快速:EL YOGISHAよこかわ号  高崎-横川
2019年 12月21日(土)乗車_ 

 乗車について
 冬の臨時列車で今冬も、信越本線(高崎支社)でSLの夜間運転が行われる事になりました。今年は、電気機関車が牽引するため列車名は変わり「EL YOGISHAよこかわ号」「SL YOGISHAよこかわ号」の列車名で運転されます。客車も、旧型客車がリニューアル工事中のため12系客車での運転となります。
 旧型客車のリニューアル工事が終わると、12系客車の出番も減ることが予想されるので乗れるときに乗りました。夕暮れ時から日没にかけての12系客車の旅は中々体験できないので貴重なひと時となりました。
  
 しなの鉄道経由で長野から高崎へ
 仕事を終えて須坂駅から8500系T6編成使用の長野行で長野へ移動します。長野駅到着後は、しなの鉄道で軽井沢へ移動となりますが、次の上り列車は上田行・・・。という事で、久しぶりにナカジマ会館の天ぷらそばを昼食に食べます。その後は、ホームへ移動して小諸行の到着を待ちます。やってきた折り返し小諸行の車両は115系S3編成湘南色でした。ナカジマ会館の“そば”に115系湘南色と昔にタイムスリップしたような感じで車内へ。車内は、しなの鉄道リニューアルのままで特に変化はありませんでしたが・・・。
 長野を定刻に発車した小諸行は、途中の篠ノ井で乗客の入れ替えが大きかったものの篠ノ井を出て「しなの鉄道」に入ると降車エリアに入ったのか乗客は降りる一方です、戸倉から先はワンマン運転に変わり上田へ。上田で乗客が乗ってはきたものの大屋・田中でほとんど降りてしまい小諸に到着する事にはガラガラになりました。
 小諸から軽井沢行に乗換ます。こちらは、普通の「しなの鉄道色」115系3両です。小諸-軽井沢は、混雑しているイメージがありますが今日は空いていてゆったりと乗車できます。途中、浅間山もしっかりと見る事ができました。
 
 軽井沢からは、JRバスで横川へ移動します。少し時間がありますので駅前をブラブラと・・・。今日も、外国人の人々で駅も町も結構な賑わいでした。発車15分前ぐらいからバス停並び発車5分前にバスが到着。前払いで運賃を払い車内へ。今日は、時間帯のせいか15人程度と空いていて快適に碓氷峠を越えて群馬県側の横川駅を目指します。碓氷峠を下る途中に2ヶ所ほど工事で片側交互通行の場所がありましたが、時間に余裕があるのか横川駅には計ったかのように定刻に到着しました。
 横川からは、再び信越本線の列車に乗り換えて高崎を目指します。211系6両編成(3両×2本)ですので車内はガラガラです。本当にこの時間帯に6両編成は必要かと思ったのですが・・・。先頭まで行くとトイレ横の進行方向に向かうボックス席の片割れ部分が空いていたのでそこに席をとります。トイレの横ですが、短距離なのでトイレを使う人も少ないだろうと気にせず座ります。
 横川を出た列車は、ガラガラのまま高崎を目指して進みます。西松井田を出てしばらくすると警笛と共に非常制動が掛かり車内は停電しました。車内放送で線路内に人が立ち入っているとの事で、先頭車両に乗っていたので運転台後ろまで見に行きましたが、既に何処かへ行ってしまったようで人影はありませんでした。その後、安全確認を行い9分遅れで運転を再開。事故にならずに幸いでした。列車は、遅れて松井田に到着。ホームには大勢の人が待っていて座席も半分くらい埋まります。さらに磯部・安中からの乗車も多く、ほとんどの座席が埋まり6両編成で運転される理由が解りました。最後の停車駅となる北高崎でも大勢の学生を乗せて列車は高崎駅に8分遅れて到着しました。
 

長野電鉄(須坂10:36-長野11:03)
 

しなの鉄道(長野11:42-小諸12:45)
 

小諸駅で乗り換え
 

しなの鉄道(小諸13:05-軽井沢13:29)
 

JRバス関東(軽井沢14:15-横川14:49)
 

普通(横川15:10-高崎15:41(遅れ15:48)
 

長野を出発
 

軽井沢に到着
 

碓氷峠はバス移動
 

横川から再び列車

唯一のクロス部分を確保

高崎に到着

 EL YOGISHAよこかわ号乗車記【高崎16:08-横川17:10】
 9分程遅れて到着した信越本線横川からの普通列車で高崎に到着すると、すでにEF64 1001が先頭のEL YOGISHAよこかわ号が入線していました。横川からは、モバイルSuicaで乗っているので急いで改札を往復してEL YOGISHAよこかわ号の撮影を行います。標準色に戻ったEF64 1001が牽引する12系客車は、かっての上越線の臨時急行を思い出させる組み合わせで懐かしい限りです。
 昨年は、入線から発車まで数分で慌ただしかったですが、今年は時間に余裕がありゆったりと撮影できます。時間的に余裕があると混乱も少なく皆平和に撮影でき、家族連れは早々に暖かい客車に乗車して発車をまつなど、昨年とは正反対の平和な高崎駅のひと時となりました。
 発車の時刻も近づき、私も久しぶりの12系高崎車の車内へ。車内は、SL牽引の列車ではないので空席が多いです。EF64 1001に牽引されたEL YOGISHAよこかわ号は、高崎駅を定刻に発車します。まだ日没には時間が少しあるため車窓も楽しめます。列車は、上越線と分かれて信越線を進みます。時刻は夕暮れ時となっていますが、沿線もまだ撮影できるのか結構な人出です。列車は、烏川を渡り群馬八幡駅を通過してマイペースで進みます。しばらく12系客車からの夕暮れ時の車窓を楽しんでいると碓氷川を越えて東邦亜鉛の工場が見えてきて安中駅に停車します。安中駅では停車時間があるので、スマホのワイド広角を利用して東邦亜鉛の工場とEF64 1001を合わせて撮影するなどして過ごしました。安中を出ると、指定券を確認してトレーディングカードが配布されました。車窓も暗くなり夜汽車の雰囲気が出てきました。列車は暗闇の中を進み磯部駅に停車します。磯部を出ると列車は闇夜の中をゆっくりとそして確実に進みます。雰囲気は懐かしい12系客車の夜行列車です。残念ながら4号車でしたので聞こえませんでしたが、5号車ならEF64 1001のブロワ―音が聞こえて雰囲気満点だったかと思います。EL YOGISHAよこかわ号は横川に定刻に到着しました。
 横川駅では歓迎太鼓の演奏が行われています。列車は、25分で折り返しSL YOGISHAよこかわ号となります。短い間ですが撮影のためC61 20の方へ移動します。
 
 ※SL YOGISHAよこかわ号の乗車記へ続く_ 
  

高崎駅発車案内
 

高崎駅停車中
 

ヘッドマーク
 

後部にはC61 20が連結
 

本日はEF64 1001が牽引
 

クリスマスの横断幕とEL YOGISHAよこかわ号
 

方向幕
 

安中に停車
 

横川に到着
 

横川に到着したEL YOGISHAよこかわ号
 

12系との連結部
 

211系との並び
 

高崎を発車
 

12系車内
 

烏川を渡ります
 

碓氷川を渡ります

安中停車中

磯部に停車
 
 指定席券・記念品
  EL YOGISHAよこかわ号の指定券は、「えきねっと」で事前予約して確保しました。ただ、受け取ってみると窓側は窓側なのですが、進行方向とは反対側の席でしたので座席位置変更をしました。SLが先頭の列車ではないので、進行方向の窓側にもすぐに空席を見つけることができました。このまま指定券を変更すると、「乗変」の表示やら赤インクで原券の情報が印刷されてしまうので、無駄かと思いましたが、前の指定券は払い戻しして買い直しました。
 昨年は、クリスマスも兼ねて記念カードが配られましたが、今年はSLトレーディングカードの配布のみに留まりました。 

トレーディングカードの袋

EL YOGISHAよこかわ号指定券

トレーディングカード