初期に戻り新津発2018年ファーストラン  
快速:SLばんえつ物語号  新津−会津若松
2018年 3月31日(土)乗車_ 


 今年も春の恒例行事となっているSLばんえつ物語号に乗車してきました。今年は、2001年以来の新津駅発着に変わりました。これは新潟駅高架化のためで、SLばんえつ物語号に乗車できる時間が短くなり残念ですが、運転開始当初の運転区間に戻りました。
 各地では桜の便りも聞こえて来ていますが、磐越西線沿線では少し先になりそうです。
  
T.初期に戻り新津から会津若松へ磐越西線SLの旅
 今年もSLばんえつ物語号に乗るために新津駅にやってきました。今年から新潟駅高架化の影響でSLばんえつ物語号は新津駅発着になります。去年までは、始発駅の新潟から乗ろうとすると上越新幹線(長岡−新潟)の利用が必須でしたが、今年からは上越妙高で特急しらゆき1号に乗車すれば始発の新津から乗れるので楽になりました。その反面、SLばんえつ物語号の乗車時間が減るのは残念です。
 今日は2018年の運転初日で出発セレモニーもあります。SLばんえつ物語号は長岡方向からバックで入線してくるので編成写真は撮れません。列車が入線して数分で先頭部から追い出されます。9:20に入線して10:05の発車まで出発セレモニーって何やるんですかね。乗客のほとんどは乗り鉄ではなく普通の家族連れなのだから入線から10分ぐらいは撮影させても良いのにね。肝心な乗客が蚊帳の外で普段は鉄道なんて無関心の名士の話など聞くだけ時間の無駄なので早々に車内へ。
 今年も無事にグリーン車の指定席券が確保できました。ちゃんと、グリーン車の入口でグリーン券と乗車券の確認を受けてから車内へ。指定席券の受取時に解っていたのですが、指定された席番は壁の前の最前列です。まぁ、人気のあるグリーン車で座席位置を選ぶ余裕はありませんが、今年は座席位置には恵まれませんでした。まぁ、前の席のリクライニング分は広く使えそうですが。停車中に開店した売店でビールなど購入て座席に戻り発車を待ちます。
 新津駅は、新潟発時代と同じく10時5分に発車します。新津を出てすぐに信越本線と別れて磐越西線にはいります。今日は、SLばんえつ物語号2018年ファーストランに相応しい天候です。新津を出てすぐに乗車手帳の配布がはじまります。その後、会津若松市から「起き上がり小法師」が配布されました。列車は、五泉を出ると山間部に入ります。そろそろ乗車記念スタンプを押そうと4号車の展望車へ行くと長い列が・・・。始発が新津になって集中するのは当たり前ですのでおとなしく列に並びます。待ち時間もさほど長くはなく5分ぐらいでスタンプが押せました。その後、郵便ポストの横の台をみると袋に入った会津の観光パンフが山積みに・・・。自由に持ち帰れるようですが、これは各座席まで配りに来てほしかったです。昨年までなら配布していたかと思います。SLばんえつ物語号は、運転開始以来サービス水準の高い数少ない列車ですのでこの点は残念でした。しばらく進むと列車は、桜の花で有名な咲花駅に停車します。各地で桜の便りが聞こえていますが、咲花の桜はもう少し先になりそうです。咲花を出ると阿賀野川を渡り三川を経て津川に停車します。ここでC57も乗客も一息つきます。今日は、青空が広がる絶好の天気ですので素晴らしい記念写真が撮れたかと思います。
 津川を出るとSLばんえつ物語号は山間部を走ります。途中、日出谷駅に停車します。この駅に停車る度に思い出すのが「とりめし」です。あの炒り卵と甘い鶏そぼろが妙にマッチした美味しさ。そしてデザートのパイナップル・・・。SLばんえつ物語号の上り列車乗車に拘った一つでした。そんな事を思い出しながら昼食を頂きます。ここ数年は、「オコジョのたからばこ」(弁当)を選択しています。昼食を食べ終わる頃にSLばんえつ物語号は山都駅に到着。最後の整備のため停車となります。山都駅を出ると阿賀野川の雄大な景色を堪能できる一ノ戸橋梁を通過します。そしてしばらく進むと青空に磐梯山が悠然と姿を現します。今日の乗車は大当たりです。磐梯山が見えてくるとSLばんえつ物語号の旅も終盤。喜多方駅では大勢の方が下車しました。そして、磐梯山を見ながら会津盆地を進み塩川駅を出ると終点の会津若松駅に到着します。会津若松駅もSLばんえつ物語号のファーストランを太鼓演奏と地酒・ジュースでもてなして頂きました。
 SLばんえつ物語号は、折り返しの準備のため車内点検が終わると引き上げます。また、来年もSLばんえつ物語号に乗ろうと思いながら、郡山行の快速に乗り継ぐため1番ホームへ移動しました。そういえば、もう久しく会津若松から郡山のSL列車の運転もしていませんね。
    

今年から新津駅始発に戻りました
  

新津駅4番線に入線
   

サボも新津発になりました
 

方向幕はシールのまま
  

新津駅発車前
   
 
津川駅で少々停車
   

ヘッドマークは昨年と同様
  

山都駅にて少々停車
  

会津若松に到着
 

到着後、数分で引上ます
 

新津駅での入換
 

発車案内
 

本日は出発セレモニー
 

1号車:オコジョルーム
 

記念撮影ボード
 

4号車展望車
  

郵便ポストも健在
 

今年もグリーン車に乗車
  

グリーン車内
 

展望室
 

春の磐越路を会津へ
 

毎年の楽しみ
 

早出川を渡ります
 

咲花の桜はまだ先
 

阿賀野川を渡ります
 

津川で少々停車
 

こちらも恒例の昼食
 

山都で少々停車
 

最後部展望車
 

間もなく山都を発車
 

一ノ戸橋梁を通過
   

磐梯山が見えてきます
 

会津盆地をラストスパート
 

会津若松の歓迎太鼓
  
 
U.指定席券・記念品
   今年もSLばんえつ物語号はグリーン車に乗車しました。「えきねっと」で1ヶ月7日前の5時30分に予約して何とか確保できました。今回は、SLばんえつ物語号に乗り続けて初めてその年の運転開始日(ファーストラン)に乗車するので心配でしたが、無事に窓側の座席で安心しました。
 また、運転区間が新津駅発着になったので車内ポストの消印が新潟中央郵便局から新津郵便局の消印に変わりました。同時に自宅に配達されてくるまで1日多くかかりました。
 その他、グリーン車記念乗車証や乗車手帳は例年通り配布されています。

グリーン車乗車証
 

グリーン券
 
 
グリーン車乗車証裏
 

乗車手帳(表)
 

乗車手帳(裏)
 
V.快速SLリレー号
 今回は乗車する機会はありませんでしたが、SLばんえつ物語号が新津駅発になったのに合わせて快速SLリレー号も上り列車のみ復活しました。下りは、E129系の普通列車で代用。
 片道ながら久しぶりの運転で期待された使用車両ですが通常のE129系電車です。1999年から2001年までは、165系(ムーンライト編成)や485系が使用されていましたが、それらの車両は今は無く129系の使用になりました。あわよくば、E653系(7両か4両のどちらか)を使用するかと思ってもいましたが、昔のように快適な車両でSLへリレーとはいかないようですね。

SLリレー号

SLリレー号表示