越線と分かれて信越本線に入ります。今日は良い天気で温かく窓を空けて乗っても大丈夫そうです。今のご時世仕方ないですよね。換気が重要ですから・・・。
 SLぐんまよこかわ号は北高崎・今日は天気も良く沿線に撮影に出られている方も多いです。車内では乗車記念のカードの配布が始まりました。烏川を渡り群馬八幡駅を通過するあたりから撮影の方々も多くなってきました。車内からは上毛三山の姿を見る事はできましたが、浅間山の姿を見る事ができなかったのは残念です。碓氷川橋梁を通過して東邦亜鉛の工場が見えてくると安中に停車します。安中では停車時間があるのでD51の撮影をします。こちらも人出は少なくすぐに終了し、後部のEF64 1001の撮影も余裕を持ってできました。
 安中を出ると広々した田園地帯を進みます。安中駅の停車時間で追い越したのか先程見た車も何台か見かけました。車内は今ご時世を反映してか静かで会話もほとんどなくD51の汽笛と客車の振動が伝わる良い雰囲気です。少し寂しいですが、こんな静かな旧型客車の車内でD51の走行音を楽しめるのは貴重な体験です。磯部駅は僅かな停車時間で発車して松井田駅を通過すると速度も落ちて勾配区間に入ります。D51の真後ろの5号車ではD51のドラフト音も良く聞こえてきます。また、D51からでる煙もよく見る事ができて5号車はやはり当たり車両でした。煙の上がりやすい場所を知っているようで特定のポイントには大勢の方々が撮影に訪れていました。そのような場所では、確実に煙を出して走行していて良い写真が撮影できた事でしょう。
 D51は横川へ向けて速度を落としながらも確実に進みます。横川への勾配を何とか進みSLぐんまよこかわ号は終着の横川駅に到着します。いつもなら地元高校の歓迎太鼓の演奏がありますが今回はありません。少し寂しいのですが、いつの日か再び太鼓演奏に迎えられて横川駅に到着できる日が来ると信じています。
 
 終着の横川では、D51 498側からの編成写真と後部のEF64 1001からの編成写真を撮影し、さらに211系との並びも撮影します。今日は、すぐに戻らなければならないので、先ほど撮影した211系高崎行に乗車します。次回は、ゆっくりとした行程を組みたいと思っています。
 


始発の高崎駅
 

高崎駅発車案内
 

SLぐんまよこかわ号(高崎9:47-横川10:49)
 

ヘッドマークは信越本線135周年デザイン
 

高崎駅の見送り
 

後部はEF64 1001
 

安中駅で少々停車

安中駅停車中のD51
 

後部のEF64 1001
 

横川駅に到着
 

横川駅で編成写真が撮れました
 

横川駅にて
 

旧客のサボ
 

高崎駅を発車
 

烏川を渡ります
 

碓氷川を渡ります
 

上毛三山が見えてきます
 

磯部駅は僅かな停車
 

間もなく横川に到着
 

横川に到着
 

記念撮影ボード
 

211系との並び

後部のEF64 1001

折り返しはELぐんまよこかわ

Ⅲ.横川から長野へ
 午後も15時から仕事なので横川到着後は、速やかに長野へ戻らねばなりません。本当は、鉄道文化むらを少し見てバスで碓氷峠を越えて軽井沢から新幹線で移動すれば良いのですが、念のためすぐに発車する高崎行に乗車します。211系3000番台4両編成の列車ですが、長野でもおなじみの車両ですので妙な安心感があります。横川からの乗車は僅かでしたが、松井田・磯部・安中からの乗車がそれなりにあり高崎に到着する頃には座席が半分くらい埋まる程度で到着します。それでも、普段の信越本線高崎口の乗車率を考えるとかなり空いています。
 
 高崎からは、北陸新幹線あさま609号で長野へ戻ります。まぁ、あさま号は自由席5両なので自由席で大丈夫だろうと自由席に乗車します。あさま号ですので2号車の自由席は空いていて一番後ろの席を確保できました。車内は、そこそこ乗っています。天気の良い高崎を出て安中榛名を通過します。安中榛名を通過する「あさま」に乗車するのは久しぶりです。高崎を出て15分もすると軽井沢に到着します。高崎とは天気が変わり曇り空になっています。浅間山も見えません。軽井沢を出て佐久平を経て上田に到着すると小雨が降っています。長野に近づくにつれて天候が悪くなっています。上田を出て長い五里ヶ峯トンネルを抜けて終点の長野に到着します。長野はみぞれ模様の天気です。おそらく雪に変わるでしょう。あさま号の2号車自由席から改札までは結構歩きます。ホームを歩いてようやく階段付近まで辿り着いた時には後続の「はくたか561号」が到着しました。
 今回は、長野を出発して4時間24分で再び長野駅に戻って来ました。これでSLぐんまよこかわ号の全区間に乗車できるのですから新幹線は便利な乗り物ですね。高いけど・・・。
 
 今回は、仕事の合間にそそくさとSLぐんまよこかわ号に乗りに行ったのですが、自分の仕事もありましたので1時間早く14時には会社に戻りました。まさか、7時30分から14時の間で高崎へ行ってSLぐんまよこかわ号に乗って来たとは誰も思うまい。どうせ、客先近くの長総付近の高架下で撮影でもしていたんだろうと思うだろうな・・・。これ見たら驚くかな。とか思ったり・・・。
 

信越本線普通(横川11:10-高崎11:41)
 

あさま609号(高崎12:02-長野12:48)
 

横川ではすぐに折り返し

高崎では外に出ず新幹線ホームへ

出発から4時間24分で長野に到着
  
Ⅳ.車両について
 高崎車両センター所属の旧型客車は、外観は茶色の懐かしい昔と変わらぬ姿ですが、内装はリニューアル工事が昨年行われました。1号車のスハフ42 2173はラウンジ車両に、その他の車両もシートモケットが交換されたりブラインドも柄物に変わりました。但し、本日の編成では5号車のスハフ32 2357は木製の窓枠が新しくなったのと網棚を支える金具部分と足元の暖房吹出口・座席の金属部分のみ再塗装されたほかはほとんど手が付けれる事は無く往年の雰囲気を残しました。
 リニューアルされた座席ですが、シートモケット(色)が変わって程度で座り心地は変わりません。

1号車:ラウンジカー
 

売店とラウンジ部分
 

改装された広めのボックス席
 

ラウンジカーのブラインド
 

2号車から4号車のリニューアルされた普通車
 

シートモケットが変わりました
 

床の装飾も変わりました
 

2号車から4号車のブラインド
 

乗車した5号車(スハフ32)

金属部分は再塗装されました
  
Ⅴ.指定席券・記念品
(1)指定席券・乗車券  

SLぐんまよこかわ号指定券
 
 今回は、急に乗車を決めたので指定席券類も全て当日に準備しました。SLぐんまよこかわ号も当日でも余裕で確保できました。往路は、「えきねっと」ポイント欲しさに指定席自動券売機の前で「えきねっと」を操作して購入しました。指定席自動券売機でもSLぐんまよこかわ号の座席位置は指定できるのですが・・・。
 乗車券は、長野から横川まで通しで購入しました。本当は、高崎で分割すると安くなるのですが、長野→横川の乗車券も滅多に購入しませんので・・・。
 復路は、横川駅で高崎までの乗車券を購入して高崎駅の新幹線乗換口で乗車券を長野までに変更しました。改札を出て買い直せば安上がりですが、新幹線乗換改札口の窓口で買うと「区間変更券」の扱いで横川→長野の乗車券が入手できるのでわざわざこの手を使いました。
 

長野→高崎新幹線自由席特急券
 

長野→横川乗車券
 

横川→長野乗車券
 

高崎→長野新幹線自由席特急券
 
  ※無効用の穴は画像加工で消しました。 
           
(2)記念品  
 記念品ですが、従来通りに乗車した乗客に1人1枚乗車記念カードが配布されました。中身の解らないタイプなのですが、今回はC61デザインのカードでした。ここ何回かは、スペシャルカードが出ないのが残念なところです。
 スペシャルカードとは別に旧型客車のラウンジカーのブラインドをデザインしたシールが貼られているウエットテッシュも配れました。
 また、普段は子供限定に配布されるサンバイザーとペーパークラフトはラウンジカーの棚に置かれていて誰でも1種類につき1人1枚貰う事ができました。普段は入手が難しいものも手に入り収穫でした。その他にラウンジ車に乗車記念スタンプが設置されていました。
 横川駅では、SNSに「#ぐんまSL」を入れて投稿した人にA5版クリアファイルを配っていたので貰いました。今回の緑色の入手で3種類全てが揃いました。
  

乗車記念カード
  

記念スタンプ
  

サンバイザー(2種類)
 

ウエットテッシュ
  

ペーパークラフト(C61)
 
 
ペーパークラフト(D51)
 

クリアファイル(表)
 

クリアファイル(裏)
  
 
 高崎駅ホームでは、SLぐんまよこかわ号(SLぐんまみなかみ号)の入線時刻が近づくとホームで記念台紙を配ります。指定席券を見せれば誰でも貰う事ができます。一応は、指定席券ホルダーとスタンプ台帳を兼ねているのですが、スタンプ台帳となるスペースにも切込みがあるので、車内で貰った乗車記念カードを入れて保存するのも記念になるかと思います。(往復乗車なら指定席券2枚とか)
 

記念台紙(表側)
  

記念台紙(裏側)
  

記念台紙使用例