七尾線観光列車 |
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特急:花嫁のれん3号・4号 |
金沢−和倉温泉 |
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2019年 11月 3日(日)乗車_ |
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乗車について |
2015年から運転を開始した特急花嫁のれん号ですが、北陸に行く用事が無く豪華な内装と車両デザインの話は聞くものの乗車する機会はありませんでした。運転開始以来ずっと気になっていたのですが、SL北びわこ号から北陸回りで長野へ帰る際に金沢へ途中下車すれば午後の1往復に乗れることが解り迷わず乗車を決意しました。 |
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特急花嫁のれん3号乗車記(金沢14:15−和倉温泉15:32) |
特急しらさぎ53号で金沢駅に到着して七尾線ホームの4番線へ移動。金沢からは寄り道して特急花嫁のれん号に乗車します。列車名の通り4番線ホームの入口に暖簾が掛けれています。暖簾をくぐると特急花嫁のれん号のホームに続いています。噂通りの絢爛豪華なデザインのキハ48形が2両停車しています。
写真撮影も2両だとすぐに終わり車内へ。乗ってすぐに金沢金箔のデッキ部分に圧倒されます。指定された2号車の座席は4人掛けのボックス席です。1人用の座席が良かったのですが、「えきねっと」では空きが無かったようです。幸いなのが3人グループでは無く皆個人客だった事でしょうか。座席は独立しているので隣の人は気になりません。発車前に2両とも室内を見て回ります。
金沢駅を定刻に発車した特急花嫁のれん3号は、まずはIRいしかわ鉄道を走り津幡へ向かいます。北陸本線が経営分離されて初めてのIRいしかわ鉄道の乗車です。とは言えJR北陸本線時代とあまり変わりませんが・・・。列車は、金沢総合車両所を通過して東へ進みます。列車は、金沢市街から住宅街へ入り電化された区間を進みます。車内では、沿線の観光協会の方々と地元の高校生が列車の名の由来や沿線の観光案内をしています。今乗車している特急花嫁のれん3号の軽食(スイーツセット)を予約してあるので、アテンダントに予約券を金沢駅停車中に渡しておいたのですが、森本駅付近通過中にスイーツセットを持ってきてくれました。2号車では半分くらいの乗客がスイーツセットを申し込んだようです。ただ、私のボックスでスイーツセットを注文したのは私だけで何だか気まずい感じがします。(スイーツセットの内容は別記事にしてあります。)
特急花嫁のれん3号は、津幡からJR七尾線に入ります。私はまだスイーツセットを味わっている最中。世界的に活躍するパティシエ辻口博啓氏のオリジナルのアプリコは値段の価値に値する美味しさでした。これは注文して大正解でした。周囲の視線を感じながらの食事でしたが・・・。列車は、七尾線に入り住宅地を抜けて能瀬駅付近から田園地帯を走ります。食事が終わるとアテンダントが焼き菓子の詰め合わせを持ってきてくれます。こちらは、お土産として持ち帰りができるように袋も持ってきてくれました。こちらはお土産に持ち帰りします。列車は、遠く宝達山を見ながら能登半島を進みます。途中の羽昨駅で能登かがり火号と交換して山裾に沿って進み七尾へ。七尾では3割くらいの乗客が下車しました。七尾を出て能登湾(海)が見えるかと期待しましたが日本海を見ることなく御祓川を渡り終着の和倉温泉に到着します。ほとんどの観光客は、旅館の迎えのバスに吸い込まれてゆきます。絢爛豪華な特急花嫁のれん号の往路の旅が終わりました。
特急花嫁のれん号は、和倉温泉ホームの都合で10分ほどで七尾へ回送されました。
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始発の金沢駅
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金沢駅発車案内
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暖簾をくぐって4番線へ
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特急花嫁のれん3号で和倉温泉へ
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特急花嫁のれん号の座席
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和倉温泉に到着
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和倉温泉にて
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能登鉄道の普通列車との並び
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金沢駅停車中
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金沢駅を発車
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IRいしかわ鉄道を進みます
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津幡から七尾線へ
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宝達山を見ながら和倉温泉へ
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山間部を進みます
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羽昨駅で能登かがり火号と交換 |
七尾駅に到着 |
御祓川を渡り和倉温泉へ |
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和倉温泉にて |
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和倉温泉では、58分ほどの折り返し時間がありました。特急花嫁のれん号は、ホームの都合で七尾へ回送され撮影はできません。
和倉温泉で58分時間を潰せと言われても不可能ですので、今回は素直に駅の待合室で待つことにしました。和倉温泉まで来て駅の待合室で過ごすのは不本意なのですが、時間が無さすぎるので仕方ありません。今回は、特急花嫁のれん号に乗りに来たと割り切り、観光は次回訪れた際にしたいと思います。 |
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特急花嫁のれん4号乗車記(和倉温泉16:30−金沢17:54) |
和倉温泉駅で時間を潰し発車の15分前から始まった改札を通りホームへ。発車10分前に再び特急花嫁のれん号が姿を現しました。今度は、編成写真を重点的に撮影します。撮影後は、往路と同じ2号車に乗車します。またしても4人ボックス席です。今回は構いませんが・・・。1号車の方は団体客で埋まっています。
和倉温泉の駅員の方々に送られて特急花嫁のれん4号は16時30分定刻に発車しました。もう、外は薄暗く景色はほとんど見えません。次の七尾駅から隣に知人の方が乗ってきて久しぶりにビール片手に談笑。もう車窓も見えませんので近況等を話しながら列車の旅をします。車窓はもう夜景モードでほとんど見えませんが、特急花嫁のれん号は内装が豪華なのであまり気にもなりません。列車は、いつの間にかJR七尾線からIRいしかわ鉄道に入り終点の金沢駅に到着します。
金沢に到着しましたが、気になったのは往路にあった暖簾が無かったことです。出発列車専用で到着列車には暖簾は出さないようです。金沢駅構内で知人の方と分かれて、私は長野へ戻るため北陸新幹線ホームへ向かいます。今度の新幹線はくたか574号の発車までの乗り換え時間は約15分。慌ただしく金沢を発ちました。
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特急花嫁のれん4号で金沢へ
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編成写真を撮影
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和倉温泉にて
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和倉温泉停車中
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帰路も2号車
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金沢に到着
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和倉温泉を発車 |
車窓は薄暗いです |
金沢百万石ビールで一息 |
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車両について |
車両はキハ48形を改造した2両編成で、赤と黒をメインに加賀友禅・輪島塗り・金沢金箔の北陸の工芸品を意識したデザインに1号車と2号車の連結部分には、金沢金箔をイメージさせるデザインが目を引きます。また、列車の前後中央と車体の側面部分には加賀の水引をイメージしたと言われるロゴマークが付いてます。
車内は、1号車が半個室主体の座席配置で北陸の温泉をイメージしています。半個室は8部屋あり主に団体が利用する頻度が高いようです。車両の後部(2号車側)には物販スペースと伝統工芸品の展示コーナーがあります。
2号車は、解放座席で「和と美」をコンセプトに北陸の伝統文化を表現しています。中央部の一人用座席は窓側に向いて設置されてます。その向かい側はイベントスペースのステージと大型モニターがセットされています。その他は、2名用の対面座席(ボックス)と4人用の対面座席(ボックス)になっています。また、妻壁は金沢金箔や輪島塗が再現されている豪華さです。
座席は、一部の個室を除いて共通です。1人用で独立しているので隣を気にする必要が無いのが高ポイントなのですがリクライニングはしません。背もたれが少し垂直になっていて座り続けていると疲れてしまうのが残念です。
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1号車:キハ48 1004
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2号車:キハ48 4
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先頭部デザイン
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2号車イベントスペース部分のデザイン
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2号車車内(解放座席)
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1号車車内(主に半個室)
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座席(リクライニングはしません)
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モニター付きイベントスペース
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金沢金箔装飾
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1号車客室側の桜梅のデザイン
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車内販売カウンター |
伝統工芸品展示 |
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指定席券・スイーツセット・記念品 |
運転開始から4年過ぎた特急花嫁のれん号ですが、3連休の中日も手伝って乗る予定の3号・4号共に満席の日々が続きました。空席照会しても状況は変わらず、食事券の購入期限となる4日前にようやく「えきねっと」で往復ともに△になりました。試に窓側で予約を試みましたが、窓側・通路側の選択はできないようで売り切れると困るので段列指定はせずに座席位置無指定で予約。その足で、びゅうプラザ長野駅へ向かい食事券と特急券を両方購入しました。特急券の方は窓側・通路側の選択ができませんでしたが往復ともに窓側でした。しかも、乗ってみると往復ともに進行方向でした。
車内では、スタンプ台紙を兼ねた乗車記念証が配布されました。 |
特急花嫁のれん3号特急券
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特急花嫁のれん4号特急券
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記念スタンプ
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特急花嫁のれん3号スイーツ(食事)券
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記念乗車証(外側)
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記念乗車証(内側)
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■スイーツセット |
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特急花嫁のれん号では、オプションで軽食が楽しめます。私が乗車した特急花嫁のれん3号はスイーツセット。特急花嫁のれん4号ではほろ酔いセットとなっています。両方楽しむと金銭的に厳しいので、特急花嫁のれん3号のスイーツセットのみ申し込みました。先程も書きましたが、このスイーツセットを楽しむには乗車の4日前までに2000円の食事券を購入する必要があります。JR東日本では、びゅうプラザで食事券を購入できます。その際には、該当の特急花嫁のれん号の特急券を提示又は同時購入する必要があります。
スイーツセットは、初めにコーヒー(又はお茶)とアプリコが運ばれてきます。こちらの飲食がメインとなります。食事が終わると「花嫁のれんアソート」(焼き菓子詰め合わせ)を持ってきてくれます。こちらは、車内で食べるもよし、お土産としても持ち帰りできるように「花嫁のれん」特製のビニール袋も貰えます。最初は、2000円は高いかなと考えましたが、「花嫁のれんアソート」を土産にもらえると考えると妥当な金額ではないかと思います。
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食事券と引換に目印のシートを置きます
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アプリコとコーヒーのセット
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花嫁のれんアソート(焼き菓子詰め合わせ) |
中身(持ち帰り可) |
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