SLばんえつ物語号運転開始20周年  
快速:SLばんえつ物語号  新津−会津若松
2019年 8月24日(土)乗車_ 

 乗車について
 C57 180の検査のため今年は7月下旬からの運転となったSLばんえつ物語号も20周年を迎えました。今年は、客車の検査も重なりC57+12系7両のフル編成は乗車した8月24日からとなりましたので、完全復活したこの日を選択して乗車しました。20周年という事でC57に取り付けれたヘッドマークも12系の方向幕(シール)も「SLばんえつ物語20周年」の特製のものでした。
 夏も終盤ですが、まだまだ夏景色の磐越路をSLばんえつ物語に乗して今回は1往復してきました。普段は、上り方向のみの乗車ですので往復乗車したのは初めてかも解りません。
  
 SLばんえつ物語号(上り)乗車記
 上越妙高から特急しらゆき1号に揺られて、今年もSLばんえつ物語号に乗るために新津駅にやってきました。今年は7月下旬からのスタートとなったSLばんえつ物語ですが、客車の検査の都合で先週まで1両少ない6両での運転でした。今日からは、客車7両フル編成での運転となりSLばんえつ物語号が約1年ぶりに完全復活します。今年は、仕事の都合で乗車が延び延びになっていましたが、完全復活する今日の乗車を選択しました。
 SLばんえつ物語号としては、既に何回も運転されているので客車7両編成での完全復活となりますが、出発セレモニー等は特にありません。
 特急しらゆき1号で新津駅に着いた時点で入換を始めていたので、大して待つことなくSLばんえつ物語号は長岡方向からバックで入線してきます。今日は、盆休みが終わり最初の週末のせい大して混雑せず写真撮影も手短に終えて車内へ進みます。
 今年も無事にグリーン車の指定席券が確保できました。ちゃんと、グリーン車の入口でグリーン券と乗車券の確認を受けてから車内へ。今年も1人用のA席が確保できて何よりでした。昨年と違い車端部ではありません。やはり、前に壁があるのと無いのとではかなり違いますね。停車中に開店した売店でビールなど購入て座席に戻り発車を待ちます。
 新津駅は、新潟発時代と同じく10時5分に発車します。新津を出てすぐに信越本線と別れて磐越西線にはいります。今日は、あまり天候には恵まれないようで曇り空です。例年、新津を出てすぐにグリーン車から乗車手帳の配布がはじまりますが、今年は中々配布に来ません。列車は、五泉を出ると山間部に入ります。ここでようやく乗車手帳の配布があり乗車記念スタンプを押そうと4号車の展望車へ行くと長い列が・・・。始発が新津になって集中するのは当たり前ですのでおとなしく列に並びます。待ち時間もさほど長くはなく5分ぐらいでスタンプが押せました。その後、郵便ポストに風景印目当ての葉書を投函します。車窓の方は雨が降ってきました・・・。。しばらく山間部を進むと列車は、桜の花で有名な咲花駅に停車します。今は夏の終わりの時期、桜の木々は緑濃い葉となっており春とは違った光景を見る事ができます。咲花を出ると、雨も上がり曇り空から時折太陽も見る事ができるようになります。阿賀野川を渡り五十島駅で急行色のキハ48が連結された普通列車と交換し三川を経て津川に停車します。ここでC57も乗客も一息つきます。今日は、曇りの天気ですので光線具合は気にせずにそれなりの記念写真が撮れたかと思います。
 
 津川を出るとSLばんえつ物語号は山間部を走ります。途中、日出谷駅に停車します。この駅に停車る度に思い出すのが「とりめし」です。もう「とりめし」の販売はありません。今年は、SLばんえつ物語20周年という事で原点に戻り、「SLばんえつ物語弁当」を購入し「とりめし」を思い出しながら昼食を頂きます。ここ数年は、「オコジョのたからばこ」(弁当)を選択していましたが、今回は20年前に戻り当時から発売していた弁当を・・・。その前に日出谷を出ると「じゃんけん大会」が開催されます。過去、一度も勝ち残りオリジナルストラップを手にすることはありませんでしたが・・・。今回は、2回戦で勝ち残りました。そして、ついにオリジナルストラップを貰いました。今年は、SLばんえつ物語20周年の特製ヘッドマークがデザインされていました。SLばんえつ物語号に上り方向だけですが、運転開始年から毎年乗り続けた甲斐がありました。喜びに浸っているとSLばんえつ物語は山都駅に到着。最後の整備のため停車となります。山都駅を出ると阿賀野川の雄大な景色を堪能できる一ノ戸橋梁を通過します。そしてしばらく進むと磐梯山が悠然と姿を現します。ただ、今日は曇り空で少し霞んで見えるのが残念。磐梯山が見えてくるとSLばんえつ物語号の旅も終盤。喜多方駅では大勢の方が下車しました。そして、磐梯山を見ながら会津盆地を進み塩川駅を出ると終点の会津若松駅に到着します。
 SLばんえつ物語号は、折り返しの準備のため車内点検が終わると引き上げます。


新津駅発車案内
 

新津駅停車中
 

20周年記念マーク
 

方向幕シールも20周年
 

最後部のグリーン車
 

今年もグリーン車に乗車
 

グリーン車内
 

展望室
 

今年も無事に旅が楽しめます
 

五十島で227Dと交換
 

津川駅で少々停車
 

津川駅停車中
 

今回はSLばんえつ物語弁当で昼食
 

山都駅で少々停車
 

こちらも20周年仕様
 

一ノ戸橋梁を通過
 

喜多方でフルーティアふくしま号(回送)を追い越し
 

磐梯山を見ながら会津へラストスパート
  

会津若松に到着
 

会津若松で折り返しです
 

新津を発車
 

夏の磐越西線を進みます
 

早出川を渡ります
  

夏の咲花付近を通過
 

阿賀野川を見ながら会津へ
 

SLばんえつ物語弁当
 

夏の日出谷付近を通過

磐梯山が見えてきて会津へ

塩川で231Dと交換
    
 会津若松での折り返し

会津若松駅で折り返し
 
 会津若松では、1時間50分ほど折り返し時間があります。特にどこか観光するのは不可能ですので、まずは近くの踏切へSLばんえつ物語の入換を見に行きます。これがなかなか迫力があり、踏切の近くでC57と客車を切り離すので大変良い光景を見る事ができました。逆に今までこの光景を見なかったのが勿体ない・・・。
 その後は、駅構内で「そば」を食して軽く昼食にして、その後は家族などへの土産の購入。そして駅構内で撮影。フルーティアふくしま号の回送も入ってきていろいろ撮影できましたので折り返し時間も苦になることも無く快適に過ごせました。
 鶴ヶ城は、ここ10年行ってないので来年は会津若松の観光もしたいところです。

SLばんえつ物語の入換を撮影
 

貴重となるであろう3並び
 

会津鉄道
 

会津鉄道とSLばんえつ物語号
 
   
 SLばんえつ物語号(下り)乗車記
 今年は、久しぶりに下りの「SLばんえつ物語号」にも乗車します。初めてではありませんが、SLばんえつ物語号で磐越西線を往復するのは初めてです。
 帰路となる下りのSLばんえつ物語号は、発車の10分ぐらい前に入線してきます。もう少し早く入線できないものかと思いますが、SLの整備作業の時間を基準に考えるとこの時間になってしまうのでしょうね。先頭のC57を撮影すると発車時刻も迫ります。ただ、帰路もグリーン席を確保したのですぐに乗れます。が、グリーン車に入るのはグリーン券の確認をするので乗車まで時間が掛かります。グリーン車の乗車位置だけホームまで人が並んでいます。グリーン車記念乗車証を貰い車内に入る頃には発車2分前でした。
 
 慌ただしい乗車となりましたが、SLばんえつ物語号は会津若松を15時25分に発車します。帰路となる下りのSLばんえつ物語号ですが、帰路も、グリーン席1人用の座席です。往復同じ景色となるのは残念ですが、1人用席ですので隣を気にせずに快適に旅を楽しめます。列車は、郡山方面の線路と分かれて会津若松方面へ進みます。グリーン車の車内は本当に満席?と思いたくなるほど空席があります。下りの「SLばんえつ物語」には久しぶりに乗車するので車窓も新鮮です。天気は曇りがちで残念ですが、磐梯山を見ながら列車は田園地帯を進み喜多方に到着します。
 普通車の方はホーム上を見てもそれなりに乗車してきたようでしたが、グリーン席も結構乗ってきて空いていた座席は全て埋まりました。喜多方を出ると磐梯山に別れを告げて山間部に入ります。景色は往路とは反対向きとなるので一ノ戸橋梁から見る景色も新鮮に見えます。一ノ戸橋梁を渡ると山都に停車します。上りと違い下りはすぐに発車となります。SLばんえつ物語号は、山間部に再び入り阿賀野川に沿って進みます。7号車の展望室からは牽引するC57 180の力強い走りを間近で見る事ができます。曇り空から時折見える太陽も次第に西日となり水面に反射して美しい光景となります。しばらくは、会津若松で購入したビール片手に列車の旅を・・・。今日は、曇り空で露出が稼げないのか撮影ポイントの人出も少ないです。しばらくSLばんえつ物語の旅を楽しんでいると野沢に停車します。下り列車は野沢で少々止まります。野沢でC57の先頭と1号車の「オコジョ展望車」の両方を撮影します。オコジョ展望車は久しぶりに外観を撮影しました。野沢を出ると、車内で「じゃんけん大会」が始まります。まぁ、甘くは無いようで今回は全て初戦敗退・・・。SLばんえつ物語号は、C57に引かれて再び阿賀野川沿いに列車は進み津川に停車します。
 
 津川では、蝉時雨の中を撮影します。撮影自体はズムーズに進み津川駅ホームで12系客車を眺めていると、時折吹いてくる風は涼しげでもう夏も終わりなのかと思ってしまいます。夏のうちにSLばんえつ物語に乗車できて良かった。津川を出ると再び山間部に入ります。展望室へ移動してしばらくC57 180の顔を眺めたり、最後部のオコジョ展望室から流れゆく景色を見たりと過ごします。とは言え、そんなに長く居られる訳も無く自席へ戻ります。津川を出ると夕暮れ時になります。寄り添う阿賀野川も夕闇で見難くなり山影の辺りは薄暗くなってきます。咲花を出て阿賀野川が離れていくと徐々に車窓も暗くなってきます。日没がかなり早くなりました。五泉を出て田園地帯を走る頃には、夜汽車とまではなりませんが車窓も薄暗くなってきます。車窓右側から信越本線が見えてくると終点新津に到着します。今日は一日、SLばんえつ物語号のグリーン車の旅を楽しめました。
 新津に到着後は、接続の新潟行普通列車に乗り換えて新潟へ向かいます。


会津若松駅発車案内
 

下り始発の会津若松駅
 

会津若松駅停車中
 

帰路もグリーン車
 

帰路の旅も楽しみます
  

帰路は展望車からSLを間近に見られます
 

会津盆地に別れを告げます
 

一ノ戸橋梁を通過
 

オコジョ展望室からの眺め
 

野沢駅で少々停車
 

野沢駅停車中
 

編成後部
 

阿賀野川に沿って北上
 

津川駅で少々停車
 

ENRとの並び
 

津川駅停車中
  

終着の新津
 

新津駅に到着しました
 

会津盆地を北へ
 

磐梯山を見ながら喜多方へ
 

阿賀野川に沿って北へ
 

阿賀野川に沿って進みます
 

夕暮れで景色も見難く・・・
 

阿賀野川と分かれ新津へ
 

 車両について
 SLばんえつ物語は、普通車指定席とグリーン車指定席の他に1号車はオコジョルームとオコジョ展望室。4号車に展望室が連結されています。7両のうち2両がフリースペースで長い旅でも快適に過ごすことができます。
 また、4号車展望室の郵便ポストに投函すると専用の風景印が押されて配達されます。
 

1号車:オコジョルーム・展望車
 

オコジョルーム
 

オコジョ展望室
 

記念撮影ボード

展望室(新津側)
 

展望室(会津若松側)
  

郵便ポスト
 

グリーン展望室(下り:帰路)
 
  
 指定席券・記念品
 今年は、仕事の都合で2回ほど乗車を延期しました。そのため、往復ともに「えきねっと」で空席照会をしまくりキャンセルされた座席を確保しました。当然ながら座席位置無指定でしたので通路側も覚悟していたのですが、幸運なことに往復ともに1人用のA席を確保することができました。
 今回は、往復とも乗車しましたので乗車手帳も上り用・下り用両方のデザインを貰う事ができました。グリーン車乗車証は往復とも同じデザインでした。
 なお、SLばんえつ物語から投函して押される風景印(消印)ですが、5月にクレームではありませんがメールで指摘しましたので良心的な一般な風景印が押される位置に押されていました。
 

SLばんえつ物語号上り指定券
 

SLばんえつ物語下り指定券
 

グリーン車乗車証(表)※上下同じ
 

SLばんえつ物語号ポストの風景印

グリーン車乗車証(裏)※上下同じ
  

じゃんけん大会の景品ストラップ
  

SLばんえつ物語乗車手帳(往路:上り)
  

SLばんえつ物語乗車手帳(復路:下り)
  

内側は上下同じです
  

運転開始当初から毎年上り列車に乗車して集めた乗車手帳