Dの一族北びわこに現る  
快速:SL北びわこ号  米原−木ノ本
2019年 11月 3日(日)乗車_ 

 乗車について
 昨年は、大雨による山陽本線の被災で機関車の回送ができず、京都に修繕のため来ていたC57 1が牽引するSL北びわこ1号に乗車しましたが、今年は念願かなってD51 200が牽引するSL北びわこ号に乗車できました。SL北びわこ号は例年夏季に乗車するのですが、どうしてもD51 200が12系客車を牽引するSL北びわこ号に乗車したかったので秋まで待って乗車しました。
 列車自体は例年とほとんど変わりませんが、念願かなってD51 200が12系客車を牽引するSL北びわこ号に乗れたので特別な感じで米原から木ノ本までの乗車を楽しみました。
  
 SL北びわこ号乗車記(米原10:09−木ノ本10:52)
 SL北びわこ号の始発駅となる米原駅には新幹線こだま号で早めに到着したものの、SL北びわこ1号の入線時刻は例年通り特急しらさぎ号の発車を待って10:02頃・・・・。発車まで30分近くあるのですが、ホーム上は大勢の家族連れがSLの入線を待っています。9時35分頃にEF65 1128に牽引されたD51 200が登場・・・。ホーム上は一気にお祭り騒ぎに突入しました。EF65型電気機関車から切り離されたD51 200はゆっくりと12系客車の方へ移動してゆきます。
 本線上に復活したD51 200はこの瞬間に初めて目にしました。この時は、D51 200の入換のみで列車の入線は特急しらさぎ号が発車した後と盛んに放送が流れています。今日は、3連休の中日という事でホーム上は、金沢行の特急しらさぎ号を待つ客とSL北びわこ1号を待つ客で大混雑しています。そこに、新幹線から特急しらさぎ号に乗り継ぐ乗客が移動してきてホームは大混雑。ピリピリムードで特急しらさぎ号の増結作業が行われ、乗客が乗りこみ特急しらさぎ号が金沢へ。
 特急しらさぎ号が金沢へ発車し少し空きができたホームに、D51 200が牽引するSL北びわこ1号が発車時刻の約7分前に入線してくる慌ただしさです。昨年乗車時と同じように5番ホームの先端は、厳重にバリケードシールで規制されていてあまり機関車に近づけません。昨年も書きましたが、これがなかなか良い判断で機関車に近づけず少し距離を取ることで機関車だけ撮りたい人、家族を入れて撮り人双方が他人を入れずに撮れるので人の流れも速く混雑もなくスムーズに撮影できました。撮影後は車内に入りますが今年は2号車の席で、4人用のボックス席は相席で埋まっています。ただ、2号車はSLからあまり離れていないので撮影後すぐに乗車できたので余裕があり、米原駅に響き渡るD51 200汽笛を聞きながら余裕を持った旅立ちができました今日は、空いているボックスも調整席と思われる部分以外は殆ど無く満席の状態です。そして、車内を見渡せば昨年乗車時と同様に家族連ればかりで鉄道ファン(乗り鉄)はほとんど乗車していません。
 
 米原を出ると東海道本線と分かれて北陸本線を伊吹山を遠くに見ながら琵琶湖に沿って北上します。車内では、沿線のボランティアの方々が沿線の説明を始めました。沿線は、収穫を終えた秋の田園風景が広がり有名なポイントでは北陸本線を走行するD51 200牽引のSL北びわこ号を撮影しようと多数の撮影者で賑わっています。車内では、D51 200SL北びわこ号デビュー記念のお米(150グラム)や観光パンフレットと乗車記念証・オリジナル手ぬぐいの配布が始まりました。この乗車記念証は、JR西日本ではなく沿線協議会からの配布でした。デザインは、ちゃんとD51 200になっていて驚きです。
 列車は、秋の日差しを受けて北陸本線を北上します。田村駅を通過すると、反対側の車窓に琵琶湖が見えてきます。シートモケットが変わった以外はほぼ原形の12系客車のボックスシートに身を委ねてビールを楽しむ。D51の走行音も聞こえてきて最高に贅沢なひと時です。SL北びわこ1号は田村駅を通過すると琵琶湖に沿って進み長浜駅の手前で内陸に進路が変わり見えなくなります。長浜大仏が見えてくると長浜駅に到着しますが、長浜からの乗客はありませんでした。
 長浜を出た車内では、沿線のボランティアの方の見どころ説明が続いています。SL北びわこ1号は、姉川を渡り虎姫に停車。長浜からは各駅に停車してゆきますが、全部の停車駅の停車時間が1分程度と短くなっています。12系客車の上段の窓を空けているので時折D51の走行音も聞こえてきます。虎姫からは再び田園地帯を進みます。撮影の方が多いのは良いのですが場違いなパトカーまでいます。そばの花が綺麗に咲く畑には大勢の撮影の方が集まっていました。河毛駅を出ると撮影ポイントの高時川を渡り高月へ。高月を出ると田園地帯をラストスパート。SL北びわこ1号での最後のひと時D51 200の走りを楽しむと列車は終点の木ノ本駅に到着しました。
 木ノ本駅では、反対ホームは先端までいけないように仕切られていましたが、昨年と違い今年は良い感じで編成写真が撮影できました。。D51 200が原型の12系を牽引している編成写真やD51 200の形式撮影できました。今年も、SL北びわこ号のアンケートに答えると無料でポスターが貰えたのでアンケートに答えて無料で貰いました。そして、ホームに戻り、最後に回送用のEF65型電気機関車の連結を撮影します。テールランプは改造されていますが、原色のEF65が12系客車を牽引するのは非常に懐かしく思えます。
 短いSL北びわこ1号の旅は木ノ本で終了し北陸へ向かう普通列車(近江塩津行)に乗車して木ノ本を後にします。


始発の米原駅
 

発車案内
 

乗車位置案内(2号車)
 

米原駅に入線
 

北陸本線SLの旅
 

木ノ本に到着
 

編成写真も無事に撮影
 

回送用のEF65 1128の連結作業
 

EF65 1128に引かれて米原へ回送
 

EF65の連結が終わる頃にはD51の前も空きました
 

米原駅から12系客車の方へ
 

バックで進みます
 

SL北びわこ号ヘッドマーク(秋)
 

社員の方に送られて発車
 

米原を発車
 

さっそく一息
 

長浜バイオ大学ドーム
 

琵琶湖を見ながらSL列車の旅
 

少し霞んでますが琵琶湖畔を走行
 

長浜新川を通過
  

長浜びわこ大仏
  

姉川を通過
 

姉川橋梁を通過中
 

沿線のそば畑
 

高時川を通過
 

高時川橋梁を通過
 

間もなく終点木ノ本
 

12系の愛称札
 

方向幕は臨時

D51 200の旅は終了

木ノ本に到着
  
 車両について
 牽引する機関車は今年からD51 200に変わりました。C56は昨年の5月に本線からは引退して、昨年夏からはC57 1が牽引を担当しました。昨年は、C57 1牽引のSL北びわこ号に乗車したのでC56→C57→D51と歴代3種類のSL北びわこ号に乗車できた事になりました。客車の方は、シートモケットが変わった以外はほぼ原形の12系客車で、ほぼ原型の12系客車もなかなか貴重かと思います。
 木ノ本からの帰路はEF65形電気機関車に引かれて米原へ回送されますが、テールライトが改造されたとは言え原色のEF65形電気機関車が12系を引くシーンを見られるのも貴重です。
 

D51 200
 

D51 200先頭部

D51 200プレート類
 

貴重な12系客車
 

12系側ヘッドマーク

EF65が12系を引く回送も隠れた人気
  
 指定席券・記念品
 指定券は、5489で1週間7日前の5:30に予約しました。乗れれば御の字と考えていたので、進行方向のA席が確保できた時には驚きました。特に苦労せずともA席が確保できたので、その後の旅程は苦労せずに作成する事ができました。
 記念品の方も、D51 200がSL北びわこ号でデビューした記念なのか、乗車記念証の他に「コシヒカリ」(150グラム)・SL北びわこ手ぬぐい・SL北びわこポスター(こちらはアンケートに答えて観光案内所で引き換え)といろいろ配布されました。
 

SL北びわこ1号指定券
 

D51デビュー記念SL北びわこ号新米(お米)
  

SL北びわこ号手ぬぐい
 

SL北びわこ号手ぬぐい(中身)
  

SL北びわこ号ポスター
(画像の駅掲示とほぼ同じ物)
※改札を出た案内所で配布(要:アンケート回答)
  

SL北びわこ号記念乗車証