信州ディスティネーションキャンペーン  
快速:レトロ中央線号  松本−(辰野)−富士見
2017年 9月24日(日)乗車_ 

 
 信州ディスティネーションキャンペーンも終盤となり、昨日の「レトロ大糸線」に引き続き中央本線の松本から富士見まで「レトロ中央線」が運転されました。旧型客車に揺られて、秋の田園風景や諏訪湖などの車窓を見ながら初秋の信州を旅することができました。
 今年は、昨年の「旧型客車かもしか号」と違い富士見から上諏訪の区間運転が客扱いから回送に変わり乗車することができなくなり残念でした。

T.特急しなの6号で松本へ


特急しなの6号(長野9:00−松本9:49)
 
 今日も昨日に引き続き、朝のうちは仕事でしたので長野駅の到着は昨日と同じくらいになりました。今日は、結構乗る人が多いのか各乗車口とも数人の列ができています。
 昨日と同様に、8時48分頃に383系しなの6号が入線してきます。今日は、ホームに並んでいた客で一気に席が埋まり、接続列車が到着するときにはすでにほぼ満席状態でした。長野を出る時点で、自由席のデッキは何人かの立客がいます。
 列車は、姨捨からの善光寺平を望みながら篠ノ井線を快調に飛ばして走行したものの、昨日と同様に行き違い列車遅れの関係で2分ほど遅れて松本に到着しました。
 松本駅ではかなりの人が下車したようで、こんなに乗っていたのかと驚くほどホームからの階段は人で混みあいました。
 
U.レトロ中央線号(上り) 松本10:12−富士見12:26
 特急しなの6号を松本で降りると、ちょうど4番線に快速レトロ中央線号が入線してくるところです。3番線のE351系が引き上げた後でゆっくりと撮影します。今回は先頭が塩尻側となるので編成写真も撮影できます。撮影を終えて車内へ入ります。昨日の「レトロ大糸線」と同じ4号車の指定です。進行方向の窓側ですが左側の席ですので諏訪湖などは見ることができません。今年は座席の運が無いようです。
 松本駅を定刻に発車した列車は、篠ノ井線を塩尻へ向けて走行します。今日は絶好の秋晴れで窓を開けてさわやかな風が車内に入ってきます。車内の方は、満席ではありませんが結構埋まっている方です。南松本を過ぎて、車窓に葡萄畑が見えてくると列車は塩尻に停車します。停車時間は9分ですが、編成写真を撮影するには最適な駅ですので、反対ホームは結構混雑しています。撮影後は、喉が渇いたので売店でビールを購入して車内で過ごします。すると、隣の線に485系5000番台「いろどり」が入ってきました。並びを撮影しようと思いましたが発車の時間間際でしたので車内から撮影します。
 塩尻を出ると、塩尻大門で進路を旧線(辰野経由)にとって南下します。列車は単線の山間を進みます。有名ポイントは、大勢の方が撮影に訪れていました。列車は、山間部に入り善知鳥トンネルを通過します。旧客独特の車内照明が楽しめます。その後、車窓に飯田線が見えてくると辰野駅に停車。辰野でも停車時間があるので撮影します。
 辰野駅では、駅名表示と合わせて撮影して時を過ごします。辰野を出ると車内では「乗車証」の配布が始まります。列車は、天竜川にそって岡谷方面へ北上します。中央高速と長野自動車道の岡谷ジャンクションの高架が見えてくると、塩尻で分かれた新線が見えてきて岡谷に到着します。岡谷でも停車時間があるので、撮影して売店でビールを購入。今日は、秋晴れ青空が広がり旧客で飲むビールも一味違います。交換列車遅れの関係で若干遅れて岡谷を出ると、遠く諏訪湖を見ながら高架を走行して下諏訪へ。下諏訪から諏訪湖畔を走り上諏訪に到着します。上諏訪では僅かな停車時間で発車。列車は、諏訪湖畔に別れを告げて茅野へ向かいます。茅野駅は、3番線に8分ほど停車となります。茅野を出ると山間を走行します。夏を思わせるような秋の風もこの辺りまで来ると爽やかに涼しくなります。この列車の終点は富士見ですので、EF64-1053の走行音を楽しむと茅野から15分ほどで到着します。富士見駅では、一旦ホームから出て駅前広場で休憩となります。
 

松本駅発車案内
 

松本駅停車中
 

上り(往路)は、レトロ中央線マーク
 

レトロ中央線サボ
 

始発の松本駅
 

塩尻駅で少々停車
 

塩尻で「いろどり」団臨と隣り合わせ
 

辰野に少々停車
 

辰野駅にて
 

岡谷駅に少々停車
 

下諏訪駅に停車
 

上諏訪駅に停車
 

茅野駅に到着
 

茅野駅で少々停車
 

富士見駅に到着
 

列車は上諏訪へ回送
 

松本駅を発車
 

塩尻駅を出ます
 

列車は旧線へ
 
 
秋の旧線を辰野へ
 
 
旧客でビールを一杯
 
 
秋の田園地帯を岡谷へ
 
 
天竜川に沿って北上
 

新線が近づきます
  

岡谷に到着
  
 
諏訪湖を見ながら上諏訪へ
 
 
木落し坂付近を通過
 
 
富士見に到着
 
 
V.小淵沢へ
 富士見駅では折り返しまで時間がありますので、新しくなった小淵沢駅を見に行きました。富士見から小淵沢まで211系3000番台に揺られて8分ほどで到着。旧駅舎は取り壊されて既に無く改札へも地下道ではなく階段を上って2階へ行きます。改札を出てまずは展望デッキへ。遠く富士山も見ることができました。近くの八ヶ岳は雲で残念・・・。さて、1階の土産物店(売店)で昼食に弁当を購入しようとしましたが、お目当ての「高原野菜とカツの弁当」は売り切れ・・・。
 代わりにカウンターに「白州ハイボール」の文字を発見。これはと早速注文して店内の飲食スペースで一杯飲んでみました。普段は、ハイボールと言えば「角瓶」をソーダで割って飲んでいたので、「白州」をハイボールで飲むなんて贅沢で勿体ないと思いつつ注文して1杯。辛口系のウィスキーですが、ソーダ水で割っても味が薄れず何か贅沢なひと時でした。と言うか、小淵沢駅の土産物店で「白州」のハイボールが賞味できることに驚きです。
 さて、昼食は2階の立ちそば店で久しぶりに「豚バラ軟骨」そばを賞味しました。旧駅舎時代と変わらぬ味にひとまず安心。昼食も済ませて、小淵沢始発の普通列車で富士見駅へ戻ります。
 

普通(富士見12:59−小淵沢13:07)
 

新しい小淵沢駅
 

屋上の展望台から富士山も見えます(トリミング)
 

八ヶ岳は完全に見えず
 

1階の売店で「白州」のハイボールを賞味
 

昼食は「駅そば」(豚バラ軟骨)
 

小海線用の駅名板と211系
 

普通(小淵沢14:09−富士見14:18)
 
 
W.レトロ中央線号(下り) 富士見15:31−松本17:59
 小淵沢駅での昼食を済ませて再び富士見駅に戻ってきました。上諏訪へ行った旧客編成はまだ帰ってきてません。しばらくすると上諏訪から旧客編成が富士見に到着しました。が、すぐには乗車できません。その間に編成写真を中心に撮影します。
 帰路のレトロ中央線号は、3号車のオハ47-2261に乗車します。昨日と合わせて4本目、最後の列車でようやく4号車以外の車両に乗れます。帰路となる列車は、乗車率も往路に比べて低く空席もかなり目立ちます。そんな中、私のボックスは3人です。うち1人は知りあいですので問題ないですが。
 さて、富士見駅を発車した「レトロ中央線」は松本を目指して進みます。日はすっかり西日になり車内に差し込んできます。列車は、EF64-1052先頭で快調に飛ばします。途中の茅野で5分、上諏訪で2分と早いペースで運転して諏訪湖畔を走行して下諏訪へ。下諏訪では、30分ほど停車となります。とりあえず撮影をしてから、別の号車に分かれた知人の方々と談笑して過ごします。下諏訪を出た列車は、高架を走行して岡谷へ。岡谷では4分停車の予定でしたが遅れのためすぐに発車、列車は岡谷から旧線(辰野経由)へ進みます。途中の川岸駅で交換のため運転停車して、その後は天竜川に沿って南下します。市街地と言うか住宅地が増えてくると辰野駅に到着します。停車は5分ですが、ここは駅名板とレトロ中央線を合わせて撮影します。辰野を出ると飯田線と分かれて北上します。日もかなり傾き撮影には厳しい状況になりつつあります。善知鳥トンネルを通過して、眼下に新線を走行する「あずさ30号」見えてくると、列車はだんだんと高度を下げて塩尻大門を通過。ほどなくして塩尻に到着します。塩尻では停車時間が10分ありますので写真撮影をします。ちょうど、ホームのブドウ園のブドウが良い感じにEF64-1052と合わせて撮影できたので、ブドウ園のブドウとEF64-1052を重点的に撮影します。塩尻を出ると、列車は夕闇の篠ノ井線を松本までラストスパート。複線区間を快調に飛ばします。ちょうど、疲れがピークに達したころに終点松本に4分ほど遅れて到着。
 普段なら終着駅の余韻に・・・。となるのですが、今日は7分後ろを走行している特急しなの19号に乗車のため、そのような時間はほとんどありませんでした。

富士見駅で発車待ち
 

始発の富士見駅
 

茅野駅に停車
 

上諏訪駅に停車
 

下諏訪駅で長時間停車
 

岡谷駅を発車
 

辰野駅で少々停車
 

塩尻駅で少々停車
  

ぶどう棚のぶどうも収穫目前
 

松本に到着
 

帰路(下り)は信州DCマーク
 

中央本線を上諏訪へ
 

西日差す沿線・・・
 

岡谷の高架を通過
 

岡谷を発車
 

旧線に入ります
 

天竜川に沿って南下
 

川岸で229Mと交換
 

夕闇迫る中を塩尻へ
 

新線を走る「あずさ30号」

塩尻を発車

松本に到着
 
X.特急しなの19号で長野へ

特急しなの19号(松本18:05−長野18:58)
 
 松本からは、すぐの連絡で特急しなの19号に乗車します。列車は4分遅れでの到着ですが、この前を走っていた私が乗っていた快速レトロ中央線号も4分遅れで松本に着いたので、接続時間は4分後ろへスライドしただけで同じとなりました。本日は、8両編成(6両+2両)ですので、信州特急料金回数券の特例(特急しなの号の指定席の空席利用可能)を使い指定席利用にします。
 普段は、先頭の撮影をしても3号車あたりでまとまった空席があるのですが、今日は結構混んでいて4号車の名古屋側でようやく空席がありました。無事に空席も確保できて後は383系電車に揺られて篠ノ井線を進みます。日暮れも早くなり、車窓も夜景となりほとんど景色も見えません。唯一の見せ場の姨捨からの善光寺平の夜景を楽しみ、松本から約52分で長野駅に到着しました。
 
Y.レトロ中央線号編成
 当たり前ですが、今回運転された「レトロ中央線」「レトロ大糸線」ともに同じ編成が使用されました。高崎から武蔵野線を経由して一度も方向転換せずに来る事ができるので、南小谷から1号車:オハニ36-11+2号車:オハ47-2246+3号車:オハ47-2261+4号車:オハフ42-2234の組成となりました。今回は、3両から4両に増えてオハニ36-11が付いた代わりにスハフ32は連結されませんでした。
 機関車は、南小谷側がEF64-1052が連結され、富士見側がEF64-1053が連結されました。
   

松本側機関車:EF64-1052
 

1号車:オハニ36-11
 

2号車:オハ47-2246
 

3号車:オハ47-2261
 

4号車:オハフ42-2234

富士見側機関車:EF64-1053
   
Z.指定席券・記念品
 指定席券は、昨日の「レトロ大糸線」と同様に「えきねっと」で1ヶ月と7日前の5:30に事前予約しました。昨日と同じく進行方向側の窓側を第一希望に設定し、「どの席でもよい」を第二希望にしました。結果は、往復とも第一希望で無事に確保できました。予約番号は、こちらの方が100番くらい遅く心配したのですが、「レトロ大糸線」よりは競争率が低かったようです。
 乗車記念品は、松本運輸区から「記念乗車証」が配布されました。手作りタイプですが、このようなタイプでも配布していただいただけで感謝です。往復ともデザインは、同じですが、日付を入れる車内改札印は往復で別となりました。
 

上り列車指定席券
 

下り列車指定席券
 

上り列車記念乗車証

下り列車記念乗車証