信越線開業130周年記念イベント  
団体:なつかしの189系メモリアル号  長野−軽井沢
2018年 10月20日(土)乗車_ 

 乗車について
 信越線開業130周年を記念して189系N102編成が、3週連続で「しなの鉄道」(旧信越本線)へ入線します。最後となる本日は、「なつかしの189系メモリアル号」として長野−軽井沢を団体列車で1往復しました。この列車は、JR線内は「団体」表示でしたが、しなの鉄道線内は「あさま」表示での運転となりました。停車駅も、篠ノ井・戸倉・上田・小諸と絞られましたので、特急あさま号のリバイバル運転に近い形での運転となりました。
 2018年、平成最後の秋に「あさま」幕を出して紅葉がきれいな浅間山の麓を走る189系に乗車できた事は大変良い思い出になりました。
 
 なつかしの189系メモリアル号乗車記(長野9:41−軽井沢11:02)
 本日は、団体列車なつかしの189系メモリアル号に乗車します。今日の乗車で3週連続189系N102編成に乗車することができます。と言う事で長野駅へ。発車案内は、「信越線開業130周年記念号」となっています。なんか、10月13日の表示をそのまま流用しているようで大変残念でした。文字数の問題があったとしても「189系メモリアル号」ぐらいは表示ができたかと思いますが。
 さて、ホームへ行くと今日は出発式などの式典が無いためか、10月13日は7番線へ着発線変更の運転手続きを取った2535Mも所定通り5番線に到着します。こうなると、これから乗車する「なつかしの189系メモリアル号」の入線時刻は聞くまでもなく決まったようなもので、試運転(試9920M・試9952M)と同じ9:36前後の入線時刻となります。2535Mが長野総合車両センターの到着線に入ってから、189系が長野総合車両センターの出発線から出るため仕方ありません。長野駅で撮影できる時間は長くはありません。待つことしばし、ようやく市役所前の踏切から189系が姿を現しました。この時点で「団体」表示が確定となりました。入信で一旦停止の後に、ゆっくりと189系N102編成が5番線に入線してきます。もう、発車まで5分ぐらいですので急いで撮影して指定された号車へ。席について荷物を整理することには、もう長野駅を発車する時刻でした。9:42定刻に長野を発車した「なつかしの189系メモリアル号」は軽井沢を目指します。長野発車が3分早ければ往年の特急あさま10号と同時刻でしたが、キ列車でホームに据え付けてから発車まで数分しかありません。特急あさま10号も直江津発で長野は1分(1分45秒)停車でしたので、今回の長野からの出発の慌ただしさも、なつかしの旅の一つにしておきましょう。列車は、朝の長野を出発して信越本線を快調に進みます。犀川橋梁を渡り川中島を通過して篠ノ井へ。本日の「なつかしの189系メモリアル号」の停車駅は、篠ノ井・戸倉・上田・小諸ですので特急あさま号に近い停車駅となっています。
 
 列車は、篠ノ井駅を発車して篠ノ井線と分かれ「しなの鉄道」を軽井沢へ向けて進みます。これで3週連続して189系が「しなの鉄道」へ入線します。列車は、しなの鉄道(旧信越本線)を快調に進みます。私事ですが、2018年に旧信越本線(しなの鉄道)を走る189系の車内で、学生時代に読んでいたライトノベルの新刊が読めるとは思いませんでした。。今日(現在)は、車内販売はありませんので完全な再現はできませんが、コーヒーとサンドイッチを食べながら特急券・乗車券をしおり代わりに文庫を読む学生時代の特急あさま号の旅が甦った感じです。学生時代は、こんな感じで長野から上野まで2時間47分(平均)の特急あさま号の旅をしていました。列車が屋代付近に近づくころに、別の号車に乗っている知人から幕が回っているとの一報が。車窓から建物のガラスに反射する列車を見ると、はっきりは解りませんが「団体」の2文字ではないことは明らかです。列車は、千曲駅を通過して戸倉駅に停車します。戸倉では、5分停車するのでホームへ行くと「あさま・軽井沢」に幕が変わっています。この編成は、横幕とヘッドマークが連動しているので、方向幕で「あさま」となっているとヘッドマークは・・・。ちゃんと「あさま」になっていました。ホームは、もう祭り状態で先頭部は大混雑しています。ヘッドマークと方向幕に「L」が無いとか言われますが、普段は幕回し程度でしか見られない「あさま」の幕を固定で出してもらえるだけでもありがたいです。戸倉を出ると、トンネルを通過して169系が保存されている坂城を通過し上田へ向かいます。離れていた北陸新幹線の高架が近づくと上田に到着します。上田では4分程停車はしますが、先頭部はホーム屋根の影が入るなど条件が芳しくないのでホームをウロウロして過ごします。
 
 上田を出た、なつかしの189系メモリアル号は小諸へ向けて進みます。天気は回復してきましたが、山々は雲で見えません。列車は、秋の田園風景の中を進みます。このあたりから撮影地も増えてきて撮影に来られている方も増えてきます。車窓には、浅間山が見えてくる頃合いですが、残念ながら雲に隠れているようです。車窓が市街地に変わってくると列車は小諸に到着します。小諸では9分程停車となります。反対ホームからも撮影できるので、先頭部は大混雑です。ただ、ガラケー撮影者以外は入れ替わりが多いのでスムーズに撮影ができました。平成最後の秋に旧信越本線の小諸駅で189系N102編成の編成写真を「あさま」幕固定状態で撮影できる重要さは違います。篠ノ井線の駅で幕回しを狙うのとは比較になりません。「あさま」は、信越本線・しなの鉄道線(旧信越本線)で撮影するからこそ価値があると思います。小諸での9分停車はあっと言う間に終わり「なつかしの189系メモリアル号」は、再び軽井沢を目指して進みます。小諸からしばらくは小海線に沿って進みます。小海線の乙女駅を出ると小海線は右にカーブして離れて行きます。車窓も、市街地から田園風景に代わり平原を通過します。このあたりから撮影地が続くので撮影する方々を多く見るようになります。御代田の手前で浅間山が車窓からよく見えるポイントがありますが、本日はあいにく浅間山は雲の中で見る事はできません。御代田駅を通過して列車は信濃追分へ。今日は浅間山が見えないのと、189系が「あさま」マークで走行しているので、列車を中心に撮影している方が多いようです。信濃追分を出ると車窓には赤く色づいた木々が多くなります。中軽井沢を出ると国道18号線と並行して市街地に入ります。北陸新幹線と並行すると終点の軽井沢に到着となります。
 

長野駅発車案内
 

長野駅停車中
 

表示は「団体」
 

戸倉駅停車中
 

しなの鉄道線内は「あさま」表示
 

方向幕は「あさま・軽井沢」
 

上田駅停車中
 

小諸駅で少々停車
 

小諸駅に停車
 

小諸駅にて
 

軽井沢に到着
 

先頭はホーム端ギリギリ
 

長野駅を発車
 

犀川橋梁を通過
 

学生時代の「あさま」の旅を再現
 

千曲川橋梁を通過
 

千曲付近を走行中
 

戸倉を出ました
 

車内で一杯・・・
 

小諸手前の浅間山
 

間もなく小諸に到着
 

浅間山は見えず・・・

軽井沢付近は紅葉が見ごろです

軽井沢にて
   
 軽井沢で189系入換撮影

軽井沢駅での入換
 
 軽井沢駅に到着した189系N102編成は、「あさま」表示のまま軽井沢駅の2番から3番へ入換を行いました。列車は、小諸側へ移動するので、以前から目につけていた場所へ移動して入換の様子を撮影しました。
 この場所なら良いだろうと言う予想は的中して紅葉と189系N102編成「あさま」表示を乗り鉄のながら何とか走行を撮影できました。
 入換終了後は、別の場所から189系N102編成を撮影します。軽井沢駅構内の横川側にある車止めが、おそらく永久に繋がることは無いであろう近くて遠い横川への鉄路を閉ざしていました。
   
 189系N102編成の軽井沢駅入換の動画はこちら

軽井沢での入換(広角)
   
 軽井沢での昼食

まずはモンブランソフトを
 
 189系N102編成を一通り撮影後は、ご一緒した方々で軽井沢駅構内の桜井甘精堂でモンブランソフトを食べて休憩。旧軽井沢駅舎に移転したこの店舗に入るのは初めてでした。店内は、「ろくもん」で使用されているような洒落た椅子が並んでいて雰囲気が良かったです。
 
 休憩後は、軽井沢駅から少し歩いて「腸詰屋」へ。こちらで先ほどの方々と昼食をとなります。この店は、ソーセージとハムの専門店ですので、昼食も「ソーセージセット」を注文。あと、ビールも。時間に余裕がありますので、久しぶりに会話を楽しみつつゆっくりとしたランチを食べることができました。ハムとソーセージも美味しかったのですが、同時に出てきたパンも結構美味しくお勧めです。

本日は、腸詰屋で昼食

昼食はソーセージとビール
  
 なつかしの189系メモリアル号乗車記(軽井沢14:52−長野16:11)
 軽井沢から再び189系「なつかしの189系メモリアル号」で長野へ戻ります。あの時期の計画変更以来、いろいろ噂が絶えない189系N102編成ですので、今回が最後の軽井沢入線になる可能性もあります。最後の軽井沢入線を撮影した後は189系の幕回しが行われました。「快速妙高・直江津」など懐かしい表示を見る事ができました。幕回しが終わると、そろそろ発車時刻となるので乗車します。
 
 189N102編成「なつかしの189系メモリアル号」は、115系S3編成湘南色に見送られて秋の西日射す軽井沢駅を14:52に発車します。あと軽井沢の発車が3分遅ければ、往年の特急あさま19号と同じ時間に軽井沢を発車となるのですが、そこまでは他の列車の兼ね合いで無理なのでしょね。列車は、しばらくは紅葉とともに国道18号線と並行して進みます。列車が、中軽井沢の手前まで来ると多少雲が掛かってはいますが浅間山が山頂まで見えています。最後の最後で、189系電車から再び浅間山を山頂まで見る事ができました。時間帯から学生時代の帰路に使っていた特急あさま19号に近い時間でしたので懐かしさと感激もひとしおです。列車は、中軽井沢を通過して御代田付近で再び雄大な浅間山の姿を見る事ができました。浅間山の麓を走る189系の姿は今日が最後の可能性もあるので、189系車内から浅間山を見るのも最後になるかも解りません。列車は、田園地帯を進み小諸に到着します。小諸では停車時間があるので撮影をしますが、あまり条件は良くありません。
 小諸を出ると西日も強くなってきます。車内は、いつしかのんびりした雰囲気になります。車窓も浅間山が見えなくなり代わりに菅平の山々が見えるようになってきます。なつかしの189系メモリアル号は、小諸から上田までノンストップで進みます。上田駅でも僅かな停車がありましたが、写真撮影もそこそこに発車メロディーが・・・。流れる発車メロディーの「Cielo Estrellado」は、189系あさま号が主に上野駅の発車ホームに使用していた16番線の発車メロディーでしたので、「あさま」幕の189系を見ながらこのメロディーを聞くことができるとは嬉しい限りです。ただ、乗り遅れると困るので6号車から乗車しましたが。
 
 上田を出てしばらくすると、北陸新幹線の高架と分かれて戸倉方面へ進みます。懐かしい169系電車が保存されている坂城駅を通過して列車は戸倉駅へ。戸倉駅では、停車時間がありますので撮影にホームへ。「あさま」表示は、しなの鉄道区間(篠ノ井−軽井沢)のみと往路でも説明がありました。この列車は、屋代に停車しませんので、「あさま」表示の189系は戸倉駅で見納めです。しっかりと「あさま」幕の189系を目に焼き付けます。「L」の表示こそありませんが、「あさま」表示の189系N102編成に乗車できたことに感謝して・・・。
 戸倉を出ると、屋代を通過して千曲川橋梁を渡ります。再び北陸新幹線の高架と並行して篠ノ井線が近づくと篠ノ井駅に停車します。篠ノ井駅は、すでにJR東日本の区間に入っているので「団体」表示になっています。「あさま」幕の夢から現実に引き戻されたような感じです。篠ノ井駅でも停車時間はありましたが、撮影にホームに出る人も少なく車内とホームものんびりとしています。西日に染まる篠ノ井駅を出ると長野は目前です。川中島駅を通過して犀川橋梁を渡り列車は長野を目指します。安茂里を通過して裾花川橋梁を渡ると長野駅の構内へ。
 長野駅構内では、入換中の383系「しなの」号が出迎えてくれました。さらに北陸新幹線を「かがやき540号」は発車するなど189系の旅を締めくくる賑やかなすれ違いが展開されました。
 189N102編成「なつかしの189系メモリアル号」は、16:11に長野駅2番線に到着しました。信越線開業130周年を記念して3週にわたり、浅間山の麓を走り軽井沢まで入線した189系の祭りも終わりました。日も短くなった秋の夕暮れ時、少し寂しい感じもしながら、平成最後の秋に再び189系N102編成で「あさま」幕を見る事が出来た事に感謝しつつ長野駅を後にしました。
 

軽井沢駅2番線に入線
 

軽井沢駅にて
 

先頭はホーム端
 

小諸に停車
 

小諸駅にて
 

跨線橋から
 

上田駅停車中
 

「あさま」ヘッドマーク
 

戸倉で少々停車
 

戸倉駅停車中
 

方向幕は「あさま・長野」
 

篠ノ井に停車。幕は「団体」
 

長野に到着
 

大役を終えて長総へ
 

軽井沢を発車
 

中軽井沢付近の浅間山
 

御代田付近の浅間山
 

小諸を発車
 

西上田付近を通過
 

後半は良い天気でした
 

169系見て坂城を通過
 

戸倉にて
 

「釜めし」が配布されました
 

千曲川橋梁を通過
 

犀川橋梁を通過
 

189系の旅もあと僅か
 

裾花川橋梁を通過

383系の入換

かがやき540号とすれ違い長野へ

 今回の記念品
 今回は、びゅう旅行商品で発売されたので記念品などの配布がありました。信越線開業130周年記念号の時に配布され期待された乗車証の配布はありませんでした。
 配布された記念品は、前回の「信越線開業130周年記念号」と同じクリアファイルとマグネットクリップ。ポケットテッシュボックス。記念プレートでした。この他に昼食の代わりとして、「峠の釜めし」「お茶」が配布されました。
 記念プレートは、歴代の特急あさま号がデザインされ、テッシュボックスは189系がデザインされていて大変素晴らしい記念が配布されました。
 なお、「びゅう」の参加バッチはオレンジが軽井沢フリーで、緑が軽井沢からのバス旅行の参加者用に分けられていました。

参加用バッチ
 

本日の配布品
 

記念プレート(表)
 

記念プレート(裏)
 

ティッシュボックス(小さいです)
 

ティッシュボックス(底)
 

クリアファイル

案内書