しなの鉄道開業20周年イベント
11月5日は「115系電車の日」
 
快速:115フェスタ号          長野-黒姫
2017年 11月 5日(日)乗車_ 



 しなの鉄道開業20周年記念イベントの一環として、11月5日は「115系電車の日」と題し115系S3編成(湘南色)とS16編成(山スカ色)を連結した「115系フェスタ号」が、長野~黒姫と黒姫~豊野で各1往復運転されました。また、北しなの線の三才・豊野・牟礼・黒姫の各駅ではイベントも開催され大勢の方で賑わいました。
 本日は、長野から黒姫まで「115フェスタ」に乗車して、古間駅付近で移動し「115フェスタ」(豊野往復)を撮影して、黒姫へ戻り「115フェスタ」で長野へ戻りました。短い区間の乗り鉄となりましたが、115フェスタ号を「乗る・撮る」両方を楽しむことができました。
  
Ⅰ.長野→黒姫【115フェスタ号 長野9:38-黒姫10:42】
 長野駅5番線に115系S3編成(湘南色)+S16編成(山スカ色)の「115フェスタ号」が9:28定刻に到着しました。実は、この編成は、朝の霜取り(回8694M~回8793M)に使用され、小諸から快速しなのサンライズ号・1626Mと使用され朝の一仕事を終えて回9627Mで長野駅へやってきました。ここからは本番です。
 長野駅に到着してドアが開くと一気に座席は埋まりました。今日は、子供用の北しなの線フリー切符が無料で配布されますので家族連れの乗車が多いです。
 長野駅を定刻に発車した「115系フェスタ」は、黒姫を目指して北しなの線を進みます。115系6連で長野駅から豊野方面へ旅立つのは信越本線時代以来です。乗ってしまえば115系と言われればそれまでですが、気分的に何処か懐かしさを感じます。往路の黒姫行は、山スカ色の115系S16編成に乗車します。車内は、満席とはなりませんがほとんどの席が埋まっている大盛況ぶりです。
 列車は、長野総合車両センターの脇を通過して北長野に到着します。ここからの乗車も多く席が埋まります。北長野を出ると市街地を進み三才へ。三才を出るとリンゴ畑と田園地帯が広がり撮影する方も一気に増えます。光線的にあまり良くない場所も大勢の方が鈴なりで撮影してます。「とよの」の看板が見えてくると列車は豊野に到着します。
 豊野を出ると飯山線と並走してしばらくすると分岐します。その先のカーブも大勢の方が撮影しています。列車は、山々が色づき始めた山間部を進みます。撮れそうな場所にはもれなく誰か誰か撮影していて、115系湘南色+山スカ色の注目度の高さが解ります。
 列車は牟礼駅で29分ほど停車となります。牟礼駅名物の「天狗」は残念ながら撤去されていました。牟礼では、様々なイベントが行われていて、編成撮影の時間と合わせると少し物足りなさも感じました。それだけ充実していました。牟礼を出ると鳥居川に沿って進みます。ここまで来ると沿線ン木々も多くが色づています。トンネルを抜けて戸草付近には大勢の方が撮影のためこの列車を待ち構えていました。車内からも歓声が上がったほどです。戸草を過ぎて古間駅に停車します。折り返しの「115フェスタ」の撮影のためか、この駅で下車するファンの方も結構いました。古間を過ぎて最初のカーブ付近もすごい人出でした。車窓左側の黒姫山は残念ながら全ては見えませんでした。そして、黒姫山が見えるポイントへ・・・。もうキャパ以上の人出で大混雑していました。ただ、列車の進行方向だと反対側になるので目につきにくかったのか歓声も無くそのまま通過。そして、115フェスタ号は終点の黒姫駅2番線に到着しました。
 

長野駅発車案内
 

長野駅停車中
 

長野駅にて
 

ヘッドマークは小型でした
 

「黒姫」の方向幕
 

牟礼に到着
 

牟礼駅にて
 

牟礼駅停車中
 

115系S16編成とS3編成連結部
 

黒姫に到着
 

326M(S7編成)との並び
 

黒姫駅ホーム上の歌碑とS3編成
 

長野駅を発車
 

長野総合車両センター(工場)
 

長野総合車両センター(基地)
 

三才駅を発車
 

豊野築堤を通過
 

間もなく豊野
 

豊野駅停車中
 

飯山線と分岐
 

鳥居川に沿って北上
 

牟礼ではヤギ駅長を見に・・・
 

ヤギ駅長
 

間もなく終点黒姫
 
 
Ⅱ.黒姫にて

転車台
 
 黒姫駅に到着後は、駅前のイベントコーナーで焼き鳥を食べたり転車台を敷地外から見たりして時間を過ごします。
 その後は、普通列車で古間へ移動して豊野行の「115系フェスタ号」(9328M)を狙います。列車がこれから行く撮影地を通過する際には、すでにすごい人出となっていました。キャパは広いので大丈夫かと思いますが、列車が古間駅に到着したと同時に撮影地へ急ぎます。
 何とか場所も確保でき�て、「115フェスタ号」豊野往復(9328M/9331M)を無事に撮影できました。北しなの線を115系湘南色+山スカ色が走行するシーンも撮影できて大満足です。撮影後は、再び古間から普通列車で黒姫駅へ戻ります。帰りは、115系初代長野色の編成でした。
 

保線車両と115系S16編成

除雪車展示


豊野へ向かう「115フェスタ」(9328M:黒姫-古間)
  

黒姫へ向かう「115フェスタ」(9331M:古間-黒姫)
  
 
Ⅲ.黒姫→長野【115フェスタ号 黒姫15:22-長野16:10】
 黒姫からは、長野行の「115」フェスタ号に乗車します。往路は湘南色の115系S3編成に乗車しましたので、帰路は山スカ色の115系S16編成に乗車します。座席は程よく埋まってますが、往路の長野発よりは空いています。
 黒姫駅を出た115フェスタ号は、長野を目指して西日差す北しなの線を進みます。光線具合は良くありませんが、黒姫山バックのポイントにはまだ大勢の方が撮影していました。光線具合の良い古間駅手前は大勢の方が撮影されていました。こんな人出は信越本線時代末期以来ではないでしょうか。
 古間を過ぎて列車は鳥居川に沿って南下します。下り坂なのか帰りの方が早く感じます。途中の牟礼で115系初代長野色の115系S7編成(337M)と交換します。何か1990年代初頭に戻った感じで非常に懐かしく感じました。牟礼を出て西日に染まる中野・小布施・須坂の町並みが車窓に見えてきます。時代は変わり運営会社が変わっても115系からこの景色を見ると長野に戻ってきたと実感します。飯山線と並走する直前のカーブもすごい人出でした。列車は、飯山線と並走して豊野駅に到着します。豊野駅では少々停車します。
 豊野を出ると長野へラストスパートです。豊野からは一般の方の乗車も目立ってきます。三才駅も同じで当然やってきた臨時列車に乗って良いものかと躊躇している方を何名か見かけました。三才を過ぎて長野電鉄の下を交差で通過して北長野へ。ここでも若干の乗車がありました。北長野を出ると長野総合車両センターの脇を通過して終点の長野に到着します。
 115系S3編成+115系S16編成。最も期待された併結がようやく実現した夢のような1日は終わりました。16:26に大役を終えた115系S3編成+S16編成は戸倉へ向けて回送されました。
  

115系S7編成(331M)との並び
 

115系S7編成(332M)との並び
 

幕回しもありました「ワンマン田中」
 

こちらは「ワンマン直江津」
 

黒姫駅停車中
 

黒姫駅にて
 

「長野」の方向幕
 

なかなか湘南色が目立ちません・・・・
 

S16編成には「20周年」の愛称板
 

牟礼で115系S7編成(337M)と交換
 

豊野駅に到着
 

豊野駅で少々停車
 

長野駅に到着
 

長野にて
 

西日差す黒姫を発車
 

お立ち台付近を通過
 

古間付近を通過
 
 
牟礼で337Mと交換
 
豊野にて
 
豊野築堤を通過
   
Ⅳ.乗車券・記念品

牟礼駅配布分
 
 しなの鉄道のホームページでも案内されていた通り、115フェスタ号の長野~黒姫間で運転された1往復の列車については、車内で「乗車記念証」が配布されました。
 また、本日の「115フェスタ」運転伴い記念乗車券も「長野→黒姫」「黒姫→長野」の片道づつ販売されました。
 その他に、北しなの線の北長野・三才・豊野・牟礼・古間・黒姫の各駅でミッション(主にクイズ)をこなすと、115系カードがもらえました。すべて集めることも可能でしたが、湘南色+山スカ色の走行も撮りたかったので集めたのは3枚にとどまりました。
 ―その他駅のデザイン(未入手)―
 北長野:長野色/三才:湘南色/豊野:ろくもん
  
  

古間駅配布分
 

黒姫駅配布分
 

記念乗車券(長野→黒姫)
 

記念乗車証(下り)
 

記念乗車券(黒姫→長野)

記念乗車券(上り)