「平成最後の夏」東京発下り最終  
快速:ムーンライトながら号  東京−大垣
2018年 8月18日(土)乗車_ 

 乗車について
 今年も、快速ムーンライトながら号に乗車する機会がありました。昨年は東京駅8番線からの発車でしたが、今年はおなじみの10番線に戻りました。ただ、入線は発車の5分前と相変わらず慌ただしい旅立ちとなりました。
 乗車日は、夏の臨時列車として運転される東京駅発下りの最終日、奇しくも平成最後の夏に運転される最後の東京発下り列車の乗車となりました。
  
 ムーンライトながら号乗車記
 東京駅23時、週末の土曜日なので空いているかと思いきや夏休み中も手伝って人の動きはかなり多いです。そんな東京駅の10番線は長距離旅行をする人々が列を列を作って列車を待っています。23:02発の平塚行普通列車が発車するといよいよ185系を使用する快速ムーンライトながら号が入線します。それまでは、短距離客がメインだった10番線側も大きな荷物を持った旅行客が多くみられ長距離列車の発車ホームに僅か数分で雰囲気が一変します。今日は、夏の臨時列車としては快速ムーンライトながら号の運転最終日。ホームの端には撮影に訪れるファンの方も大勢見受けられます。
 東京駅10番線に踊り子ストライプの185系が入線する光景もいつまで見られるのか・・・。先日も、185系8両が廃車のため長野総合車両センターへ廃車回送され185系の活躍もそう長くはないだろうと実感する今日この頃、これから185系でJR東海の大垣駅まで東海道本線を夜行列車として運転される185系に乗車するのは貴重な機会になるかと思います。
 快速ムーンライトながら号の東京駅での入線から発車までは5分30秒。品川側から入線なので運転士の方は移動せねばなりません。発車の2分前でライトが点灯してそれを撮影した乗客が一斉に乗車のためホームを移動します。私は、9号車なので延々と移動せねばなりません。ホームでは発車メロディーが鳴り響く中を7号車付近を移動中、。そろそろ発車メロディーが鳴りやむか危ないなと感じた8号車後のドアから乗車。隣の車両が9号車なので車内移動はほぼありません。9号車に入り荷物を棚に上げた瞬間に列車は東京駅を発車しました。
 
 平成最後の夏、臨時快速ムーンライトながら号の旅は慌ただしく始まります。列車は、新橋を通過して車内放送が終わるころに品川に到着。品川からの乗車はやはり少なめです。品川では、山手線に遅延が発生していて接続待ちで数分停車となりました。品川を出ると本格的に東海道本線夜行快速の旅が始まります。車内改札が終わると夜食の準備を。今日は、ほぼ一日中列車に乗り続けたので最初のビールの旨いこと・・・。つまみ用として購入した弁当も広げて車内で一人寂しく「おひとりさま」宴会という感じでしょうか。列車の方はMT54モーターを唸らせて快調に進んでいます。途中横浜からの乗車が多くここで隣に人が来ました。横浜を出ると、貨物線を走る貨物列車に追い越されることもありましたが、深夜の東海道本線を快調に進みます。関東側での最後の停車駅となる小田原では大勢の乗客が乗って車内は数席を残してほぼ満席となります。小田原を出ると沼津まで停車しません。途中の熱海で運転停車して、JR東日本からJR東海の乗務員に交代となります。
 ちょっと一寝入りしたら列車は浜松まであと10分ぐらい。ここで寝ると浜松を通り過ぎてしまう危険があるため寝ずに過ごします。浜松では29分停車するのでホームに出ます。昨年までとは違い通過する貨物列車に気を付けて撮影するようにと駅構内に放送が流れ駅員の方も出てきて監視しています。浜松では、夜のホームに停車中の185系を撮影して夏の世のひと時を過ごします。貨物列車数本に抜かれて、快速ムーンライトながら号は浜松を発車します。再び寝て起きると名古屋の手前。横を並行する東海道新幹線では確認車が走行しているのが見えます。ほどなくして名古屋に到着。隣の方も含めて大勢の方が下車して車内も空席が出てきました。
 名古屋からは、夜明けの中京地帯を進みます。すれ違う列車はまだ貨物列車の方が多いです。車窓も夜明け直後の薄暗さからだんだんとオレンジ色の朝日に染まってきて明るくなります。岐阜を出ると西岐阜を通過して列車名の由来となった長良川を通過します。続いて穂積を通過して揖斐川を渡ると樽見鉄道が近づいてきて終点の大垣に到着となります。大垣駅では、予定通り列車を1本遅らせて米原へ向かうのでゆっくりと終着駅の余韻に浸り大垣車両区へ入区する185系を見送り、平成の夏最後の夜行列車の旅が終わりました。
 
 新元号となる来年の夏もこのような旅ができること期待しています。
 

始発の東京駅
 

東京駅発車案内
 

東京駅停車中
 

方向幕
 

浜松駅停車中
 

浜松駅にて
 

反対ホームからも撮影
 

大垣駅に到着
 

311系電車との並び
 

大垣車両区へ入区
  

夜の東京駅から出発
 

東京駅に入線

浜松駅にて
  
 
夜が明けた岐阜付近を走行
 

長良川を渡り
 

揖斐川を渡ると大垣へ
  

・車内での夜食
 ムーンライトながら号に限らず夜行列車には夜食はつきものと、乗車の際は大抵は用意しています。ムーンライトながら号乗車時は、19時台に東京駅に到着して弁当類を購入してロッカーに荷物ごと預けて入浴休憩となるのですが、今年は東京駅(在来線側)の弁当売り場の数が少なく、ほとんど売り切れ状態でした。特にアニメとタイアップしている「チキン弁当」はどこにも見当たりませんでした。という事で、八重洲(JR東海側)の売店でチキン弁当に似た「チキンライス弁当」を購入しました。チキン弁当よりお値段は高めですが内容は豪華でした。
 あとは、乗車前に冷えたアルコールを購入すれば車内での楽しいひと時の準備も無事に終わります。来年もこの時間が過ごせることを願っています・・・。

夜食はチキンライス弁当

チキンライス弁当中身
  
 指定席券・記念品

ムーンライトながら号指定席券
 今回は、7月に予定していた遠征が台風で延期とした振替となるので、ひたすら「えきねっと」と睨めっこして何とか指定席券を確保しました。やはり、夏臨下り運転最終日という事で空席は中々出ませんでした。
 私は、浜松駅の停車時間で撮影を予定していたので通路側希望でしたので、ほんの一瞬△になったと同時に座席位置を指定せずに確保しました。結果的に希望通り通路側席となっいたので大満足でした。